FS界の闇 ~電通独占契約、スケ連貯金が2憶から34憶に増えるまで、羽生ロスの影響、偽垢と珍バイトの共通点、ほか

1月1日~3日にいただいたコメントにレスいれました。よろしくお願いいたします。

だいぶ前に書きかけて中途で放置してUPしてなかった記事を蔵出し。
モヤモヤするフィギュア界の闇部分をつらつら書いてみます。


スケ連は2006年6月から電通と独占広告契約を結んでいます。



スケート連盟が電通と独占広告契約…選手の負担軽減(2006年6月19日 読売新聞)

 日本スケート連盟は18日の評議員会で、新年度から、広告会社の電通と大型の独占広告契約を結ぶことを報告した。

 4年間で6億円規模になると推定され、これまで選手に求めていた遠征費などの自己負担が大幅に軽減されることになった。

 契約は、スピード、ショート、フィギュアの国内大会看板広告などの権利を電通が独占して手がける内容になっている。スケート界は、トリノ五輪でフィギュアの荒川静香(プリンスホテル)が金メダルを獲得して、スケートへの注目度が飛躍的に上昇。荒川は引退したものの、浅田真央(愛知・中京大中京高)、岡崎朋美(富士急)ら、人気と実力を備えた選手が多いことから、その広告価値が改めて評価された形だ。

これまで、スケート連盟は内部規定により、選手に海外遠征などの費用の約6分の1を自己負担させていた。だが、来年度は独占契約により、1億数千万円の収入が見込まれ、3競技の代表遠征、合宿費に充当されることになった。また、残額の一部は、国際事業委員会のずさんな経理で大幅に減少した連盟財産の回復に振り向けられるという。

 一方、今年度の決算見通しでは、フィギュア人気を受けたトリノ五輪関係の広告、事業収入が大幅に伸び、1998年長野五輪当時の規模の黒字になった。これにより、一時は2億円を割っていた連盟正味財産は4億円以上にまで回復する見通しだ。



2006年2月に、荒川さんがトリノ五輪で日本人初の金メダルを獲得しました。さすが金儲けできそうなことには鼻の利く、抜け目のない電通です。「フィギュアが金になる」と見込んだのでしょう。その後フィギュアブームがおこり、電通の狙いは当たりました。

選手に海外遠征などの費用の約6分の1を自己負担させていた。だが、来年度は独占契約により、1億数千万円の収入が見込まれ、3競技の代表遠征、合宿費に充当されることになった

海外遠征の費用の1/6が自己負担だったとは驚きです。でも他競技ではそう珍しいことではない。

笹川スポーツ財団の2013年の資料から 
ソースはこちら

海外遠征にかかる個人負担額が0円と回答する選手が9人(7.2%)といた一方で、300万円を超えた選手が10人(8.1%)いた

卓球の水谷選手もこんな話をされてます。Number WEBから。
ソースはこちら

「フェンシングの三宅諒選手には、ウーバーの配達を始めたという情報を知って連絡しました。フェンシングの海外遠征は自費参加と聞きました。彼は遠征費などを自分で稼ぐために配達員を始めたわけですが、僕も昔は自費で遠征に行っていましたし(現在は卓球協会がすべて負担)、大会で得られる賞金も最近あがってきたという状況で。自分が若いときも厳しい状態だったので三宅選手の気持ちは痛いほど理解できましたし、卓球選手は恵まれているなとも感じました」


フィギュアの選手は連盟から「強化費」まででるので恵まれているといえるでしょう。ただし、フィギュアの選手も帯同するコーチの遠征費は選手の自費です。だから同門の選手はできるだけ同じ試合に出てコーチの遠征費を選手間でシェアできるようにしてますね。


電通は真央さんが引退ならスケ連を切るつもりだったらしい…。


 清水氏が言うところによると、最初浅田が引退するかもしれない状況で周囲はとにかく引退を思い留まらせようとしたという。
その一方、仮に浅田が引退した場合「広告業界も一度フィギュアから退こうとしていた」と発言。結局「現役続行」になったことで広告業界も戻り、さらにフィギュアも盛り上がったのだという。



