ジョニー・ウィアー離婚を発表 & ロミジュリ衣装について

元フィギュアスケーターで、現在はプロスケーター、TVコメンテーター、衣装デザイナーなど、多方面に活躍しているジョニー・ウィアーが、夫との離婚を発表したそうです。ニュースソースはこちら ↓

「氷上のプリンス」ジョニー・ウィアー、同性婚のパートナーと結婚2年で離婚へ

今年のソチ五輪でもアメリカのコメンテイターとして活躍した元フィギアスケーターのジョニー・ウィアーが、同性の夫ヴィクター・ボロノフと離婚することが明らかになった。

E! Newsを始め複数のメディアが伝えているが、ジョニーは現地時間3月19日、自身のツイッターで「とても悲しいお知らせですが、夫と私は破局しました。心が痛みますが、彼の幸せを祈ります」と離婚することを報告。

一方、ヴィクターの代理人は「当方のクライアント(ヴィクター)は結婚の突然の終焉にショックを受けていると共に、現在明らかになっている複数の事柄を含み、結婚生活の中で耐えてきたトラウマと向き合っています」と意味深な声明を発表している。

2011年の大晦日に結婚したジョニーとヴィクター。結婚2年で離婚となるが、1月にはトラブル報道もあった。激しいケンカの末、双方が警察を呼ぶという家庭内暴力騒ぎが起き、ジョニーがヴィクターを噛んだと伝えられた。今月には裁判所に出廷したものの、不起訴になったという。


離婚に至るまでの事情は、こちらの記事にもう少し詳しく書かれています。

ソチオリンピックの頃には、二人がモメているという噂はありました。昨年は、福岡のファンタジー・オン・アイスに出演するジョニーと一緒にボロノフさんも来日していて、そのときはとても仲良さそうだったのですが。

メインコーチがオーサー、スケーティングコーチがトレーシー、振付がバトルとウィルソン、そして、衣装担当がジョニー。ジョニーも、結弦くんをサポートする『チーム・ハニュウ』の一員といえるでしょう。
オリンピックの開催中に、振付担当のバトルが結婚したという噂が流れました。(それに関する記事はこちら
それと入れ替わるように、ジョニーの離婚というニュース・・・最近、仕事もとても順調で、公私ともに絶好調に見えたのですが・・・。離婚は結婚よりエネルギーのいるもの。ジョニーは強い人でしょうけど、大変ですよね。

さて、ジョニーがデザインした結弦くんの『ロミオとジュリエット』の衣装ですが、これは最初から賛否両論ありました。確かに、”ロミオ”というより、限りなく”ロミエット”な衣装です(笑) 個人的には、大好きですけどね。

だって、考えてもみてください。フィギュアスケート界広しといえど、あの”ロミエット”衣装を着れる選手が、結弦くん以外にいるでしょうか? あの衣装を、高橋選手や町田選手や小塚選手が着たと想像したら・・・羞恥プレイ以外の何物でもないでしょう?(笑) あの衣装は、結弦くんにだけが着こなせる”オンリーワン”なのですよ。
個性的で、結弦くんの透明感や清潔感やスタイルの良さを際立たせてくれる、とても素敵な衣装だと思います。  

まあ、ニューヨークポストでは、「ソチのワースト・ファッション10」に選ばれてましたけど。(ソースはこちら

その一方で、オーストラリアのビジネスインサイダーでは、ベストドレッサーの一人に選ばれてました。
(ソースはこちら) ファッションの評価ですから・・・結局、好みは人それぞれ・・・ということかと(笑)

シニアデビューのときのフリープログラム『チゴイネルワイゼン』の衣装もジョニーのデザインでした。その衣装を着て、四大陸選手権の史上最年少の銀メダリストになった結弦くん。今回も、ジョニーの衣装で、オリンピックチャンピオンになったので、ジョニーデザインの衣装、けっこう縁起がいいのですよ(笑) アスリートって、わりと縁起を担ぐものなので、これからも、結弦くんの衣装はジョニーがデザインするんじゃないでしょうか(笑)

     ロミジュリ衣装

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2014/03/20 21:15 | 2013-2014 seasonCOMMENT(6)TRACKBACK(0)  TOP

ソチ五輪を終えて ~ライバル パトリック・チャン その2~

チャン語り、その2です。まず、結弦くんとチャンの、ソチ五輪での戦績をあげておきます。

ソチオリンピック 団体戦(SP) → 結弦くん
1 JPN Yuzuru HANYU  97.98
2 RUS Evgeny PLYUSHCHENKO  91.39
3 CAN Patrick CHAN  89.71


