羽生結弦選手 国別対抗戦2015 出場決定

【フィギュア】羽生、宮原ら世界国別対抗戦出場(2015.3.31スポーチ報知)

6か国で争うフィギュアスケートの世界国別対抗戦(4月16~18日・国立代々木競技場)の日本代表発表会見が31日、東京都内で開かれ、世界選手権で銀メダルを獲得したソチ冬季五輪王者の羽生結弦(20)=ANA=が入った。無良崇人=HIROTA=が主将を務める。

女子は初出場の世界選手権で2位になった宮原知子=関大高=と村上佳菜子=中京大=が名を連ねた。ペアでソチ五輪に出た高橋成美、木原龍一組=木下ク=がパートナーを解消し、国別対抗戦には出場しないことも発表された。

日本のほか、ロシア、米国、カナダ、フランス、中国が参加。団体戦は昨年のソチ五輪で初めて実施された。



【羽生、世界国別対抗戦へ一問一答】世界ランクは一番上なので(2015.3.31 サンスポ)

フィギュアスケートの世界国別対抗戦(4月16日開幕、東京・代々木第一体育館)日本代表メンバーが発表され、男子はソチ五輪金メダルの羽生結弦(20)=ANA=が初めて選ばれた。

--世界国別対抗戦出場を決断した理由は
「(世界選手権銀メダルで)気持ちはあり余っているぐらいに出てくる。悔しさをバネに、どこまで成長できるか楽しみ。このまま終わりたくない。悔しい思いをぶつける舞台までの時間が、長くなればなるほど薄れてしまう。絶対にノーミスにしたい」

--個人戦との違いは
「試合であると同時にいつもと違った雰囲気。今まで以上に周りのことを考える。本番に向けた集中の仕方を、前の映像をみて研究したい。やることは何も変わらない。試合は試合。世界ランクは一番上なので、みんなを引っ張っていけるような演技ができたら」

--調整期間は短い
「NHK杯から(グランプリ)ファイナルのように、成長できる部分は絶対にある。まだ足(右足首)のことを考えないといけない。体と相談しながらできることをやりたい。悔しい負けたイメージのまま終わるのは絶対に嫌。毎回、世界選手権で完全燃焼していた。意地でも自分の力を出し切れたら」

--大会への課題は
「自分が一番いい演技をする心境にもっていくことが大事。追い込む時間は短いけど、今シーズンを終われると思えるような演技をしたい」



<大会概要>
第1日【4月16日(木)】 
ダンス(ショートダンス) 15:15〜、女子(ショート) 16:35〜、男子(ショート) 18:40〜
第2日【4月17日(金)】 
ペア(ショート) 16:00〜、ダンス(フリーダンス) 17:25〜、男子 (フリー) 19:00〜
第3日【4月18日(土)】
ペア(フリー) 15:15〜、女子 (フリー) 16:50〜、表彰式 18:50〜
第4日【4月19日(日)】
エキシビション 14:00〜


<日本人出場選手>
羽生結弦、無良崇人、宮原知子、村上佳菜子、リード姉弟、古賀&オデ組



正直、でてほしくはありませんでした。でも・・・彼の性格からして、ドクターストップでもかからない限り、出そうなきがしていました。周囲やファンが、「あれだけ不運が重なり、欠場も仕方なかった状態で、銀メダルは立派」だの、「この悔しさが次につながる」だの、いくら慰めを言ったところで、本人が、本心のところでは納得していないのは、どうみても明らかだったからです。

「ここまでできた自分を誉めてあげたい」と、自分の中で落としどころを探しているけど・・・無理をしてるな・・・という印象でした。「勝ちにこだわりすぎていた」とか「すべて勝つのは不可能だから」とか・・・何を心にもないことを(笑) 出た試合はすべて勝ちたい・・・それが羽生結弦です。「勝てなかったけど、いい演技ができたから満足です」なんて言い出したら、「結弦くん、ヤキが回ってきたかな・・・」と思うかも。休んでほしいけれど、これだけの困難を経験しても、競技への彼のモチベーションが全く変わっていないことに、少し安心したりもしました。

「悔しい」「悔しい」「悔しい」と、試合後何回言っていたことか。彼は、その悔しさをぶつける場所がほしかったんですね。それが国別対抗戦。四回転を1本もまともに決められず、銀に終わった世界選手権。燃えたぎっている悔しさの炎をクールダウンさせるには、「納得のいく演技」で締めるしかないのでしょう。スケ連のためでも、テレビ局のためでも、スポンサーのためでもなく、彼自身のためであるなら・・・心配しつつも応援します。