伊〇が「浅田選手が引退したら自分もスケ連をやめる」と言っていたという噂を目にしたことがあります。ソースはわからないので話半分で聞いていただきたいですが、もしそれが本当だったら、電通に切られて旨味がなくなるから…というのもあったのではないでしょうか(マオタだから…という単純な理由だけではなく)。電通に見捨てられたら大打撃。電通が見切りをつけられた競技…となったら、スポンサーへの悪影響は避けられない。結局、真央さんとバトンタッチするように結弦くんが出てきてくれたおかげで、スケ連は助かった。スケ連からすれば、宝くじに2回当たったようなもの。


スケ連の役員の報酬はかなり美味しい。
最高で月100万円の報酬。もちろん経費や接待は別腹。

以下、PDFファイルのリンクを貼っておきます。

役員及び評議員の報酬並びに費用に関する規程

日本スケート連盟役員一覧 (令和4 ・5年度)


羽生ロスの影響は大きい。これからは今までような金満生活は難しくなる。


「羽生さんがシニアデビューした’10年度時点の日本スケート連盟の正味財産、いわば“蓄え”は、約11億円でした。それが羽生さんの五輪2連覇などに伴って収入が膨らんだことで黒字を積み重ねていき、最新の’21年度の決算では、正味財産は34億円超と発表されています。つまり連盟は、羽生さんの活躍した11年間で20億円以上も“貯金”を増やすことができたのです」(フィギュア関係者)


「2006年4憶→2010年11憶→2021年34憶」と順調に増えていった連盟の貯金。スピスケに湯水のようにお金を使い、贅沢三昧してもこれだけ貯金ができたわけですから、実態はすべて「スター選手のおかげ」であっても、スケ連がまるで自分達の手柄のように勘違いして、慢心がどんどん膨らんでいったのは想像に難くない。おそらく本気で「フィギュアは人気スポーツ」だと思いこんでいたのではないだろうか。「羽生ロス」による影響をかなり過少評価していた可能性がある。


佐野さん談
「羽生結弦というスターを失ったのは、どうしようもないことです。どんな名選手もいつかは自分の道を選んでいくのですから。いまが転換期ということでしょう。 (中略) 業界全体で人気を保てるようにやっていかないといけないところではありますが、宇野昌磨選手や鍵山優真選手ら、現在の選手たちに頑張っていただいて、今後もいい成績を残してもらうしかないですね」


アイコンになるスターがいなくても、いい成績を残せば「日本人が活躍している競技」として見てくれる人もいるだろうし、JOCからの強化費も増える…ということですかね。佐野さんも昨年理事から外れてます。いい時期に外れたといえるかも。




いくら強くても、魅力あるスターがいないとダメなんっすよ。芸能界の方がそれはよくわかってる。だから、彼のプロ転向を待ち構えていたように、あちらこちらからオファーが殺到しているわけで。そういえば、佐藤健さんは以前結弦くんに「アミューズに入りませんか?」と言ってましたね。今アミューズと業務提携してるわけで、巡り巡ってなかなか興味深い。

体操は東京五輪で新しい個人総合金メダリストが誕生しましたが、内村さんの引退でやはり体操の競技会場は閑散としてるとか。「日本人が勝つところが見たい」より「〇〇がでてるから見たい」人が多いということ。ましてや、アメリカ様の五輪金に協力して、アメリカ様の金確定の瞬間グリーンルームでガッツポして、おこぼれの銀銅で満足してるような競技に、人気がでるわけない。






あの偽アカウントは、"羽生選手の出演予定のないショーを『妨害により告知できないが羽生選手が出演する』と宣伝する"や"羽生選手のショーのチケットを買い控えるよう呼び掛ける"など、はっきりとした業務妨害してるのがミソ。チケットを買わせないように誘導しようとしている。彼の足を引っ張りたい陣営は?と考えると、だいたい想像つく。そしてなぜメディアにとってアンタッチャブルの領域になっているかも。

なお、昨日の記事のコメント欄から、偽垢首謀者に近しい人に野口以外では
・愛知名電OBを父に持つ後輩2号君の父親
・サンクスツアーのメンバーの1人(千葉リンクで問題起こした人)、
・荒川や村主と競ってた人(真知子門下OG)。
の名前もでていた、という情報をいただきました。(コメ主から訂正のコメントがあったので一部修正しました)

よくフィギュア界を「フィギュア村」というけど、村はよそ者には生きにくい。田舎暮らしに憧れて都会から移住する人もいるけど、なじめなくて都会に戻る人が多いらしい。田舎暮らしするのなら、まだ別荘地の方が住みやすいとか。なぜなら別荘地は都会からの移住者ばかりだから。


