AC2019採点問題のまとめ(2) ~専門家の見方
では、オータムクラシックの採点問題のまとめの続きです。
前回の記事はこちら
スケカナを前に…AC2019採点問題のまとめ(1)
今回は、テクニカルが回転不足と判定したジャンプを、他の専門家がどう見ていたかを振り返ります。
まず、お馴染みジャッキー・ウォンさん。
ジャッキーさんも後半に刺されたジャンプについては、URとは見ていません。
Yuzuru Hanyu JPN
— Jackie Wong (@rockerskating) September 14, 2019
4Lo(step), 4S(ur?step), 3Lz, 4T, 4T1Eu3S, 3A(hangs on)2T, 3A3T
TES 90.97, PCS 89.70, FS 180.67, TOTAL 279.05 into 1sthttps://t.co/8pT74WR12C #ACI19
辛口のTSLですら、回転不足じゃないと言ってるがな(怒)
TSLで、オータムの羽生くんのジャンプについて話しているところの訳
— Coco (@806coco) September 19, 2019
この後も、二人ともチクチク細かいところの批判はしつつも、デイブはジャンプをまとめて、更にいい演技をすれば、羽生君は今年も来年も勝てると思う、まだできると思う、観客を魅了する方法を生まれ持って知っていると。 pic.twitter.com/tl1cY7LLhb
オリンピックチャンネルでも、最初の2本のジャンプ以降は、「close to flawless ほぼ完璧だった」って書いてある。
— Coco (@806coco) September 14, 2019
Flawless、申し分のないっていう意味だよ… https://t.co/Vom1X3GvoQ
マッシさんもサルコウはともかく、二つのトゥーループは回転不足じゃないと言ってる。
For tech panel, the two quadruple toeloop were under rotated. In my opinion, maybe the quadruple salchow, but not the two 4T.
— Massimiliano Ambesi (@max_ambesi) September 14, 2019
So #YuzuruHanyu is not the first skater to land 4T+euler+3S combination, at least for now.
All this will push him to raise the bar even more.
Stay tuned.. https://t.co/EKZ2iXiSbb
佐野さんも完璧だったと。
「僕はもうとにかく完璧だったなぁというふうに勝手に思ってます」佐野先生🤝 pic.twitter.com/T5cCvvbgqt
— ぴの (@__pino_____) September 16, 2019
3連の4Tを回転不足判定にしたあれ。N杯で織田くんのSPの完璧4Tを回転不足にしたあれ思い出した。ファーストジャンプ完全に回ってるのにセカンドジャンプで向きを変えたことでファーストの回転不足とる感じ。
— Percyパーシィ (@percyskating) September 14, 2019
ガンディさんきたよ。やっぱり回っているとの事。https://t.co/cEt53Lf3Sg
— H-King👑👑 (@aisuruouja1207) September 16, 2019
ハーシュさんも、ステップ評価がエイモズ選手より低いのはおかしいと言ってる。
ジャンプばかり目につくけど、それ以外の評価もおかしかった。
That is nuts. https://t.co/A3tipZmLp5
— Philip Hersh (@olyphil) September 14, 2019
実況も「300点を超えるでしょうか?」って言ってるのね。
たぶんフリーは200点くらいいくと思ってたのよね…。
既出かと思いますが、オータムフリーの英語解説の訳です。
— Coco (@806coco) September 15, 2019
どっちがどっちの解説の人か時々わからなくなってしまうので、とりあえず同じ人の発言かなと思うのを「」でくくりましたが、多少違うかも💦 pic.twitter.com/VBAo4pTez2
私も200いくかいかないかのラインだと思ってた。オータムは元々渋いから。
でも、まさかの低さだった。点数でたときは、目を疑ったわ。
今回のフリーTES90.97、PCS89.70、計180.67。もし回転不足がなかったら4T、4T1Eu3S、3A3Tの基礎点だけで+4.91、GOEはそれぞれ+3.00程度は出ただろうので+8.08としてTES103.96。PCSはシリアスエラールールに抵触しないなら92程度は出ただろうので合計195.96点。このぐらいがイメージ通りの点だと思う。
— 🦋紫の火穂のひと🌹 (@4T1Lo3Seagle) September 15, 2019
この完全に中断した演技と、あのステップアウトを同じ扱いにするのか?
