クリケットクラブに続々大物選手が移籍!

ファンタジーオンアイス幕張の鑑賞記の続きを書くつもりでしたが、クリケットへの移籍の話が続々入ってきてますので、そちらを。

米のブラウン、羽生と同門に オーサー氏に師事(20180530 時事通信)

 米国フィギュアスケート協会は29日、2014年ソチ冬季五輪団体銅メダルメンバーで男子のジェーソン・ブラウンが今夏からブライアン・オーサー・コーチに師事すると発表した。カナダのトロントを練習拠点に平昌五輪で2連覇を果たした羽生結弦(ANA)と同門になる。

 女子で平昌五輪銀メダルのエフゲニア・メドベージェワ(ロシア)も、コーチを変更して新たにオーサー氏の指導を仰ぐと今月初旬に発表していた。




メドべ、羽生、ボーヤン、ブラウンのメインコーチになるのかと聞かれ、オーサーは、「ジェイソンはチーム(オーサー、トレイシー、カレン・プレストン、バーケル)が共同で見ることになるだろう」と答えた。

いろんなツイ情報をまとめると、今年の全米後に、ジェイソンサイドがオーサーに接触して、クリケット入りをお願いしたみたいです。オーサーは余裕があるか考えたいといったん保留。ジェイソンは、SOIの途中でクリケットに来てトライアウトに臨んだ結果、クリケットにとてもしっくりなじんだと。彼のエネルギッシュな面がリンクの皆にもプラスになると判断されたようです。特にトレイシーがジェイソンを気に入ったらしい(笑)


インターナショナルフィギュアスケーティングのフェイスブックに、ボーヤンのこんな記事が。



China's Boyang Jin will join Brian Orser and Tracy Wilson's team at the Toronto Cricket Club in mid-June. Orser said this will be a permanent arrangement.
"Technically he is very sound, so we will be giving him the direction and the guidance that we gave to Javi. We want to go through the same kind of process with him," Orser said. "I think he is mature enough to handle it. Also with the 2022 Olympics being in Beijing, it is important to get him prepared to medal at those Games."
Jin is already in Toronto working with choreographer Lori Nicholl on new programs for the upcoming season.

中国の金博洋はブライアン・オーサーとトレイシー・ウィルソン率いるトロントのクリケットクラブに、六月半ばから加わります。オーサーはこれは恒久的な配置であるとしています。

「技術的には, 彼は非常に優れているので, 私たちがハビに与えた方向性と指導をします。 私たちは彼(ハビ)と同じ種類のプロセスを実行したい」  「彼はそれができるほど成熟してると思います。また、2022年の北京オリンピックで, 彼がこの競技でメダルをとれるように準備することが重要です」とオーサーは語った。

ジンはすでにトロントにいて, 振付師ローリー・ニコルと一緒に来シーズンの新しいプログラムに取り組んでいる。


クリケットでの練習は短期ではないか・・・と言われてましたが、長期の本格的な移籍のようですね。


2人ともカナダのジュニア選手ですが、こんな情報も。



メドベとボーヤンの移籍話がでたとき、実現したら、アイスショー「クリケットオンアイス」が開催できると書きましたが、ジェイソンまでとなると、本当にできるよなあ・・・。日本でやったら完売御礼だぞ(笑)


ボーヤンも、五輪のプロフィールの「HERO」欄に結弦くんの名前をあげていた子だし、ジェイソンも「日本大好きゆづ大好き」といってくれてる人。結弦くんは、ボーヤンのジャンプはいつも誉めていますし、ジェイソンの「クワドなしでも勝負できる演技のクオリティ」は高く評価し、彼の名前をあげていたことがありました。クリケットでの人間関係にはなんの問題もなさそうです。「一級品のジャンプをもつボーヤン」と「ジャンプ以外は一級品のジェイソン」・・・結弦くんも二人からいい刺激を受けるでしょうし、また吸収できることも多そうです。ただ、心配なのは、オーサーの体調ですね。グランプリシリーズ6大会コンプリートするオーサーの未来が見える(笑)