自分の周りの村社会が「全宇宙」
村の外に出たこともないので
村の尺度でしか物事を測れない
身内(派閥)が一番大事
よそ者(派閥外)は金だけだせばいい
自分達の文化に染まることを強要し
染まらないよそ者は村八分



村の特徴は本当にフィギュア界そのもの。結弦くんも本当によくこんなとこで長年頑張ったわ。




結弦くんが出演していないアイスショー、最近通年リンク(リンク設営費が不要)の会場が多いような気がする。損益分岐点もそれならもう少し低くなるのではないだろうか。チケットが売れなくてもチケット代が上がり続けているのは、完売しない前提でとれるところからとろうとしているように見える。


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2023/01/23 11:45 | 問題提起COMMENT(6)TRACKBACK(0)  TOP

「羽生結弦公式」なりすましアカウント遂に凍結!顛末まとめ

12月31日にいただいたコメントにレスいれました。よろしくお願いいたします。

偽垢がついに凍結されました。ハフポストさんのおかげです。ありがとうございます!!





この記者さんは、以前も良記事書いてくださってる。


ホンモノの方がシャドウバンされていた。twitter社ってもしかしてアンチなのか。


twitter社からの報告だそうです。お二人とも内容的に同じものですね。





やはり本人が動くのが一番いいのだろうな。


凍結されても課金は続くらしい。



凍結されてから、DIGESTが、後追いで記事にしていた。


TLもなぜ他のメディアは動かなかったのかと批判的なつぶやきが目についた。

@アワード一斉広報中の大手メディアに比べハフポストさんの問題追求取材姿勢が俄然光ってしまった。
@(つか正直普段羽生をバンバン取り上げる他のメディアがなりすましの件は一切取り上げてくれなかったことはかなり悲しいよね……知らない訳ないよね記事のためにファンの動向めちゃくちゃチェックしてるんだし)
@例えばアマチュア時代の不正採点や連盟の態度に言及するのは後々のことを考えると難しかったと思うが
偽垢について触れるのは全く問題ないと思うのになぜ今まで記事が出なかったんだろう
素朴に不思議
@皆安心してるけど、
う⭕おぼえとかは何度凍結されても「中の人が知り合いだから通報凍結しても無駄だ!」って吠えて復活してたので
この偽アカも「ほら!本物だから!」って復活してショーや衣装やイベントの偽情報を何の躊躇もなく発信しそうなので断固監視継続。絶対に盤石汚バックいるでしょ。
@皆さーん!あの偽アカウントが凍結されたのは、ハフポストさんがTwitter社に問い合わせしてくれたお陰ですよ~!😆
今まで羽生くんの記事を載せて儲かってきた各新聞社は知らんフリしてましたね~!💢
よーく覚えておきましょうね‼️
@偽垢凍結の件、単にwebメディアが採り上げたから凍結したのではなく、teamSiriusが「公式ではない」と回答し(これがとても重要だったのではと思う。今まではこれが無かった)、ハフポストがこの回答を根拠に、Twitter社に公開で見解を質したことが最大の理由な気がする。



あのなりすましアカウントは、だいぶ前からブログもやっていた。最初はマトモだったが、だんだんおかしくなり、今の狂った妄想ブログになったらしい(キモイので遡って読んだことはないけど)。 現在のブログはツィッターよりさらに狂気の度合いが増している。

糖質なのではないかと言われてるけど、ただの狂人単独の暴走にしては手が込んでるので、背後に誰かいるのではないかと疑っている。矢面にたたせているのが狂人であれば、仮に訴えられても罪に問われない。

今のメディアはネタ探しにTLをずっと張ってるので、偽垢の件はどのメディアも知っていたはず。羽生ファンが凍結を求めてずっと声を上げ続けていたことも。なのに、あの突撃芸が売りの東スポすら偽垢はスルー。記事にしたのは米国系メディアのハフポスト。ハフポストはスケ連としがらみのないメディア。あの東スポでさえ、スピンノーカンよりも触れられない話題なのか。どうも、珍バイトの件をどこのメディアもスルーしたのと同じ匂いがする。

採点のことなどに触れにくいにはまだわかる。スケ連から出禁になるからだ。しかし、この偽垢も「触れてはならぬ」タブー領域だとしたら、それはスケ連にとって都合が悪いことだと、各メディアが暗黙の了解で察知しているということだろうか。この業界は本当に闇が深すぎる。DIGESTは後追いでも記事にしただけましで、他のメディアは今だに沈黙を守っている。


偽垢の正体は、FBから掘り起こされていた。


この東京のKimikoという人が、Y_HanyuOfficialというなりすましアカウントの首謀者なんですね。
Ps Kimikoさん......そろそろこのバカげたゲームをやめましょうよ。

小西も調べてみましたが、特に何も見つかりませんでした。何か不審な点はありませんでしたか?




