AJPS会員カメラマンが羽生結弦を語る ~スポーツの鼓動 10人のスーパースター
AJPS MAGAZINEの10人のスーパースターの一人に結弦くんが入っています。
http://www.ajps.jp/wp-content/uploads/2017/05/ajps_magazine_vol34_00.pdf
<10人のスーパースター>
クリスティアーノ・ロナウド 憎まれっ子世にはばかる
羽生結弦 表現力に長けた唯一無二の存在
松山英樹 メジャー制覇を目指す
内村航平 王者が挑む新境地
伊調 馨 理想を追究する天才レスラー
萩野公介 プロスイマーという厳しい道を選択
イチロー 記録にも記憶にも残る才能
ウサイン・ボルト 強さとチャーミングを兼ね備えた絶対王者
錦織 圭 ビッグ4の壁を超えろ
高梨沙羅 W杯53勝でもぬぐえない不安
羽生結弦 表現力に長けた唯一無二の存在
プレゼンテーションスポーツで日本人がこれだけ強いのは珍しい。 しかも、男子で、だ。髙橋大輔も 世界のトップレベルだったが、また違った雰囲気があり、醸し出しているフェロモンが少し違う。手 足が長く、スタイルがいい。スケーティング中も含めて、表情にもグッと引き込まれる。演技終了時は歌舞伎の見得に匹敵する選手の見せ所だが、その瞬間の表情には思わず歓声をあげたくなる。また、 身体が柔らかく動きがしなやかで、たとえばビールマンスピンの美しさには定評があり、女子選手の柔らかさを凌ぐとも言われている。「フィギュアスケートの撮影なんだけど、羽生結弦の一挙手一投足を撮っている感じになる」と 語るカメラマンもいるほどだ。採点(構成点)には動作、身のこなしや振り付け、曲の解釈という部門もあるが、羽生結弦は誰よりも自分を見せる力、いわゆる表現力に長けている。無論、そのベースには高度な技術力が存在していることを忘れてはいけない。(文/飯塚健司)
AJPS会員が語る10の個性 Part1
<座談会に参加した8人の写真家の方々>
杉山茂樹、戸村功臣、岸本勉、木下健二、
佐野美樹、スエイシナオヨシ、藤田孝夫、生島淳
10人のスーパースターについての座談会ですが、結弦くんの部分のみ抜粋します。
圧倒的に高い自己表現力 羽生結弦
生島:日本人が一番苦手とするプレゼンテーションスポーツで、これだけ強いのは珍しい。しかも、男で。
戸村:髙橋大輔のさらに上をいっている感じがする。
佐野:終わったときの表情がすごくて、歌舞伎の見得のように人をひきつける。すごい集中力だと思う。
藤田:男臭いフェロモンだったのが(髙橋)大輔。羽生はまた違う。
岸本:次にこの表情がくるとわかっていても、撮らされてしまう。
藤田:フィギュアスケートの取材なんだけど、いつの間にか羽生の一挙手一投足を撮影している。
杉山:もう、完全にアイドルだね。
生島:そういうのも含めて、プレゼンテーション能力が高い。
戸村:しっかりと「自分」というものを持っている。それが揺らがない。
岸本:手足も長いし、スタイルもいい。見栄えがいいんだ。
スエイシ:身体もすごく柔らかい。
岸本:ビールマンスピンは女子選手よ りも綺麗かもしれない。
佐野:フィギュアスケートは採点競技で、高い得点を出すためには技術力とともに表現力がないといけない。
スエイシ:身のこなしや振り付け、曲の解釈という採点もあるからね。
佐野:技術力だけじゃなくて、そういう部分にも強いからこそ頂点に君臨できているのだと思う。
岸本:もう、敵がいない感じ。羽生の敵は、羽生なのかもしれない。
他の9人について語った座談会も読みましたが、これだけ100%絶賛されてるのは、結弦くん、伊調さん、イチローくらいじゃないかな(実力だけでなく、スター性も含めて)。ボルトでさえ「一度、最後まで全力で走ってほしい」なんて言われてる(笑)
カメラのファインダーを通して、その選手の一挙手一投足を追っているカメラマンさんの言葉は、下手なスポーツライターより的を得ているものが多いように思います。
結弦くんは、「いつ、どの角度から写真をとられても、美しく見えるように意識している」そうです。あの容姿で、そんなモデルなみのプロ意識までもたれたら、そりゃ、いい写真がとれないわけがないし、カメラマンの目が釘付けになるのも当たり前。結弦くんの写真集のようなスケート誌がなぜこんなに売れるのか・・・という理由は、彼が極上の被写体であるということに尽きると思います。
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2017/06/29 09:15 | ゆづ語り(2016-2017) | COMMENT(4) | TRACKBACK(0) TOP