2016年に読んだBL マイベスト10 

2016年に読んだマイベストBL、遅くなりましたが、毎年恒例なので一応。
これまでは毎年、「コミックス編」「小説編」と分けてベスト10をあげてましたが、とにかく最近読む量が減っていて、別々に分けるほど読んでない(無理に別々にベスト10をだすと、それほど面白くなかった作品まで入れることになる)ので、今回は、コミックス・小説合わせた形でのマイベスト10作品をあげました。順位はつけていません。なお、コミックスは、小説はでタイトルを書いています。

「2016年に読んだ」が基準。必ずしも「2016年発売」ではない。
アンソロジーや雑誌は除外。


以下、マイベスト10です。

<コミックス7作品>

クロネコ彼氏のあふれ方 2、3 : 左京亜也
肌色率の高いシリーズで、毎回不健全図書の指定を心配してるのだけど、完結編(3巻目)はかつてない肌色率で、4割くらいお布団シーンだった。紆余曲折の末、これ以上ない甘いハピエン。大好きなカップルです。

エスケープジャーニー 2 : おげれつたなか 
おげれつさんの作品は、男同士の恋愛のネガティブな部分からも逃げないのでリアリティがある。開き直ればいいのに・・・と思うのは自分が腐女子だからで、当事者には切実な問題なのだろうな。まだ続くので楽しみです。

抱かれたい男1位に脅されています 3 : 桜日梯子
二人の出会い編。帯に「シリーズ累計100万部突破」・・・BLとしてはすごすぎるシリーズ。終始准太視点で、出会いから高人に入れ込んでいったプロセスがよくわかった。高人の男らしいけど雌臭いとこが好き。

リスタート(新装版) : 日高ショーコ
旧装版に大量に加筆修正され、心情面がわかりやすく、話の流れもスムーズになってる。旧版もってる人も買う価値あり。ツンデレ受と、ウザすぎないワンコタイプの年下一途攻で、BLの正しい王道カップルという感じ。

ジャッカス! : スカーレット・べり子
ある偶然から、親友・正之の黒パンストフェチ(美脚に限る)の標的になってしまった啓介。親友から恋人に変わる「灯台もと暗し」パターンだけど、そのきっかけが面白い。脇役も濃くてすごくキャラがたってます。

カラーレシピ 1 : はらだ
手に入れるためなら、誰かを陥れることも、受を多少傷つけることも厭わない、手段を選ばないサイコパス系の攻って、関わりたくないけど、見てる分には面白い・・・というリクの意見に同意(笑) 脇役も個性的。

卒業アルバム 増補版 : 中村明日美子
旧版の「卒業アルバム」やら全サ小冊子やらもっていたので、買うかどうか迷ったけれど、未読の続編を含め1冊にまとめられてることは魅力だったので購入。やはりバラバラにもってるよりいいですね。正解でした。


<小説3作品>

STAY ~DEADLOCK 番外編~、AWAY ~DEADLOCK 番外編~ : 英田サキ
バースデーフェアや全サ小冊子などの番外編を再録した総集編。既読のもあるけど、大好きなシリーズの番外編がまとまったのは嬉しい。やはり、「エス」と並んで「DEADLOCK」は、私の中では不朽の名作です。

おうちのありか ~イエスかノーか半分か3~ : 一穂ミチ
アニメーション作家×局アナシリーズ。潮の生い立ちが明らかに。悪党にさらわれたお姫様(潮)を、颯爽と助けに敵陣(潮の実家)に乗り込んだ王子様(計)がメチャクチャかっこよかった。計の方が政治家に向いてる(笑)

愛しのニコール : 凪良ゆう
田舎町でゲイとして生きるため、演技をし続けた日々。ただひとつの光だった初恋の栄の前で、心の中で泣きながら親友の仮面を被って笑顔で接するニコが愛しい。凪良さんの心理描写はいつもながら脱帽。


以上BLのベスト10ですが、BL以外で印象に残ったのが以下の2作品。

<番外 BL以外>

恋するシロクマ 1、2 : ころも
シロクマとゴマフアザラシの恋と友情物語。本当に強いのは他者へ優しくできる者。「好きになってもらうために好きになったのではない」・・・確かに。でも、シロクマの想いが切ない。ホンワカとシビアな部分が同居してます。

ポーの一族 復刻版 限定BOX : 萩尾望都
子供時代むさぼるように読んだ「ポーの一族」。私にとっては本物の神作品だった。今読んでも全く色褪せた感じがしない。これほど格調高さを感じた少女漫画は、私の中ではこの作品だけ。復刻版ただただ懐かしい。



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2017/01/13 12:20 | いろいろランキングCOMMENT(2)TRACKBACK(0)  TOP

『このBLがやばい! 2017年度版』発売中です!