ちなみに、このokimikというアカウントは、現在も生きているが、鍵がかけられて見えなくなっている。この偽垢は登場した頃から、名古屋関係者と繋がっていると言われていた。FBなどを海外ファンが掘り起こして調べたのだ。海外ファンの調査力はいつもながらすごい。野口と繋がってるのが衝撃的だわ。そりゃ羽生サイドから距離おかれるはずだ。





2019年に発覚した珍バイトを募集していたのは名古屋の会社。この偽垢も名古屋関係者と繋がっている。捏造したデータでU選手のジャンプが羽生選手より優れているという記事を出した中京大学の教授もいた。「打倒仙台」とか言ってた名古屋のメディアもあった。

フィギュア王国とのプライドがあり、愛知のスケ連が日本スケート連盟より大きな顔をしていた時代もあるという。名古屋は羽生人気が高いけれど、ことフィギュア関係者に限ると、羽生結弦や仙台に対してかなり拗らせているように感じる。五輪金メダルコンプレックスって怖いな。

いずれにしろ、羽生ファンが声を上げ続けたからこそ、ハフポストが取り上げてくれたのだ。諦めずに声を上げ続けることが大事。彼は敵が多い。これからもどんな手を使ってくるかわからない。ファンは自分達でできることをやるしかないでしょう。


ブログの方もこれから通報する人が増えればあるいは…。




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2023/01/22 16:15 | 問題提起COMMENT(5)TRACKBACK(0)  TOP

採点問題に苦言 ~スコット「最初から結果が決まっている」&荒川さん「ジャッジは猫でもできる」、ゆづが語った「レッテル」の真意 ~内村×羽生対談、ほか

12月25日と26日にいただいたコメントにレスいれました。よろしくお願いいたします。

テサモエのスコットが採点に苦言を呈しています。





テサモエは、以前も、バンクーバー五輪で金をとった後、下げ採点されていたと爆弾発言していた。テサモエはメリチャリと同じコーチ(ズエワ)に師事していたが、メリチャリの方がジャッジ受けするプログラムを与えられていると不満をもっていた。その理由として、コーチにとっては、同じ選手に2個金をとらせるよりも、別の選手に金をとらせ、金メダリストを2組誕生させた方がコーチとしての評価になるからだろうと報道した海外記事もあった。

実際、ソチ五輪では、テサモエは銀メダル。メリチャリが金メダルだった。ソチ五輪の最中に、フランスのメディアが「ロシアとアメリカの間では、ロシアが団体金、ダンスがアメリカ金で話がついている」と報じた。もちろん、双方否定はしたが、たぶん事実だったのだろう。その通りの結果になった。私は当時、ダンスを見ていたけど、素人目にはテサモエの方がいいと思った。バックヤードでメリチャリの金が決定したときの、テサモエのなんともいえない表情がとても印象に残っている。彼らは実力で負けたと思っていなかっただろう。テサモエはソチ五輪後に休養し、現役復帰したときにコーチを替えている。

結弦くんの気持ちを一番理解できるのは、同じく採点冷遇の経験があり、その中で五輪金を2個獲ったテサモエかもしれない。とはいえ、テサモエとメリチャリ、メリチャリとパパシゼの実力差は、そこまで大きくなかったと私は思う。だから、テサモエの採点について問題視されたことはなかった。

五輪金をとった後はほとんどのスケーターは引退するし、続行した場合ても、年齢やモチベの問題もありさらに進化することはほぼない。プルさんでさえそうだった。羽生結弦が五輪金をとった後もさらに進化し続ける規格外の存在だったために、ISUは彼をこれ以上勝たせないために滅茶苦茶な採点操作をせざるえなくなり、SNSの普及であからさまなやり方がバレて、スケートファンにドン引きされて、今の状況になっている。


