5月31日にいただいたコメントにレスいれました。よろしくお願いいたします。
フィギュアの深刻な病巣を証明する、海外記事をいくつか。
ズーリンが爆弾発言。まあ、皆知ってることですが…。
アレクサンダー・ズーリンが、フィギュアスケートにおけるジャッジの買収について語った。
「もちろん、ジャッジを買収する方法は世界中にある。証明はできないが、存在する。
ロシアのジャッジも、旧ソビエト連邦の国々、CIS諸国のジャッジも、贅沢な暮らしをしているわけではない。そして、もしあなたが彼らに良い条件を出せば、特に自分のペアやシングルのスケーターより、他の誰かが良い演技をしていれば、そのような選択肢は否定できないと思います。
それは普通のことかって? まあ、他の人が賄賂を与え、私が賄賂を与えないのであれば、私は故意に自分を不利な立場に置いていることになる。
でも、僕はそれをやっているとは言っていない。僕が言っているのは......仮定の話だ。ただ、買収した方が勝ちという状況なんだ。理由は簡単だ。あなたは賢い人だ」と、ズーリンはインタビューでアレクサンドル・ドブロヴィンスキーに言った。「惑星ハニューへようこそ」さんの記事。全面同意しかない。
実際には、フィギュアスケートは汚職と人種差別に加え、LGBT差別が蔓延するスポーツだからです。マリニンの発言はチェンの発言同様、「国益」のために許されました。チェンに2022年北京の金メダルが約束されていたように、マリニンにはミラノ-コルティナ2026の金メダルが用意されています。従って、カミングアウトしているアメリカのスケーターでさえ誰一人マリニンを非難しませんでした。あれだけポリコレに煩い米国で、LGBTQ支持を公に打ち出している米国スケ連も、米国メディアも、LGBTQを公言している米国スケーターも、差別発言をしたネイサンやマリニンに対して、皆ダンマリです。ゲイをかミングアウトしているボイタノはマリニンを擁護すらしていた。なぜか?というと、ネイサンもマリニンも次の五輪で米国が金メダルを獲得するための有力な…それも唯一の「駒」だからです。要は「倫理」より米国の「国益」優先ということです。スポーツに限らない、まさにアメリカの姿勢そのものです。
彼女の話では80‐90年代当時からアメリカのフィギュアスケート解説者の人種差別/LGBT差別発言は目に余るものがあったそうです。例えば、テレビの実況で日本人スケーターの体型や容姿を馬鹿にする発言をすることは日常茶飯事だったとか。「日本人スケーターは不細工」という認識は世界共通にあったのです。その認識を変えてくれたのが羽生結弦でした。この世界の日本人(広くはアジア人)への認識は、なにもミシェルクワンの時代だからではなく、今でも普通にあるのだということは、以下のトルコの記事を読むと明白です。ポリコレが煩い時代だから、昔のように大っぴらに言わないだけで。
重要なところだけ抜粋します。
2006年冬季オリンピックの銀メダリスト、ステファン・ランビエルは『タイムズ』紙に対し、羽生は「最も完成されたフィギュアスケーター」だと語った。
羽生がスポーツ界に与えた影響は、スケートの功績にとどまらない。この日本人アスリートは、女性スケーターにしかできないとされる優雅でエモーショナルな振り付けを見事にこなし、性別の垣根を越えたと『タイム』紙は書いている。
わずか26歳の若いアスリートのスピンは、すでに「象徴」になりつつある。大きな柔軟性を必要とする動きをほぼ完璧にこなす日本人選手のスピンは、「羽生スピン」として知られている。
2021年フィギュアスケート世界選手権で、羽生結弦はその才能を観客に披露した。TRTスポーツのアナウンサー、ザフェル・アキヨルがこの日本人選手について語った言葉は、アイススケート界とスポーツ界にとっての羽生の重要性を明確にした。