こちらのサイトに、現時点での、引退、コーチ変更、来季のプログラムなどの情報がまとめられています。
→ http://www.rockerskating.com/news/2018/4/3/off-season-news-2018-retirements-coaching-changes-music-selections-and-more


最強クリケットチーム1
国際色豊かな最強クリケット軍団・・・。 ※画像はツィッターよりお借りしました。ソースはこちら


このチームクリケットに、あらたに3人が加わります。

最強クリケットチーム2


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2018/05/30 10:25 | クリケット・プログラム・CS(2017-2018)COMMENT(6)TRACKBACK(0)  TOP

「YUZURU HANYU GOLD 2018」がクリケットメダリストプレートボードに追加されました

クリケットのオリンピックメダリストプレートボードに、「YUZURU HANYU GOLD 2018」のプレートが追加されました。


20180321クリケットメダリストプレート


YUZURU HANYU GOLD 2014
YUZURU HANYU GOLD 2018



この2枚が並んでるのを見るだけで、自然に顔がほころんでしまいます。
結弦くんはまだ実物を見ていないわけですが、早く見れるといいね。
個人的なこだわりとしては、ハビのプレートと並べてほしかった(笑)

オーサーは、以前、フジテレビの取材で、「結弦はよくメダリストプレートを眺めているんだよ」と言ってました。
自分のオリンピックチャンピオンプレートや、優勝できなかったときのハビのワールドチャンピオンプレートを眺めては、自分を奮起させていたのでしょう。丁度、今日付けの、野口さんのこんなコラムがありました。


羽生結弦を鼓舞した“ハビエルのプレート”「あれを毎日見ながら…」(20180321 アエラ)

 常に世界のトップで戦い続け、五輪でも連覇を果たした羽生結弦。彼の輝かしい実績を支えているのが、言葉の力だ。強気な言葉で自身を鼓舞する一方で、自分が口にした言葉に囚われて、新たな学びを得たこともあった。彼の発した“言葉”とともに、その軌跡を振り返ろう。

 13-14年ソチ五輪シーズン。羽生の最大のライバルはパトリック・チャンだった。彼に勝てば五輪金メダルは堅いという状況で、シーズン初戦のスケートカナダは鼻息荒くスタートした。

 口にしたのは当然、

「パトリックに勝ちたい」

 ところが、本番では自分に集中できずにミスを連発。だが、次のフランス杯ではほぼパーフェクトな演技を見せた。

 羽生はこう話した。

「パトリックには勝ちたいです。でも『まずは自分に集中しよう、自分の演技をすれば勝てる』と思うようになった。そのバランスです。勝ち方が変わってきたのかもしれません」

 周囲には「勝ちたい」と宣言し、自らの心には「自分に集中しよう」と語りかける。このバランスで、羽生は13年12月のGPファイナルで優勝。そのまま、14年2月、ソチ五輪の頂点まで駆け抜けた。

 五輪王者となった後の4年間をどう過ごすか。ここでも羽生は意識的に、言葉の力を活用している。

 まず羽生は、オーサーにこう宣言して自らを鼓舞した。

「五輪の金メダルを取ったことで今までと違うプレッシャーを感じるようになるかもしれない。でも五輪王者だからといって、もっと強くなろうという原動力が途切れることはありません」

 オーサーも、こんな言葉で羽生を後押しした。

「これからは、誰かの背中を追いかけるのではなく、結弦自身がフィギュアスケートの限界をつくる立場になる」

 オーサーのこの言葉を胸に刻んだ羽生。その通りの4年間になったことは、もう誰もが知っている。

 五輪の後の14-15年シーズン、羽生は中国杯での衝突や腹部の手術など、多くのアクシデントを抱えながら、世界選手権で銀メダル。同じオーサー門下のフェルナンデスが、この年の世界王者になった。