CSのテレ朝2で、国別対抗戦の出場メンバー発表をライブで見ていました。結弦くんの顔の小ささ、頭身のすごさに見とれてしまいました。わー、なんなんだ、20歳の青年で、この美しさと透明感、信じられん(笑)

出ると決まったなら、全力で応援します。ただ・・・怪我を悪化させないようにだけ気をつけてください。
あと、高橋&木原組が解散しましたね。ペア競技は難しいなあ・・・とあらためて思いました。


  kunibetu2015 tvasahi


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2015/03/31 15:50 | 2014-2015 seasonCOMMENT(8)TRACKBACK(0)  TOP

羽生結弦選手 帰国会見動画 & 2015 WC GALA 海外実況動画(字幕付)

まず、エキシビション動画から。ブリティッシュ・ユーロ版で、日本語字幕付きです。


 


ハビくんの、結弦くんについてのインタ記事がありました。ハビくん、いい人ですね(笑)

ハビエル・フェルナンデス 「羽生は私のために幸せだ」と言った。そして彼は少し泣いた。
(リンク先はこちら → http://www.sports.ru/others/figure-skating/1028413789.html

スペインのスケーター、ハビエル·フェルナンデスは、上海での世界選手権で優勝について話した。

「私はまだ勝利が信じられない。オリンピックチャンピオンの結弦に勝ったなんて。再びこんなことが起こるかわからない。私たちはチームメイトだが、ライバルでもある。結弦は私のために幸せだと言ってくれた。彼は、少し泣いていた。」とフェルナンデスは語った。

フェルナンデスと羽生はコーチのブライアン·オーサーの元で訓練していることを忘れてはならない。フェルナンデスは、世界選手権で優勝した最初のスペイン人となった。



では、最後に、昨日帰国した羽田空港での会見のニュース動画あげときます。

「悔しい」という言葉を、大会後、結弦くんは何度口にしたでしょう。本当に勝ちたかったんですよね。
でも、すべてのコンペで優勝することは不可能です。一度リセットしたと思えばいい。
また来シーズンから連勝すればいいんです。日本人初のワールド連覇のチャンスはまだあります。
結弦くん、ワールド出場4回目ですが、病気や故障なしで臨んだワールドは昨年の1回だけです。
それでも、4回のうち3回メダルとってるんだから、まさに怪物・・・本当に結弦くんの敵は怪我だけですね。


 




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2015/03/31 07:55 | 2014-2015 seasonCOMMENT(0)TRACKBACK(0)  TOP

宮原知子選手 世界選手権・銀メダル、おめでとうございます

結弦くんとアベック銀メダルとなった宮原知子選手。こちらは「すごく嬉しい銀メダル」だったでしょう。

初出場で銀メダルの宮原「2位になれると思ってなかった」(2015.3.28 サンスポ)

世界選手権最終日(28日、上海)女子は初出場の宮原知子(17)=大阪・関大高=が、SPに続く自己ベストで193・60点で銀メダルに輝いた。

--初出場で2位
「表彰台に乗ることも難しいと思っていたのでうれしい。メダルのことは考えていなかった。自分のできる演技をしたいと思った」

--得点が表示された瞬間は
「もしかしたら3位になれるとは思った。2位になれるとは思っていなかった」

--あまり感情を表に出さない
「自分の中ではうれしかった。すぐに実感できなかった」

--ロシア勢に割って入った
「今までロシアの強い選手に勝ったことがあまりなかった。ミスがあっても2人に勝つことができてうれしい。自信になった」

--初の世界選手権の雰囲気は
「お客さんがたくさんいて、日本人もたくさんいて歓声がすごいと思った」

--家族や恩師への思いは
「シニアになってまだ少ししか経っていない。これからがスタート。長い道のり。もっと大きな恩返しができるようにがんばりたい」



結弦くんとか宮原さんを見てると、謙虚さとか、努力の尊さとか、真面目さとか・・・現代では軽視されがちな、日本人の美徳を思いださせてくれます。いい意味での日本人らしさをギュッと凝縮したような子たちだなあと。そして迷いのないストイックな求道者・・・というところも共通していますね。でも、宮原さんは、器用なタイプでもなければ、結弦くんのような天才でもない。ここまで辿りつくのに涙ぐましいまでの努力があったことと思います。