ソチオリンピック 個人戦 → 結弦くん
1 HANYU Yuzuru(日本) 280.09 (SP:101.45/FS:178.64)  SP世界記録更新
2 CHAN Patrick(カナダ) 275.62 (SP:97.52/FS:178.10)


グランプリファイナルで優勝したとはいえ、オリンピック前の下馬評はチャンの方が優勢でした。
その空気を一気に変えたのが、団体戦のショートでした。結弦くんは、地元のプルシェンコをも上回り、堂々の一位。チャンは精彩を欠き、3位。個人戦を前に、団体戦でジャッジに好印象を与えたのは大きかったでしょう。

こうみてみると、GPシリーズの2戦は、ショート・フリーとも、チャンの圧勝でした。しかし・・・。
GPF、五輪団体戦、五輪個人戦と、残りの3戦は、ショート・フリーとも、結弦くんの完勝です。
そう考えると、GPFから、”絶対王者”の地位はすでに交替していた・・・といえるかもしれません。


さて、カナダの呪い といわれるものがあります。” カナダの男子シングルのワールドチャンピオンは、オリンピックで決して金メダルをとれない ”・・・というジンクスです。それゆえ、長い間、男子シングルの金メダルは、カナダの悲願でした。チャンにかけられる、悲願達成へのカナダの期待は相当なものだったと思われます。

そんな彼に、これでもか!と、さらに呪いをかけなおすかのような番組がありました。CBC放送です。
途中まで翻訳されています。三分の一くらいですが、それでも、番組の趣旨はわかるかと思います。

      


出演してるのは5人。チャンと、『カナダの呪い』の前にくだけ散った、以下の4人の先輩たちです。

カート・ブラウニング → カナダ選手権:金4 / 世界選手権:金4
ブライアン・オーサー → カナダ選手権:金8 / 世界選手権:金1 / オリンピック:銀2
エルビス・ストイコ → カナダ選手権:金7 / 世界選手権:金3 / オリンピック:銀2
ジェフリー・バトル → カナダ選手権:金3 / 世界選手権:金1 / オリンピック:銅1


四人の先輩たちが、「いかにオリンピックで力を発揮できず、金メダルを逃したか」という経験談を、入れ替わり立ち替わり、チャンに過去の映像つきで語っています。ライバルの結弦くんの映像もでてきます。もはや、CBCはチャンにプレッシャーの追い打ちかけて面白がってるとしか思えない。チャンの笑顔が引きつってるように見えるのは気のせいかしら(笑) これは巷では『呪いのビデオ』と呼ばれ、チャンはさすがに同情されてますね。

先人の失敗から学べ・・・という親切心からの企画だったのかもしれません。しかし、イメージトレーニングというのは大切なもの。結弦くんは、カナダからソチへ移動する飛行機の中で、ずっと四回転を成功させるイメトレを脳内でしていたそうです。この番組は、チャンにとっては、”負ける”イメトレ効果しかなかったような気がしてなりません。過去、オリンピック金メダルを逃した男子シングルのカナダ人世界チャンピオンは6人いたそうですが、チャンが7人目になってしまいました。この番組のせい・・・というわけではないでしょうが。


もうひとつ動画をあげておきます。ソチ五輪の、チャンの個人戦フリーの演技です。日本語字幕つき。

      


解説はカート・ブラウニング。カートは、いつもはもっと明るい男ですが、声のトーンが何気に暗いです(笑) 
まあ、カナダの悲願の金メダルがかかった大勝負ですから・・・カートも緊張してたのかもしれません。

結弦くんはジャンプは3ミスでしたが、チャンはジャンプを4ミスしてしまいました。チャンのフリーの演技が終わった後、カートはこう言いました。「あと少しで結果がでますが・・・彼(チャン)は、知りたいだろうか? 私にはわかりません」と。カートにはわかってたんでしょうね。チャンが、いやカナダがまたしても金を逃してしまったことが。

オーサーは、二度目のオリンピックでも銀メダルに終わった後、そのショックから立ち直るのに10年を要したそうです。今のチャンの一番の理解者は、皮肉にもチャンの金を阻止する形になったオーサーかもしれません。
チャンは、フリーの演技の最中、金メダルが手の中からすり抜けていく感覚を味わったそうです。確かに、結弦くんが投げてよこした金メダルをチャンが取り落とし、その取り落とした金メダルがコロコロと転がって、結弦くんの元に戻ってしまったかのような展開でした。チャンはこう言っています。
あの思いは、簡単には忘れられないだろう。がっかりしたが、それでも人生は続くんだ」と。