「日本から世界への贈り物。彼はとても美しく、日本人アスリートへの『美の欠如』という見方をたった一人で打ち壊した。彼はメガスターの一人であり、素晴らしい仕事をしている」TLで見かけた話です。フィンランドに遠征した羽生ファンが、現地の女性に「羽生は本当に美しいわね。日本人は皆あんなに綺麗なの?」と聞かれたそうです。結弦くんは欧米人が抱いていた「日本人は醜い」という概念を打破してくれた。日本人スケーターは昔から長年、国際大会の表彰台で欧米人スケーターに公開処刑されてきました。しかし、結弦くんは欧米人に負けないどころか、欧米人よりはるかに美しい日本人スケーターでした。しかも、美しいだけでなく、実力も抜きんでていた。
結弦くんのプロ転向により「美しい日本人スケーターがいた時代」は終わってしまいました。また昔に戻るのです。美しくなくても、試合には勝てます。ミシェルクワンや伊藤みどりさんの時代のように、公に容姿を揶揄されることもありません。ただ、フィギュアスケートの人気が戻らないだけです。
平昌から北京にかけて、羽生結弦が出場していない全米選手権の実況中でも自国チャンピオンの強力なライバルである彼を下げるような発言をしていたアメリカ解説者の質と思考回路は、80‐90年代から変わっていないのでしょう。ただし、この場合は差別ではなく、自国メディアと連盟が、怪しげなエージェントのアリ・ザカリアンまで巻き込んで総力を投じてなりふり構わずゴリ押しした自国のチャンピオンが、自国の連盟からもメディアからも全く推されずにスーパースターになった羽生結弦が持っているものを何一つ得られなかったことへの嫉妬とコンプレックスが根底にあるのかもしれません。この全米選手権で結弦くんを下げる発言をしていたアメリカ解説者とは、名指しはしてませんが、明らかにジョニタラです。昨年のFaOIでは明らかにジョニーへのスタオベは減っていた。結弦くんへの下げ発言の影響だろうなと思いました(演技も劣化はしていたが)。それが、今年のお涙頂戴の送別会では、ジョニーに対して会場ほぼ総スタオベで、ジョニーへの批判がしにくい空気が醸成されました。それどころか、過去のジョニーの発言もなかったことにしようとする輩まで。古参アイクリジョニオタの思うツボですがな。
「羽生くんが許してるのだから」「羽生くんの涙がすべて」という人もいます。でも、それは日本人だけ。海外ファンは許していない。もちろん、私も。ジョニーを許すべきという人には、この言葉を贈りたい。
ジョニーは解説ではボロクソに言っていても、結弦くんと会ったときはそれをフォローするようにすごく優しんだろうと思う。言っちゃ悪いが、今やジョニーの世間的価値なんて「あの羽生のアイドル」ということくらいしかないのである。でもそれって、まるこさんの言うように、DV夫と妻の関係に似ていないか。
「本当はやさしい人なの! 根は悪くないの!」
「あれは本心じゃないの! 仕事で仕方なく言ってただけなの!」
「ずっと好きだった人なんだもん! 嫌いになんてなれないわ…」結弦くんの中ではこんな感じで折り合いつけてるのかもしれない。まあ、彼は本質的にドMです。「選ばれるために舌を売った」裏切り者のために墓を掘るような人ではない。ただ、その折り合いは彼の中ではついたとしても、ファンはまた別だということです。彼への愛情が深ければ深いほど、裏切り者の墓を掘りたくなるのが人情です。
フィギュアスケートよりずっとルールが分かり易いサッカーやテニスでも、微妙なオフサイドやラインを割ったか割らなかったかで議論が巻き起こるのです。どう見てもロシアとアメリカの選手が優遇されており、ルールの基準ではなくジャッジの自由裁量に基づいて採点されているとしか思えない公正性に欠く競技が、スポーツファンからソッポを向かれるのは当然です。 ISUで27年間事務局長を務め今年末の退職が決まっていたシュミード氏の後任が決定した。FIFAのW杯最高執行責任者を6月に辞職したコリン・スミス氏。これまで人気プロスポーツに関わってきた人が、アマ競技に転身した。これも、ISUのフィギュアスケート人気の低迷への危機感の表れか? はたして、スミス氏はISUを変えられるのだろうか。
