ジスラン独占インタ「北京五輪の4Aは”ぶっちぎりで最高”」& ジスラン海外記事「日本人選手の活躍を支えたケベック人」

3/9発売のLife EXTRA最新号で、4Aについて語ったジスランの独占インタが掲載されることから、最近ご無沙汰気味だったジスランに注目が集まっています。


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2019年12月7日。偶然にも結弦くんの誕生日にUPされた記事です。少し古いですが、ジスランにフォーカスした記事は珍しいので、興味があればどうぞ。精度は保証できませんが、一応全文訳しています。



フィギュアスケート:日本人選手の活躍を支えたケベック人

ケベック出身のギスラン・ブリアン氏は、オリンピック・チャンピオンの羽生結弦のコーチの一人である


素晴らしい作品には、一見してデザイナーの名前が見えないことがある。しかし、オリンピックに2度出場した羽生結弦の壮大な作品を分析すると、ケベック出身のデザイナーの控えめな、しかし驚くべきサインを発見することができる。ジスラン・ブリアンだ。

ソチと平昌の金メダリスト、2度の世界チャンピオン、そしてフィギュアスケート界で唯一の存在であるこの日本人スケーターは、2012年にトロントを拠点にして以来、3人のコーチの手にそのキャリアを委ねている。

元スケーターのブライアン・オーサー、トレイシー・ウィルソンと並んで、ブリアンがいる。

ガスペ半島のルーツを持ち、ラ・ベ出身の女性と結婚したこのモントリオール人のキャリアには、ありそうでなかった物語がある。

「それは特権であり、自覚しています。父が亡くなり、毎日このことを考え、父に感謝しています」と、57歳の彼は3人の子供たちと一緒にバリーに住んでいる。

まず、エルビス・ストイコ

このコーチのキャリアは、グレーター・トロント・エリアで約25年になる。スケート選手としてのキャリアを終えた後、コーチに転身したブリアンは、ガスペとモントリオール地域で十数年間クラブを経営していたが、1995年にラ・ベの有名なマリポサスケート学校の職を引き受けた。

この移動によって、彼は初めてスポーツの世界で活躍することになった。2001年まで、エースのエルビス・ストイコと組んで、2つの世界タイトルと長野大会の銀メダルに輝いた。その後、ケベックに戻った。

「エルビスが引退したとき、ちょうど2人目の子供が生まれたところだったんです。妻と私は、子どもたちをフランス語で育てたいと思い、ケベックに戻ることにしたのです。また、妻が地球上で最も美しいといわれるラ・ベの出身だからです」と、サン・ローランで育ったが、両親はポルト・ダニエル出身である男はいう。

ケベック・シティーに戻ると、毎日、いろいろなクラブで "牛乳配達 "をしなければならないが、同じような挑戦はできない。二人は、ついバリーに戻ることに合意し、妻は教職を再開した。

「エルビスのことで、私は十分なことをしたと考え、彼のようなスケーターはもう二度と現れないだろうと自分に言い聞かせました」と彼は振り返る。

続いて、羽生結弦

しかし、彼は間違っていた。その後、ソチ大会の直前、羽生結弦が彼の前に現れたのだ。

ジスラン・ブリアンは、すでにファイナンシャル・アドバイザーとしてのキャリアに方向転換し始めていたが、2005年9月、長年の友人ブライアン・オーサーの誘いでトロント・クリケット・スケート&カーリングクラブに応募したのだ。コーチとしての第二の人生が始まったばかりだった。

ジャンプのスペシャリストである彼は、ソチ大会の数週間前、他のスケーターの試合で休むことが多いオーサーから、羽生結弦をみてくれと頼まれ、偶然にも新しい金脈を発見することになる。

「一緒に仕事をするようになって、私たちはすごく意気投合したんです。2014年以来、変わることはありません」とブリアンは認め、2014年と2017年の優勝を含め、彼の2つのオリンピックタイトルと5つの世界表彰台に貢献しました。

