スターズオンアイス 2014 大阪公演 千秋楽 鑑賞記
4月20日、『スターズオンアイス2014』の大阪公演に行ってきました。会場は大阪中央体育館です。
この日は、4月11日に東京から始まり、愛知、大阪と続いたSOIツアーの千秋楽でもありました。
昨年のSOIの鑑賞記はこちら → スターズオンアイス 2013 大阪公演 鑑賞記
写真左上は、ポスターの下半分。写真右上は、パンフレットの一部。この表情がカッコいいです♪
出場選手は以下のとおり。
【男子シングル】
羽生結弦、パトリック・チャン(カナダ)、町田樹、ハビエル・フェルナンデス(スペイン)、小塚崇彦、織田信成、ジェフリー・バトル(カナダ)
【女子シングル】
浅田真央、カロリナ・コストナー(イタリア)、アデリナ・ソトニコワ(ロシア)、鈴木明子、村上佳菜子、ジョアニー・ロシェット、佐藤有香
【ペア】
髙橋成美/木原龍一、龐清/佟健(中国)
【アイスダンス】
テッサ・バーチュー/スコット・モイヤー(カナダ)、マイア・シブタニ/アレックス・シブタニ(米国)、キャシー・リード/クリス・リード
荒川静香さんは、もうご存知かと思いますが、おめでたのため欠場となりました。ただ、氷上で、観客に挨拶はされていました。カムバックされたときは、また美しい演技を見せていただきたいですね。
では、特に印象に残った選手だけ、感想をメモしておきます。(赤字は女子、青字は男子)
【第一部】
織田信成 第一部の一番手は、織田くんでした。プロは『ラスト・サムライ』。大阪エキジビションのときと同じ演目ですが、身体のキレはさらによくなっていたような気がします。引退は本当に惜しいですね。
小塚崇彦 プロは『サウンド・オブ・サイレンス』。こういう流れるような美しい曲調のプロは、スケーティングが綺麗な小塚選手にはとても合っているなあと思います。
村上佳菜子 プロは『ネクター・フラメンコ』。大人っぽい情熱的なフラメンコで、イメチェン?(笑)と思ったら、どうやらジュニア時代のSPをEX用に作りなおしたものらしい。ジュニア時代にこんな大人っぽい曲を使っていたのかとびっくり。でも、村上選手のEXは明るいポップスが多いので、とても新鮮でした。良かったです。
ハビエル・フェルナンデス プロは今シーズンのSP『Satan Takes a Holiday』。競技と全く同じガチ構成。ジャンプノーミス。4Sも見事に決めてくれました♪ ショーはリンクも狭いのに、本当に簡単に飛びますね(笑)
町田樹 プロは今シーズンのSP『エデンの東』。ジャンプは、最初の4回転のコンビネーションを外し、3Aと3回転のみ。競技用より表現に力を入れた構成になっています。仮にノージャンプだったとしても、十分観客を魅了できるプロですね。さすが「町田史上最高のプロ」と自画自賛(?)するだけあります(笑) とても良かったです。
マイア・シブタニ/アレックス・シブタニ プロは今シーズンのFD『マイケルジャクソンメドレー』のEXバージョンでした。なじみのある曲のメドレーで、競技のときも注目していたプロでした。個人的には、『スリラー』だけのストーリー性のあるEXプロを見てみたいなあと思ってるんですが・・・誰かやってくれないかしら?
