私の「美津代」史 ~山口さんのコラムに乗っかってみる

昨日のTLは美津代の話題でいっぱいでした(笑)



マガジン山口とゆづ
山口さん、なつかしい・・・。


ということで・・・自分の「美津代」史を振り返ってみます。興味ない方はスルーしてください(笑)

2012年春、ニースワールドで突然羽生沼に落ちる。私は一目惚れって信じてなかったけど、「ああ、これが一目惚れというものなのか」と認めざるえない状況。ニースロミオに出会ったことが、その後の私の生活を変えた。

それまでの私は、フィギュアは女子の試合が放送されていたら見る程度のライトファン。男子はほとんど関心がなかった。とりあえず当時の3強(高橋・織田・小塚)くらいは知ってた。結弦くんのことも存在を知ってはいたけど、男子をマトモに見てなかったから、「わりと可愛い子がいるのね」という程度の認識しかなかった。

当時は、フィギュアを録画なんかしてなかったので、落ちた後、youtubeに上がってるロミジュリを狂ったようにリピした。1日数回~10回くらい見る習慣が数ヶ月続いたように思う。数百回はみたんじゃなかろうか。個人的にいうと、羽生結弦の歴代プログラムの中でも、旧ロミジュリは「中毒性のあるプログラム」ナンバーワン。

私は、2009年8月2日に、「BLトラベラー」というBL作品のレビュー中心のブログを始めた。信じられないことに、今年の8月2日で十周年になる。まさか、ここまで長く続けることになるとは思ってなかった。

結弦くんについての記事を最初に書いたのは、2012年4月28日。結弦くんの新しいコーチがオーサーになったことをとりあげた。BL感想ブログとして、初めて書いたフィギュア記事でもあった。

結弦くんがクリケットに移籍し、オーサーに師事するというニュースは、驚きとともに嬉しいニュースだった。美人のななみさんと美少年の結弦くんが並ぶ絵面は目の保養だったけれど、仙台は良い練習環境とはいえなかったから。また、ななみさんは素晴らしいコーチだけど、これから世界のトップを目指して戦っていくことを考えると、金メダルをとらせた実績のあるコーチに教えてもらえるならば、それに越したことはない。より強くなるために、海外に修行にいくことは良い決断だと思った。

それ以来、少しずつ結弦くんのことをブログに取り上げるようになった。その当時は、結弦くんは、スケオタには有名でも、一般にはほとんど無名だった。フィギュアに興味のない腐女子の人にも、結弦くんを少しでも知ってほしい、彼の魅力を伝えたいと思ったから。結弦くんは、絶対「腐女子好み」だと確信していたし(笑)

「旧ロミジュリ」鬼リピ活動が一段落したところで、初めてアイスショーに行った。実は、それまで夏アイスショーをやってることも知らなかった。「羽生結弦を生で見たい」という想いだけで調べるうちに、引っかかったのが2012年7月開催の「THE ICE」大阪公演。7月29日の千秋楽公演が初アイスショー。そのときの感想はこちら。今読み返すと、自分ながら初々しいわ(笑)

→ THE ICE 2012 大阪公演 千秋楽 鑑賞記

私は典型的な二次元オタクなので、中学生くらいのときに宝塚歌劇に嵌った以外、芸能人を含め、三次元のナマモノのファンになったことはない。そんな私の初めての生ゆづ感想は、「本当にこの人は存在するのか?」だった(笑) ともかく、二次元がそのまま現実世界に出現したようなバーチャル感がすごかった。その日(3日目)の演技は完璧だったけど、後で、2日日だったら、ダンスバトルの「ゆづき」ちゃんが見れていたと知り、2日目のチケットをとらなかったことを激しく後悔した(笑)

初アイスショー体験も終わり、羽生沼にさらに深く沈んでいった私(笑)
ただ、当時は、結弦くんの情報は少なかった。拠点はカナダだし、オフシーズンはほとんど情報が入ってこない。2013年7月まではスポンサーもついてなかったから、スポンサー関係の話題もない。だから、うちのブログ的には、基本BL中心はかわらず、たまに結弦くんの話題をとりあげるくらいだったけど、それでも少しずつうちのブログの中の羽生成分は多くなっていった。

はじめて弓弦羽神社にお参りしたのが、2014年2月1日。結弦くんの初オリンピック。とにかくじっとしてられなかった。そのときの記事はこちら。

→ 羽生結弦選手についての萌え語り Part.18 ~聖地・弓弦羽神社~

そして・・・ソチオリンピック。弓弦羽神社でいただいた「勝守」を握りしめ、テレビの前で固唾を飲んで見守った。優勝決定の瞬間の喜びは、今だに忘れることはできない。

→ 羽生結弦選手、ソチオリンピック金メダルおめでとう!

