O選手への中国Fanyusの反応について
1月27日にいただいたコメントにレス入れました。よろしくお願いいたします。
昨日夜、フォトブックキャンペーンのインスタライブがありました。
フォトブックの中身も紹介してくださっています。
\\ 羽生結弦選手×雪肌精みやび //
— みずほ (@traveler_mizuho) February 16, 2023
スペシャルフォトブックキャンペーン💜
インスタライブアーカイブ😊https://t.co/P5FEAMtBpB
さて…今日は少し微妙な話題になります。
うちは微妙な話題が多いブログだけど、ちょっと長いです。お付き合いいただける方だけ。
少し前に、雪肌精さんが日焼け止めクリームのビジュアルを解禁しました。
2/16 発売🆕#雪肌精 クリアウェルネスの
— 雪肌精 SEKKISEI 公式(JAPAN) (@kose_sekkisei) February 7, 2023
リニューアルした日やけ止めと、#羽生結弦 選手のビジュアルが登場💙
紫外線ダメージを全方位ケアする
ハイパフォーマンスUVで、
羽生選手のような透明素肌へ✨
商品の気になるポイントや
新ビジュアルの感想を、
ぜひコメントで教えてください♪ pic.twitter.com/acRSFjyQ43
┏☀️………………………………┓
— 雪肌精 SEKKISEI 公式(JAPAN) (@kose_sekkisei) February 6, 2023
『#雪肌精』日やけ止め
新ビジュアルに
大谷翔平選手が登場
┗………………………………⚾️┛
✨豪華賞品が当たる✨
キャンペーンにも注目!
メジャーリーグ観戦ツアー✈️
大谷選手直筆サイン入り✏️
この後の投稿で詳細をCheck!#大谷翔平 #大谷VS太陽
どこが書かせたのか、さっそく底辺メディアから、こんな下げ記事がでました。まいじつは、週刊実話という底辺中の底辺雑誌のネット専用メディア。羽生アンチが集うことで有名な精神病棟「別館」の住民は週刊実話が大好物だそうですが…。
羽生結弦ファンが大谷翔平にブチギレ! 場外乱闘が起こってしまった原因(まいじつ 2023.2.9)
— みずほ (@traveler_mizuho) February 9, 2023
玉突き的に追い出される形となったのが羽生だ。
「大谷にCMキャラクターが変わったことで、羽生は半ば降板のような状態に」
大谷選手はいつ羽生選手を追い出してグローバルミューズになったのかな?😅 pic.twitter.com/0uZz7UjcrN
まいじつの記事が出る前、元旦のダブル広告のときから、中国ファンはざわついていました。そして、この雪肌精の日焼け止めのビジュアル公開から、怒りがヒートアップ。なぜ中国ファンがそんなに怒っているのか、大谷選手を嫌っているのか、日本人ファンにはわからない。そのため「だから中国人ファンは…」「雪肌精に凸したら羽生選手に迷惑がかかるからやめて」という反応になり…まあちょっとした両国ファンの間で対立があったわけですが…。
私のツイ友さんに、海外のファン事情に詳しい人がいます(日本人の羽生ファンです)。彼女から「中国ファンがなぜ怒っているのか、その理由をまとめたので、ブログに書いてもらえないか」と依頼されました。ツィッターで発信すると叩かれそうだからと。その気持ちはわかります。私もツィッターとブログの違いは痛感しています。ブログにも乗り込みがくることはありますが、ツィッターで絡まれる比ではない。「なんでこんなことで?」と思うようなことで、知らない人から絡まれたり凸される。ツィッターは情報収集にはとても役にたつけど、疲れるツールだなと思います。ブログという逃げ場があってよかったとつくづく思う今日この頃。
前置きが長くなりましたが、彼女がまとめた「中国ファンが怒っている理由」は以下のとおり。
中国ファンが大谷(以下敬称略)を嫌う理由まとめ
1. 94年組は元々羽生世代だと大谷自身も言っていたが、代理店と契約してからは言わなくなり、大谷世代という見出しの記事が多く出るようになった。
2. 大谷を格上げし、ユヅを含む他のアスリートを格下げする記事が多くでるようになった。2018年、大谷の記者会見の記者数がユヅの平昌の記者会見より多いという記事が出た。
3. 高い人気をアピールするが、SNS関連のデータは実際は良くない。
4. メディアを抱き込み、他の多くのアスリートに「大谷世代ですが、どう思います?」としつこく聞かせる。