こんなブログ記事をみつけました。荒川さんもマトモなことを言っていたときがあった。



荒川さんは、スケ連副会長になったとき「派閥をなくしたい」と言っていたらしい。彼女は派閥外の選手だった。今の派閥主義の強いスケ連だったら金はとれていなかっただろう。当時の強化部長の城田氏はあまり派閥主義ではなかった。城田氏は、トリノ五輪で、村主さんよりも荒川さんを推した。日本では村主さんの方が推されていたけど、世界では荒川さんの方が評価が高かった。城田氏はとにかく五輪の金メダルが欲しかったから、国内推しよりも世界の評価を買ったのだと思う。

荒川さんには色々思うところはあるが、彼女がトリノで金をとらなかったら、アイリンは復活していなかった。アイリンが閉鎖されていたl時期、結弦くんはリンク難民になり、遠方のリンクに練習場所を求めて遠征してたが、練習時間が激減して、同期の日野くんにも負けるような状況だった。あのままずっとアイリンが復活できなかったら、今の羽生結弦はなかったかもしれない。結弦くんが今もアイリンをサポートし続けているのも、荒川さんに今でも恩義を感じているのも、それが理由だ。

潰れかけていたプリンスアイスワールドや、真壁の会社が息を吹き返したのは荒川さんの五輪金のおかげだった。シェイに振付の才能を見出し、振付師の道を勧めたのも荒川さん。アイスショーの世界では、彼女の功績は大きいといえると思う。

彼女はショースケーターとしての才能はあっても、フィギュア村の中枢部に入って、中から組織を変える才覚はなかった。最初は意欲をもっていたのかもしれないが、すぐに無理だと悟ったのだろう。ましてや、政治家や電通まで入り込んで、スケ連はまさに魑魅魍魎蠢く伏魔殿。とても彼女の手に負えるシロモノではない。そうなれば、よほどの信念をもっていない限り、人間は長いものに巻かれる方が楽である。彼女は所詮お飾り副会長だった。そして「派閥をなくしたい」といっていた彼女も、いつの間にか派閥側の人になっていく。

副会長として何もしなかったことをどうこう言うつもりはないが(むしろ、いらんことばかりやってる伊〇よりマシだが)、副会長職のまま、現役選手を自分の事務所に入れたのは、道義的に大変問題だったと思う。ただでさえ依怙贔屓が蔓延している連盟である。現役選手を入れるのなら、彼女は他の事務所に移籍するか、副会長を辞すか、どちらかを選ぶべきだった。彼女は自分の事務所の利益のために、副会長の座にいすわり続けたと言われても仕方がない。私は、それが彼女の輝かしい経歴の中で最大の汚点だと思っている。


BSフジの内村×羽生対談。書き起こしてくださっています。ありがとうございます(スレッド参照)。




とても面白い対談でした。でも、この1点だけが気になった。おそらく内村さんは結弦くんのこの言葉の真意を理解していない。結弦くんが言った「レッテルを貼られたらおしまい」という言葉の意味を。私達は、嫌というほどその現場を目にしてきたけれど。















もし、フィギュア界がせめて体操界くらい健全な競技団体だったら、彼もあれほど苦しむことはなかっただろう。競技を退いた後、IOCやJOCとここまで距離をとることも。彼は自身の採点だけでなく、体操界でいえば「内村選手をリスペクトしてる」と公言する選手も採点で冷遇するような世界で戦ってきたのだ。おそらく、内村さんには想像もできないのではないだろうか。異常すぎて。


マッシさんがトリノファイナルのガラガラについて語ってますね。


結弦くんが競技から退いても、人気の低下をもう少しソフトランディングさせることは可能だったと思う。ISUとJSFは、フィギュア界に莫大な利益を与え、フィギュア史上最大のファンダムをもっていたメガスターを長年苦しめ続け、ファンに大きな遺恨が残る形で追い出した。それが、今のハードランディングにつながっている。しかし、どんな結果になれ、それも組織の望んだ道である。


ウィルソンにも「notte stellata」を見てほしいですね。



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2023/01/16 10:05 | 問題提起COMMENT(11)TRACKBACK(0)  TOP

ゆづ効果絶大!家庭画報創刊64年で初の発売前重版決定、五輪談合で家宅捜索のシミズオクトが運営した2019年ワールドと直前発覚した珍バイトを振り返る、ほか

もはや普通のことになった羽生表紙本の発売前重版。今度は家庭画報です。



株式会社世界文化社は、12月1日(木)(関西・東海・四国地区は11月30日発売)に刊行する『家庭画報 2023年1月号』プレミアムライト版の発売前重版を決定しました。ネット書店や全国書店で発売前より予約が殺到、『家庭画報』1958年の創刊以来初となる発売前重版です。