ソチ五輪以降の結弦くんが、あまりにも試練の連続なので目立たないけど、ソチ五輪前も怪我や病気は多く、またアンチのバッシングも激しく、結弦くんもファンも傷つくことが多かった。それゆえに、ソチの金メダルの喜びは格別なものがあった。山口さんが書かれているとおり、結弦くんとファンの絆は「困難に立ち向かう羽生と、それを支えるファン」の歴史でもあったと思う。

結弦くんについて書いた記事数の推移(だいたい7月区切りで)

2012-2013シーズン 32本
2013-2014シーズン 78本
2014-2015シーズン 136本
2015-2016シーズン 168本
2016-2017シーズン 311本
2017-2018シーズン 384本
2018-2019シーズン 274本(←今ここ)


多少の誤差はあると思うけど、2016-2017シーズンあたりから、劇的に増えてるな~。 

今でこそ、国内ならば試合であれ、アイスショーであれ、当たり前のように遠征してるけど、ファンになった最初の3~4年は関西圏のショーにしか行ってなかった。ファンタジーオンアイスを生でみたのも、2015年の神戸公演が初めて。それまでは関西での公演はなかったから。

でも、それですっかりFaOIに嵌ってしまい、2016年も神戸(幕張のチケットもとってたけど、結弦くん欠場のため、幕張はパスし神戸のみ行った)、2017年は幕張と神戸、2018年は幕張と金沢と神戸と静岡。仙台パレードも行った。2019年のFaOIも、チケットとれたら全都市いくつもり。

最初はアイスショーは1日生で見れたらいいと思っていた。でも「羽生結弦の演技には同じものはない」ということに気づき、どの演技も「一期一会」なのだと知ってからは、できるだけ足を運ぶようにしている。

試合は、特に国内はチケットが激戦なので、なかなか見れないけど、とりあえず3月のワールドのチケットは確保した。前の日本開催のワールドが2014年で、日本でのワールドが5年ぶりだということを考えると、おそらく、結弦くんにとって現役最後の日本開催のワールドだと思う。誰よりも出たいと思っているのは、結弦くん本人だろうし、必ず万全の状態で復活してくれると信じている。

書籍に関していうと、ソチ前はスケート誌が少なくて、他に選択肢がなかったので、数ページであっても、結弦くんが掲載されていたら買っていた。ソチ後、結弦くんが表紙のスケート誌が爆発的に増え、玉石混交ながら選択肢が増えたことはありがたかった。その中には、山口さん引退により廃刊になったけど「マガジン」とか、「ジュエルズ」「通信」など、羽生ファンに絶大な支持をうけたスケート誌も誕生した。最近は、謎の出版事情もあって、刊行数は落ち着いているけど、「羽生表紙本戦国時代」を経験して、「買う本と買わない本を決めている」羽生ファンが増えているので、あまり影響はなくなってると思う。

以前は、洗剤類は特に決めてなくて、花王やライオンを使っていたこともあったけど、今はすべてP&G製品になった。シャンプー類は美容院専門のものを使っていたけど、それもパンテーンに変えた(以前のより使用感がいい。結弦くんに関係なくこれはヒットだった)。甘いものは苦手だけど、チョコもアイスもガムも買っている(アイスはほとんど人にあげているが)。それまであまり入浴剤は使わなかったけど、「きき湯」を常用するようになった。東京西川やファイテンの商品も地味に家にある。飛行機はできるだけANAを使う。ついにはオルゴールまで買ってしまった(笑) 

もちろん、羽生グッズが欲しいという物欲が一番だけど、結弦くんを応援してくれてる企業だから応援したいという気持ちも大きい。消費活動が、そのまま結弦くんを応援することにもなるから。嬉しいのは、「羽生結弦」展でも、パレードでも、本の印税でも、余剰金が被災地に寄付されて、私達の消費行動が、彼を通して浄財に変わっていること。それは、羽生結弦でなくてはできないことだと思う。「幸せは一人占めしない」という彼だからこそ。


基本、ブログで自分語りはあまりしないようにしているのですが、今回は、山口さんの記事にのっかって(笑)、私の「美津代」史を語ってみました。語ることはいくらでもあるのですが、きりがないのでこのへんで。おつきあいくださり、ありがとうございました。

ところで、東京の桜の開花予想は3月23日だそうで。



ワールドのフリーの日です。「サクラサク」・・・縁起がいいですね! 24日には「春よ、こい」で、桜の精霊が見れるということでしょうか。

春の精霊


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2019/02/08 11:35 | テレビ番組・コラム(2018-2019)COMMENT(12)TRACKBACK(0)  TOP

1/29放送「アナザーストーリーズ」の感想

昨日「アナザーストーリーズ 運命の分岐点「羽生結弦オリンピック連覇~メダリストたちが語る最強伝説」の放送がありました。ゆづファンは皆さん見てると思いますが、万が一見落とした方がいたら再放送があります。日時はこちら。

【再放送予定】2月4日(月)[BSプレミアム] 午後11:45~





こういうことらしいので、「アナザーストーリーズ、よかった~♪」という意見や再放送リクエストは、ツィッターではなく、直接メールで送ってくださいね~♪

昨日の「アナザーストーリー」素晴らしい神番組でした。結弦くんに密着しなくても、アプローチの仕方によっては、そして根底に対象へのリスペクトさえあれば、いくらでも良番組は作れるという見本のような番組でした。反対に、どれだけ密着しようとも、対象を尊重する気持ちがなければ、その番組は、誰にも支持されない駄作になってしまいます。

感想はフモフモさんがすべて書いてくださっています。素晴らしいレビューです。私が拙い感想をダラダラ書くのもアレなので、どうぞこちらを読んでください(←手抜き)

勝利よりも「高み」を愛する人が、その価値観ゆえに羽生結弦氏を愛で上げた「アナザーストーリーズ 運命の分岐点」の巻

でも、これだけは書いておきます。3人のレジェンドの結弦くんへのエールです。

<プルさん>
日本のスケート界が彼をオリンピックに集中させてあげられれば、少なくともオリンピック4連覇までは可能。5連覇だって無理じゃないね。

<バトン氏>
もう彼は「別格」なのだから好きなようにやらせてあげなさい!