「私はいつもジャンプのバイオメカニクスの分析を推し進めることが好きでした。他の人とは少し違う自分のやり方を確立してきたし、ゆづも私の技術を買ってくれている。それに、彼は完璧なモデルであり、他の追随を許さないほど、技術を極めています。そのおかげで仕事がしやすいこともありますが、彼のレベルは他の人よりも高いので、課題もたくさんあります」

全幅の信頼を寄せる

ケベック出身の彼は、3月16日から22日までモントリオールで開催される世界選手権に、必ずその逸材に帯同し、「キス&クライ」で彼の隣に座ることになるのだ。そこで、羽生は、昨年3月にアメリカのネイサン・チェンに奪われた世界タイトルの奪回を目指し、ジャッジの採点を待つことになる。

「羽生は、私が羽生にしていることを本当に理解してくれている最初の選手だと思います」

「彼は、私に多くのスペースを与えてくれた最初のスケーターの一人です。彼はどこに行くにも私と一緒にいたいと思っています。それはラッキーなことですが、これは地に足をつけていなければならない仕事なのです」

その一方で空中で上手に跳ぶことを教えるということ.....。

「平昌オリンピックで私は言った。そう、ゆづはオリンピックに勝ったばかりだが、私の持つ真のオリンピックチャンピオンは私の妻だ」。羽生結弦は可能な限りのタイトルを集めても、ギスラン・ブリアンのサクセスストーリーの中でナタリー・パカンを外すことはないだろう。2008年12月18日、妻がホジキン病と診断され、それまで楽しかったケベック人のコーチとしてのキャリアがひっくり返された。

「人生がひっくり返るんだ」と、コーチは言う。この運命の一撃が、2005年からトロントにある民間のフィギュアスケートクラブに勤務している彼の人生を左右することになる。

地獄の2年間

最初の決断は簡単だった。毎日の通勤時間を短縮するために、家族の半分をオンタリオ州に移す代わりに、バリーに留まることにしたのだ。妻のがんはステージ4で、化学療法が必要な状態だった。がん治療の質が高いことで知られるトロントから北へ約70キロに位置するこの街は、もはや選択肢の一つではなかった。

「その時点で、ブライアン(・オーサー)とトレイシー・ウィルソンに、もう国際大会には出ないことを伝えました。家には3人の子どもがいて、一番下の子どもは1歳になったばかりだったので、できるだけ家にいなければならなかったんです」と当時を振り返る。

「私たちは、2年間の化学療法地獄とそれに付随するすべてのことを一式、ともに経験しました。妻はそれを乗り越えたんです」

「ほぼ普通」の生活に戻る

寛解した彼のナタリーは、その後、教師としての仕事に復帰した。また、ジスランは羽生結弦を優先的に、マネージメントするスケーターの海外帯同を再開している。2週間後に行われる自国開催の全日本選手権に同行する。その前に、韓国のチャ・ジュンファンも同じように、国内選手権のタイトルを守るために行く予定だ。

「人生はほとんど正常に戻っている。ほとんどというのは、一度経験すると、今だ傷跡は残るからです。家族もまた、傷ついたままでした」と57歳のコーチは振り返る。

「ゆづも、他の選手も、私の家族が一番だということを知っています。がんや化学療法、その周辺にあるすべての問題を経験した人ほど、一生懸命に働くアスリートはいない。彼女は私のオリンピックチャンピオンなんです」


<羽生結弦>
1994年12月7日生まれ、仙台市出身
2014年、2018年オリンピックチャンピオン
2014年、2017年世界チャンピオン(2015年、2016年、2019年2位、2013年4位)。
男子スケーターとして、アメリカのディック・バトン選手(1948年、1952年)以来となるオリンピック2連覇を達成
300点を超えた初のスケーター(2015年札幌GPで322.40点)
競技で4回転ループを完成させた初のスケーター(2016年秋季クラシック・モントリオール大会)
2012年からトロントでトレーニング中