5. メディアを通じてユヅには大谷のことを何度も聞くのに、大谷本人はプロ転向のとき以外、ユヅについて言及していない。
6. 東北人であることをアピールするが、チャリティー活動には一切参加しない。
中国ファンが大谷選手を嫌う一番の理由は、大谷選手は人気や実績において羽生選手とは比較にならないのに、彼のお抱えメディアや事務所の戦略で大谷選手を羽生選手より上に置き、羽生世代ではなくすでに大谷世代になっていると世間に思わせようとしていること。本人も事務所も「大谷が日本一のアスリート」であるような印象操作をしていること…だそうです。そして私見ですが、中国ファンの見解はあながち間違ってはいない…と思う。実際にどっちが上か下かは横においとくとして。
2の「大谷の記者会見の記者数がユヅの平昌の記者会見より多いという記事が出た」というのはこの記事です。

中国ファンに指摘されるまで知りませんでした。
まさか大谷選手にまで「羽生超え」というフレーズが使われていたとは(笑)
このときのスポーツ4紙の見出しを調べてみました。
日刊スポーツ
「大谷凱旋会見 NG無し 羽生超え記者312人」
デイリースポーツ
「大谷会見に羽生超えの報道陣312人」
スポーツ報知
「エンゼルス大谷会見に“羽生超え”の報道陣312人が集結」
スポーツニッポン
「大谷会見 今年4番目の報道陣多さ 移籍表明会見上回る」
検索したところ、メジャーなスポーツ紙4紙のうち3紙が「羽生超え」というフレーズを使っている。とても不自然です。報道陣の多さを記事にするならスポニチのように「今年4番目の報道陣」と書けばすむこと。わざわざ何の関係もない結弦くんを引き合いにだして「羽生超え」などと書く必要はない。どこからかスポーツ紙への指令があったとしか考えられません。かつて某後輩選手関連で「羽生超え」が多用されたように。では、大谷選手はどこが指令しているのか?といえば、おそらく野球界でしょう。
結弦くんは匿名掲示板の視聴率スレでは「羽生砲」と呼ばれ、裏番組に何がきても吹き飛ばす視聴率男として怖れられていました。実際、裏に日本シリーズとぶつかっても、必ず勝っていた。野球界はプライドが高い。フィギュアなんてゴミみたいに思っていることでしょう。スポーツとすら思ってないかもしれない(悲しいことに、私も今は否定できない)。なのに視聴率で負ける…ということにかなりカチンときていたはずです。しかも、2018年といえば「66年ぶりの五輪二連覇」で日本中が湧きたっていた頃。まだ大谷選手が今ほどの活躍をしていなかった時期かと思います。そこに「羽生超え」をぶつけてきたわけですから、いかに野球界が羽生結弦というアスリートを意識していたかわかります。最近は「羽生超え」と書かなくなったのは、野球界的には「大谷は羽生なんてとっくの昔に超えている」と思っているからでしょう。
3の「高い人気をアピールするが、SNS関連のデータは実際は良くない」。これも二人の雪肌精のビジュアルに対する反応をみるとあながち間違ってはいない。今日のAM9:30時点の反応状況です。
結弦くんのビジュアルには
イイネ 1万以上
RT 3905
引用RT 312
コメント 483
大谷選手のビジュアルには
イイネ 1190
RT 363
引用RT 81
コメント 14
まあ、大谷選手のファンは雪肌精のアカウントなんてフォローしてないでしょうから、この差はある程度差し引いて考えないといけないでしょうけど、彼が雪肌精のイメージキャラクターになって広告効果がどこまであるのか…と疑問に思う差ではあります(しかも、イイネやRTのかなりの部分は羽生ファンがしてると思われる)。
ロス観戦旅行が当たるキャンペーンをやってるので、それを目当てに買うファンはいるかもしれませんが、彼のファン層の多くを占める野球好きオヤジは日焼け止めなんて塗らないだろうし、10代20代の若い男性の肌の一番の悩みは「ニキビ・吹き出物」で、美白を目指す若者は少ない。羽生効果で男性客が2割増えたらしいので、さらに男性客の開拓を…と大谷選手を起用したのかもしれないけど、KOSEさんがどこをターゲットにしているのかイマイチわからないところはあります。

大谷さんが前面にでているので、メインは大谷さん、サブが結弦くんのようにも見える…。

この「本の雑誌」に書店員の覆面座談会が掲載されていました。そのくだりを一部転記します。
北京五輪需要は?