アデリナ・ソトニコワ 第一部のトリはソトニコワ選手でした。プロは「白鳥の湖」。コスチュームはブラックスワンをイメージしてるのかな? 大阪エキシビションでやってたあの意味不明なプロだったらどうしよう(笑)と思ってましたが、「白鳥の湖」の方で、ホッとしました(笑) やはり、ショーナンバーはわかりやすい曲の方が、観客としてはありがたい。五輪の結果を巡って、何やら韓国とモメてるようですが、負けずに頑張ってほしいですね。
ここで、製氷のため25分の休憩。第二部は、オリンピックメダリストを中心に登場します。
【第二部】
カロリーナ・コストナー 海外選手では特に人気の高いコストナー。アリーナ席のそばをただ滑るだけで歓声がおこります(笑) プロは今シーズンのフリー『ボレロ』のEXバージョン。この人の良さは、テレビ画面だけではわからないなとつくづく思います。生でみると本当にすごい。鳥肌たちました。オーサーがインタビューで「自己採点では金メダルはコストナーだった」と言ってましたが、なんとなくわかるような気がしました。ジャンプ構成が低いとかつなぎが薄いとか・・・わかってるけど、それを凌駕するような何かが彼女にはあるんですよね。
パトリック・チャン コストナーと並んで大人気のチャンです(笑) プロは『Best of Me』。新しいEXプロでしょうか? 大阪エキシビションのときより身体のキレが良かったと思います。ツアーに身体が慣れてきたのかもしれません。結弦くんとの頂上対決は、チャンの日本での人気を一層押し上げたような気がしますね(笑) ハーバードはやめて、トロント大学に決めたとか? ということは、来シーズン以降も現役続行してくれるのかな?
龐清/佟健 私はアイスダンスは好きなんだけど、実はペアはあまり興味がないんです。でも、このペアの演技はけっこう好きです。ペアは女子がすごく小柄な場合が多いのだけど、龐清は162センチあるので、すごく演技がダイナミックに見えます。技術的なことだけでなく、34歳ペアのベテランらしい表現力も魅力ですね。羽生結弦
プロは『パリの散歩道』。なぜか結弦くんだけ、織田くんの「オリンピック金メダリストの登場です!」という紹介つきでした(笑) ショーだというのに、十字を切ってるし、身体ほぐしてるしで、本気の競技モードマンマンだったのですが・・・この日は、結弦くん、ジャンプは絶不調 でした(笑) 最初の4Tは転倒、次のトリプルアクセルはお手付き。最後の3-3コンビは綺麗に決まりましたが・・・4月はショーが目白押しで、お疲れだったのでしょうか? 観客席に向かって手を合わせて「ごめんなさい」をしていた結弦くん。退出するときも、首をかしげて納得していない様子でした。
フィナーレの後、このツアーではおなじみになっているらしい”4回転ループ”にも挑戦してくれましたが、1回目はすっぽ抜け、2回目は転倒で、とうとう観客席に向かって土下座していました(笑) 来てくれたお客さんに最高のパフォーマンスを見せることができなくて申し訳ないという思いからでしょうけど、観客は十分に楽しんでいたので、そんなに気にしなくていいのよ・・・と思いましたけどね。まあ、オリンピックチャンピオンの土下座はなかなか見れるものではありませんが・・・金メダルとっても、結弦くんは本当に変わらないですね(笑)
フィナーレの後、ハビくんと二人で氷上にでてきて、一緒にダブル”へ”をやってくれました!
浅田真央 千秋楽のオオトリは真央ちゃんでした。プロはおなじみ『スマイル』。ジャンプもノーミス。とっても素敵でした。彼女の去就は誰しもが気になるところですが、悔いが残らないように、ゆっくり考えればよいと思います。そして、彼女にとって、ベストな選択をしてほしいですね。
今回は観客も参加できるアイテムが配られました。1回使い捨てのペンライトです。真っ暗な観客席に色とりどりのペンライトが揺れてとてもきれいでした。日本人って、こういうチームプレイが本当に得意ですよね(笑)
なお、SOIのテレビ放送は、すでに4月16日にテレビ東京系列で放送されましたが、BSジャパンでも放送が予定されています。5月11日(日)の夜7時から9時まで。地上波ではかなりカットされてましたが、BSジャパンではノーカット完全版らしいので、全部の選手が見たい方は必見ですよ♪
今回は、席はスタンド席の前から4列目だったんですが、大阪エキシビションでアリーナ席でみたせいか、少し遠く感じてしまいました。こうやって、人間はだんだん贅沢になっていくのね・・・(笑)
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2014/04/21 11:10 | 2013-2014 season | COMMENT(5) | TRACKBACK(0) TOP