羽生結弦選手 GPF2014 エキシビション動画 & ニュース続報
感動のフリーから一夜明けて開催されたエキシビション、プログラムは「タイムトラベラー」でした。
次に、今日の朝付の続報をいくつか。重要と思われる部分の抜粋です。全文はリンク先へ。
羽生、日本男子初の連覇!後半4回転へ「向上心は持ち続けたい」(2014.12.15 スポーチ報知)
ソチ五輪金メダリストの羽生結弦(20)=ANA=が今季世界最高となる合計288・16点をマークし、日本男子として初の連覇を飾った。12日のショートプログラム(SP)で首位だった羽生は、一瞬のひらめきで直前練習に3回転半を取り入れ、冒頭の4回転ジャンプを立て続けに成功。フリーでは世界歴代2位の194・08点を出し、2位に34・26点の大差をつけた。次戦は、25日開幕の全日本選手権(長野)で3連覇に挑む。
演技直前の練習で3回転ループを失敗した後、初めて3回転半ジャンプを跳んだ。「やっぱり(3回転より)回転が速く、ちょっとだけですが体を締める感覚が4回転に近い」。大会前の仙台での練習からフリー冒頭の4回転サルコーがうまく決まらなかった。「こけてもいいからアクセルを回って、自信をつけよう」。短時間で体に刺激を与えるのが狙いで、ブライアン・オーサー・コーチ(52)に伝えた上であえてルーチンを変えた。
ひらめきは、奏功した。今季3戦目で初めて4回転サルコーで着氷し「初めてきれいに決まって、跳んだ瞬間に『来た!』って思った」。続く4回転トーループにもキレがあった。体力が落ちる後半には、ともに3回転半からの連続ジャンプという驚異の構成で得点を伸ばした。直前練習での“賭け”が見事な流れを呼び込んだ。
エキシビションの前に行われた14日の一夜明け会見では、全日本選手権後から当初の構成に戻す可能性を明かした。「向上心は持ち続けたい。そういうところは子供であり続けたい」。今月7日に20歳になったばかりの王者は、プログラムの完成型を目指して再び走り始めた。
羽生「10代に残した課題克服できた」(2014.12.15 6:00 スポーチ報知)
GPファイナルで日本男子初の連覇を飾った羽生結弦(20)=ANA=は14日、スペイン・バルセロナの会場で一夜明け会見に臨んだ。
―連覇の感想を。
眠いのに興奮してなかなか寝付けなかった。僕にとってギリギリ滑り込んだファイナル。優勝したいとは思ってましたけど、優勝と連覇は切り離されていた感じです
―7日に20歳になって、初めての試合だった。
10代の最後(NHK杯)は僕らしく課題がいっぱい残って、その10代に残してきた課題をしっかり克服できた
―中国杯以降、自身への注目に驚いた?
帰国してから、こんなワイドショーで取り上げられているんだと…。ただ、こういうこともあると全選手に伝えることができたと思うので、今後事故が減っていくようになればと思います
―開幕前のプログラムに戻す時期は?
全日本まではこれでいきたい。まだ足のことが心配。全日本の後、体の声を聞きながら、一応やりたいと思ってます
羽生 大差V2、完全復活の舞 完璧4回転連発「I did it」 (2014.12.15 スポニチアネックス)
こんな羽生をみんなが待っていた。中国杯の練習での激突事故から1カ月余り。シーズン前半の大舞台で五輪王者の真価を示した。日本男子初の連覇。地元の声援を浴びた2位のフェルナンデスに34・26点差の圧勝だ。演技後、息が整わない中、場内で受けたインタビュー。12年からカナダ・トロントに拠点を移し、英語も上達中のプリンスは心の底から笑っていた。
「I did it!I did it!(やったぜ)Almost perfect!(ほぼ完璧)」
力強いファントムが舞い降りた。「オペラ座の怪人」に乗って、冒頭に挑んだ4回転サルコーは「初めてこんなにきれいに跳んだ。跳んだ瞬間、“きた!”と思った」と自画自賛。4回転トーループも完璧で、この2つのジャンプだけで5・14点もの加点を稼いだ。基礎点が1・1倍になる演技後半の2度のトリプルアクセル(3回転半)も成功。「ちょっと気が緩んだ」という最後の3回転ルッツで転倒したが、起き上がる際には笑みも浮かぶ。演技後は派手なガッツポーズを見せた。
「自分の演技ができたことの方が(連覇よりも)うれしい。チーム、関係者、観客、世界中のフィギュアファンに“ありがとう”と伝えたい」
氷上で羽生の脳裏を巡ったのは「幸せ」と「感謝」だった。「体を駆使できる、最後まで存分に使える幸せ」。中国杯の負傷はほぼ癒えたが、今大会は持病の腰痛という別の悩みを抱えていた。睡眠中の悪化を防ぐためのマットレスや患部のテーピングは手放せない。オーサー・コーチから渡された練習メニューも過酷だった。「練習に耐えた自分の体にも感謝しないと」。命の危険を感じた1カ月前の事故ですら、今は前向きに捉えている。
「(中国杯の)アクシデントが五輪の次のシーズンで良かった。誰もが経験できるわけじゃない。この状況に陥った中でどう練習したらいいかをつかみ、周りの支援を実感できる機会になった」
ファイナル連覇で完全復活を遂げたが、完成するのはまだ先だ。「ほぼパーフェクトになったのは大きな進歩だけど、まだ4回転トーループを(演技)後半に入れられていない」。SP、フリーで理想の演技をそろえれば、史上初の合計300点超えも視界に入る。次戦は3連覇が懸かる全日本選手権(26日開幕、長野)。7日に20歳の誕生日を迎えた。大人になったプリンスが、20代も黄金の進撃を続ける。
全日本まで今の構成で、年明けから元の構成に・・・というのが今の予定ですね。ワールド連覇だけを考えれば、ファイナルの構成でも十分無敵でしょう。それは、ファイナルで証明されました。後半四回転を入れる鬼構成は、来シーズンでも遅くないと思ってしまいますが、こちらの記事で、荒川静香さんは、こう評しています。
「ここまで戻してきたというよりは、昨シーズンよりも一段とレベルアップしてきたんじゃないかというぐらいの強さがあって、一つも二つも大きくなったなという感じ」
「起こったことを受け止めて、目をそらさずに今何をすべきかということに向き合える強さがある。やらないという決断もあったとは思うんですけれど、それをせず、自分が今ある状況の中でできる限りのことをやって向き合うという気持ちが本当にアスリートだなと思いました」
(少年時代の羽生について)「自分を持ってる。自分が今どうすべきか、どうしたいのかが若い年齢のうちからあって、そういった意味ではアスリートとしての成熟が早いなと思った」
「あとは自分がどこまで高められるかという挑戦に入っているんじゃないかと感じます。勝つためだったら、もっと無難な(プログラム)構成はいくらでもある。自分の限界がどこにあるのか見たいんじゃないでしょうか」
うん、もう結弦くんのしたいようにしたらいいと思うの。あなたは”達成感中毒”なんだと思うことにした(笑)
全日本まで、あと2週間たらず。ファントムの完成型を、今度こそ期待してます♪
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2014/12/15 18:00 | 2014-2015 season | COMMENT(1) | TRACKBACK(0) TOP