 ← 家庭画報2023年1月号(通常板)

 ←家庭画報2023年1月号(プレミアムライト版)


家庭画報に結弦くんが載るのは初めてではありません。過去に何度かあります。そのときも売れてましたが、発売前重版というのは家庭画報創刊64年にして初めての快挙ということですね。いかに、羽生人気が爆上がりしているかを証明する出来事。


どうやら、今年も全日本は地上波で放送されるようです。


しかし、フジテレビに暗雲が立ち込めています。


東京オリンピック・パラリンピックの「テスト大会」の入札をめぐる談合事件で、東京地検特捜部と公正取引委員会はフジテレビ系制作会社フジクリエイティブコーポレーションにも捜索に入りました。

この会社は、フジテレビ直系の制作会社で、フジテレビは、この会社の取締役や監査役に自社の4人の取締役を送り込んでいます。子会社が勝手にやったんです~と言い逃れはできないのではないでしょうか。

取締役 株式会社フジテレビジョン専務取締役 大多亮
取締役 株式会社フジテレビジョン専務取締役 小川晋一
取締役 株式会社フジテレビジョン常務取締役 田村敬
監査役 株式会社フジテレビジョン常務取締役 奥野木順二


電通に博報堂にフジテレビ…東京五輪の腐敗が次々に明るみに。つくづくフジのオワコン感がハンパない。


電通に博報堂にフジテレビ系列に、ついにシミズオクトまで。


シミズオクトの実績情報(全てではありません)
https://www.shimizu-group.co.jp/portfolio/


このシミズオクトは忘れもしない、運営が最悪だった2019年のたまアリワールドを運営した会社です。あれは酷かった。



ショートの日はとにかく会場が暑かった。汗をかくので上着を抜いだ。試合でもショーでもあんな暑い会場は後にも先にもあの大会のショートだけ。結弦くんののちにテレビで宮根さんに「暑かった」と言ってましたね。当然、リンクの氷は溶けまくっていた。エッジジャンプが得意な選手には不利な氷の状態だった。実際、結弦くんはSPでサルコウを失敗した。

結弦くんは、エッジジャンプの四回転ループについてこんなことを言っている。
ソースはこちら

「4回転ループは、力と回転のバランスが難しいジャンプです。思い切って(力をいれて)跳ぶと、ツルッと抜けてしまいやすい。エッジ系のジャンプは氷の状態に左右されやすく、試合で入れるにはリスクがあります」

掲示バナー禁止も、プレボの共用も、羽生人気を隠したい意図がミエミエだった。まさか羽生結弦用のプレボがないなんて想像もしてなかったわ。他の選手のプレゼントすべて合わせても1:10くらいじゃないの。だからか、預かったプレゼントの紛失事件もありましたね(KOKOだったかな?)。私は幸い買えたけど、パンフレットの用意も少なくて、早々に売り切れてしまってた。他にも挙げたらきりがないくらいグダグダの運営だった。

これ以上ないくらい観客からの評判は悪かったのに、岡部由紀子が「最高だった」と自画自賛してたのは覚えている。要は自分達にとって最高であればよく、観客の満足度などどうでもいいのだ。

結弦くんはエッジジャンプが得意だ。プログラムのジャンプ構成もエッジジャンプが多い。シミズオクトは空調の温度調整について「スケ連の指示に従った」と言っていたらしい。

あの大会は色々異様だった。日本の大会なのに、デニステンのメモリアルブースが設置されていた。自国のアイスダンスを支えてきたクリスのときとは比較にならない厚遇だった。あの大会で、テンと同国のツルシンが4Sの回転不足を見逃されて銀メダルをとったのは、偶然ではなかったと私は思っている。メドベもフルッツを見逃されて紀平さんと僅差で銅メダル。海外のスケオタからも「自国開催のアドバンテージが全くなかった大会」と言われていた。


そういえば、あの珍バイトが発覚したのも、この大会のちょっと直前だったな。
募集していたのは名古屋の会社だった。偶然ですかねえ(笑)



SPのときは「男子シングル」の括りで共用だったプレゼントボックスは、FSのときには「羽生結弦」「宇野昌磨」と2選手だけ個別ボックスが設置されていた。正直「個別のは結弦くんだけでいいのでは?」と思ったけど、スケ連はあくまでも二人の人気は同等だと示したかったのだと思う。当然、プレボに投函されるのは結弦くんのボックスばかりだったけれど。