説明:転倒後プログラムの丸ごと一部が欠けた。つまり選手はこの間予定していた繋ぎとコンポジションを行っていない。演技していない。従って明らかな中断であり、プログラム全体のプレゼンテーションとコンポジションにどう影響するかが全コンポーネンツに反映されなくてはならない
— Sienna✨見とけ世界✨ (@verona_pro_sec) September 19, 2019
埼玉ワールドのフリー、結弦くんはネイサンよりPCSは上だったのですよ。
それが、ほぼ同じような出来で、エイモズより下ってありえないでしょ。
#ACI19 Mens FS • PCS+Component Rankings
— SkatingScores (@SkatingScores) September 14, 2019
»🇫🇷#KevinAymoz edges out 🇯🇵#YuzurHanyu in PCS by one tenth of a point.
–––––––
1. 🇫🇷Kevin Aymoz 89.80
2. 🇯🇵Yuzuru Hanyu 89.70
3. 🇨🇦Keegan Messing 83.20
4. 🇰🇷Junhwan Cha 77.90
5. 🇺🇸Camden Pulkinen 74.40https://t.co/vh0iaGw1pK pic.twitter.com/lX1nTGji4F
羽生選手🇯🇵のオリンピック以降のPCSチャート。
— Figure Skating Charts (@bigfanofskating) September 16, 2019
※五角形のバランスを見るために、あえて軸を揃えていません。
2019年オータムクラシックでは、
重大なエラーが複数あった場合に上限が厳しくなるとされていた、パフォーマンス(五角形の右下)、音楽の解釈(左上)が凹み、いびつな形になっている。 pic.twitter.com/IiCC4Ev50g
4Loと4Sは刺さずにくまなくGOEで減点し、刺す必要のない4Tをすべて刺した上で、PCSもエイモズよりも低くつける。パフォーマンスの8.75もあり得ないが、五輪金メダルと同じプログラムの音楽的解釈の8点台の根拠は?これは酷すぎる採点。流石に黙っていられない。 pic.twitter.com/5dkRIzap2F
— エミリ (@emirimiri) September 14, 2019
前半のステップアウトした2本にURをとったのなら、こんな騒ぎにはならなかったでしょう。そこは見逃し、完璧な後半のジャンプを刺した。その方が点数を抑えられると計算したのでしょうが、さすがにこれはまずかった。アメリカも手下のメキシコに「もっとうまくやれ!」と苦々しく思っているかもしれません。シリアルエラールールの適用も強引だった。おかげで後の大会の選手への適用との整合性がとれなくなった。結果、アメリカがあまりにも早く手の内を晒すことになってしまいました。
羽生ファンの怒りはこれにつきると思う。
眠れないからまだ言うけど回転不足のないジャンプを回転不足とされて複数の重大なエラー扱いでPCS下げられたら選手はもう対策のしようがないよね。おまけに確か1度決まった採点は覆らないんでしょフィギュアって。ふざけてるよこんなの。くやしい
— 🏅理想の先を見たいmisa🏅 (@asamisaa0513) September 14, 2019
結弦くんがどんな良い演技をしたとしても、点数操作でどうにでもなる…ということをISUが白状したような試合だった。ISUさん、もう無理にスポーツのふりなんてしないで、はっきり出来レースの興行なんですって認めればいいのに。結弦くんは、イロモノスポーツだと思われていたフィギュアのスポーツとしての格を上げたんだよ。でも、ISUや日本やアメリカのスケ連がよってたかって台無しにしてしまったね。
もう一回くらいこのテーマで記事書けたら書きます。しつこくてすみません。
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タグ : 2019-2020_season
2019/10/23 08:40 | チャレンジャーズシリーズ | COMMENT(4) | TRACKBACK(0) TOP
コメント
興行
みずほさん おはようございます。
バレエ、芝居、ミュージカルなど、長年乏しいお金と時間を工面しながら観てきました。