チャンは、3月の世界選手権を欠場を表明しました。オリンピックメダリストが直後のワールドを辞退するのは珍しいことではありません。銅メダルのテン選手も欠場します。でも、チャンにとっては、今回は四連覇がかかっていました。現役続行するかどうかも曖昧な発言をしています。まだ気持ちの整理がつかないのかもしれません。

オリンピックチャンピオンになっても、結弦くんは、チャンを完全に超えたとは、まだ思っていないでしょう。
チャンは23歳。二十代後半まで現役を続ける選手が増えている中、まだまだ続けることは可能な年齢です。
今シーズンは多くの選手が引退します。その引退の形にも、色々な人生模様があります。ピークのときにスパッと辞めるのか、限界までやりきって辞めるのか・・・セカンドキャリアのことも考えると、とても難しい決断ですね。

結弦くんとチャンの対決は、できればまだ見たいけれど、現役を引退した後の人生の方が長いのも確か。
ゆっくり考えて、悔いのない結論をだしてほしいです。ワールドは欠場するけれど、日本のアイスショーには参加予定のチャン。とりあえず、4月のアイスショーで、生のチャンに会えるのを楽しみにしています♪

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2014/03/17 08:30 | 2013-2014 seasonCOMMENT(7)TRACKBACK(0)  TOP

ソチ五輪を終えて ~ライバル パトリック・チャン その1~

ゆづ祝勝祭りに戻ります。今日は、結弦くんの最大のライバル、パトリック・チャンについて語ります。
ソチでの結弦くんの金メダルを語るに、チャンの存在はどうしても無視できないからです。

フィギュアスケートファンなら、誰も知らない人のいない、ワールド三連覇中の男子シングル絶対王者。
ソチ五輪の金メダル筆頭候補は、チャンでした。彼自身も、そう自負している発言をしていました。
スロースターターのチャンも、さすがに五輪シーズンは、早めの仕上がりを見せていました。
ショートのプログラムは持越しでしたから、フリーの滑り込みに時間をかけれたこともあるでしょう。

この二人は、GPシリーズ3戦、オリンピック2戦(団体含)を戦いました。振り返ると、まるでスポ根マンガのようでした。そう、心からワクワクさせられる、脚本のないドラマでしたね。絶対王者に挑戦する若き挑戦者は、最初は二度にわたって完敗します。けれど、王者との戦いで大きく成長した青年は、遂に無敗の王者を捕らえます。
さらには、青年が憧れていた”皇帝”との対決まで用意され、皇帝との直接対決にも勝利。皇帝は、戦いの場から去り際、自分を倒した青年を、自分の後継者として祝福します。そして、王者との最後の対決は・・・!?

ラストは、負けたかと見せて、ドンデン返しのオマケつき(笑) いや、これはすげードラマでしたよ。
結弦くん、ミッツの言うとうり、あなたは本当に女優だわ(笑) 存在そのものがドラマになる。
綺麗な顔とスタイルの外見だけが二次元じゃないのよね。あなたは、生き様まで二次元そのものです(笑)

では、二人が対戦したグランプリシリーズ3試合の戦績をまとめておきます。『競技会名 → 優勝者』です。

GPシリーズ・カナダ杯 → Pチャン
1 Patrick CHAN(カナダ)262.03 (SP:88.1 FS:173.93)
2 Yuzuru HANYU(日本)234.80 (SP:80.4 FS:154.4)
 

GPシリーズ・フランス杯 → Pチャン
1 Patrick CHAN(カナダ)295.27 (SP:98.52 FS:196.75)  ショート・フリーともPB更新
2 Yuzuru HANYU(日本)263.59 (SP:95.37 FS:168.22)
  

GPファイナル → 結弦くん
1 Yuzuru HANYU(日本)293.25 (SP:99.84 FS:193.41)  ショート・フリーともPB更新
2 Patrick CHAN(カナダ)280.08 (SP:87.47 FS:192.61)