<ハビ>
まずは今の怪我をしっかり治してほしい。怪我さえ治れば、あとは好きなだけ前へ、前へと目指していけばいい。もし引退するときがきたら、そのとき初めて後ろを振り返ってほしい。君がのぼってきたのは、今後永遠に語り継がれる道のりだ。その道のりの途中に、僕の名前があるのもお忘れなくね。


バトン氏もプルさんもですが・・・今回の番組で一番好感度上げたのは、実はハビではないかと思いました。「ハビは本当に優しい人。優しすぎて競技者には向かないんじゃないかと思うくらい」と言っていた結弦くんの言葉が思いだされました。そして、クリケットのリンクに掲げられているスペイン国旗を見上げながらつぶやいたという「ハビが恋しい」という言葉も。

サン=テグジュペリの恋愛格言です。

愛するーそれは、お互いに見つめあうことではなく、いっしょに同じ方向をみつめることである。

これは、結弦くんとハビとの関係にも通じていたと思うのです。同じ方向を見つめ、ときには並び、あるときは抜きつ抜かれつし、抜かれたときは相手の背中を見て、離されないようにさらに精進する。二人は、同じ方向を見ながら、互いに高め合い、世界のフィギュア界を牽引してきたのです。

ハビがいつか言っていた「ユヅと僕の関係はすべてなんだ。友達でもあり、チームメイトでもあり、ライバルにならなきゃいけない時もある。ワイフみたいなものだよ。ワイフって友達でもあるし、すべてでしょ。その時によって変わるんだ。氷上ではお互いに競うけど、試合が終わればまた友達に戻って一緒に練習するんだ」という言葉が二人の絆の強さを表していますね。

オリンピックチャンネルでの結弦くんがハビに贈った「永遠に君を尊敬している」というコメントが「その道のりの途中に、僕の名前があるのもお忘れなくね」という言葉に呼応してるのが何気にすごい。おそらく、ハビのこの言葉を、結弦くんは知らなかっただろうに。

いずれにしても、今回の番組で、なぜハビがモテるのかあらためてわかったような気がしました(笑)  

結弦くんへの心ない誹謗中傷に対して、テレビという媒体ではっきり取り上げてくれたのは画期的なことで、それがNHKというところに、重みを感じました。平昌五輪直前に放送された特番が不評だったことの反省でしょうか? NHK、ちょっとは心を入れ替えてくれたのかしら? 「羽生結弦」特番はこれまでもけっこうありましたが、1、2を争うほどの神番組でした。まあ、NHKは、人材も製作費も民放よりずっとあるんだから、これくらいの質の番組作れないはずないんですよ、本来ならね。

大坂なおみさんのコーチ・バイン氏は、大坂さんのことを「1度の成功で満足する人と、より多くを求める人がいる。なおみは次を求める数少ないタイプの人」と評していました(全く関係ないけど、ANAは大坂さんのスポンサーなんですね。大坂さん、ゆづファンだし、なんか嬉しい。しかし、1月に契約したばかりなのに、1ヶ月もしないうちに全豪優勝して、世界ランク1位。結弦くんも契約半年で五輪金。ANAは持ってるな~)。

プルさんも番組で言っていたとおり、「一度の成功(金メダル)で満足する」スケーターが多いフィギュア界において、結弦くんは、数少ない大坂さんタイプの人です。テレビで元スポーツ紙記者さんが「羽生選手は燃え尽き症候群に無縁の男」と評していましたが(笑)、大坂さんもそのタイプならば、彼女は、これからも大きな成功を手にすることができるでしょう。

3人のレジェンドの結弦くんへの言葉、もう一度振り返ります。

プル「四連覇までは可能。五連覇も無理じゃない」
バトン氏「もう好きにさせてあげなさい」
ハビ「怪我さえ治れば、あとは好きなだけ前へ、前へと目指していけばいい」


彼らの結弦くんへのエールは、ニーチェのこの言葉にも通じると思いました。

世界には、きみ以外には
誰も歩むことのできない唯一の道がある。
その道はどこに行き着くのか、
と問うてはならない。
ひたすら進め。


私達ファンは、彼の「唯一の道」を信じて応援し続けるだけです。
もしかしたら、終着点は彼自身ですらまだわからないのかもしれない。
でも、彼の選ぶ道に間違いはない。これからも、この先もきっと。


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2019/01/30 15:50 | テレビ番組・コラム(2018-2019)COMMENT(13)TRACKBACK(0)  TOP

1/29放送 羽生結弦オリンピック連覇『最強伝説』 情報まとめ その2

昨日、ヨーロッパ選手権の男子シングルの試合が行われ、ハビはまずはショートで3位発進となりました。4回転2種類を着氷。3週間の練習でよくここまで戻したと思います。ジャッキーさんは「バケモノだ」と驚いてました(笑) 短期間でここまで戻せるのも、ハビが天才肌であることもさることながら、クリケットで培った基礎技術がしっかりしているからでしょう。フリーは、現役として、本当に最後の演技となります。本人が満足いく演技で現役生活を締めくくれますように。

ハビと同じスペインスケーターのラヤくんがインスタで動画をあげてました。後ろで滑っているのは・・・もしかして?