今年の四大陸選手権では銀メダル。昨年に引き続き、2年連続の2位は立派な成績です。でも、うちの記事ではとりあげませんでした。試合後の記者会見、宮原さんに笑顔がなかったからです。あれだけ目が怒ってる宮原さんを初めて見たように思います。インタビュアーの祝福の言葉に、宮原さんは「ありがとうございます」と答えることすらできなかった。それくらい、フリーのミスで優勝を逃してしまった自分が許せなかったのでしょう。

その悔しさが・・・ワールド初出場にして銀メダルという快挙に繋がったのだと思います。
「おとなしくて謙虚」というのがコーチの宮原さん評です。私も「気が強いというより、芯の強いタイプ」だとずっと思っていました。でも、今年の四大陸後のインタを見てから、少し印象が変わってきました。ワールドSPの6分間練習で、気が強くて練習では道を譲らないといわれるロシアン女子(タクタミシェワ)に道を譲らなかった宮原さんを見て、それは確信に変わりました。宮原さんは芯が強いだけじゃない。間違いなく「気が強い」と(笑)

でも、それはアスリートの成長には、必要な資質です。テレビ的には地味に見えるのか、今シーズン全試合表彰台に上がり、全日本女王になってさえも、テレビ局がとりあげるのは他の女子選手ばかり。マスコミに付きまとわれて、プレッシャーを与えられるよりいいかと思ってはいたものの、ちょっとモヤモヤするものがありました。
「マスコミが無視したくても無視できないくらいの成績をあげて、見返してほしい」と秘かに思っていたので、この銀メダルには胸がすく思いがしました。テレビ局って、本当に見る目がないんだから(笑)

いずれにしても、日本女子は、期待以上の活躍で、三枠死守。ワールドメダルのおまけつき。
今シーズンは、真央ちゃんやコストナー、キムヨナなど、トップ選手の引退・休養で、若い選手にはチャンスのワールドでした。タクタミシェワとラジオノワの表彰台はほぼ確実。表彰台のあとひとつを誰がとるか・・・とも言われていたこのワールドで、ジュニア時代には一度も勝てなかったラジオノワをも制しての銀メダル。チャンスが転がっているときに、それを掴みとるのは、これまでの精進があってのこと。運も味方につけました。

宮原さんは、日本女子では、9人目のワールドメダリストとなりました。そして、2006年から9年続いていたワールドでの日本女子の表彰台のバトンをさらに10年連続とつなぎました。これも、素晴らしいことですね。

2006  銀  村主章枝
2007  金  安藤美姫  銀 浅田真央
2008  金  浅田真央
2009  銅  安藤美姫
2010  金  浅田真央
2011  金  安藤美姫
2012  銅  鈴木明子
2013  銅  浅田真央
2014  金  浅田真央
2015  銀  宮原知子
 ←今ここ

一番の目標は平昌出場。そして、現役引退後は、勉強をやりなおして、医大に進み医者になりたい・・・という宮原さん。もうセカンドキャリアも明確に見据えている・・・本当にしっかりしてますね。これからは、今までよりはるかに重圧があるでしょう。全日本女王かつワールドメダリストとなれば、周囲の見る目も期待値も違ってきます。でも、宮原さんなら、それらを跳ね除けて、着実に成長していってくれることと思います。頑張ってください。


     20150328 shanhai satoko ceremony


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2015/03/30 08:00 | 2014-2015 seasonCOMMENT(3)TRACKBACK(0)  TOP

羽生結弦選手  兄弟子・フェルナンデス選手との絆

ワールド初優勝したハビくんについて、試合後のインタで、結弦くんがこんなことを言っています。

羽生、フェルナンデスは「ボクにとってはお兄さんみたいな存在」(2015.3.29 スポニチアネックス)

男子フリー後の会見では、ともにオーサー・コーチに師事し、カナダ・トロントのクリケットクラブが拠点の羽生結弦(20=ANA)とハビエル・フェルナンデス(23=スペイン)の関係性に質問が飛んだ。

