全日本選手権、男子の結果がでました。結弦くん、全日本三連覇、おめでとう!!
羽生、全日本3連覇達成!今年ラスト演技で圧巻の舞い!(2014.12.27 スポニチアネックス)
フィギュアスケートの全日本選手権は27日、来年3月の世界選手権(中国・上海)の代表選考会を兼ねて長野市ビッグハットで行われ、男子ショートプログラム(SP)首位の羽生結弦(ゆずる、20=ANA)がフリーでもトップの192・50点をマーク。合計286・86点で全日本3連覇を達成した。
最終組21番目に登場した羽生。冒頭の4回転サルコーは着氷ミスで転倒したものの、続く4回転トーループを成功させると、後半のコンビネーションジャンプなどを鮮やかに決める圧巻の演技を披露。場内がスタンディングオベーションで沸き返る中、ひとつ大きくうなづき、表情に満足感を浮かべた。
全日本優勝で世界選手権代表の座は確定。今後は男女通じて日本初の世界選手権連覇に照準を合わせる。11月の中国杯で負傷しながら、NHK杯に強行出場。その後、GPファイナル、全日本選手権と過密スケジュールをこなしてきた。羽生はケガの影響を口にしないが、今も右足首にはテーピングが施されている。来年2月に行われる四大陸選手権(韓国・ソウル)は回避が濃厚。万全な状態で世界選手権を迎えるため、拠点のカナダ・トロントでじっくり調整する方針となっている。
フィギュア:羽生、王者の課題「壁の先には壁しかない」(2014.12.28 毎日新聞)
「意識していない」と言い続けてきた3連覇。羽生結弦(ANA)は目の前の試合に集中して一生懸命に滑った。そして結果を実らせ、「素晴らしいものをいただけた。非常にうれしい」と喜びを口にした。
フリーの完璧な演技はまたまたお預け。GPファイナルと、前夜の今大会SPでミスをして鬼門となっていた3回転ルッツは修正に成功し、2回跳んでいずれも着氷。だがGPファイナルで成功した4回転サルコウは転倒した。なかなか全てがそろわず、「終わってほっとしたが、若干悔しい思いもある」と心境を吐露した。実はGPファイナル後、「疲れがたまっていてちょっと大変だった」という。それでも調子の波を整えて臨み、「あきらめずに滑り、僕ができることはしっかりやった」とうなずいた。
今季はこれまで「普通のスケーターが経験できないことを経験し、いろいろ学んだ」。中国杯での激突事故。傷が癒えずにボロボロの演技だったNHK杯。それでもリンクに立ったのは「(王者の)プライドを守るためにスケートをするのではなく、スケートが、ジャンプが好きだから」だった。
圧勝の中で得た課題は、4回転サルコウをどう跳ぶか。「壁の先には壁しかない。課題が克服できたら人間は欲深いものだから、それを越えようとする。僕は多分、人一倍欲張り」。更なる高みを目指していく。
羽生 別次元で3連覇も「不完全燃焼」(2014.12.28 スポニチアネックス)
フィニッシュポーズを解いた後の悔しそうな表情は、王者のさらなる可能性だ。羽生は冒頭の4回転サルコーで転倒したが、いきなりのミスも引きずらない。続く4回転トーループを決めると、その後は正確にジャンプを決め続けた。前日のSPで失敗した最後のジャンプ、トリプルルッツも成功させ、2位の宇野に35点以上をつける異次元Vで3連覇を達成した。
もちろん満足はしない。「まあ優勝自体はうれしいんですけど、サルコージャンプをミスしてしまったのと、かなり抑え気味でフリーを通していたので、ちょっと悔しいというか不完全燃焼というか…そういう感じです」
2位に入った宇野とは小学生時代から戦っており、同期のような感覚があるという。「すごくうれしいと思うと同時に、もっとみんなで頑張んなきゃいけないな、シニアの選手らしく頑張っていかなきゃいけないなという気持ちになりました」と、シニア選手のプライドをのぞかせ「最後のルッツはシニアの意地を見せました」と、人なつっこい表情で笑った。
3月には、連覇がかかる世界選手権(上海)が控える。大会に向けての理想型を問われると「もちろんノーミスしたいという気持ちはあります。ただノーミスすることがすべてではないですし、ノーミスするために何をしていくべきか。いい演技をするために何をしていったらいいのか。そういうことを、毎日毎日過程を大事にしながらやっていきたい」。王者はまだまだ高みを目指す。
羽生、疲労困憊も「ミス最小限」 全日本選手権(2014.12.28. 産経新聞)
演技が終わりに近づくにつれ、大きくなっていく会場の拍手。その中で羽生の息は上がり、いつも以上に汗が噴き出した。「体調が悪い中で、ちょっと大変だった」。リンクを降りる前から膝に手を当てるほど体力は限界だった。
フリーでたたき出した得点は192・50点。SPに続くトップで、エースの系譜を受け継いだ高橋大輔以来となる3連覇を達成。絶対王者へ駆け上がる20歳は、どんな状況でも負けない強さを身につけていた。
「ミスを最小限にとどめられた」と振り返った演技だが、ベストとは程遠かった。
開始から本来のスピードがなく、冒頭の4回転サルコーでいきなり転倒。続く4回転トーループを成功させたところで浮上の足掛かりをつかんだ。そこからは大きなミスなく、4分半を滑り切った。
すべての演技を終え、初めて認めた大会期間中の体調不良。疲労が蓄積し、前日もSPを滑った後に腰などを入念にマッサージして回復に努めた。
五輪金メダルに世界王者、GPファイナル連覇とこの日の全日本王者防衛。羽生はタイトルを獲得した瞬間から「もう過去のもの」と割り切る。「プライドを守りたい気持ちはあるけど、そのために滑っているわけではない。スケートが好きだからやっている」。純粋な感情こそが、羽生の強さの源だ。
<男子シングル 結果>
1位 羽生結弦 286.86(94.36/192.50)
2位 宇野昌磨 251.28(85.53/165.75)
3位 小塚崇彦 245.68(72.39/173.29)
4位 町田樹 242.61(90.16/152.45)
5位 無良崇人 236.40(78.54/157.86)
6位 山本草太 206.80(67.19/139.61)
三連覇は大丈夫だと思いつつ、身体が万全でないことはわかっていたので、やはり心配でした。
ショート、フリーも、ファイナルのときより、抑えめな演技に見えましたが、体調不良だったんですね。
確かに、疲れている感じがしました。インタの受け答えも、いつもより元気がなかったし。
怪我をおしてほぼ2週間おきに、「中国杯→NHK杯→ファイナル→全日本」と連戦でしたから無理ありません。
でも、それでも最小限のミスで纏めました。結果的には、他を寄せ付けない圧勝でしたね。さすがです。
四大陸回避が本当なら、賢明な判断だと思います。とにかく、今年は色々ありすぎました。
フリーでビールマンも回避したところをみると、ファイナルより、腰の状態もよくないのでしょう。
無理せず、トロントでじっくり調整して、世界選手権に向けて、十分体調を整えてほしいと思います。


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テーマ : フィギュアスケート - ジャンル : スポーツ
2014/12/28 10:00 |
2014-2015 season
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