2019年12月。すでに武漢ではコロナは発生していた頃ですが、まだ表面化しておらず、今のような世界が待っていようとは想像もしなかった頃です。ジスランが帯同するはずだったモントリオールの世界選手権は中止になりました。コロナ禍で世界は一変し、クリケットの外国人の生徒たちのほどんどはカナダに戻れず、仕方なくクリケットを去った生徒たちもいます。

ジスランの奥様が大病をされていたことは知っていました。しかし、奥様の御病気の経過までは情報がなく。コロナ禍のクリケットの様子もインスタなのでUPされることはありましたが、ジスランの姿が見えないので、どうしてるのかと心配していました。今は普通の生活に戻れているとのことで、本当によかったです。また、離れていてもリモートで結弦くんとの糸が繋がっていたことも確認でき、安心しました。

結弦くんの去就は本人にしかわからないことですが、もし現役続行するとしても、リモートが通常運転になっている今、もうカナダに戻らないかもしれません。でも、ジスランとの楽しそうなツーショットをまた見たい。それは羽生ファン皆の想いではないでしょうか。



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2022/03/09 10:50 | クリケット・恩師COMMENT(6)TRACKBACK(0)  TOP

オーサー「ゆづはスピリチュアルな存在」、ハビ、ナム、ロマン ~クリケットファミリーの絆

遅れ遅れになっていますが、4月1日までにいただいたコメントにお返事いれました。お時間のあるときにご確認ください。よろしくお願いいたします。


ワールド関係のクリケットファミリーの話題をまとめて。

オーサーがインタビューに答えてます。動画翻訳ありがとうございます。






今日発売のアエラにもオーサーのインタビューが2ページ載ってます。野口なのがネックですが。

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結弦くんがクリケに行けない中、結弦くんが練習動画を撮影して、それをオーサーにメールで送り、それにオーサーがアドバイスでを返すという指導だったそう。ジュンファンやボーヤンはリモートライブレッスンで指導したけど、結弦はそんな必要がないレベルの選手だからと。

ネイサンは大学も休学してずっとカリフォルニアでコーチについて練習して、むしろ練習環境は改善されていたくらい。結弦よりずっと有利な環境だったのだと。圧倒的に不利な条件下で表彰台に載るなんて結弦にしかできない。

逆境の中で結弦は劇的に成長してきたのだから、彼を信じてあげてほしいとも言ってました。

カナダのインタビューもですが、結弦くんのコーチがオーサーでよかったと思いました。


次はハビ。


ワールド優勝予想してました。



ナムくん。ありがとう。


大いに尊敬しています。私はいつも彼の仕事に対する姿勢と意欲を賞賛しています。


ロマンくんも元クリケ。彼はいつも結弦くんに寄り添ったコメントくれてるね。



オーサーの「クリケットのメンバーは家族」という指導がよかったのか、クリケットのチームメイトはクリケを離れても、結弦くんにいつも寄り添ってくれてるなと思います。同じ釜の飯を食った(?)仲間って貴重ね。


デールマンを忘れてました。彼女も元クリケ。


8日後に日本に戻るのが待ち遠しいです。日本の素晴らしいファンの皆さんに会いたいです!!! 友達にも会えるし、昔のトレーニングパートナーにも会える。とっても楽しみ!


でも、彼女の中でのGOATはネイサン(笑) なのに、結弦くんのタグつけてる。
やっぱり女はこういうとこちゃっかりしてるなあ。ネイサンのタグつけてあげてよ(笑)



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2021/04/05 13:05 | クリケット・恩師COMMENT(2)TRACKBACK(0)  TOP

「羽生の若さと体力が今あれば…」~都築章一郎「羽生結弦を語る」

都築先生と高橋成美さんの対談が、朝日新聞のyoutubeサイトで3回にわたってUPされました。
どの回も客寄せパンダ的にタイトルに「羽生結弦」が入っていますが、結弦くんのことをそんなに多く語っているわけではないようです。

3回全部視聴すると1時間くらいかかるので、私も飛ばしながら、部分的にしか聴いていませんが、結弦くんについて語っている部分を少しピックアップして下記にだいたいの内容を書いておきました。全部ではないかと思いますが、とりあえず。


【都築章一郎×高橋成美 対談①】羽生結弦・高橋成美の幼少期は?