さて・・・では、昨日の記事の続き「その2」です。

阿部修英さんは、1月29日に放送される、結弦くんの特集番組のディレクターです。



ツィートにある阿部さんの「思いの丈」は、以下のとおり。一応、覚え書きとしてコピペしておきます。

アナザーストーリーズ 運命の分岐点「羽生結弦オリンピック連覇~メダリストたちが語る最強伝説」

判官贔屓が昔から嫌いだった。源頼朝の何がいけないのか? 坂本龍馬も苦手だった。船中八策大いに結構、だが自らの手で叶えてこそ完成ではないか? 夢半ばで倒れたことの背景に彼彼女の不幸は勿論あるけれど、ずっとずっと先を見据えて、結果を、未来を実現するために、言葉にならない思いを抱えて生き抜き、そして、勝った者を貶める輩の多い日本に、僕はずっと辟易していた。

いま日本で絶対的勝者と言えば彼以上の人はなかなかいない、羽生結弦さん。「勝つ」と公言して勝つ、そして勝った後に、笑顔や、涙を隠さない。日本では一部の層にとことん嫌われたり、苦手とされる人でもある。だが僕はそんな層こそ、ちゃんと観ろ、と言いたい。結果だけを斜に見て、笑顔や涙だけをうがって、あなたは最も魅力的な部分を何も観ていないのではないか、と。

作家の浅田次郎さんは言う。「芸術とは天然の人為的再現だ」と。僕が今回、羽生さんのピョンチャン五輪での演技を見返した時、アッと頭に浮かんだのもこの言葉だった。フィギュアスケートではなく、稀少な鳥の命懸けの求愛を見るような、天然への近しさを感じたのだ。それは、語弊を恐れずに言えば、以前取り上げた浅田真央さんのソチ五輪のフリーともまた違うものだった。人為の極限とも言うべき浅田さんのソチとは違い、あのピョンチャンの演技は、もはや世界にハニュウユヅルという生き物しかいなくて、ずっと見つからない、つがう相手を求めるような、孤にして高を感じた。人では無いのではないか…そう思うほどの域。

同じ舞台におけるほかのどんな人為も超越しているのだから、勝つのは当然。そんな天然と人為の境が極めて薄い感覚。それは、数で追い込める身体の鍛錬以上に、心をどこまでも追い込まねば出来ないものである。そしてそこまでの追い込まれた心の内実は、たとえどんなに羽生さん本人の言葉を用いても、表しきれないものだろう。

羽生結弦は何が凄くて、オリンピック連覇というとてつもないことを成し遂げられたのか?

そんな、正解のない問いに対し、今回自分なりの答えを模索してくれたのは、フィギュアスケートの世界で頂点に立ったことのある3人。
羽生さんとは他を圧倒する「勝利」の度合で並ぶ、五輪連覇者のディック・バトンさん。羽生さんとは怪我にも負けぬ「努力」の度合で並ぶ、皇帝エフゲニー・プルシェンコさん。羽生さんとは背中を見せ合う「友情」の度合で並んできた、ハビエル・フェルナンデスさん。スポ根じみるけれど、どこか1つの尺度でも並ぶもののある彼らだからこそ観える羽生結弦の高みを、それぞれ全く違う表現で語ってくれた。
そしてそれは、同じ国籍同じ言葉を使う間柄の我々の大半よりも、はるかに、ハニュウユヅルという存在の心の奥に迫るものだった。

羽生結弦の最も魅力的な部分。
それは、どれだけすごい人が説明しても全ては分からないほどの域に彼が立っていること。ぜんぶ分からないから、面白いのだ。
分からないからと厭う人、分からないから分けまくって分かった気になる人、どちらも勿体無い。

そして、だからこそ。

今回の番組でハビエル・フェルナンデスさんにどうしても聞きたかった、表彰式前、メダリスト3人だけが抱き合った時の、羽生さんの涙の理由。
何で聞きたかったかと言えば、羽生結弦が笑う時、泣く時。それは、彼がハニュウユヅルから羽生結弦に変わる時だと思ったから。きっとそこには、僕らにも言葉で分かるシンプルな理由があると思った。

ハビエルさんの答えは、それはそれは感動的で、そして、とことん分かりやすいものだった。
羽生結弦はハニュウユヅルであり、羽生結弦である。彼の演技をまだ観られる僕らはとても幸せだと思う。
(阿部修英)



