過ぎた夜のお話 ~「愛はね、」「ぼうや、もっと鏡みて」番外編同人誌~

樋口美沙緒さんの、今年のJガーデンの新刊です。
さいごの夜のお話」に続く、「愛はね、」「ぼうや、もっと鏡みて」の2冊目の番外編同人誌になります。

「兄たちのメランコリー」+「愛のね、」の2部構成。

過ぎた夜のお話   A5版、20ページ。


兄たちのメランコリー : 康平(望の次兄)視点
ドイツにいる康平に、秀一が電話をかけてきました。「望がもうすぐ家を出る」ことを知らせる電話でした。
2年間福岡で修業をし、望は戻ってきたばかり。俊一がその望をもらい受けに、訪ねてきたというのです。

男同士という将来への不安と、娘を嫁にだすような寂しさ・・・兄二人の想いは複雑です。
父も含めて男ばかり4人家族。誰よりも優しい望に、癒され、許され、甘やかされてきた、3人の男達。
二人の、望への深い愛情が感じられました! 望をかっさらっていく俊一への恨み節は仕方がないよね(笑)

「さいごの夜のお話」に収録されていた「明日、弟は家を出ていく」の少し前の話になります。
秀一の口下手で不器用なところが何気に可愛い!と思ってしまいました。
兄二人も、私には受に見えて仕方がない(笑) 秀一と康平のお話も読んでみたいものです。


愛のね、 : 望視点
「ぼうや、もっと鏡みて」に収録されていた「ぼうやの恋人」より前のお話です。
二人が付き合い始めて1年半くらいたった頃になります。

俊一の小説が2度目の映画化になり、望はそのプレミアム試写会にでかけました。
舞台にたつ俊一のカッコ良さに今更ながら見とれる望。でも、こういう場は苦手な俊一には笑顔がありません。
ところが、観客席に望を見つけたとたん、俊一の顔がほころんだのです。
要は、俊一から笑顔を引き出せるのは望だけ!ってことなんですね。

その後、望は、ホテルに部屋をとった俊一と甘い一夜を過ごします。
俊一は望にベタ惚れ。まさしくラブラブラブラブな二人です。お兄さん達の心配は杞憂でしょう(笑)


この二人の話は、樋口さんの作品でも一番好きです。ずっと辛い想いをしてた望なので、幸せな姿を見るとホッとします。望以上に幸せなのは、俊一のような気もしますけどね(笑)

1年に1冊くらいのペースでいいから、番外編でこの二人を書き続けてほしいな~と思います。
そして、できれば、お兄さん編のスピンオフを商業誌でだしていただきたいです♪

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2011/11/15 08:40 | 樋口美沙緒COMMENT(0)TRACKBACK(0)  TOP

さいごの夜のお話 ~「愛はね、」「ぼうや、もっと鏡みて」番外編同人誌~

「さいごの夜のお話」は、樋口美沙緒さんの今年のJガーデンの新刊です。
愛はね、」「ぼうや、もっと鏡みて」の番外編同人誌になります。

さいごの夜のお話   A5版、20ページ。


「明日、弟は出ていく」+「青いムギ」の2部構成。

明日、弟は家を出ていく : 秀一(望の長兄)視点
望が俊一と同棲するために、実家をでていく前夜のお話です。望も俊一も24歳になっています。
母が亡くなった後、望の世話をしてたのは秀一でした。けれども、まだ自身も子供だった秀一にとって、望は可愛い弟である前に、世話のやける足手まといな存在でしかなかったのです。秀一はどこか俊一と似た部分をもつ男でした。望の優しさが、今となっては走馬灯のように思い出され、まるで花嫁の父のような心境の秀一。
冷たい兄という印象のあった秀一だけど、彼なりに望を愛してたのだとわかり、救われた気持ちになりました。

青いムギ : 俊一の担当編集者・井上視点
望・俊一、ともに31歳。俊一が作家デビューして10年。望は3年前から小料理屋を経営しています。
今や売れっ子作家になっている俊一。新しく担当になった井上は、前担当の河合に連れられ、望の店にやってきました。俊一の同性愛関係は、業界では周知の事実。多少の偏見をもっていた井上でしたが、包み込むような望の優しい雰囲気と、俊一と望の仲の良さに、すっかり見方が変わります。