 トロントのホームリンクの練習場の壁には、過去に輩出した世界王者と五輪メダリストの名前を刻んだ金のプレートが掲げられている。羽生の14年ソチ五輪金メダル、同年の世界選手権王者をたたえるプレートに、「15年世界王者 フェルナンデス」のプレートが加わると、羽生は言った。

「あれを毎日見ながら、悔しさを思い出して練習できるな」

 もともと「勝ってやる」などの気持ちを、口に出すだけでなくノートに書き記すことでモチベーションを高めていた羽生。

「15年世界王者 フェルナンデス」の文字は、ノートに書いた文字と同様に、自身のパワーになることを予感していた。

 そして、羽生に最大の飛躍をもたらした、15-16年シーズンが訪れる。

 夏の間は順調にトレーニングをこなしてシーズンイン。「ショートの演技後半で4回転」が新たな挑戦だった。ところが、カナダで行われたシーズン初戦のオータム・クラシック。「ショパン バラード第1番」の演技後半で4回転ジャンプをミスすると、つぶやいた。

「このプログラム、まだ昨シーズンから一度もノーミスしてないな」

 言葉を大事にする羽生が、ネガティブワードを口にすることは珍しい。弱気になっている証拠だ。すると演技後、この時の自らの言葉を振り返った。

「演技『後半』の4回転、という固定概念にとらわれている可能性があります。自分の思い込みで影響を大きく感じているところがあるかもしれない」

「演技後半で4回転に挑戦しよう」と思いすぎることで、「後半は難しい」という固定概念が生まれ、それにとらわれていた、という意味だ。

 10月のスケートカナダでも同様のミスをすると、羽生は作戦を変更した。「後半」よりもっと難しい、「ショートで4回転2本」に挑むことにしたのだ。

「もっと強くなりたい。一皮剥けた羽生結弦になってやる」

 そう宣言すると、オーサーをして「人が変わったようだ」と言わしめるほどの集中力で練習した。そして11月のNHK杯で、宣言通りの「ショートで4回転2種類」を成功させる気迫の演技を見せ、106.33点で自らの世界最高得点を更新した。

 思い出したのは12年のスケートアメリカで得た教訓。「ショートのことは忘れます」と口にしたことでフリーに集中できなくなった、あのときのことだ。

 口にしたのはこんな言葉。

「ショートで良い演技ができたので、まずは喜びをかみしめて一日を過ごします。そして、明日のフリーに集中します」

 結果フリーでは自分に集中し直し、「SEIMEI」の世界観に溶け込むような演技で4回転3本を成功させる。総合得点は322.40。史上初の300点超えを果たすことになった。

「これまでの全ての経験が、今日の演技につながりました」

 自らを鼓舞する言葉、分析する言葉の力を、羽生は改めて感じていた。

 平昌五輪を控えた17-18年シーズン。17年10月のロシア杯では、自身初となる4回転ルッツへの挑戦を前に宣言。

「誰もが4回転ルッツを期待すると思うし、僕自身もノーミスを期待している。その気持ちには逆らわず、しっかりと期待やプレッシャーを受け止めて、貪欲に挑みたいです」

 初挑戦の4回転ルッツを成功させると、平昌五輪に向けての抱負を聞かれ、こう答えた。

「アスリートなので勝ちたい気持ちは大切にしているし、思ったことは口に出すようにしています。自分としては、劇的に勝ちたいという気持ちがあります」

 羽生らしい、五輪優勝宣言だった。

 その後、11月に右足首を負傷しながら、陸上で、氷上で、五輪に向けて準備を重ね、宣言通り「劇的に」連覇を果たしたことは、周知のとおりだ。

 2月11日、韓国・仁川空港での宣言も、自分を鼓舞するものに他ならない。

「自分にうそをつかないのであれば、やはり連覇したい。どの選手よりも一番、勝ちたいという気持ちが強くあります」

 徹底的に有言実行。それが、羽生結弦だ。(ライター・野口美恵)



それにしても、もうすぐワールドらしいのですが(完全に他人ごと)、うっかり忘れそうになってしまう自分がいます。
ディフェンディングチャンピオンがオールアウト、ハビも不出場で、地元開催ながら、興味がもてなくなっているらしいマッシさんのつぶやきです。



最後の、結弦くんにむけた「君が恋しいよ」というメッセージが、私たちの気持ちを代弁してくれてますね。
マッシさんは、アリーナ・サフチェンコ(ドイツのペア)、ザギトワ、ボーヤンが優勝候補とみてるのかしら?