羽生はフェルナンデスについて「ホントに仲間思い。ボクにとってはお兄さんみたいな存在。さすがにお父さんにはなれないけど。心優しいお兄さんという感覚です」と話した。

さらにオーサー・コーチについては「ブライアン(オーサー)は時々、お母さんにもなるけど」と報道陣を笑わせ、「コーチとして僕たちの背中を押してくれるし、人としての成長を見守ってくれている」とした。



そして、結弦くんのリンクメイトのハビくんですが、ちょっと興味深い記事がありました。
ハビくんがロイターのインタビューに電話で答えたものらしいです。詳細はこちら ↓

フェルナンデスは、彼のスケートの”妻”からヒントを得る (2015.3.24 CHANNEL NEWSASIA)

チームメイトであり、友達であり、ときにライバル。ゆづと一緒だと、僕たちはすべてになるんだ
奥さんみたいなものだよ。あなたの妻はあなたの友達でありすべてで、状況で変わるでしょ
僕たちは氷上では、お互いに競争するけど、試合が終わったら、僕たちは友人で、ともに練習するんだ

いつものように訳はいいかげんなので、原文はリンク先で確認願います。
スケートの妻・・・英語のニュアンスがよくわからないけど、ちょっとドキリとする表現ですね(笑) 
ハビくんて、本当に天然のタラシだな・・・と思うのは、こういう言葉をサラリと言えちゃうこと。
以前、2013年頃のインタでも、こんな恥ずかしいことを、照れもせず言っていたハビくん。

たとえ僕が表彰台にあがれなくても、結弦があがれば、僕はすごくうれしい。
結弦は、僕のスケート人生の一部で、仲間だからだよ。
結弦が優勝で、僕が2位でも嬉しいよ。僕が1位でないなら、他の誰よりも結弦に1位になってほしいんだ。


「結弦は僕の人生の一部」の次は「結弦とは結婚してるようなもの」なんていっちゃうハビくん(笑) 
本当に、ハビくんてスペイン男そのものね。日本人なら言われた方も走りまわりたくなるよ、きっと。

確かに、リンクメイトにも、友人にも、ライバルにもなりえる存在は、なかなかいるものではありません。
そういう存在に出会えたことは、二人にとって幸運なことであり、スケート人生の宝といえるでしょう。
いつも、ハビくんのインタは、社交辞令ではなく、心から結弦くんのこと好きなんだなと感じます。
このインタでも、ハビくんが、結弦くんに3ヶ月も会えずにいて、淋しがってたのが伝わってきますね。

結弦くんにしても、自分が優勝できないなら、クリケットの仲間に優勝してほしかっただろうと思うので、まだそこが救いかな。正直、テン選手が優勝するくらいだったら、ハビくん優勝の方がいいもん、私も(笑) 
試合後の会見で、結弦くんは「僕は心が狭いから、仲間の優勝は誇らしいけど、悔しい」って言ってました。そういえば、ハビくんが「僕が優勝しなくても、結弦が優勝したら嬉しい」といってたインタのときも、結弦くんはその隣で「二人で表彰台に乗りたい」と答えてはいたものの、ハビくんほど心の広いことは言ってなかったな~(笑)  今回の結果を受けて、結弦くんはもう二度と負けない!って心に決めてるでしょう。そして、そういうライバル意識が生み出す化学反応こそがクリケットの最大の強み。クリケット三兄弟、1位2位5位で、「チームブライアン」の強さをまた見せつけましたね。

今シーズンは、怪我と病気で、中国杯以降ずっと日本で一人練習でした。結弦くんも「クリケットが恋しい」と言っていたとか。来シーズンこそ、健康第一で、”カナダの家族”と思い切り練習できるように願っています。


           20150328 shanhai mens ceremony-2

   20150328 shanhai mens ceremony-3

   「僕のワイフ」といっても、結弦くんだとなぜか違和感ないな(笑) 美形同士の友情は一層美しいわ・・・。


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2015/03/29 12:35 | 2014-2015 seasonCOMMENT(14)TRACKBACK(0)  TOP

羽生結弦選手 世界選手権・銀メダル 本当にお疲れ様でした!