【都築章一郎×高橋成美 対談②】羽生結弦と追いかけた夢/「ペア」「シングル」の両立


【都築章一郎×高橋成美 対談③】羽生結弦とスケート界の未来



都築:ナルが7歳の時ですか。年月が経ちましたね。仙台の教室からは世界に羽ばたく選手が多く誕生しました。今活躍している羽生結弦君、荒川静香さん、本田武史君……。羽生君は2回の五輪優勝という素晴らしい結果を残してくれて、また来年の五輪に向かって頑張っている姿はうれしくてしょうがないです。

高橋:ゆづのカリスマ性も、しっかりした人間性も、先生の元で育ったからできあがったものだなと感じます。仙台で一緒に練習していた時、都築先生の一番弟子であるゆづに嫉妬心を抱きながら憧れもあった。都築先生をこれくらい喜ばせる生徒になりたいという一心でスケートを続けていました。まだゆづがダブル(2回転)しか跳べない時から、都築先生は「結弦はすごくなるぞ」となぜか私に、自慢をしてくれてました。

都築:仙台で指導していた時もオリンピック選手、世界に羽ばたくスケーターを育てたいと思っていました。羽生にもそういうスケーターになろうねと言葉をかけながら育てました。
スケーターを育てる環境ができて、いい組織を作れば、これからも世界で羽ばたくスケーターは誕生すると思います。日本人は非常に勤勉ですから。今は振り付けを海外でやるスケーターが多くなっていますが、日本の中でもできる。日本のスケーター、コーチでも振り付けできる能力のある人は潜在的にいると思うので、そういう人を生かす環境が何とか早くできあがるとうれしいなと思ってます。

都築:例えば、羽生はイメージを大事にします。自分はこうやるというのを必ずイメージして、本当にできてしまう。イメージから自分の体を洗練し、技術を確立していく能力はすごい。昨年の全日本選手権の前も、羽生は(コーチがいなくて)1人でトレーニングしました。そういうイメージができるからこそ、1人でも(全日本でいい演技が)できたんだと思います。

高橋:都築先生もイメージを大事にするから、ゆづのような若さや体力があったら、五輪2連覇できていたかもしれませんね。

都築:本当に悔いが残るのはそれですね。若い時に今のような考え方でスケートをやっていたら、何か生まれたんじゃないかと思います。残念ながら当時、自分にそれはなかった。教えるようになってから、言うことができます。

高橋:そう考えると、ゆづはあらためて神だと思う。まだ26歳で、先生と同じ考えをできたり、それを実践できたりする能力を持っているのは宝だなと思います。

都築:若い人のエネルギーはすごいですね。年をとってからはまねできない。エネルギーは何をやるにつけても必要。エネルギーがあるから、情熱、追求心が生まれ、達成感というステップがうまれる。私は羽生が現役を引退してからも、また違ったエネルギーを日本のスケート界に還元してくれたらという願いみたいなものはあります。



「本物」のスケーターを育てたい と都築先生は言っておられました。都築先生はフィギュア史上稀なる「本物中の本物」(タラソワ先生に言わせると「天才中の天才」)のスケーターの基礎を作った。その功績は計り知れないと思います。

オンライン講座でも、都築先生は、日本のフィギュア界の未来を結弦くんに託しているような発言をされていて、「先生、もうそんなに彼のリュックに小石を詰め込むのはやめてあげて~」と思ったものでした。正直、引退後はもう自由にさせてあげてというのが本音です。

最新号のクワドラのインタビューで、将来の道について、彼はこんなことを言っています。

―将来の道について、ご自身の技術や経験を後進に伝えていくことへの使命感などがあれば教えてください。

伝えていかなきゃみたいな使命感はないです。必要であれば伝えますし、それを伝えたところで、僕だから機能したことが、他の選手には機能しないことがほとんどかもしれません。将来の僕が何を思うかはまだわかりません。