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2018/03/21 18:20 | クリケット・プログラム・CS(2017-2018)COMMENT(2)TRACKBACK(0)  TOP

羽生選手、クリケットより最新画像! 

結弦くんの最新画像きました。熊本へのエールです♪

熊本市民スポーツフェスタ冬季大会の開催について

 第54回国民体育大会の熊本市開催及び本市のスポーツ都市宣言を記念して、子どもから高齢者まで市民誰もが気軽にスポーツに親しむことができるよう市民総参加型のスポーツイベントとして、熊本市民スポーツフェスタ(以下「スポーツフェスタ」という。)を開催することにより、広く市民スポーツの振興を図り、市民の健康増進と豊かで明るい市民生活の実現を目指します。

1 主催  
  熊本市民スポーツフェスタ実行委員会
   ※一部種目については共催
   ・アイスフェスタ(アイスホッケー教室、スケート教室)
   ・ミニマラソン大会
   ・タグラグビー

2 日時
  平成30年1月28日(日) 2月 3日(土)

3 会場
  アクアドームくまもと 

※ アクアドームくまもとのスケートリンクオープンを祝して、フィギュアスケート羽生結弦選手が「スケートリンクオープンあめでとう」のメッセージと共に、羽生結弦選手のオブジェがやって来ます。平成30年1月28日(日)よりアクアドームくまもとにて公開いたします。

【羽生君の椅子の寄贈式】(予定) 13:20から





熊本とはこんなご縁もありましたね。

くまモンとゆづ1

くまモンとゆづ2


そして、スケートリンクオープンに、結弦くんからお祝いのメッセージが♪

20180120ゆづ

1月20日、1週間前の結弦くんです。
メディアの取材には応じなくても、復興へのサポートは忘れない。
本当にブレがない。こんなところが、彼らしいなと思います。
でも、そんな結弦くんのまっすぐな姿勢は、汚れたメディアをいら立たせるものがあるのでしょう。
このツィートにすごく共感しました。



この「挑発する大学教授」というのは、中京大学の湯浅教授です。なんでも、後輩選手の所属する中京大スケート部の部長なのだとか。どんな手を使っても、結弦くんを貶めたいのでしょうが、あまりにもあからさま。大学の品位を落とすだけでは・・・と思いました。

「あるマスコミは日頃悪意が明確なのに商魂は丸見え」・・・筆頭は朝日新聞ですね。1月18日付けで、また後輩選手とのジャンプの高さのねつ造記事をだしていた。こちらは愛知淑徳大学の教授でしたっけ。やはり愛知なのですね・・・。

宮城県は、仙台は、誰かを貶めたことなど一度もない。純粋に、ただまっすぐに、結弦くんを応援し続ける。自分が応援する選手を本当に「素晴らしい」と思っていたら、他と比較したり、ましてや他を貶めたりする必要なんてないはずです。




正直、あまりネガティブな記事は書くのは本意ではないのですが、最近いろいろ目に余る報道が多いので、あえてあげました。でも、こういう汚い世界を見るたびに、かえって結弦くんの美しさが際立つんですよね。マジで、掃きだめに鶴だわ・・・。


では、2月7日放送予定のNHKスペシャルの番宣動画です。




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2018/01/27 14:25 | クリケット・プログラム・CS(2017-2018)COMMENT(7)TRACKBACK(0)  TOP

「ゆづは『feeling much better』と言った」 ~PJさん談

PJさんが、クリケットで結弦くんに会ったようです。



PJさんは、結弦くんとハグして、結弦くんが「feeling much better」と言ってて、PJさんは「his smiling face」を見れて嬉しかったと。