チャンは、フランス杯、ショート・フリーとも、ほぼノーミスの完璧な演技でした。元々、チャンはあまりノーミスするイメージがないので、「滅多にお目にかかれないものを見せてもらった」というのが正直な感想でした。実際、フランス杯の、特にフリーは文句のつけようがないくらい素晴らしかった。おそらく、誰もが「オリンピックチャンピオンはチャンで決まり」だと思ったことでしょう。このとき、結弦くんとチャンの点差は、30点以上もあったのです。
フランス杯終了後のインタビューでも、結弦くんは、こう答えています。

(今回のチャンのように)SP、フリーともノーミスというのは、スケーターにとって稀(まれ)なこと。その舞台に一緒にいられたというのは光栄なこと。彼は雲の上の存在ですけど、その演技を見たことで、『自分はもっと頑張らなきゃ』と思える部分がありました。

この高難度構成時代、トップスケーターでも、SPとFS両方完璧な神演技でそろえるなんて、そうそうできるものではありません。正直、「GPシリーズなんかで、貴重な神演技チケット、使っちゃっていいの?」と思ったものでした。実際、その懸念は当たってしまって、振り返れば、フランス杯がチャンのピークになってしまったのです。 

結弦くんが、ついにチャンを捕らえたのがGPファイナル。ショートはさらに磨きをかけて、世界記録を更新。
そして、フリーは、1転倒しても、TES100点を越えたのです。チャンはフランス杯ほどの出来ではなかったけれど、大きなミスなくまとめました。にも関わらず、フリーも結弦くんが1位。サルコウを転倒しても、他のミスがなければ、完璧なチャンのTESとほとんど変わらないことが証明され、連動するように、PCSも90点を超えて、ここでチャンのPCSの優位もほとんどなくなりました。つまり、『ノーミス同士だったら、羽生が勝つ』とジャッジからアナウンスされたに等しい。オリンピックを前に、『チャン絶対優位』の風向きを変えた大きな一勝でした。

パトリック・チャンの戦績は素晴らしいものです。特にここ3年は無敵状態でしたね。
カナダ選手権 : 金7(7連覇中) / 世界選手権 : 金3(三連覇中) 銀2、
四大陸選手権 : 金2 / GPファイナル : 金2 銀1 銅1


唯一ない金メダルが、オリンピックの金メダルでした。前回のバンクーバーは5位に終わっています。

チャンは、2009-2010年シーズン終了後、ジャンプ指導に定評のあるクリスティ・クラールをコーチに迎え、四回転トゥーループを習得。元々スケーティング巧者だったチャンに四回転という武器が加わったのです。
ショート1回、フリーで2回四回転を入れる構成は、他の選手を圧倒、高いPCSも相まって、「3回こけてもチャンが勝つ」と皮肉られるほど、チャンには誰も勝てない時代が始まりました。そして、ワールド三連覇。

大きな転機が訪れたのは2012年4月。指導法についての考え方の違いからクラールがコーチを辞任。サブコーチであったモダンバレエコーチのキャシー・ジョンソンをメインコーチに迎えます。
チャンは、四回転サルコウの練習もしていましたが、プログラムに入れれる段階に至りませんでした。トリプルアクセルも上達したとはいえ、フリーは前半に1本のみ。すでに、ジャンプ構成を上げることには限界を感じてたのか、表現力やプログラムの完成度をあげることで、得点の上積みを考えていたようです。もし、クラールがジャンプ構成をあげる必要を感じていたとすれば・・・それが『指導法についての考えた方の違い』だったのかしら。

以上は、想像半分ですが、実際、チャンのジャンプ構成はこの3年間ほとんど変わっていないのです。
それでも勝ててきたわけですが、他の選手は、チャンに追いつけ追い越せで、どんどん構成をあげてきます。
PCSで勝てない選手は、TESを稼ぐしかないからです。結弦くんも、そんな選手の一人でした。

「たられば」ですが、もし、チャンがメインコーチを変えてなかったら、違う結果になっていたかも・・・と思ったりします。ジョンソンのおかげで、チャンの表現力は確かにあがりました。しかし、ジャンプの伸び代を引き換えにしたような気がしてなりません。何よりも、ジョンソンはフィギュアスケートには素人です。一方のオーサーは、プロ中のプロ。戦略面でジョンソンが勝てる相手ではありません。クラールなら、追い上げてくる若手の脅威をもっと早く察知していたかもしれない・・・そんなことも少し考えてしまいました。

なんだかんだと語っている間に、長くなってしまいました。ということで、チャン語りは、次回も続きます(汗)


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2014/03/15 18:10 | 2013-2014 seasonCOMMENT(3)TRACKBACK(0)  TOP

