フィギュア選手と同性愛 ~男子フィギュアの価値観とセクシャリティの狭間~

Newsweek (ニューズウィーク日本版) 2014年 2/18号 [新興国リスク 試される世界経済]Newsweek (ニューズウィーク日本版) 2014年 2/18号 [新興国リスク 試される世界経済]
(2014/02/12)
不明

商品詳細を見る


今日の話題は、「新興国リスク」とは何の関係もありません(笑) なぜ、この本を最初にあげたかというと、この号に「フィギュア選手と同性愛」という記事があるからです。男子フィギュアスケーターにゲイが多いというのは、スケオタであればよく知られていることですが、実際どれくらいの割合なのか? そしてそういった現実に対しての連盟のスタンスは? という部分に焦点をあてた記事となっています。

デリケートな話題でもあるからか、これだけズバリ真向勝負でとりあげた記事は珍しいので、フィギュアスケート好きの腐女子である私には、とても興味深く読むことができました。
この本を土台に、いくつかの証言や、カミングアウトしてるOB選手などを元に、男子フィギュアスケーターとそのセクシャリティについて、ちょっと考えてみたいと思います。偏見のない方のみお付き合いください(笑)

ゆづファンなら、結弦くんを支えている「チームブライアン」の一員であるオーサー、ウィルソン、バトル、それに衣装担当のジョニーが、ゲイであることは周知のことなので、フィギュア界がゲイ人口の多い世界だということはだいたいおわかりだと思います。実際、他にもゲイが多い業界(?)というのはあります。たとえば、ショービジネスの世界だったり、ファッション業界であったり。芸術性や独特の個性、強い美意識を求められる世界に多く、そう考えると、数多のスポーツの中から、身体能力と同時に美しさを求められるフィギュアスケートという特殊なスポーツを選んだアスリートに、ゲイが多いのは必然かもしれません。

日本人スケーターの証言(?)もチラホラあります。さすがに、皆さん、証言は引退後ですが。

<荒川静香さんの証言>
2007年12月、フジテレビ系「グータンヌーボ」(司会:江角マキコ)で、荒川静香さんが「外国人の男性スケート選手には同性を好きな人が多い」と実情を明かした。
<織田信成さんの証言>
2014年9月、関西系バラエティ「メッセンジャー&なるみの大阪ワイドショー」で、織田信成さんが「海外のあるリンクで練習してたとき、自分も含め男子選手7人いたが、5人がオネエ系の人だった」と証言した。
<浅田舞さんの証言>
2015年2月、「マネースクープ」で、浅田舞さんが「(同性愛者は)振付師の方にとても多い。男性スケーターでも、滑りが美しいな・・・と思う人はたいていそうですね。」とサラッと証言。

織田さんのいう海外拠点って・・・カナダのリー・バーケルのとこ? それともモロゾフのとこ? 気になる(笑) モロゾフのとこだったら、織田さんはハビくんと時期被るけど、ハビくんは・・・ストレートだよねえ。
  
さて・・・2006年2月のトリノオリンピックに出場した北米選手6人(このときはカナダ、アメリカとも3枠ありました)を調べてみたら、驚くべき事実が判明しました。すごい確率ですね、いやマジで(笑)

<アメリカ代表>
エヴァン・ライサチェック(4位) → ストレート(たぶん)。 
ジョニー・ウィアー(5位) → 2011年ゲイをカミングアウト。同年同性婚。
マシュー・サボイ(7位) → 2012年同性婚。
<カナダ代表>
ジェフリー・バトル(3位) → 2014年同性婚。
ショーン・ソーヤー(12位) → 2014年男性と婚約。
エマニュエル・サンデュ(13位) → カムアウトしてない(たぶん)が隠してもいない。

ライサチェック以外、つまり代表6人中5人がゲイでした。しかも皆さんクローゼットじゃありません。
しかし、今はオープンな5人のスケーターも、現役のときはカミングアウトはしていませんでした。

現役選手でも、かなりの数の同性愛者はいると推定されますが、現在、現役でカミングアウトしてるトップ選手は、カナダの男子ペアスケーターの、エリック・ラドフォードだけかと思います。
(ソースはこちら → Eric Radford: Olympic figure skater, medal-winning family man. And gay.

ラドフォードは、ペアスケーターとして、今ノリにノッていて、今シーズン、全試合優勝しています。トップスケーターとして、カミングアウトは勇気がいったことと思います。ソチ五輪の直前に発表する事も考えていたけど、ロシアが同性愛者に対して厳しい状況である事や「ゲイ・アスリート」と話題にされる事を避けたかった等の理由で、当時は公にするのを控えたとのこと。愛する彼氏もいるそうで、幸せになっていただきたいですね。

腐女子なもので(笑)、こういう話をしだすと、けっこう長くなっちゃうので、2回に分けますね。
前置きが長くなりましたが、次回は「フィギュア選手と同性愛」の記事内容を中心に語りたいと思います。


      ジェフリーバトル

北米系の美男スケーターは、たいていゲイのような気がするのは私だけであろうか・・・(笑)


よろしければポチっとお願いします♪

人気ブログランキングへ

関連記事

テーマ : フィギュアスケート - ジャンル : スポーツ

2015/03/16 15:20 | 2014-2015 seasonCOMMENT(6)TRACKBACK(0)  TOP

 | BLOG TOP |