都築先生の期待と裏腹に「使命感はない」と答えた結弦くん。自分の理想のフィギュア道は追究していくけど、今のフィギュア界でそれを伝えることに意味を見出さなくなってるのかなと思いました。昨今の自分へのジャッジの採点について諦観しているような発言も、以前ありました。「芸術は正しい技術の上に成り立つ」という彼の理想、フィギュアの本来あるべき姿が評価されなくなっている。「使命感はない」という少し突き放した言い方に、すでにフィギュア界の自分への評価がどうであれ、「我が道をいく」と達観の境地になってるように感じられます。


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2021/03/19 12:25 | クリケット・恩師COMMENT(4)TRACKBACK(0)  TOP

オーサー「ゆづがいなくて寂しい」~IFSマガジンインタより

インターナショナルフィギュアスケーティング(アメリカのフィギュア雑誌)に掲載されていたオーサーのインタがネットでUPされました。かなり長いインタなので、個人的に興味のあった部分だけ抜粋して訳してます。コンパクトにするために端折ってる部分もあります。



カナダのCOVID規制は州によって異なり、都市によっても状況は大きく異なる。トロントでは、11月下旬にロックダウンで制限され、パンデミックが始まってから2番目に厳しくなり、このカナダ最大の都市の多くのアリーナが閉鎖された。オンタリオ州は、エリートアスリートに免除を与え、クリケットクラブでトレーニングを続けることができるが、厳しい規制を受けることを意味している。1回のセッションで氷上で許可されたのはわずか10人で、その数にはスケーターとコーチが含まれていた。

オーサーは、クラブのスケーターがトレーニングできることが重要であり、あらゆる機会を祝福と見なしている。

「エリートアスリートのためにクラブを開くことができていることに感謝しています。3月からこのとおりです。5月27日に氷の上に戻ったとき(スポーツ施設がトロントで再開できて以降)、私たちはそのつど必要なガイドラインに従ってきた。ガイドラインは変化し続けています」

「最初は5人同時に氷上にあがることが許可され、次に10人、その次に25人が許可され、現在は10人に戻っています。スケートコーディネーターにとっては大きな仕事で、調整は大変でした。しかし不平を言うつもりはありません。私たちはルールに従うだけです」

これらのルールは、クリケットクラブでのスケーターの毎日のルーチンの事実上あらゆる側面に及ぶ。クラブへの出入りについては厳しい指示があり、スケーターがトレーニングセッションのために氷の上にいる場合を除き、どこでもマスクを着用する必要がある。

コーチは氷上でマスクを着用する必要はないが、オーサーは彼とクラブの他のスタッフもマスクを着用することに決めたと言った。「家を出ているとき、マスクを着用していないのはほとんど奇妙に感じます」と、彼は言った。

オーサーとクリケットチームはできる限り前に進もうとしているが、まだ完全ではない。クラブは世界のトップスケーターのトレーニング拠点として知られているが、オーサーの今の留学生のほとんどはまだ故郷に残っている。 2度のオリンピックチャンピオンである羽生結弦は日本にいる。ジュンファン・チャは韓国でスケートをしており、ポーランド王者のエカテリーナ・クラコワもまだ地球の反対側にいる。

パンデミックが収束の兆候を示すまで変わらないだろう。彼ら全員にとって最大の障害は、少なくとも1月21日まで続くカナダ政府によって課される現在進行中の国際旅行制限である。そのルールは、ジェイソン・ブラウンやイー・ジュー(中国を代表するアメリカ人)のように、カナダに車で国境を越えることができるアメリカ人とは異なる。