「表紙は羽生結弦ばっかりで(笑)」
「確実に売れるからねえ」
「羽生結弦選手が世界選手権に出場しないことになったため、特別号を出す予定でしたが取りやめます」
「フィギュア専門誌の発行予定に影響するレベル」
「引退したらいろんなものが滅びるんじゃないかと危惧しますね」
「一方、大谷翔平選手はそういう需要はないね」
「もう、こういうところは、身も蓋もないけど(笑)」
書店員も大谷選手では本は売れないと言っています。どちらかというと大谷選手の人気はお茶の間人気で、商品購買と直結する…というタイプの人気ではないような気がします。ただ企業は商品が売れる売れないより、自社の商品のイメージをUPさせてくれる人材を望みます。大谷選手は、真央さんのタイプのスポンサー需要なのかなという気がしています。
5の「メディアを通じてユヅには大谷のことを何度も聞くのに、大谷本人はプロ転向のとき以外、ユヅについて言及していない」については、2018年に五輪連覇について問われた大谷選手が「本当におめでとうございますというか、すごいなと思った」と答えていますので、厳密にいうと、プロ転向のときだけではありません。私もそのときの映像は覚えていますが、2016年のビッグスポーツ賞での初対面のとき、結弦くんに会えてすごい感激してる風だったわりには、あっさりしたコメントだなと思った覚えはあります(笑) まあ、結弦くんにしても、メディアが聞くから答えているだけで、自分から大谷選手に言及したことはないように思いますが、メディアが話題を振るということは、結弦くんに大谷選手を持ち上げる言葉を期待してるということでもあります。

最近では、中国ファンが大谷選手を嫌う理由として、あらたに「大谷選手の仮想通貨問題の件をマスコミが隠していることも中国ファンは胡散臭く感じていて、投資家から訴えられるような、そんなダーティなアスリートを清廉潔白なゆづと一緒に広告していることが許せん」というのもプラスされました。
大谷選手は既に破綻した暗号資産取引所(仮想通貨取引所)の広告塔を務めていたことから、投資家から訴訟をおこされています。広告塔のギャラを株式や仮想通貨の現物支給で受け取る契約だったとしたら、彼自身も大損しているかもしれない。大谷選手としたら「自分は被害者」という意識だろうし、実際「仮想通貨」などという胡散臭いスポンサーをつけたマネジメント事務所に責任があるとは思いますが、ホリプロとの契約を1年で切って、アメリカのマネジメント会社に変えたのは彼自身なので…いかにマネジメント会社の選択は大事かということですね。アメリカ拠点で活動するから、アメリカのマネジメント会社の方がいいという判断だったのでしょうが…。
日本のメディアは、この件については最小限の報道しかしていません(彼はメディアに守られていますから)。なので、羽生ファンの中には知らない人もけっこういるかもしれない。実は、私も、大谷選手が雪肌精の新イメージキャラクターとして元旦の広告で、結弦くんと対等の大きさでドーン!と掲載されていたときは、「仮想通貨で訴訟をおこされてついたダーティなイメージを、超クリーンなイメージの結弦くんと抱き合わせすることで、イメージ浄化を図る作戦か?」という考えがチラっと脳裏をかすめたことをここに告白いたします(笑) まあ、おそらく今年のWBCに合わせた採用だろうなとは思っていますけどね。それなら、1年契約の可能性も高いかな。あと信憑性はわからないけど、KOSEの社長が大谷ファンだという話も目にしました。
そしてもうひとつ。ある意味、これが最大の理由かもしれない。コメント欄からいただいたご意見です。
ブランドが好きだからではなく推しが宣伝してるから購入している人達からすると、大谷選手のおかげで売上が伸びたと言われるのが不快なのかもしれないなと、そう感じさせるようなコメントは1つ2つ見ました。
もともと野球好きな日本人からすると、好青年で推しとも交流がある大谷選手への好感度は高いので一部の海外ファンの感情がイマイチ理解できないところがありますが、野球にも選手にも興味がないファンからすると自分たちが売上に貢献している理由が不透明になってしまう事への不安な気持ちがあるのかもしれません。
二枚看板にされると、どちらが売上に大きく影響したのかわからなくなるのが嫌だということ。この御意見を中国ファンにぶつけたところ「まったくその通り」という回答でした。
中国ファンの気持ちはわかります。私も10年来使っていた化粧品から雪肌精に切り替えたのは、なにも雪肌精のブランドを評価したわけではない。羽生結弦がアンバサダーだったからです。雪肌精というブランドを買ったのではなく、羽生結弦というブランドを買ったのです。それは中国ファンにとっても同じ…いや、その想いは私以上でしょう。中国の商品博覧会の雪肌精ブースは、以前はガッキーとの2枚看板でしたが、今は結弦くんが1枚看板になっています。中国ファンにとっては「雪肌精=羽生結弦」なのです。
