羽生結弦選手 GPF2014 公式練習 & いろいろ情報 その2
グランプリファイナル、男子シングルショートプログラムは、いよいよ明日(日本時間、AM5:00)。
ニュースをいくつか。重要部分のみ抜粋してます。全文を読みたい方は、リンク先まで。
【フィギュア】羽生、お待たせ完調宣言!「良かった」4回転2種類決めた(2014.12.12 スポーツ報知)
羽生の言葉が弾んだ。バルセロナ到着後は初めてだった10日の公式練習ではトーループ、サルコーと2種類の4回転ジャンプを続けて成功した。第一声は「良かったです」。「氷の感触が結構良くて、軟らかいんですけど、最初にループを跳んだときに『あっ、いいな』と。疲れもないし、自信持っていきたい」と前向き発言を連発した。
11日の練習ではフリーの「オペラ座の怪人」の曲をかけ、4回転などジャンプの調整に励んだ。その姿を見届けたオーサー・コーチは目を細めた。「今回のようなアクシデントは起こらないに越したことはないが、起きたおかげでその後の練習がブースト(加速)した。まだ100%ではなく、他の選手より劣っているが、体調はどんどん良くなっている。本人もやる気に満ちている」。事故を乗り越え、強さを増した羽生に驚きを隠せなかった。
NHK杯前と同様、地元・仙台で孤独な調整に取り組んだ。ただ、その内容は、体が思うように動かなかった当時と一変。「通し練習もかなりしてきたし(治療に専念した)中国杯後の10日間を取り返す勢いでやってきました」。NHK杯の練習時も単発では跳べていたジャンプを、本番を想定して音楽に合わせて跳ぶように繰り返した。
【フィギュア】「かなり追い込んできた」…羽生に聞く(2014.12.12 スポーツ報知)
◆羽生に聞く
―練習では調子が良さそうだった。
いつも見ていただいている人にそう見ていただけるなら、自分でも調子がいいと信じられる。
―NHK杯と比べて、大会に向かう気持ちが違う?
今回は(練習で)追い込んできたので、そこは全然違う。(NHK杯の後)氷に乗ったのは5、6日ぐらいだけど、自分としてはいつもの試合前の練習よりも、かなり追い込んできたつもり。
―構成は?
NHK杯から変えてない。ただ、ルッツの入り方とか若干、自分で手直しして、適当にジャンプを跳びやすくしてます。
―手直しの狙いは?
ジャンプで、よりコンスタントに安心して跳べるコースにしました。
―オーサー・コーチから助言は?
特にはないです。今日もハビエル(フェルナンデス)ばっかり見てたし…。まあ、いいかなと思ってやってたんですけど(笑い)
―今大会でやろうと思っていることは。
今まで『今まで通り』と考えていた。今できることは、今しかできない。今できることを精いっぱいやって、それを楽しみ、感謝の気持ちを持ちながらやりたいです。
羽生、連覇へ新3回転セルフプロデュース(2014.12.12 日刊スポーツ)
情熱の国で、羽生は冷静な決断を下した滑りをみせていた。スペインでの初滑りとなった10日の練習、この日の練習でも、SP後半に組み込む3回転ルッツ-3回転トーループの入り方が以前と違った。「たいしたことはやってないけど、跳びやすくはしています。より安心して跳べる、コンスタントに跳べるコースにしました」。この大会に向けて、自分なりに考え、自信を持てるコース取りを見つけてきた。
コーチ、振付師と相談しながらシーズン中に微調整を続けるのがスケーターの常だ。ただ、NHK杯後、羽生は故郷の仙台、オーサー・コーチは練習拠点のカナダと離ればなれだった。相談はしながらも、1人での創作になった。約1週間、「ここさえ注意すれば跳べるというところを、毎日違うが、見つけていった」という。その中で精度を高めていった。
今回の微調整は、現実を冷静に考えての判断ではある。GPシリーズ中国杯での衝突事故から、まだ1カ月あまり。本人は影響を否定しながらも、NHK杯では4位。なんとか6番目の椅子をつかんで、GPファイナルに歩を進めたが、体調は万全ではない。今季のSPは本来、体力的にはつらいが基礎点が1・1倍になる後半に4回転ジャンプを組み込んでいた。ただ、NHK杯と今大会も体調を考慮して、4回転は冒頭に置く。その中で最善策を追求した結果が、ルッツの軌道修正だった。