オーサー関連で、こんな情報もありました。



ハビがユーロ選手権に出場したとき、結弦くんの状態をあれこれ聞き出そうとした日本人記者がいたそうですが(誰だ、そいつ。ハビは「ゆづに怒られるから」とかわしたようですが・・・)、具体的にどうこうなんて情報はいりません。結弦くんが笑顔で、元気に練習できている・・・それだけで十分です。


日加修好90周年に向けての、結弦くんのメッセージをあげておきます。
90周年記念ビデオより。

Olympic Figure Skater Yuzuru Hanyu "Japan, Canada, and Me"



Japan、Canada、and Me !

―日加修好90周年へのお祝いの言葉をお願いします。

僕を通して、こうやって、ちょっとでも日本とカナダの絆90年というものを、少しでも感じていただいて、また日本とカナダの交流というものが、深まっていったらいいなというふうに思っています。

―あなたとカナダとのつながりは?

とにかく、スケートというものが、僕とカナダとのつながりかなと思っています。なによりも、ここを選んだ理由は、なによりも、スケートに対していい環境だったからこそだし、ここにいるブライアン・オーサーさんだったりとか、そういったカナダの名選手とともに、こうやって僕がカナダのスケート技術を受け継いだりとか、そういった意味でも、すごくカナダとの絆っていうものを毎日感じています。

―カナダの印象は?

特にトロントという意味では、住宅街の中でも自然がいっぱいあって、山もね、そんなにいっぱいあるわけではないので、どこからでも自然の豊かさがずーっと見渡せる、それは本当にカナダの素晴らしいところだなと思います。

―カナダ人に、日本の魅力をどう伝えたい?

伝統的な民族がいて、民族独特の踊りとか、またちょっとした訛りとかもいろいろあったりして、そういった地域ひとつひとつの歴史の深いところっていうのが、日本の魅力かなと思います。

Feel the Japan !



こうやって僕がカナダのスケート技術を受け継いだりとか・・・結弦くんがクリケットに行ったのは、四回転サルコウを跳ぶハビがいたことが大きな理由ですが、結弦くんがクリケットで得た最大のものは、私見ですが、ジャンプよりむしろ、スケーティング技術だったのではないかと思います。「ジャンプを教えてほしくてカナダまで来たのに、来た当初はスケーティングばかりさせられた」と結弦くんは言っていた。それは、まずはスケーティングが基本だというオーサーの考え方があったから。最初は不満だった結弦くんも、スケーティングの重要性を理解するようになりました、そして、彼のスケーティングが大きく変わった・・・と感じたのは、ソチ五輪後の2014-2015シーズンからでしょうか。

ソチ以前は「ジャンプはいいけれど、スケーティングが・・・」と言われていた結弦くんは、今、パトリック・チャンと並ぶスケーティング巧者の筆頭にあげられるようになった。サルコウは、クリケットに行かなくても、いずれ跳べるようになっただろうけど、今のスケーティング技術は、カナダに行かなければ得れなかった財産ではないかなと。


海外のスケオタさんの分析です。




①クロスオーバーの数 ②片足ターン ③片足滑走の長さ(秒)

●羽生結弦 ①26 ②38 ③56
●パトリック・チャン ①26 ②38 ③46.5
●フェルナンデス  ①28 ②33 ③38
●ボーヤン・ジン ①30 ②29 ③41.5
●ネイサン・チェン ①39 ②25 ③38.5
●宇野昌磨 ①49 ②27 ③40


①は少ないほど、②は多いほど、③は長いほど、スケーティング巧者と言えると思います。
あれだけ高難度ジャンプを入れながら、これです。結弦くんのスケーティング能力が、いかにすごいかわかります。
カート・ブラウニングさえ、「どうして、できるのかわからない」と舌を巻く、羽生結弦の美しいジャンプとスケーティング。特に、あの流れる水のような滑らかなスケーティングは、私は、カナダからの贈り物だと思っています。