グランプリファイナルの話題が一段落したところで、BLの話題です。というか、宣伝?(笑)
2017年度版の「このBLがやばい!」が現在発売中です。10周年記念特大号となっています。




<内容紹介>

『このBLがやばい! 』は10周年を迎えることができました。これもひとえにBLを愛する皆様のおかげです。
さて今号は記念特大号! 今年のコミック・小説ベスト20はもちろんのこと、『カラーレシピ』のはらだ先生と『ジャッカス! 』のスカーレット・ベリ子先生への「スペシャルインタビュー&ここでしか読めない描きおろし番外編」、さらには10周年特別企画として「歴代1位漫画家描きおろしマンガ&イラスト」など、内容盛りだくさんでお届けします!!

収録内容:
1.コミック・小説ランキングベスト20
2.キャラクターザベスト
3.スペシャルインタビュー&ここでしか読めない番外編(スカーレット・ベリ子『ジャッカス! 』、はらだ『カラーレシピ』)
4.萌えジャンルで見るBLコミックス
5.独占スペシャルインタビュー:樋口美沙緒
6.コミック・小説オールタイムランキングベスト10
7.10周年特別企画 歴代1位漫画家描き下ろしマンガ&イラスト(志水ゆき『是―ZE―』、中村明日美子『同級生』、腰乃『鮫島くんと笹原くん』、トウテムポール『東京心中』、宝井理人『テンカウント』)  他



BL漫画、BL小説、それぞれマイベスト5とコメントを掲載していただくようになって、今年で5年目。
一部の特集記事や作品紹介など、ライターとしても参加するようになって3年目です。
今年は、以下の記事を書かせていただきました。

<10周年記念特別企画 コミック・小説オールタイムランキングベスト10>
コミック部門1~3位の作品紹介 P84~86
小説部門5位の作品紹介 P96
マイフェイバリットな作家 コミック編と小説編 P90~91

<キャラ ザ ベスト特集>
ツンデレ ザ ベスト P23
脇役 ザ ベスト、輝いた女の子 ザ ベスト P25

<コミック ジャンル別作品紹介>
不出来な悪魔(ビッチ部門) P69
さよなら恋人、またきて友だち(オメガバース部門) P75


あとは、マイベスト5を、コミック編は35ページに、小説編は125ページにのせていただいてます。

詳細なランキング内容については、守秘義務があるので(笑)、かけません。すみません(汗)
私がベストに選んだ5作品のうち、コミック編は3作品、小説編は2作品が、ベスト10に入っていたので、まあまあかなと(←何がまあまあなのかわからないけど)、ちょっと安心したり。

コミックベスト10は、新しい風が入ってきて、それなりに毎年入れ替わってるんだけど、小説部門は、ランキングベスト10に入る作品の作家さんが常連化してる感じがします。よくいえば、ベテランが頑張っている。悪くいえば・・・う~ん(笑) まあ、私の評価も同じなんですけどね。新人さん、頑張れ!(笑)

はらださんや、スカーレットべり子さんのショート漫画やインタビューがあります。志水ゆきさん、中村明日美子さん、腰乃さん、トウテムポールさんん、宝井理人さんなどの人気作家さんも、1ページの描き下ろしイラストを寄稿してくださっています。

ということで・・・書店にお立ち寄りの際は、お時間があれば、立ち読みでもけっこうですので、のぞいてみてくださいませ(笑)


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2016/12/15 11:45 | いろいろランキングCOMMENT(0)TRACKBACK(0)  TOP

2015年に読んだBL マイベスト10 ~コミック編~

2015年に読んだマイベストBL、今回はコミック編です。

「2015年に読んだ」が基準。必ずしも「2015年発売」ではない。
アンソロジーや雑誌は除外。コミックスのみ。


以下、マイベスト10のランキングです。

一位  クロネコ彼氏のあふれ方 1 : 左京亜也
安定の面白さとエロさの大好きなシリーズ。賀神のアメリカ進出話によって、真悟と離れ離れに・・・!?の巻。男同士であるが故の難しさが今回はでてきた感じ? 肌色率の高さも健在。続きがとても気になります。