フィギュアスケートは汚職と人種差別に加え、LGBT差別が蔓延するスポーツで、その上近年では性的虐待の告発も相次ぎ、競技を引退した後、欧米では、五輪メダリストでもフィギュアでは食えない状況(こう列記すると、救いがないな…。FSやるメリットが何もない)。マトモな白人家庭の子女はフィギュアをやらなくなっています。全米選手権をみても、良い大学に入る手段としてフィギュアを選択してる中華系やロシア系の選手ばかりです。
「フィギュアってゲイのスポーツなの?」というブログ記事に興味深い話が載っていました。ソースは
こちら私が結弦くんのファンになる前から存在する古参のブロガーさんです。この記事は2010年のものです。ガチのデーオタブロガーさんで、当然羽生&羽生オタアンチです(笑) なので、存在は知ってるとはいえ、普段は全く見ることがないブログでしたが、たまたまこの記事を見つけました。当該箇所を一部抜粋します。
ABCニュースより
フィギュアを「マッチョ」なイメージに ―スケートカナダのイメージ戦略にゲイ社会が反発―
バンクーバー五輪を前にして、カナダでは男子フィギュアスケートに関する論争が巻き起こっている。
スケートカナダ(カナダのスケート連盟)は、2010年五輪に向けて、フィギュアスケートのファン層を広げようとしているが、その解決策は、ホッケーファンをひきつけるような男性的なイメージを打ち出すことだという。低迷する視聴率を上げ、ホッケーや野球、フットボールのような人気を得るには、フリルやスパンコールだらけの衣装をやめて、もっと男らしさや力強さを強調する必要があると、スケートカナダ関係者は述べている。また、選手たちはフィギュアスケートがどれほどハードで危険なスポーツなのかを力説している。
フィギュアのイメージを変えようとする戦略は、ゲイ団体の怒りを買っている。これは、フィギュアファンの中に少なくないゲイに対する見え透いた攻撃だと言うのである。
「フィギュアスケートはゲイ的なスポーツだというイメージがあります。アメリカでは、平均的なノーマル男性よりも、ゲイの男性のほうがフィギュアスケートに魅かれる傾向があるのです。今回のことは、ゲイに対する侮辱だととらえられています。」ゲイスポーツ専門ウェブサイトOutsports.comの創設者の一人、Cyd Zeigler氏は言う。
一方、エルビス・ストイコ氏(1994年、1998年オリンピック銀メダリスト)は、「男子フィギュアからゲイの選手やゲイの観客を完全に追い出せというわけではありません。必要なのは、バランスです。」と言っている。
ゲイ団体には、フィギュアスケート界のゲイ選手や観客に対する扱いに対して、ボイコット運動を要求する電話が殺到しているという。ホッケーファンをひきつけるような男性的なイメージを打ち出す
フリルやスパンコールだらけの衣装をやめて、もっと男らしさや力強さを強調する2010年頃、カナダのスケ連はフィギュア人気を広げるために、こんな方針を立てていたのか…。当時でも、ライサチェックよりジョニーの方が人気があったはずだが、自分達の固定観念に外れることは見ないふりをして、男らしさを強調することがフィギュア人気につながると考えた。なぜなら、ホッケーや野球、フットボールなどの男らしいスポーツが人気だから…と。
男らしいスポーツが好きな層は、最初からフィギュアなんて見ない。最初からホッケーや野球を見る。「美しい」ものを求めているから、わざわざフィギュアを見るのだ。これだけズレた考え方をしていれば、フィギュアがどんどん人気なくなるのは当たり前。誰が板前頭のユニクロ軍団を見たいのだ。
それにしても、フリルやスパンコールだらけの衣装を着た中性的な容姿の羽生結弦がフィギュア界のメガスターになったことは、なんと皮肉な結果なのだろう。まるで、コントみたいな結末ではないか。
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テーマ : フィギュアスケート - ジャンル : スポーツ
2023/07/29 15:05 |
海外情報
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