昨日、結弦くんのコーチパス、ブリアンコーチの分が追加されました。
しかし、スケ連はとても分かりやすい組織で、本当に「押してる」選手には、コーチバスを多めに発行します。それは、ソチ五輪での、引退した某男子スケーターのコーチパスを思い出せばばわかります。海外拠点で、五輪二連覇がかかっていて、さらには怪我明けのハンデを背負っている、現オリンピックチャンピオンであり現ワールドチャンピオンの扱いは、ほかの選手に比べて、なんら優遇されている部分はありません。スケ連会長の「サポートする」は、所詮口だけということ。


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最新号の「NHKステラ」の内容は、「羽生結弦&宇野昌磨  2人の直接対決特集!」だそうです。
NHKすら、自国内の選手二人で煽る特集。NHKには失望しました。
国営放送の情報誌が「日本人VS外国人」の五輪特集ならともかく、「日本人VS日本人」の五輪特集を組むなんて、正気の沙汰とは思えません。

現五輪王者&現世界王者&ワールドランキング1位&12回世界記録を更新してる世界最高得点保持者は、自国のスケ連からの特別なサポートもなく、自国のメディアすら味方になってくれません。たぶん、こんな国も珍しいでしょう。せめて余計な雑音の入らないカナダが拠点で、本当によかったなと、五輪シーズンになって一層そう感じる今日この頃です。


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2018/01/26 15:05 | クリケット・プログラム・CS(2017-2018)COMMENT(0)TRACKBACK(0)  TOP

羽生選手 今後のジャンプ構成は? その4

皆さんもうご存知だと思いますが、結弦くんの近況報告がありました。

五輪連覇懸かる羽生結弦の現状は?小林芳子強化部長が説明「辛い」【一問一答】(20171210 デイリースポーツ)

 フィギュアスケートのソチ五輪金メダリストで、11月のNHK杯の公式練習中に右足関節外側じん帯を損傷した羽生結弦(23)=ANA=について、日本スケート連盟が10日、現状を発表した。小林芳子フィギュア強化部長が、羽生のコメントを代読し、まだ氷上練習を再開できていないことを明かした。平昌五輪代表最終選考会となる全日本選手権(21日開幕・東京)出場は微妙な状況となった。

 小林強化部長との羽生関連の一問一答は次のとおり。

 -羽生選手の状況は

 「2日前に本人サイドと連絡を取り合い、今から発表させてもらいます。本人の言葉です。『だいぶん、よくなりましたが、まだ痛みがあるため、氷上練習はできていません。治療とリハビリを頑張っています』と、いうことです。本人からこのようにコメントしてほしいということで、読ませていただきました」。

 -状況を聞いて

 「辛いです。特に、たぶんファイナルを見ていなくても、情報は入ると思う。彼にとってファイナルは成績よりも、ここが一番大切な場所だと思う。そこにきて優勝しなかったとかではなく、この場に入れないというのは苦しいだろうなと思う。これは私の感想です」

 -全日本に向けては

 「彼も全日本に向けて、リハビリと治療に励んでいるんだと思いますが、私はもちろん、全日本に出てくれると嬉しいですが、それがその後にどう影響するかというのは、もっともっと今から連絡を密にとってやりとりしていきたいと思います。まだ2週間ある。今、出て欲しいとか、どうして欲しいというのは、私の口からはいえない」

 -今の段階で氷に乗っていないというのをどうとらえる?