二位  エスケープジャーニー : おげれつたなか  
友人としてなら上手くいくのに、恋人になると喧嘩ばかり。男同士だから、恋人から先が見えない。自分たちの関係に”名前”がつけられない不安を描いています。いつもながら心理描写が巧みでエロくてクオリティ高い。

三位  BARBARITIES 1 : 鈴木ツタ
遊び人警備隊長と超堅物の司法卿の恋の駆け引き。宮廷ものらしい風紀乱れた人間模様の中で、主人公がオッサンなのに初心で可愛く、清廉さが際立っています。友情以上恋愛未満の二人の恋の行方が楽しみです。

四位  終わらない不幸についての話 : 緒川千世
「誤算のハート」スピンオフ。遊び人・烏童兄の純愛物語。「誤算」での烏童兄の意地悪は、初恋をこじらしたまま大人になり、コンプレックス拗らせまくった挙句のやつ当たりだったと判明。面倒臭いけど可愛い男です。

五位  恋愛ルビの正しいふりかた : おげれつたなか
表題作は同級生再会もので、白鳥になった醜いアヒルの子(攻)が、自分を苛めた同級生(受)に仕返ししようとする話。「ほどける怪物」は「錆びた夜でも恋は囁く」のスピンオフで、DV攻がネコになる好きなパターン。

六位  僕はすべてを知っている 4 : 高久尚子
加賀×金沢編。加賀が自分をどう思ってるのか?とグルグル悩んでる金沢が可愛かった。メインカップルよりこの二人の方が好き。二歩進んで一歩下がって・・・というじれったさもこの二人だとなぜかイライラしません(笑)

七位  坊主と蜘蛛 : ハジ   
人外ものBLファンタジーで物の怪の世界。妖怪たちの世界が絵的にも物語的にもしっかり描けています。エロも、攻が蜘蛛なのでけっこうマニアックですが、絵が上手いのでストレスなく読めます。坊主受というのもいい。

八位  不思議の国のチーフ : 大和名瀬
アシスタントと美少女漫画家が主人公だけど、影の主役はネズミのチーフアシスタントのチーちゃん。チーちゃんありきの作品ですね。とにかくチーちゃんが可愛い。可愛いは正義。エロなしでもほんわか癒されます。

九位  抱かれたい男1位に脅されています 2 : 桜日梯子
まず帯の「35万部突破」にビックリ。35万部・・・それも1巻だけで? BLだよ? うっそー・・・って感じ(笑) 桜日さんの絵の魅力って、女性に例えると、「そんなに美人じゃないけど変な色香があってソソられる」って感じ? 

十位  いじわるなハニートラップ : 上田規代 
ブサ受ものです。受は三白眼っぽいそばかすちゃんで美形じゃないけど、性格やHのときの反応が可愛い。超スペック高いのに、受に異様に執着する攻と、あまり目新しさはないけど、微笑ましい好感のもてるカップル。


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2016/01/06 07:55 | いろいろランキングCOMMENT(0)TRACKBACK(0)  TOP

2015年に読んだBL マイベスト10 ~小説編~

昨年1年間に読んだBLのマイベスト10です。今日は小説編。基準は以下の2点。

「2015年に読んだ」が基準。必ずしも「2015年発売」ではない。
アンソロジーや雑誌は除外。文庫とノベルズのみ。



一位  恋を綴るひと : 杉原理生(挿絵/葛西リカコ)  
BL界のセンシティブ派の本領発揮!という感じの作品だった。杉原さんにしか紡ぎだせない世界観。
繊細な感性が綺麗な文章の糸で織りこまれている。透明感のある、美しいBL作品でした。

二位  華は褥に咲き狂う : 宮緒葵(挿絵/小山田あみ)
政略結婚で嫁いできた姫が実は男・・・というのはBLでは珍しくないが、その妻が攻というところがユニーク。
昼間は楚々とした淑女、閨では野獣(笑) という女装攻。脇役もユニークでとっても楽しい時代ものです。

三位  愛しのいばら姫 : 凪良ゆう(挿絵/湖水きよ)
「365+1」のスピンオフ。美山は可愛い男。いろいろ健気すぎて胸が痛くなるほど、愛おしくなる。
毒舌な女王様の隠れた可愛い部分をわかってくれて、誠実に受け止めてくれる久保田とはとてもお似合い。

四位  「FLESH & BLOOD」シリーズ : 松岡なつき(挿絵/彩)
「アルマダの海戦」、イングランドとスペイン、両方から戦況が細かく描かれている。敗者のスペイン側の資料の少なさを、作者が想像力で補って、臨場感あふれる歴史ファンタジーに仕上げているのはさすが。