阿部さんは、特集番組に携わったから結弦くんを持ちあげているわけではありません。
昨年の4月にもこんなツィートをしておられます。



リンク先の記事はもう期限切れで見ることができませんが、阿部さんが指している結弦くんの言葉は、たぶん、CWWでの「何度も死にたいと思った」という発言のことではないかと思います。「1人しかいない人にはまず最大のリスペクトを。そして、1人しか出来ない記事や番組を」という、マスコミ関係者には珍しく、マトモな視点をもっておられる人なので、今回の特集番組は期待ができるのではないかなと思っています。



6月1日。結弦くんの国民栄誉賞受賞が決まった日のツィートです。五輪三連覇の野村さんが受賞していないこともあり、国民栄誉賞の受賞基準に疑義をもっておられるようですが、はるかに年下の結弦くんについて「羽生選手を心の底から尊敬していて、演技はもちろんのこと、言葉選びの優、始まりと終わりの優、まさに才の極みと思う」と素直に讃えることができる人なので、歪んだ見方はしない人だと思うのです。

阿部さん、このツィートをリツィートされてました。阿部さんも会見落ちしたのかな(笑)



NHKといえば、ソチ直前の羽生特集があまりにもクソ番組だったこともあり、いささか不安はありましたが、ここまで紹介したとおり、阿部さんのツィートや今回のコラムを読む限り、結弦くんへのリスペクトがとても感じられるので、そこは安心できるかなという気がしてます。


バトンさんの結弦くんへのツィートをまとめてくださっています。ありがとうございます!



ハビゆづ1


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2019/01/25 09:00 | テレビ番組・コラム(2018-2019)COMMENT(2)TRACKBACK(0)  TOP

1/29放送 羽生結弦オリンピック連覇『最強伝説』 情報まとめ その1

皆さん、すでにご存じだと思いますが、来たる29日に、NHKのBSプレミアムで結弦くんの特集があります! 番組情報を2回にわけてまとめておきます。

サイトはこちら。予告動画もあります。
http://www4.nhk.or.jp/anotherstories/x/2019-01-29/10/17687/1453112/


あのハビエルが! プル様が! 羽生結弦の五輪連覇を語る
アナザーストーリーズ 運命の分岐点


2018年、フィギュアスケート 男子シングルで五輪連覇を達成した羽生結弦選手。未だ記憶にも新しいあの歴史的快挙の真価と秘話を、3人の超一流フィギュアスケーターが明かします!

その3人とは66年前に五輪連覇を成し遂げた伝説のスケーター、ディック・バトンさん(89)、羽生選手が憧れ続けたロシアの皇帝と呼ばれるエフゲニー・プルシェンコさん(36)、そして、親友かつライバルでもあるハビエル・フェルナンデスさん(27)。「結弦のことなら」とオファーを受けていただき、賞賛ポイント、独特のすごみ、友情秘話を激白。またハビエルさんには、羽生さんが競技会場で涙した“あの名場面”についても伺っています。

今回は、そんなレジェンドたちを取材した阿部修英ディレクターに、番組の見どころを聞いてきました!


超毒舌解説者も認める羽生結弦

──今回この3人へのインタビューが実現した経緯を教えてください!


もともと僕は、2017年に「浅田真央 伝説のソチ五輪」の回も制作しています。その回は、ありがたいことにフィギュアスケートファンの方々にたくさん見ていただけて、次は誰をやろうとなり、スタッフの満場一致で羽生さんだろうとなりました。
そして羽生さんなら誰の証言が見たいかとなったときに出たのが、バトンさん、プルシェンコさん、ハビエルさんです。
みなさん本当に多忙で、普通は簡単にはインタビューを受けてはくれないそうなんですけど(笑)、“羽生結弦のことであれば”と言っていただき、出演を受けていただきました。

──それぞれどんなお話を聞けたんですか?

バトンさんは現在、フィギュアスケートの超毒舌解説者などで有名ですが、彼がとことん認めているスケーターが羽生さんなんだそうです。羽生さんとの年の差は66歳。ふたりには、10代最後と20代最初のオリンピックで金メダルをとって2連覇をしたほかにも、共通点があることが分かりました。

バトンさんは、フィギュアスケートは“スポーツである以上に劇場(theater)”だとおっしゃいます。点数や高難度のジャンプ以前に、選手には競技中に曲や衣装、パフォーマンスがひとつになっている「劇場」を見せてほしいんだそうです。
バトンさんは、2014年のソチで金メダルに輝いた直後の羽生さんのあるコメントを聞いて、「彼は、フィギュアスケートが結果だけではないということを分かっている」と思ったとのこと。2人ともスポーツ競技で金メダルという「結果」を出しましたが、「フィギュアスケートは結果だけではない」と話します。羽生さんのどんな言葉がバトンさんに響いたのか。この先は、ぜひ番組をごらんください!

また、解説者として60年もの間、競技を見てきたバトンさんならではのお話も必見です。羽生さんが歴代スケーターの中でどう位置づけられるか、1972年の札幌オリンピックで銅メダルをとったジャネット・リンさんや、日本人初のメダリストである伊藤みどりさんとはどんなところが共通しているのか。いろいろな角度から羽生さんを語っていただきましたので、おもしろい内容になっていると思います。

──プルシェンコさんはどんなことを話されたのでしょうか?

