羽生結弦選手、グランプリファイナル初優勝おめでとう!!

もうみなさんご存じのことと思いますが、羽生結弦選手が、グランプリファイナルで見事優勝いたしました!

羽生くん、ショートプログラム、世界最高得点更新、おめでとう!!

グランプリファイナル初優勝、おめでとう!!

そして、今日12月7日、19歳の誕生日、おめでとう!!


大事なソチシーズン。日本人選手にとっては、五輪代表選考も兼ねた特別なグランプリファイナルでした。
グランプリシリーズで2度対戦し、チャンに2敗していた羽生くん。3戦3敗は避けたかったでしょう。
でも、遂に、チャンを捕らえましたね! 今後の国際評価という点を考えても、大きな一勝だったと思います。
正直、チャンと2戦あたるグランプリシリーズは、羽生くんにとって、かなり過酷なアサインでした。
もちろん、2位&2位でもファイナルには出れますが、反対に、チャン以外には負けれないということを意味しています。けれども、チャンと2回戦った経験は、羽生くんをさらに大きく成長させていたんですね。
逆境になればなるほど強くなる。輝きを増す・・・彼の成長を見守っていけることに本当に幸せを感じます。
フリーを戦った12月6日は、18歳最後の日。そして、今日、12月7日は19歳の誕生日・・・グランプリファイナルの金メダルは、自分への何よりのプレゼントになりました。

では、グランプリファイナルの結果をあげておきます。

1位:羽生結弦(日本)293.25 (SP/99.84, FS/193.41)
2位:パトリック・チャン(カナダ)280.08 (SP/87.47, FS/192.61)
3位:織田信成(日本)255.96 (SP/80.94, FS/175.02)
4位:町田樹(日本)236.03 (SP/65.66, FS/170.37)
5位:マキシム・コフトン(ロシア)233.24 (SP/68.92, FS/164.32)
6位:ハン・ヤン(中国)232.55 (SP/77.75, FS/154.80)



【フィギュア】羽生、フリーでも自己ベスト!GPファイナル初優勝 (スポーツ報知、2013.12.6) 

◆フィギュアスケート GPファイナル第2日(6日・マリンメッセ福岡) 男子フリーが行われ、ショートプログラム(SP)で世界歴代最高の99・84点をマークした羽生結弦(18)=ANA=がフリーでも自己ベストの193・41点をマークし、合計293・25点で初優勝した。自己ベストを28・96点も更新し、パトパトリック・チャン(22)=カナダ=の世界歴代最高に2・02点と迫った。
日本男子のファイナル制覇は昨季の高橋大輔(27)=関大大学院=に続いて2人目。羽生はソチ冬季五輪の代表入りに大きく前進した。
世界選手権3連覇中のチャンが280・08点で2位。SP3位の織田信成(26)=関大大学院=は255・96点で3位に入った。SP6位と出遅れた町田樹(23)=関大=は236・03点で4位と巻き返した。
ファイナルにはGPシリーズ6戦の上位6人が出場。女子SPトップの浅田真央(23)=中京大=は7日のフリーで2連覇を狙う。

羽生結弦「(チャンを破っての初優勝は)ちょっと実感がない。GPで(4回転)サルコーを決められず残念だったが、福岡で一番いい演技ができた。これをきっかけに、もっともっと強くなれるように頑張る」

◆羽生 結弦(はにゅう・ゆづる)10年世界ジュニア選手権王者。11年ロシア杯でGP初優勝を果たし、初出場の12年世界選手権で銅メダル。昨季はGPファイナル2位、全日本選手権初優勝。カナダのトロントに練習拠点を置き、金妍児(韓国)をバンクーバー冬季五輪女王に導いたブライアン・オーサー氏に師事する。宮城・東北高出、早大1年、ANA。171センチ、56キロ。仙台市出身。7日の誕生日で19歳。



SPのリザルト → http://www.isuresults.com/results/gpf1314/SEG001.HTM
SPのプロトコル → http://www.isuresults.com/results/gpf1314/gpf1314_Men_SP_Scores.pdf

FSのリザルト → http://www.isuresults.com/results/gpf1314/SEG002.HTM
FSのプロトコル → http://www.isuresults.com/results/gpf1314/gpf1314_Men_FS_Scores.pdf

ショートの4回転の加点がやばいくらいついてます。最後のスピン、惜しかったですね。でも、世界最高点更新も納得の演技でした。点数が出る前に、オーサーの方がソワソワしてるのが笑えました。そして、点数がでたときの、オーサーのあのリアクション!! いや、日本での好感度がどんどんUPしてるよ、オーサー(笑)

フリーの技術点、102.03と遂に三桁に乗りました。ミスといえば、冒頭のクワドサルコウの転倒。レベルの取りこぼしとしては、最後のスピン。いつもはレベル4のスピンがよろけたために、レベル1になっています。最後は、かなり足にきてたようですね。この日のフリー、久々に『限界まで出し尽くした』感がありました。
見た目ノーミスに近かったチャンと技術点に5点近い差があるのは、点数が1.1倍になる後半にジャンプの固め打ちしていることが大きいでしょう。特に、トリプルアクセルのコンビネーションは、サルコウを失敗しても十分にカバーできる大きな得点源になっています。また、羽生くんは アクセル含めて3回転を8回。チャンは6回。4回転サルコウについては、回りきって基礎点はとっているので、転倒はしたものの、ダメージは最小限でした。もし、完全なノーミスだったら、技術点、あと6~7点くらいの加算は期待できるのではないでしょうか。
そして、演技構成点。地元の場合は、多少高めにでることを考慮しても、90点越えのPCSは素晴らしい。

あと、2週間ほどで全日本選手権ですね。カナダにいったん帰るのか、このまま日本で調整するのか。
今回のグランプリファイナルの優勝で、ソチ代表はほぼ内定かな?という感じはします。
でも、そうはいっても、羽生くんは、ディフェンディングチャンピオンとしての連覇を狙ってることでしょう。
昨年は、高橋選手との新旧エース争いに巻き込まれ(?)、今年は世界王者チャンとの3連戦で、元々強いメンタルはますます鍛えられたでしょうが、彼も人間。心身の疲れはかなりたまってきてると思います。
とにかく、何よりも体調万全に。全日本選手権に向けて、さらによい練習ができることを祈っています。

GPF2013 表彰式

やっぱり、表彰台の真ん中に立つ羽生くんの笑顔が、最高です 

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テーマ : フィギュアスケート - ジャンル : スポーツ

タグ : 2013-2014_season

2013/12/07 13:25 | グランプリファイナルCOMMENT(11)TRACKBACK(0)  TOP

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