なんと、28歳のときに、二人は結婚して、望は”本山望”になっていました! そして、俊一は望ベッタリです(笑) ”男同士”ということにあれだけ抵抗してた男とも思えません。俊一は、望との関係をオープンにしています。今の俊一は、本当にパーフェクトな旦那様になっていますね。俊一は、望を傷つけていたことを忘れていません。だから、一生かけて望を大事にしたいと思ってるんですね~。望が幸せそうで良かったです♪ 
商業誌の方は、少し甘さ不足だったので、この番外編でかなり糖分補給できました(笑)

樋口さんは、まだこの二人の話は同人誌で書いていきたいそうです。私も、この二人の話はまだまだ読みたいです。「ハッピーエンドの後」の、それも数年後の二人の幸せを見届けると、こちらも幸せな気分になりますね。
そして、望の二人のお兄さん。どちらでもいいので、スピンオフがでないかな~と期待してます♪(笑)

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2011/07/20 07:55 | 樋口美沙緒COMMENT(2)TRACKBACK(0)  TOP

ぼうや、もっと鏡みて (樋口美沙緒)

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愛はね、」の続編です。今回は俊一視点。どうしようもない ドヘタレ 攻でした・・・。

小説 ★★★★☆  挿絵 ★★★★★

【あらすじ】
いつも駄目な男とばかり付き合い、傷ついては縋ってくる幼なじみの望。俊一は、そんな望のことを、愚かでかわいそうなヤツだと思っていた。そして、望の自分への恋情を知りながら、ずっと気づかないふりをし続けてもいた。だが、そんな望がある事件をきっかけに変わり、俊一に頼らなくなった。望の気持ちに応える気はないのに、いざ距離を置かれると苛立ってしまう俊一は、望を傷つけては、その気持ちがまだ自分にあることを確かめずにはいられず…。「愛はね、」から一年。俊一の出した結論は。


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2011/07/04 08:00 | 樋口美沙緒COMMENT(1)TRACKBACK(0)  TOP

他人じゃないけれど (樋口美沙緒)

他人じゃないけれど (キャラ文庫)他人じゃないけれど (キャラ文庫)
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可愛くて切ない、家庭内恋愛ものでした。穂波さんの挿絵もベストマッチ♪

小説 ★★★★☆  挿絵 ★★★★★

【あらすじ】
家だった父を亡くし、父の後輩の久代に引き取られた篤史。少しでも久代さんの役に立ちたい―。仄かな思慕を秘めて家事をこなす篤史に、一人息子の忍は意地悪。五歳年上の義兄は、超モテるのに、なぜか誰とも長続きしない端正な男前。篤史を「もらわれっ子」と揶揄いながら、その眼差しは時折熱っぽい。忍は俺が嫌いなの…?密かな不安を抱える篤史は、ある日久代への恋を忍に知られて―。
 

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2011/05/29 08:00 | 樋口美沙緒COMMENT(2)TRACKBACK(0)  TOP

愛はね、 (樋口美沙緒)

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評価が難しい。ストレスのたまる話だった。
でも面白くないわけじゃない。この作品を好きかどうかは続編まで保留します。

小説 ★★★☆☆  挿絵 ★★★★★

【あらすじ】
予備校生の望は、幼なじみの俊一に片想いをしている。けれど、ノンケの俊一は決して自分を好きにならないと知っている望は、その想いを胸の奥に閉じ込めるしかなかった。他の誰かを好きになろうと、駄目な男と付き合っては泣かされる日々を繰り返す望。一方、そんな望にうんざりしながらも放ってはおけない俊一は、いつも望の世話を焼いてきた。しかし、そんなふたりの関係が変わるときがやってくる。俊一の知人・篠原が、望と付き合いたいと言ってきたのだ。それを後押しする俊一に、抗えず従う望だが…。


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2011/01/16 08:55 | 樋口美沙緒COMMENT(2)TRACKBACK(0)  TOP

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