ソチ五輪を終えて ~男子シングル メダル予想を振り返る~

今さらなんですが、各識者のソチ五輪・男子シングルメダル予想を振り返り、まとめときます。
男子シングル以外の予想もされてますので、興味のある方は、サイトに飛んでごらんください。

examiner com の予想 → 2014 Winter Olympic figure skating medal predictions
1. Yuzuru Hanyu (Japan)
2. Patrick Chan (Canada)
3. Tatsuki Machida (Japan)


The Rinkside Cafe の予想 → Predictions : Sochi 2014 Winter Olympics
1. Patrick Chan (Canada)
2. Yuzuru Hanyu (Japan)
3. Javier Fernandez (Spain)


icenetwork による7識者の予想 → Who will stand on the podiums in Sochi?

Vladislav Luchianov
1. Patrick Chan (Canada)
2. Yuzuru Hanyu (Japan)
3. Daisuke Takahashi (Japan)


Lynn Rutherford
1. Patrick Chan (Canada)
2. Yuzuru Hanyu (Japan)
3. Javier Fernández (Spain)


Jean-Christophe Berlot
1. Patrick Chan (Canada)
2. Yuzuru Hanyu (Japan)
3. Javier Fernández (Spain) or Jeremy Abbott (United States)


Sarah S. Brannen and Drew Meekins
1. Patrick Chan (Canada) or Yuzuru Hanyu (Japan)
2. Patrick Chan (Canada) or Yuzuru Hanyu (Japan)
3. Javier Fernández (Spain)


Klaus-Reinhold Kany
1. Yuzuru Hanyu (Japan)
2. Patrick Chan (Canada)
3. Javier Fernández (Spain)


Amy Rosewater
1. Patrick Chan (Canada)
2. Yuzuru Hanyu (Japan)
3. Javier Fernández (Spain)


Final Tally
1. Patrick Chan (Canada)
2. Yuzuru Hanyu (Japan)
3. Javier Fernández (Spain)


NBC SPORTS の予想 → Jeremy Abott,Jason Brown named to U.S. Olympic Team
1. Patrick Chan (Canada) or Yuzuru Hanyu (Japan)
2. Patrick Chan (Canada) or Yuzuru Hanyu (Japan)
3. Javier Fernández , Denis Ten , Yevgeny Plushenko , Tatsuki Machida or Daisuke Takahashi


金メダルがチャン、銀メダルが結弦くん・・・と予想してた人が多いようです。チャンはワールド三連覇中でしたから、当然でしょうね。いずれにしても、チャンと結弦くんの一騎打ち・・・というのが鉄板のようでした。そして、3位予想は圧倒的にハビくんでした。なのになのに・・・なんで、よりによってオリンピックでザヤるんだ、あんた・・・。ザヤらなかったら銅メダルだったのに。ハビくん、今月のワールドは絶対台乗りするんだよ・・・。

結弦くんを優勝予想してる人も、もちろんいました。その一人が、プルシェンコのコーチのミーシン
1月21日付けのインタビューでこんなことを言ってます。ソースはこちら

多少なりとも立派な滑りをした場合は、羽生が五輪チャンピオンになるだろう。
なぜならその場合、彼は他の選手たち全てを圧倒してしまうからだ。羽生は素晴らしい。

チャンは古典的なジャンプを跳ぶが、トリプルアクセルの技術には常に疑問がある。
控えめな言い方をすればうまくない。トリプルアクセルよりも四回転の方が優れている。
羽生は、クレイジーなジャンプを跳んで成功させている。素晴らしさの中にある狂気だ。


ストイコ(カナダのオリンピック銀メダリスト)も、結弦くんを優勝候補にあげていました。ソースはこちら

ストイコは、「 羽生が優勝だろう(Hanyu’s been at the top of his game) 」とした上で、次のように言ってます。

他の選手は四回転を三つにアクセルを一つ、または四回転を二つとアクセルを二つ、入れてきてる。
チャンは、アクセル一つに四回転二つ。コンポーネンツスコアを加えたとしても、他の誰かあと一つ、要素を入れて来たら追いつかれてしまう。特に、後半に入れて来たらね。それが大きな違いだ。


ミーシンとストイコ、ともに指摘したのは、チャンの”アクセルジャンプ”の弱さ。結果的に、その指摘は現実のものとなりました。チャンは、クリーンなアクセルを、オリンピックで一度も決めることができなかったのです。
ストイコもミーシンも、オリンピックを知りつくしています。結弦くんの”時の勢い”を感じとっていたのでしょう。