プルシェンコさんは2002~2014年の間、オリンピックに4回出場。個人戦金メダル1回、銀メダル2回、団体戦金メダル1回という凄まじい戦歴を残しています。彼がその中で最も大事にしていたのが「戦うこと」だったそうです。中には銀メダルの大会もありましたが、自分を破って金メダルを獲得した好敵手たちが五輪後にすぐ引退の道を選んでしまったことを残念だと思っているんだそうです。

一方で、メキメキと力をつけていた羽生さんが、2014年ソチで金メダルを獲得しましたが、彼は優勝後のインタビューで「次も出ます」と言うんですね。プルシェンコさんは、それがものすごくうれしかったそうです。今後のオリンピック出場についてはもちろんまだ誰も分かりませんが、「戦うこと」を続ける羽生さんへ、その思いを語っていただきました。


涙した羽生になんと声をかけた?

──そして、羽生さんと同門のハビエルさんからは、どんなお話を聞けたんでしょう?

あるとき、「ブライアン・オーサーコーチの元へは、ハビエルがいたから行った」と、羽生さんが発言していた本を見つけたんです。ハビエルさんは、羽生さんの1年前にオーサーコーチの元へ入門していて、当時は“4回転ジャンプを最もきれいに飛べる選手”。そんな人が身近にいれば学びがあると、オーサーコーチの元へ行ったそうです。

さらにその本には、「ハビエルさんがいると負けたくないと思う」と語る羽生さんのコメントも。それについて、ハビエルさんに聞いてみると、「僕もそうだ」とおっしゃいました。2人は親友で、互いに認め合っていながらも、同じ競技で競わなければならないライバルです。ハビエルさんに同門になって2年後のソチ大会のことを伺うと、「彼はこの後勝ち続ける。置いて行かれないようにしなければと思った」と話してくれました。

それから4年、毎年の世界選手権で羽生さんとハビエルさんがそれぞれ2回ずつ優勝、まさに追いつ追われつして迎えたピョンチャン五輪。僕がずっと気になっていたのは、順位が決まりフラワーセレモニーへ行く際、羽生さんがボロボロ泣き出した“あの場面”です。羽生さんは、ハビエルさんが声をかけたとたん泣き出すのですが、中継ではハビエルさんの声は聞こえなかったんですね。今回、番組ではご本人の口から真相を語っていただけました。羽生さんになんと声をかけたのか、楽しみにしていただければと思います!

──スタジオも“フィギュアスケート仕様”になっているんだとか?

そうなんです! 1948年のバトンさんから2018年の羽生さんまで、この70年間で金メダルをとった方々のお写真をスタジオの背景として並べてみました。たくさんの方々が金メダルを獲得してきましたが、改めて見ていただくと、両端の2人のみが連覇をしているんです。長い競技史の中で羽生さんがどれだけのことをやり遂げたのかが分かるかと思います。

──最後に、番組をご覧のみなさんへメッセージをお願いします!

羽生さんの2連覇って、未だ鮮明に印象付けられていますが、一方で実に歴史的で、既にはるか昔のことのようにも感じられると思うんです。そんな今だからこそもう一度、羽生さんゆかりの方々の証言と共にあの感動をもう一度味わってみてはいかがでしょうか。

レジェンドたちの証言をもとに、来季も現役続行を発表した羽生さんの雄姿を、もう一度見てみましょう!



アナザーストーリーズ 運命の分岐点
「羽生結弦オリンピック連覇~メダリストたちが語る『最強』伝説~」

【放送予定】1月29日(火)[BSプレミアム] 午後9:00~
【再放送予定】2月4日(月)[BSプレミアム] 午後11:45~

【予告放送予定】1月28日(月)[BSプレミアム] 午後11:45~
「天皇いのちの旅(2)象徴への模索」内



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2019/01/24 11:10 | テレビ番組・コラム(2018-2019)COMMENT(0)TRACKBACK(0)  TOP

「羽生が突出しすぎて若手が委縮」という謎コラムについての雑感

ハビがクリケットに戻っているようです。ユーロに向かって練習開始ですね。
結弦くんも(トロントにいるなら)再会を喜んでいるでしょう。ハビの存在が結弦くんに活力を与えてくれるといいな。

さて・・・2日のTLがどこぞのコラムのことでざわついていました。そのときはスルーしてましたが、3日になってもまだざわざわしてるので、一応話題になってる当コラムを覗いてみました。該当コラムは「THE ANSWER」のこれですね。これもクリックしない方がいいと思います。全文上げるような価値もないので、部分的にあげときます。

高橋大輔復活の裏で浮上した「第3の男」問題 32歳の背中は“若手の刺激剤”になるか(20190102 THE ANSWE)