 「私もNHKの転んだところを見ていますから、大変な痛みがあるのはよく分かる。全日本はもちろん日本の最高峰の大会ですし、大切な選考のための大会です。しかし、今季はオリンピックという大きな目標がありますので、それを踏まえて全日本を考えていきたい」

 羽生は11月9日のNHK杯の公式練習中に4回転ルッツを跳んだ際に転倒し、右足関節外側じん帯を損傷。「10日間の絶対安静と、その後(氷上にのり)、3~4週間で元に戻る」と、完全復帰まで4~5週間の見通しを示し、全日本出場に意欲を見せていた。負傷からこの日で、約1カ月が経過。当初の見通しより、回復が遅れていることになる。

 現在は拠点のカナダ、トロントに戻り、治療とリハビリに専念している状況。全日本まで、あと約10日。選考要項には負傷し、全日本に出場できなかった場合の“救済条項”もあり、羽生は出場しない場合でも、代表入りは濃厚。ただ、その場合、約4カ月実戦から離れ、“ぶっつけ”での五輪出場となる可能性もある。



私も捻挫による靭帯損傷の経験があります。そのとき、3週間ほど足首を固定していました。
結弦くんは、負傷直後のNHKのインタビューで松葉杖を使っていました。
私は、松葉杖が必要なほどではなかったので、結弦くんの方が重症という印象でした。

結弦くんは若いし、アスリートなので一般人より回復は早いとしても、10日間の絶対安静後も、ある程度の固定期間は必要なはずで、早期の練習再開が難しい可能性はあると思っていました。ただ、城田さんもスケート誌のコラムで「(羽生は)わりと緩いんですよ。ちょっとすると(捻挫を)やっちゃう」と書いていたくらい、捻挫はこれまでもちょいちょいあったこと。なので、今回も間に合うことを祈っていたのですが・・・。

たとえば、今日から氷に乗れたとしても、スケーティングから徐々に始めて、ジャンプ練習、さらに通し練習ができるまで戻さないと、試合を戦うことはできません。そう考えると、全日本は難しいでしょう。無理せず回復に努め、平昌に照準を合わせてほしいです。

こうなると、邪魔だと思ってた団体戦だけど、あってよかったかも。個人戦の実戦練習になるから。もっとも、団体戦がなかったら、四大陸に出れたかもしれませんが。四大陸と団体戦の間隔が2週間しかないんですよね。


【佐野稔の目】羽生、無理せず治療に専念を(20171211 サンスポ)

 まだ氷上練習ができていないとは。羽生の全日本選手権出場は厳しいだろう。それでも、日本スケート連盟の五輪選考基準からすれば、羽生は平昌五輪代表選考会である全日本選手権を欠場しても選ばれる。ここは無理をせず、治療に専念すべきだ。
 けがの状態が、はっきりとは分からないが、五輪まで約2カ月。調整を含め、ぎりぎり間に合わせることはできるだろう。

 五輪2連覇の鍵は4回転ジャンプ。高難度のルッツに挑戦する選手は増えているが、現時点で完成度の高い選手はいない。GPファイナルは優勝者(ネーサン・チェン)でも合計286・51点と低く、世界歴代最高得点(合計330・43点)の記録を持つ羽生はホッとしたのではないか。

 羽生のジャンプの完成度なら、無理にルッツを跳ばなくてもトーループ、ループ、サルコーの3種類だけで点は伸びる。3種類のジャンプでプログラムを構成する方向になるだろう。



これは、負傷から数日後の城田さんのコラムです。

【冬の華フィギュア】四回転、種類より質を(20171117 読売夕刊)

 五輪シーズンは波乱の展開になった。世界王者の羽生結弦(ANA)が、四回転ルッツの練習中に右脚を負傷してグランプリシリーズのNHK杯を欠場し、4連覇中のGPファイナル進出も逃したのだ。

 ここ数年、ジャンプの技術が飛躍的に進歩し、男子は4回転の種類と数を競い合う流れが続いてきた。しかし、4回転ジャンプはケガを負うリスクと隣り合わせだ。華やかな衣装や音楽に彩られた芸術性で私たちを魅了するフィギュアスケートだが、過酷なスポーツだと改めて痛感させられた。