「せっかく自分で1週間、1人でやってきた。それを信じて、そこで得たものをしっかりと応用して、活用していきたい」。優勝は容易ではないが、いま持ちえる武器の威力は最大限に高めてきた。滑走順も1番で「あまりプレッシャーがかからなくて良いかな」と好材料とみる。あとは新たに描くジャンプへの道筋が、勝利にたどり着くことを信じるだけだ。
ここでちょっと気になるのは、「(オーサーからの助言は)特にはないです。今日もハビエル(フェルナンデス)ばっかり見てたし…。まあ、いいかなと思ってやってたんですけど(笑い)」という部分。ずっと日本で一人で自主練してたというのに、オーサー、結弦くんもちゃんと見てあげてよ!と言いたくなりますが・・・(笑) オーサーが自分の方を見てくれなくて、「ハビばっかり」と、ちょっとスネてる感じが可愛いな・・・なんて思っちゃいました(笑)
バルセロナでのファイナル・・・ハビくんにとっては初めての自国開催の国際競技会。なんせ、ファイナルのロゴをデザインしたスペイン人デザイナーが「羽生結弦を知らなかった」というくらい、スペインにとっては、フィギュアスケートは超マイナースポーツ。そのスペインから、ユーロチャンプやワールドメダリストがでてきたのを機に、スペイン開催でフィギュアスケート人気を盛り上げよう・・・という狙いがあるのでしょう。
ファイナル出場選手は、全カテゴリ中、スペイン人はハビくんだけ。ハビくんがグダって、表彰台を逃す事態になったら、盛り上げるどころか、盛り下がることはなはだしい。オーサーとしても、つい、ハビくんのケアを優先してしまうのは仕方ないかもしれません。それに、クリケット三兄弟の二男は、本当に手のかからない優等生ですからね。オーサーがハビくんを優先してる事情は、結弦くんは理解してると思います。そして、付きっきりにならなくても大丈夫なほど、今の結弦くんの状態がいいと、オーサーが判断しているのだろうと、私は希望的観測でみています(笑)
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このアエラに、スポーツライターの野口美恵さんのレポが掲載されています。中国杯から、NHK杯、そしてファイナルに向けて、結弦くんの状態を、オーサーに単独インタビューした内容になっています。
中国杯でのフリーの出場は、医師の「脳震盪の危険はない」という診断を信じての決断だったこと。
NHK杯の不調の原因としてあげてるのは、結弦くんは「焦り、メンタルの問題」、オーサーは「練習不足」。
NHK杯まで5日間しか練習できず、曲かけ練習は本番の朝が初めて。成功するはずがなかったと。
そして、NHK杯からファイナルまで日本で自主練になったのは、トロントへの移動時間も惜しかったから。
オーサーは、日本に残る結弦くんに、10日分の厳しい練習メニューを渡していました。
オーサーは、「結弦は、私がいなくても自分を追い込める人」と評していましたが、確かにその通りで、自分を追い込むだけでは足りず、コンビネーションジャンプのコースを、飛びやすいように、自分なりに改良したという(笑)
「ここからのシーズン後半、彼は再び、自分が王者であることを証明していくことになるでしょう」という、オーサーの言葉が頼もしく感じました。結弦くんに必要なのは、遅れを取り戻すための練習、ただそれだけだものね。
ラストは、またまた受賞のニュースです。今年、結弦くんが受賞した賞って、いくつあるのかしら・・・。
日本スポーツ賞に羽生選手…葛西選手には特別賞(2014.12.12 読売オンライン)
今年のスポーツ界で最も活躍した選手、チームを表彰する第64回日本スポーツ賞(読売新聞社制定)の選考委員会が12日、東京・大手町の読売新聞東京本社で開かれ、グランプリ(大賞)にソチ五輪フィギュアスケート男子で金メダルを獲得した羽生結弦選手(ANA)が選ばれた。
ソチ五輪のジャンプ個人ラージヒルで銀、団体で銅と2個のメダルを獲得した大ベテランの葛西紀明選手(土屋ホーム)にオリンピック特別賞を贈ることが決まった。テニスの全米オープンで準優勝した錦織圭選手(日清食品)は奨励賞に決まった。

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2014/12/12 18:20 | 2014-2015 season | COMMENT(4) | TRACKBACK(0) TOP