2018年12月に行われたフィギュアスケートの全日本選手権は、競技会へのカムバック後3試合目だったバンクーバー五輪銅メダリストの高橋大輔で始まり、高橋大輔で終わったと言っても過言ではないほど、見る者を魅了するスケーターの存在感を見せつけた大会だった。同年7月に現役復帰を発表してから半年後の全日本選手権に引退以来5年ぶりの出場を果たした高橋がどれだけの演技を披露するのか。高橋ファンもさることながら、国内外のスケート関係者たちも大きな関心を持って注目していた。

ざっくりいうと、ひたすら高橋氏アゲ、若手サゲの記事です。

・4年のブランクがある32歳のベテラン選手と比べて、10歳前後も若い「現役バリバリ」選手たちの不甲斐なさが露呈
・現役時代に一世を風靡した「世界一のステップ」に勝るとも劣らないくらいの素敵なステップシークエンスとコレオシークエンスを滑っていた
・フリーは4位に終わった。それでも、高橋と「第3の男」を争った選手たちも振るわなかったことから、合計点での勝負では239.62点で総合2位の高橋に対し、田中は236.45点で総合3位、友野は227.46点で総合4位に留まった。
・条件付きで代表に選出することを打診された高橋だったが、自分が世界の舞台で演技できる覚悟がまだないこと、そして後輩の若手に経験を積む機会を与えたいことなどを理由に代表辞退を申し出た。


無駄に長いコラムでしたが、ざわざわの原因は、最後のこのあたりでしょうね。

 それでも、全日本選手権から世界選手権までは2か月半ほど時間がある。その時間を使えば、高橋自身が問題として挙げた戦う覚悟や準備(練習)不足はそれなりに解決できるはずだが、なぜ、代表の座を勝ち取れなかった「現役バリバリ」の後輩に譲ったのか。そこには高橋なりの優しさがあった。

「僕はフィギュアスケートが好きで、それを素直に言えます。今、(若い選手が)どんどん続いて成長して欲しいという気持ちと、自分が頑張って勝ち取りたいという気持ちは同じくらいなんです。後輩たちが成長して羽生君を抜かしていく。昌磨を抜かしていく。そんな風にこれから出てくる若い人たちがどんどん抜かしてレベルアップして欲しい気持ちが、自分が活躍したいという気持ちと同じくらいあります。その上で冷静に考えて判断して、『僕じゃないだろう』と。希望がある若い選手たちがいろいろ経験することが大事だと思っています」

 現役時代から「俺が、俺が」とあからさまに自己アピールをする選手ではなく、その演技同様に繊細で周囲に心配りができる選手だった。「ガラスのハート」と言われて鳴かず飛ばずの時代から、期待された大会で不甲斐ない結果を残したり、選手生命に関わる大けがを負ったりと何度も挫折を味わってきた。そんな苦節を持って、日本男子のエースとして一時代を築いた高橋は、心優しきアスリートであり、その人柄の良さは誰もが認めるところだ。だから、今回、世界選手権代表の座を譲ったことは、さいたまスーパーアリーナである世界選手権の舞台で高橋の演技が見たかった人間にとっては非常に残念ではあるが、現役続行の意思を持つ高橋というスケーターを今後も競技会で見られることを考えれば、次の楽しみに取っておくということで尊重すべきことだと納得するしかない。

 昨年末の全日本選手権は「絶対的エース」が3年連続で不在でも現役復帰した高橋のお陰で例年以上に盛り上がりを見せた一方で、世界で活躍する羽生結弦と宇野昌磨に続く選手が出現していない日本男子の現状を明らかにしてくれた。なぜ、ポスト羽生や宇野に続く選手が、次の北京五輪に向けて育っていないのか。原因はいくつかあるが、その一つは、羽生というあまりにも突出した選手が身近にいることで委縮して諦めモードに陥った次世代の成長が遅かったことは否めない。

 さらに挙げると、その後に続くべきジュニア世代においてもしっかりとした強化体制の下で育成されておらず、個々のスケーターやコーチの努力に任されているからではないだろうか。フィギュアスケート人気がブームで終わらず、しっかりと定着しつつある昨今、しっかりと資金調達して強化費を捻出して、強化指定選手に還元できるような仕組みをそろそろ作らなければ世界で活躍できる選手は育たないのではないだろうか。ソチ五輪以降、緻密な強化育成が疎かになっていると感じるだけに、世界の舞台を視野に入れながら戦う覚悟を持って来季に挑むと公言した高橋という“刺激剤”に間近で触れる機会を持つ「第3の男」候補のスケーターたちが、どんな成長ぶりを見せ、どう意識改革をしてくるのか、楽しみにしてみたい。(辛 仁夏 / Synn Yinha)



全日本の甘々採点でも世界選手権のミニマムをとれませんでした。「条件付きで代表に選出」とは書かれていますが、その条件が「年明けのB級大会でミニマムをとること」であり、それがなかなか難しい状況であることにはまったく触れられていません。
そこはスルーして、不甲斐ない若手が世界の舞台で戦うチャンスを潰してはいけないという、高橋氏の優しさから辞退したのだ・・・という美談すり替えられている。

「ミニマム」に多少でも触れるか触れないかで、ライター・記者の良識が測れると思っていますが、辛女史は、そういう意味では信用度ゼロのライターということです。まあ、もともと評判のよくないライターではありましたが、ここまで偏った記事を書かれると、「辛仁夏=青嶋ひろのの別名」説が信憑性を帯びてきますね。