 ジャッジを長年務めた経験から、声を大にして言いたい。

 羽生がトップに君臨する理由は、難しいジャンプを跳ぶからだけではない。他の若手のように4回転の種類を追い掛ける必要はないし、個々のジャンプの質を高める方が重要だ。

 強調したいのは、一つひとつのジャンプの完成度が抜きんでている点だ。ジャンプは全部で6種類あり、それぞれ踏み切りでエッジ使い方が違うが、正しく跳び分けられる選手は意外と少ない。選手によっては、どのジャンプも踏み切りや空中姿勢が同じに見え、区別がつかないケースも目につく。非常に気になる点だ。その点羽生は、6種類のジャンプを正しく、美しく跳べる数少ない選手なのだ。

 しかも、跳躍の前後に複雑なステップを組み込み、演技の中にジャンプを溶け込ませている。ただ跳ぶだけではない、この完成度こそが最大の強み。スピンもステップも独創的で隙がない。こうした技術に裏付けられた演技力も特筆に値する。これまで多くの選手を見てきたが、彼ほど曲想を表現できる、役者になりきって曲を演じきれる選手はいなかったと思う。滑りにフィギュアの醍醐味が詰まっている。

 難しいジャンプへの挑戦が彼のやる気を引き出してきたのは事実だが、彼にとってケガが最大の敵だ。今までとは少し意識を変えた方がいい。

 いい体調でリンクに上がれるかどうかで、勝負は決まると言っても過言ではない。万全の状態で持てる力を出し切れば、他の追随を許さないはず。

 男子で66年ぶりの五輪連覇を目指す「主役」の不在が、その存在の大きさを際立たせている。(城田憲子)



この城田さんのコラムは、私たち羽生ファンの気持ちをすべて代弁してくれてると思います。
ただ、この11月17日時点ですでに、ANAフィギュアスケート部総監督の城田さんが、「難しいジャンプへの挑戦が彼のやる気を引き出してきたのは事実だが、彼にとってケガが最大の敵だ。今までとは少し意識を変えた方がいい」と、ジャンプ構成の見直しを示唆されています(結弦くんがそれを受け入れるかどうかは別として)。

佐野さんの言うことなので、あまりアテにはなりませんが、佐野さんも「3種類のジャンプでプログラムを構成する方向になるだろう」と見ています。

結弦くんにとっては、不本意だと思いますが、なにせ時間がありません。
ジャンプ構成は、彼の思い描く「最高難度」からは落ささざるえないのではないでしょうか。
正直、シーズンが始まってから、「ルッツ」に少しとらわれすぎなのではないか・・・と思うことがありました。他のジャンプにまで影響がでていたからです。
ここで少し冷静になれる時間を得られた・・・と考えれば、マイナスばかりではないと思いたい。

結弦くんは、2014年、中国杯の事故、全日本後の手術と様々な試練を乗り越えて、翌年2015年の世界選手権に臨みました。
私は、2015年の2月に癌が発見され、4月初めに手術を受けて、世界選手権は自宅で見ました。
自分が病気をして、あらためて、彼の心の強さに尊敬の念を抱いたものです。

今年は10月25日に肩の骨折をし、まだ完治はしてませんが、今のところ回復は順調で、リハビリ中。
私のように何も背負ってない人間でも、リハビリはしんどいし、「本当に元通りになるのか?」という不安はあります。
結弦くんも今リハビリ中だそうですが、五輪連覇を期待されながら、まだ練習を再開できない彼の不安はいかばかりかと胸が痛くなります。
でも、2015年のときと同様、自分も同じような状況にいるからこそ、これまで幾多の怪我を乗り越えてきた彼のすごさを実感します。彼は生まれながらの天才だけど、努力の天才でもある。そして、あの心の強さも、彼の最大の才能なんですよね。

オーサーも言っていた。「ユヅルの心の強さこそが、彼の原動力だ」と。

大丈夫。戻ってくるときは、さらに強い「羽生結弦」なっている。
だって、これまでもそうだったから。私はそう信じています。


20171021COR
こんな”皇帝”のオーラまとえるのは結弦くんだけ。何気にオーサーが召使に見える(笑)


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2017/12/11 11:20 | クリケット・プログラム・CS(2017-2018)COMMENT(4)TRACKBACK(0)  TOP

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