中国ファンが雪肌精をせっせと購入しているのは、結弦くんを応援するため。大谷選手のためではない。大谷選手が、中国ファンが抱く雪肌精のイメージと合っていないということも不快に感じる点。ガッキーと二枚看板で歓迎されていたのは、ガッキーも雪肌精のイメージと合っているからでしょう。2人が並んでいるビジュアルは、美しい姉弟のようでしたから。
同じ商品の二枚看板ではなく、同じKOSEでも、違うブランドか、雪肌精でも違う商品だったら、中国ファンの反発はマシだったのではないかと思います。たとえば、西川さんも、結弦くんの後に大谷選手を起用してますが、あそこは複数のアスリートのスポンサーになっているし、大谷選手はマットレスの「エア」専門で、結弦くんとは商品を分けています。
日焼け止めクリームに大谷選手が起用されるのは日本限定で、中国では今まで通り、結弦くんの1枚看板でしょう。まいじつのアホ記事に書いてあるように、KOSEさんが結弦くんから大谷選手に乗り換えることは100%ありえないし、結弦くんを切ることがあるとしたら、それはKOSEさんが中国市場を諦めたときだろうなと思っています。結弦くんを切ったら、中国では未来永劫KOSEの商品は売れないでしょうから。いや、マジで不買運動がおこるでしょうね。
まあ、正直なところ、今回の雪肌精の二枚看板作戦は、私も心情的に微妙です。もっとはっきりいうと歓迎してないです。結弦くんの1枚看板ならば100あった購買意欲が、2枚看板では半減…というか、結弦くんの貢献度が曖昧にされるのなら買わなくてもいいかな…という気持ちになるのも本音です。むしろその分のお金を他の雪肌精商品にまわした方がいいかなと。まあ買うとしたら、フォトブックキャンペーンの対象商品に日焼け止めが入っていたら…ですね。それなら推しの貢献度に直結しますから。日焼け止めクリームの売上が上がったら、それが大谷選手の力でなくても、「絶大な大谷効果」とメディアが報道しそう。また中国ファンがブチ切れる未来が見えるようだわ。
「嫌う理由」を並べると、野球界や事務所やメディアや中国ファンの空気を読まなかったKOSEさん(笑)が悪いのであって、大谷選手自身は知らぬところだとは思います。彼が野球以外のことはすべて周囲に任せっきりであろうことは想像がつきます。ただ、ブレーンの戦略によっては、アンチを作る原因になり、矛先は本人に向かってしまう…という一例かなと。
「日本が誇るアスリート2人を獲得したKOSEさんは勝ち組!」と歓迎する日本の羽生ファンの声も多い。一方で、微妙な気持ちになっている日本人ファンもいないわけではない。歓迎派と違って、SNSで声をあげないだけで。
私見ですが、感情的に雪肌精さんに凸るのはマズいですが、要望はちゃんと伝えた方がいいと思います。黙って買わなくなるより、その方が企業としてはありがたいはず。日本人はサイレントクレイマーが多いと言われているけど、中国人までそうなりかねない。実際、裏で雪肌精の不買運動の動きすらあったそうなので…。なので、日本人ファンの「雪肌精さんに文句いうな!」という言い分もおかしい。中国マーケットを甘くみてはいけない。
「サイレントクレーマー」とは、商品やサービスに対する不満を直接企業に伝えずに、その企業の商品・サービスの利用をやめる顧客を指します。 一般的なクレーマーは商品やサービスに関して直接苦情を伝えてくれるため、企業は不満を持っている顧客の存在を知り、何らかの対応ができます。
どんなことであれ、顧客の不満は知りたいのが企業の本音。黙って離れていかれるのが一番怖い。今回の起用は、中国マーケットだけに限れば、KOSEさんは少し中国ファンの感情を見誤ったと思う。中国ファンの羽生結弦への強烈な想いをなめてはいけない。KOSEさんが中国マーケットが大事だと思うのなら…いや、それはKOSEさんが一番わかっているはず。
以上にあげた「中国ファンが大谷選手を嫌う理由」については、一応すべて中国人のツイ友さんにみてもらって確認済みです。「全ての理由、同意しかありません」とのお墨付きをいただきました。
日本人からみたら、ときに理不尽と感じる中国人ファンの怒りは、よく話をきけば「根拠のある理由」であることが多いです。今回のCLAMPとのコラボで変な横やりをいれてきた韓国人ファンに理論だって反論して撃退したのも、日本のファンではなく、中国のファンでした。実は、理論武装は彼女達の方が得意だったりします。
国が違えど同じ羽生ファンが、「全く関係のない他のアスリート」を巡って対立するのはとてもバカバカしいことだと思います。国民性の違いや、言語の違いで、日本人がなかなか理解できない部分があるでしょう。なので、相互理解のために、彼女達の言い分をブログに書き留めることは意味があるかなと思いました。大変長くなりましたが、この記事を読んで、理解をしていただける人が少しでもいたら、私もツイ友さんの依頼を受けた甲斐があるかなと思っています。
参加してます。よろしければ、ポチっと応援お願いします♪
フィギュアスケートランキング
絶賛発売中!!
2023/02/16 10:25 | 問題提起 | COMMENT(65) | TRACKBACK(0) TOP