「繊細で周囲に心配りができる選手」が、2012年の全日本、自分のオタが後輩にバッシングを浴びせた大会で、ニヤニヤしながら「最高の雰囲気」と言ってみたり、2012-2013シーズン、自分が依頼した阿部奈々美さんのSPプログラムを四大陸前に変更した理由を会見で問われたとき「あのプログラムだと点数が伸びないから」と言い捨てたりできるんだ。私がこの人を完全に見限ったのが、あの会見でした。

そりゃ、シーズン途中でプログラム変更する選手はいます。でも、理由を聞かれたとき、普通は(本心はどうあれ)前の振付師に配慮した言い方をしてますよ、もっと若い選手でもね。自分がジャンプがマトモに跳べないのを棚にあげて、点がとれないのを振付のせいにする人なんて見たことないわ。それに、この人、調子が悪いと、コーチやら親やら周囲に当たり散らすの有名じゃないの。気分悪いから、できるだけこの人の話題を目にしないようにしてる私ですら知ってる(笑)


なぜ、ポスト羽生や宇野に続く選手が、次の北京五輪に向けて育っていないのか。原因はいくつかあるが、その一つは、羽生というあまりにも突出した選手が身近にいることで委縮して諦めモードに陥った次世代の成長が遅かったことは否めない。

ここに羽生ファンが引っかかってるみたいだけど、「羽生サゲ」かと言われると、そうではない。ただの「若手サゲ」。結弦くんが凄すぎて、日本人選手が委縮して諦めムードで成長が遅くなってしまった・・・とわけわからんこと書いてますが、それで成長できない選手なら、結弦くんがいようがいまいが同じこと。そんな根性では、世界ではもとより戦えない。世界中の若いフィギュアスケーターが「羽生結弦」をロールモデルとして日々練習しているのですからね。


しっかりと資金調達して強化費を捻出して、強化指定選手に還元できるような仕組みをそろそろ作らなければ

スピスケの方にはたっぷり資金が注がれて強化されてると思います。頻繁に長期で海外合宿してるようだし。その資金は主にフィギュアの方から出ているかと思いますが、フィギュアの強化はほとんど自助努力に任されているのが現状かと。ただ、それでも女子は育っているので、それだけが原因ではないでしょう。前から思っていましたが、結弦くんが異質なだけで、もともと日本男子は、女子より競争心が弱く、女々しいタイプが多いように思います。ぶっちゃけ、女子の方がよっぽど男らしい。


世界の舞台を視野に入れながら戦う覚悟を持って来季に挑むと公言した高橋という“刺激剤”に間近で触れる機会を持つ「第3の男」候補のスケーターたちが、どんな成長ぶりを見せ、どう意識改革をしてくるのか、楽しみにしてみたい。

結弦くんは突出しすぎて諦めムードで委縮させてしまう存在だけど、高橋さんは”刺激剤”になるんだ・・・それって、微妙に高橋さんを下げてない?(笑) 要は、結弦くんはとても手が届きそうもない存在だけど、高橋さんなら「頑張れば手が届く」ってことだよね? いや、忖度採点がなかったら、普通に抜いてると思うけどさ。まあ、「羽生結弦」に追いつくより、「高橋大輔」を抜く方がずっと楽というか、現実的であることは確かよね。

フィギュアの採点は、多かれ少なかれ忖度が入ります。陰謀論は嫌いだけど、それは確かにある。勝つためには、忖度をはねのけるほどの力の差が必要。結弦くん曰く「圧倒的に勝つ」実力が必要なのです。昨年の全日本では、そこまでの実力が若手になかったということ。


日本はテレビでもスケート誌でも、「誰をリスペクトしてるか」という質問を若い選手にしたがります。そこで名前が挙がるのが、日本で一番多いのが高橋氏であることは確かです。コンティニューに出演していた無良さんが、トークコーナーで本田さんの名前を挙げていましたが、無良さんも本当は高橋氏リスペクトです。挙げた名前が本田さんだったので・・・「ああ、こいつ空気読んだな」と(笑) CWWは羽生ファンの集いでしたから、無良さんも羽生ファンの対高橋氏の微妙な空気は承知してるんだなと、あのとき確信したものでした(笑)

高橋さんの功罪として、日本に残した「負の遺産」をあげるとしたら、「確固たる技術の上の表現力」ではなく、技術的に弱くても「雰囲気表現力」で人気を博してしまったが故に、その影響を受けた下の世代に、間違った方向性を示してしまったことじゃないでしょうか。それが、今の日本男子の三番手以下の低迷の一因になってるような気がしてなりません。

4年前の引退によって、その呪縛から解放されつつあったのに、また始まるのね。日本男子フィギュアの未来は暗いな。高橋氏の影響が少ないノービスあたりで、結弦くんの精神を継いでくれる若い子が一人でも育ってくれるといいのですが・・・。


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テーマ : フィギュアスケート - ジャンル : スポーツ

2019/01/04 12:00 | テレビ番組・コラム(2018-2019)COMMENT(6)TRACKBACK(0)  TOP