五位  青を抱く : 一穂ミチ(挿絵/藤たまき)
フルールの一穂さんは他レーベルより大人っぽく、「言葉の職人」ぶりがなお一層際立つ感じがする。
ちょっと重くて、悲しくて、淡々として、優しい・・・このレーベルでの、一穂さんのそんなテイストが好き。

六位  言ノ葉便り : 砂原糖子(挿絵/三池ろむこ)  
「言ノ葉ノ花」続編。二人のラブラブエピソードに、家族へのカミングアウト問題を乗り越えて、家族にも認めてもらうまでが描かれている。砂原さんが8年間書き続けてきた作品の完全版。感慨深いです。

七位  千夜一矢 二重螺旋10 : 吉原理恵子(挿絵/円陣闇丸)
毎回「話が進まねー」と嘆息していたけれど、10巻目にして一番大きかった風呂敷がついに畳まれた。拍子抜けするほどあっさりと。とはいえ、ドロドロ劇場の新たな種はまかれているので、今後も目が離せません。

八位  神官は王に操を捧ぐ : 吉田珠姫(挿絵/高永ひなこ)
シリーズ第五弾(別に番外編1巻)。相変わらずらごらごは暑苦しく冴紗命で、冴紗は天然さんで可愛い。
微笑ましく読了。吉田さんは斜め方向のトンキワ書くより、このシリーズだけ書いてればいいと思うの(笑)

九位  「しあわせにできる」シリーズ : 谷崎泉(挿絵/陸裕千景子)
長く積んでいたけれど、ようやく全巻読了。楽しいオフィスBLでした。脇役もユニークで役者ぞろい。
変人のパートナーと押しの強すぎる人達に翻弄され、過労死寸前まで仕事してる本田はスーパーマンです(笑)

十位  イエスかノーか半分か : 一穂ミチ(挿絵/竹美家らら)
毒舌でシニカルな内面を、優等生仮面でコテコテにコーティングした二重人格受。ものすごく裏表があるのだけど、ここまで徹底すると一種の美学。この受は、一穂さんのキャラの中でもかなりお気に入り。


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2016/01/05 08:20 | いろいろランキングCOMMENT(2)TRACKBACK(0)  TOP

『このBLがやばい! 2016年度版』発売中です!

ファイナル三連覇祭りの最中ですが、空気読まずに、ちょっとお知らせ・・・というか、宣伝です(笑)
2016年度版の「このBLがやばい!」が絶賛発売中です!



◆今年もでました、日本最強のBLランキングBOOK! ◆

☆今年度の人気作を網羅!  BLコミック&小説ベスト20!

☆スペシャルインタビュー多数掲載!
宝井理人/おげれつたなか/一穂ミチ 映画『どうしても触れたくない』監督 天野千尋
特別対談:「OPERA」編集長×溝口彰子

☆永久保存版! 超人気コミック描きおろし番外編掲載♪
『テンカウント』  『恋愛ルビの正しいふりかた』



BL漫画、BL小説、それぞれマイベスト5とコメントを掲載していただくようになって、今年で4年目。
今年は、以下の作品の紹介文も書いてます。(漫画は、小説は

部長はオネエ(ながべ) P69
好物はいちばん最後に腹の中(蔓沢つた子) P69
坊主と蜘蛛(ハジ) P69
若様隠密帖(内田カヲル) P74
愛人専属エクスタシー(石田要) P75
桜花 咎の契(吸屋フロ) P75
王子の箱庭(緒川千世) P75


言ノ葉便り(砂原糖子) P104
ショートケーキの苺にはさわらないで(凪良ゆう) P105
艶情(岩本薫) P105


BL漫画のマイベスト5は30ページに、BL小説のマイベスト5は106ページにのっています。

余談ですが、締切1週間前に依頼を受け、送ってもらった資料本(10冊)を読んで原稿書いて、それをメールで送る・・・という結構きついスケジュールでした。字数制限はあるし、書くにあたっての決まり事もあるので、ちょっぴりですが、ライターさんの苦労がわかるような気がしました(笑) でも、普段は読まないような作家さんの本も読めたのは新鮮でした。 

書店にお立ち寄りの際は、お時間があれば、立ち読みでもしてみてくださいませ(笑)

では、次回は三連覇祭りに戻る予定です♪


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2015/12/14 08:15 | いろいろランキングCOMMENT(2)TRACKBACK(0)  TOP

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