世界選手権が終わりました。結弦くん、フリーで惜しくも逆転を許しましたが、銀メダルを獲得しました。

羽生「悔しい」銀メダル…試練続きの今季「山あり谷ありだった」(2015.3.28 スポニチアネックス)

フィギュアスケートの世界選手権第4日は28日、上海で行われ、男子ショートプログラム(SP)で今季自己ベストの95・20点をマークして首位発進したソチ五輪金メダリストの羽生結弦(20=ANA)は、フリーで175・88点と得点を伸ばせず、合計271・08点で2位に終わった。優勝は181・16点、合計273・90点をマークしたハビエル・フェルナンデス(23=スペイン)。小塚崇彦(26=トヨタ自動車)は152・54点で合計222・69点の12位、無良崇人(24=HIROTA)は146・81点で合計211・74点の16位だった。

演技後の複雑な表情がすべてを物語っていた。連覇を目指し臨んだフリー。しかし冒頭の4回転サルコーが2回転となり、続く4回転トーループで転倒する波乱のスタート。それでも、その後は落ち着いてジャンプを決め、巻き返したが、偉業には届かなかった。

演技を終えた羽生は「正直いって悔しいです。4回転を両方決めることができなかった。悔しいです。本当に」。胸の内を素直に吐露した。

試練の連続だった今季。昨年11月の中国杯では男子フリー直前の6分間練習で中国選手と激突し頭部、下顎から流血するなど5カ所も負傷した。3連覇を達成した昨年12月の全日本選手権後には、抱えていた断続的な腹痛の精密検査を受けた結果「尿膜管遺残症」と診断され手術。年が明け、1月末に練習を再開したものの、その後に右足首を捻挫した。

今大会に向けた再スタートは3月に入ってから。それでも不屈の精神力で練習を重ね、調整を続けてきた。

羽生は悔しさを噛み殺しつつ言った。「皆さんの前で、このリンクで、特にこのリンクで、最後まで滑り切ることができて良かった。今シーズン、いい経験をさせてもらった。山あり谷ありだったが、いろんなことがあったシーズンは、僕の人生の中で生きてくると思う」。中国杯で負傷した“因縁”のリンクで戦い終えた羽生は、新たな高みへ向かい、再スタートを切った。



オーサー氏 羽生の敗因分析「2週間トレーニングが足りなかった」 (2015.3.28 スポニチアネックス)

羽生を指導するオーサー・コーチは「2週間トレーニングが足りなかったかもしれない」と、調整不足が敗因との認識を示した。

それでも相次ぐアクシデントに苦しめられながらも、五輪王者の片りんを見せた羽生について「よく戦ったと思う」とたたえた。フェルナンデスが優勝、羽生が2位、ニュエン(カナダ)は5位と指導する選手たちが健闘した。「彼らがハードワークをした」と感謝を口にした。



オーサーの言うとおり、敗因は調整不足に尽きるでしょう。さすがに結弦くんも人間だったということでしょうか。
フリーの4Sの抜けが痛かったですね。「抜けはコケより痛い」と言いますが、フリー冒頭の4Sがコケてもいいから、抜けていなければ・・・優勝だったんじゃないかな。でも、ハビくんはSPとFS合わせて4本の四回転のうち3本を決めています。結弦くんは、SPとFS合わせて3本の四回転、1本もまともには決まっていない。それでも、ハビくんとの点差はわずか2.82点でした。四回転以外のエレメンツの質がそれだけ高いという証明ですね。ただ、僅差であるだけに悔しいだろうし、彼自身、悔いの残る試合ではあったでしょう。

シニアに上がった頃の雑誌のインタで、結弦くんは「悔しさが原動力」と言っていました。負けず嫌いの塊のような結弦くん。笑顔は見せていたけれど、心の中は悔しさで一杯だったでしょう。その悔しさは、これから彼が進化するためのエネルギーになる。もう彼の目は来シーズン、いやもっと先をも見据えているはずです。

結弦くんに「銀メダルおめでとう」といっていいのか・・・迷います。もちろん、銀メダルは立派な成績です。
でも、結弦くんにとっては、「嬉しい銀メダル」ではなく「悔しい銀メダル」だっただろうから。
とはいえ、アクシデント続きの今シーズン、よくここまで戻してきました。欠場してもおかしくなかった。
銀メダルは、結弦くんがあれだけの苦境を乗り越えた証。ファンにとっても価値ある銀メダルでした。

今シーズン、まだ国別が残っているので、彼にとって最終戦なのかどうかわからない。
でも、選手にとって今シーズン最大のイベントは終わりました。結弦くん、本当にお疲れ様でした!!


     20150328 shanhai mens ceremony


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2015/03/29 02:00 | 2014-2015 seasonCOMMENT(12)TRACKBACK(0)  TOP

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