「陸路での移動なら、カナダ政府やアメリカ他他国政府の書状、自国のスケート連盟とオリンピック委員会からの書状、私とトレイシーの検疫計画など、すべての書類を準備し、対人で入国申請をすることができます。それからコロナ審査委員が調査します。しかし空路の場合は、審査委員にまで辿りつけないのです。基本的に彼らは「却下」と言いわたす習慣が身についていますから。そのことにイライラさせられました。私は、彼らが皆ここでトレーニングしたがっていることがわかっていますから」

オーサーはトロントでエフゲニア・メドベデワを2シーズン指導していたが、彼女は7月にモスクワに戻り、有名なエテリ・トゥトベリゼコーチの拠点に再び戻った。オーサーは、パンデミックはメドベデワの移籍に「100パーセント」影響していると考えている。

「彼女は母親のビザとは違うビザを持っている。保証はないが、彼女が戻ってくるチャンスはありました。彼女は当時日本にいましたが。しかし、彼女は彼女の日常生活の主軸である母親なしでカナダに戻りたくありませんでした。だから彼女はロシアに戻ることにしました。私はフェイスタイムで定期的に彼女を指導していましたが、それが彼女には困難になってきたのが移籍の理由です」

(氷上時間が限られている中でも全てのコーチが働けるようスケジュールを組むので、自分の持ち時間に、自分の担当以外のスケーターも見るようになった)

この配置がスケーター自身にとっても有益であることが証明されている。オーサーは、コーチたちが過去6、7ヶ月間、彼らの多角的コーチングによって、彼らのスケーターにとても良い影響を与えていることに気づいたと言った。「私も、このプログラムを通じて、普段見ることができない子供たちを見るのは楽しいです。しかし、私は”大物”がいなくて寂しい。ゆづとジュンファンとカーチャがいなくて寂しい。今は残念だけど、全員が戻ってきたら素晴らしい日になるでしょう」

トレーニングを続けていても、規制によりカナダにいるスケーターには競技の機会がない。クリケットの5人の競技者(ブラウン、ジュ、オルゼル、ファン、アリソン・シューマッハ)のグループは、10月下旬にスケートカナダで試合のチャンスが来ると考えていた(チャとクラコワものエントリーリストに載っていたが、それはカナダに戻れるかどうかに依った)。しかし、イベントの2週間前に、開催されるオタワでコロナの規制が強化されたため、スケカナがキャンセルされ、彼らの希望は打ち砕かれた。これは、中止になった2つのグランプリイベントのうちの1つだった(もう1つはフランス)。

「大変でした。5人のエリートスケーターがスケートカナダに向けて準備を整えることを楽しみにしていました。彼らはそれのために一生懸命訓練していました。彼らは調子がよかったから、とてもがっかりしました。正直に言うと、その後、彼らのモチベーションを上げるのは難しかったです」

2021年初頭の国際カレンダーはすでに混乱しています。2022年冬季オリンピックのテストイベントとなるグランプリファイナルと共に、四大陸、世界ジュニア、欧州選手権は中止になりました。

2021年の世界選手権は3月にストックホルムで開催される予定です。スウェーデンの主催者は「バブル」方式でイベントを開催する予定です。今シーズンの全イベントの中で、結果が2022年冬季オリンピックの各国の代表枠を決定するので、最も重要な大会です。今年のカナダ選手権の開催如何によっては、スケーターは今シーズンのライブ競技経験なしでストックホルムにいくことになる可能性があります。10月にスケートアメリカで銅メダリストを獲得したキーガン・メッシングは、秋のグランプリシリーズ唯一人カナダ代表を獲得しました。

「我々にとっても、コーチとしても悔しい思いをしている」とオーサーは言う。「毎週末ロシアでの試合を見ます。ナショナルを争う試合だろうが、ロステレコムであろうが、テストスケートであろうが、彼らが試合ができていることに苛立ちます。彼らは国内大会をやっているが、我々はそうではない。そして、あなたもご存じのように、オリンピックが迫っているのだから、彼らのためには良いことです。これがもっと長く続くなら、スケートカナダを高性能のバブルで開催して、チームとして一丸となって指導、訓練し、隔離をする必要があります。この状況が続くのなら、そういう手段もとらなければならない。全国から最高のアスリートを集めて、一緒にトレーニングできるようにしないと。中国でも似たようなことをしてるし、ロシアではすでにやっている」