それ以外では、米誌スポーツ・イラストレーテッドがソチ五輪のメダル予想を掲載し、『羽生結弦(ANA)が金メダルに輝く』と報じました。ソチ入りしたとき、報道陣からその話題を振られて、結弦くんは「光栄です」と答えてました。それは本心だろうけど、反面、プレッシャーでもあったでしょう。ソチ入りしてからは、日本の報道陣はずっと結弦くんに張り付いてたみたいですしね。いや、本当によく頑張ったよね。すごい子だわ。

予想は予想・・・ですが、結果的には、それほど大きな番狂わせはなかったですね。むしろ波乱があったのは銅メダル。デニス・テンは昨年のワールド銀メダリストとはいえ、ショート9位からのごぼう抜き銅メダルでしたから。

個人戦が終わって、こんだけたって予想をまとめるのもなんですが・・・自分用の覚え書きということで。
 

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2014/03/11 08:36 | 2013-2014 seasonCOMMENT(3)TRACKBACK(0)  TOP

ソチ五輪 羽生結弦選手 SP&FS 広東語実況動画【日本語字幕付】

羽生結弦選手の、ソチ五輪海外実況動画の追加です。香港(広東語)実況は珍しいのであげておきます。

ソチ五輪以前、昨年のグランプリファイナル優勝から以降、中国圏でも、結弦くんの人気はあがってました。

こちらの記事でも紹介しました → ソチ五輪 フィギュアスケート テレビ放送予定 & フィギュア関連雑記

中国ではこんな結弦くんのファンの掲示板もあるようです → 羽生結弦吧_百度貼吧

とはいえ、ソチ五輪での活躍を受けて、ファイナルのときよりさらに知名度はグ~ンとUPしたと思われます。

結弦くんのDVD、海外でも売れそう → 中国女性に羽生ブーム到来! 「日本人を好きになれるなんて・・・」

ということで・・・ソチ五輪での、結弦くんのショートとフリー演技の香港実況動画を紹介します。
日中関係はいいとはいえませんけれど、フィギュアスケートの中国系の実況は、日本に対してもいつも公平で好意的ですね。その点は、もうひとつのお隣の国とは違うところでしょうか(笑) 香港実況、とてもよかったです。

香港実況メンバーは、男性一人(ダニエル)、女性二人(フィリス&シンディ)の3人。翻訳をしてくださった方が、ご親切にも、それぞれの発言を色分けしてくださっているので、とてもわかりやすいです。

ダニエルさん(青) フィリスさん(緑) シンディーさん(赤) ・・・となってます。ありがとうございます♪

     
      

      


フィリスさんは元フィギュアスケーターで、技術的な解説を受け持っています。フィリスさんの解説、とてもわかりやすくてよかったです。元々、フィリスさんは、結弦くんが大のお気に入りのようでしたが、ショートが終わった後は、シンディーさんも「チャーミング! かっこいい! とても惹かれました」と、すっかり結弦くんに魅せられたようでした。シンディーさんは、フリーが終わったとたん、「わお・・・」とため息、「とてもうっとりしました!」と マーク付の解説でしたね(笑) 海外実況の解説者のファンがまた一人増えたようです(笑) 

Pチャンびいきのダニエルさんも、フリーが終わった後、最大限の賛辞を贈ってくれていました。特に、演技の表現面を高く評価してくれたのが嬉しかったです。結弦くんは表現面も素晴らしいけれど、どうしてもジャンプの方に目がいきがち。ダニエルさんは、震災で結弦くんが苦労したことにも触れてくれて、色々な人生経験が結弦くんの表現の糧になっているのだろうと解説してくれてました。とても温かい解説で、心がほっこりしました。

しかし、香港実況も、フリーダムなお茶の間実況ですねえ。和気藹々として楽しいです。その一方で、選手の背景や技術的な解説はきっちり押さえていますしね。ソチ五輪の海外実況では、香港実況が一番好きかも(笑)


もうひとつおまけ動画です。『ANA 羽生選手からのスペシャルメッセージ』 ANAからの公式動画です。

  


所属契約からわずか7ヶ月半で最高の結果をだした結弦くん。おそらく、昨年の7月時点では、ANAさんも、ここまでの結果は予想してなかったでしょう。企業の宣伝効果としては、費用対効果バツグンでしたね(笑)

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