一時は歌舞伎にも手を広げてみました。
つくづく、お客を集め、魅了し続けることの難しさを感じています。一流の舞台でセンターに立つスターは本当に魅力的で華がありますよね。
アメリカスケート連盟はどうかしています。
どんなスポーツでも業界でもスター無くして興行は成立しません。
しかも見え見えの不正付きときては、興行など無理。
カナダではどうなるのか、注目したいです。
No:11342 2019/10/23 09:02 | monaka #- URL [ 編集 ]
アメリカは自国に勝てそうな選手が出てくると強硬にルールを変更してルールをメチャクチャにします!度重なるルール改悪でフィギュアスケートは全くおもしろくなく感動しない競技になり下がりました。
北京でネイザンに金をとらせるよう全てが仕組まれているようで、もう怒り心頭です🔥💢💢💢
私はフィギュアスケートはオリンピックの種目からはずされてもいいと思ってます。
正しい事を正しい技術で行う美しい演技を認めず、ズルしたインチキな見たくもないない醜いもの(アレとかアレとかアレとか…)を高評価するなんて許せないです💢💢💢
アメリカがプレロテについて突っ込まないのはアリサの4Lzとネイザンの3Aが超プレロテだから!ネイザンの3Aは凄いスキッドして後ろ向きで離氷してます!
全方向高性能カメラやAIだとまるわかりになるから!!!
No:11349 2019/10/23 22:13 | impress #6yt5WpNE URL [ 編集 ]
monaka 様
monakaさん、こんにちは。
>どんなスポーツでも業界でもスター無くして興行は成立しません。
そこがスケ連やISUのズレているところ。スターは人為的に作れると思っているのでしょう。スターは作れない。「羽生結弦」という人を追いかけて、それが本当によくわかりました。
ニースのロミジュリのフィニッシュの瞬間に、カートブラウニングが「スーパースターの誕生だ!」と言った。さすがカート。予言は見事に当たりました。まだシニア二年目の最終Gですらなかった17歳の少年は、そのときからキラキラしたスターオーラを纏って観客の心を鷲掴みにした。生まれながらのスターというのはそういうものです。
ライサに金獲らせてもダメ、メリチャリに金獲らせてもダメ(メリチャリ嫌いじゃないけど、ソチはテサモエが金だったと思ってる)。それでもアメリカは全然学習していないようです。
フィギュアスケート界の最高のスターをリアルタイムで見ることができたのは嬉しいけど、フィギュアスケートの競技としての死も同時に見ているような気がします。
コメント、どうもありがとう♪
No:11350 2019/10/24 00:31 | みずほ #o/PXu/q6 URL [ 編集 ]
impress 様
impressさん、こんにちは。
>アメリカは自国に勝てそうな選手が出てくると強硬にルールを変更してルールをメチャクチャにします
アメリカは採点競技は政治力だと言っているそうです。
平昌五輪で、ショーンホワイトがハーフパイプで優勝し、平野選手が銀メダルでした。でも、平野選手の方がよかったともいわれていますね。国籍が逆だったら、メダルの色も逆になっていたのではないでしょうか。私はスノーボードは詳しくないのでよくわかりませんでしたが、最近のアメリカのやり方をみていると、たぶんそうなんだろうなと思えてきました。
五輪金を一人の選手に独占させたくないという論理もあるのかと思っていましたが、ショーンホワイトには三連覇させていることを思うと、もし結弦くんがアメリカ人だったら全力で三連覇への後押しをしたでしょうね。「羽生に必要なのはアメリカのパスポート」・・・まさしくそのとおりだと思います。
>オリンピックの種目からはずされてもいいと思ってます
私もそう思いますね。冬季五輪の最後に、これまで通りアイスショーしてもらうだけでいいと思います。
>全方向高性能カメラやAI
「導入できない」のではなく「導入したくない」のは明らかなので、今後も期待はできないでしょう。「導入しないなら採点の公平性が保てないので五輪種目から外す」くらいのことをIOCにいってもらいたいものです。
コメント、ありがとうございました♪
No:11354 2019/10/24 09:19 | みずほ #o/PXu/q6 URL [ 編集 ]
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