※この記事はIFS 2021年1月/2月号に掲載されたものです。



インタビューは昨年のものです。

ロシアはどれだけスケーターや関係者に感染者がでようとかまわず、実戦訓練ともいえる「国内試合」をやりまくっている。ロシアの選手は試合を通じてモチベーションを維持し、プログラムを仕上げ、試合勘も失わずにいられる。アメリカや日本も、ロシアほど無茶はしてないものの、そこそこ国内試合は開催している。カナダだけが取り残されている…というオーサーのいら立ちは理解できます。しかし、比較的制限が緩かったスイスですら、全スイス選手権は中止になりました。なんだかんだロシアアメリカ日本のスケーターは恵まれています。ただ、国によってこれだけ不公平がある状況で、五輪の代表枠を決めることがフェアなのか…とは思います。

また、オーサーのインタにより、ジェイソンがクリケットに戻れて、他の外国人スケーターが戻れない理由も説明されています。今年中に、結弦くんは戻れるのだろうか…。カナダの入国制限の厳しさを考えると、最近はそこまで心配になってきました。


クリケット練習風景
こんな日常が早く戻りますように。


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2021/01/27 11:35 | クリケット・恩師COMMENT(2)TRACKBACK(0)  TOP

プルさん依怙贔屓採点を露スポーツ省に直訴、ナムくん「ゆづの演技に思わずツイした理由」、ほか

ちょっと気になった海外の話題をまとめて。

テネルのコーチのトムZがコロナ陽性。テネルと一緒に全米にきてたトムの生徒も陽性だったそう。
アメリカでは、テネルは濃厚接触者扱いにはならないのね。



プルさんは、エテリの生徒の依怙贔屓採点に怒ってる。


プルシェンコは、エテリスケーターと他のスケーターの得点の違いについて話し合うために、ロシアスポーツ省との約束があると言います。彼がTBHに不満を言うのは正しい。依怙贔屓はあまりにも露骨で、それはスポーツを殺しています。

ロシアも日本同様依怙贔屓採点はあり、昔はアメリカ拠点だったヤグディンはロシアスケ連から嫌われ、信じられないことですが、ヤグディンはナショナルはノータイトル。五輪王者で、ワールドタイトルも4度獲得したレジェンドが。しかし、プルさんだからできたのかもしれないが、こうやって国内採点の不公平さに対して抗議の声をあげることができるだけ、ロシアの方がまだ健全かもしれない。


ナムくんは、結弦くんのSPもFSもよい反応をくれてました。




結弦くんの全日本、あれだけの神演技だったのに、オーサーもジェフも反応がなくて少し寂しい感じがしてました。どう感じたか知りたかったのだけど。

ジェフが全米のジェイソンの演技にはソッコー賞賛のツイしてるからなおさら。
振付はジェフではないにも関わらず。


ジェフは、結弦くんがプログラムの相談でメールしても全然返事がなくて、SPをほとんど自分で振り付けたといってた。なぜ返事がなかったのかについては気になるところです。

結弦くんには無反応だったオーサーもリモートでジェイソンを応援してる。
コーチの来日は結弦くんが感染リスクを気遣って断ったらしいので仕方ないけど、ちょっと寂しい。


今も一人で練習しているだろう結弦くん。全米はもちろんガン見してるでしょう。今も孤独な練習を続けていることを思うと、彼の強さは十分わかっていても、こういうクリケットの人達をみるとちょっと複雑です。結弦くんに対しては何の反応もなかっただけに。結弦くんはコーチに感謝してるし、部外者には事情はわからないし、直接本人に感想は送ってるかもしれないので、こんなこと思っては失礼なのだろうけど。ごめんね、心狭くて(笑)


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2021/01/17 12:10 | クリケット・恩師COMMENT(8)TRACKBACK(0)  TOP

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