直前発覚の珍バイトの内容と何気にリンクしていて、スケ連やあちら陣営の裏がいろいろ透けてみえる大会でした。

シミズオクトを擁護すると、2018年の五輪二連覇パレードもシミズオクトの運営でしたが、評判がよかったので、要は依頼主の問題なんだと思います。



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2022/11/30 11:35 | 問題提起COMMENT(4)TRACKBACK(0)  TOP

NHK杯2022視聴率情報&NHK杯10年間の男子視聴率推移、TVガイド地上波番組欄から全日本が消えた?、スター不在がFS界に与える影響についての関連記事4本

11月7日にいただいたコメントにレスいれました。よろしくお願いいたします。

TLがザワついていました。地上波番組表に全日本がない。



ソースはこちら。バカ売れしております。


NHKはスポンサー関係なく放送できるから強い。放送予定もすぐに発表されました。問題は民放です。民放はスポンサーがいなければ放送できません。例年なら今頃はもう地上波放送番組欄に全日本の放送予定が入っていました。結弦くんが出る試合はスポンサーがすぐについたから早めに番組が組めた。局も営業が楽だったでしょう。

スケ連にフジの社員出向していますし、最終的にはなんとかして例年通りに地上波で放送するだろうと思いますが(差し替え可能な番組ばかりですし)、営業に苦労してるのだろう状況は透けてみえます。今年のスケカナは一応プレミアタイムに放送されたけど、放送が決まるの遅かった。昨年のファイナルも最終的に中止になったけど、放送が決まったのは中止が発表される直前だったと記憶している。ファイナルもテレビガイドの地上波番組欄では他の番組が載っていてザワついたけど、最後の最後にねじ込んだ感じだった。


フジは民放キー局一の負け組です。希望退職も大量に募集している。


フィギュア界に救いがあるとすれば、フジは「見上げればテレ東」なんてことも珍しくない視聴率爆死局なので、フィギュアの視聴率が少々低迷しようが、「他よりマシ」ということかな。ただ、それも放映権が高いままだと別。放映権料を下げないと、スケ連と近いフジといえども支えられなくなるでしょう。


NHK杯の視聴率もでました。


男子ショートが8.2%。フリーが8.4%。ダンスフリーが7.6%。
ゴールデン放送なのに、ダンスとたいして数字が変わらないとは…。元々NHK杯は誰がでても数字がそこそことれる大会といわれていました。1日中NHKをつけっぱなしにしている高齢者層がけっこういるからです。ダンスの7.6%はそういうことでしょう。

女子が夕方放送とはいえ、ショートもフリーもランキング圏外。圏外のため数字はわかりませんが、5.9%以下は決定です。女子全盛時代を思うと、隔世の感があります。あの頃より全体的にテレビ視聴率そのものがかなり落ちているので、一概に比べることはできないけれど、それにしても…。日本女子にスター的存在がいないし、ロシアまでいなくなって女子フィギュアらしい華がなくなってしまいましたね。


10年間のNHK杯の男子シングルの視聴率の推移です。参考までに。


補足しておきます。
2014年が4位だったのは、中国杯の衝突事件の影響。
2015年が男子が夕方放送だったのは、真央さんの復帰で、真央さん優先の放送になったため。このときはまだ復帰した真央さんの方が話題になっていた。夕方放送ということで、ショートの視聴率は高くなかったが、ショートの世界最高得点更新で期待が高まり、フリーは夕方放送にも関わらず18%を叩きだした。


まるで今を予言しているような記事ですね。




世の中はわかりやすい。メディアは忖度記事書くのはタダだから、プライドのないメディアはいくらでもヨイショしてくれるけど、ことお金が絡むことになると、シビアです。

数字のとれるスターがいればスポンサーはつくし、放映権料も高くなる。しかし、スターがいなくなれば…。練習チケットすら争奪戦だった時代はもう過去のもの。争奪戦どころか、練習チケットが発売されることすらもうないのではないかな。


関連して、私の過去のブログ記事を2つほど再掲しておきます。
私はこの手の記事はわりとよく書いてるんで、これだけではないですが、参考までに。






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テーマ : フィギュアスケート - ジャンル : スポーツ

2022/11/26 11:50 | 問題提起COMMENT(8)TRACKBACK(0)  TOP