羽生結弦選手 兄弟子・フェルナンデス選手との絆
ワールド初優勝したハビくんについて、試合後のインタで、結弦くんがこんなことを言っています。
羽生、フェルナンデスは「ボクにとってはお兄さんみたいな存在」(2015.3.29 スポニチアネックス)
男子フリー後の会見では、ともにオーサー・コーチに師事し、カナダ・トロントのクリケットクラブが拠点の羽生結弦(20=ANA)とハビエル・フェルナンデス(23=スペイン)の関係性に質問が飛んだ。
羽生はフェルナンデスについて「ホントに仲間思い。ボクにとってはお兄さんみたいな存在。さすがにお父さんにはなれないけど。心優しいお兄さんという感覚です」と話した。
さらにオーサー・コーチについては「ブライアン(オーサー)は時々、お母さんにもなるけど」と報道陣を笑わせ、「コーチとして僕たちの背中を押してくれるし、人としての成長を見守ってくれている」とした。
そして、結弦くんのリンクメイトのハビくんですが、ちょっと興味深い記事がありました。
ハビくんがロイターのインタビューに電話で答えたものらしいです。詳細はこちら ↓
フェルナンデスは、彼のスケートの”妻”からヒントを得る (2015.3.24 CHANNEL NEWSASIA)
「チームメイトであり、友達であり、ときにライバル。ゆづと一緒だと、僕たちはすべてになるんだ」
「奥さんみたいなものだよ。あなたの妻はあなたの友達でありすべてで、状況で変わるでしょ」
「僕たちは氷上では、お互いに競争するけど、試合が終わったら、僕たちは友人で、ともに練習するんだ」
いつものように訳はいいかげんなので、原文はリンク先で確認願います。
スケートの妻・・・英語のニュアンスがよくわからないけど、ちょっとドキリとする表現ですね(笑)
ハビくんて、本当に天然のタラシだな・・・と思うのは、こういう言葉をサラリと言えちゃうこと。
以前、2013年頃のインタでも、こんな恥ずかしいことを、照れもせず言っていたハビくん。
たとえ僕が表彰台にあがれなくても、結弦があがれば、僕はすごくうれしい。
結弦は、僕のスケート人生の一部で、仲間だからだよ。
結弦が優勝で、僕が2位でも嬉しいよ。僕が1位でないなら、他の誰よりも結弦に1位になってほしいんだ。
「結弦は僕の人生の一部」の次は「結弦とは結婚してるようなもの」なんていっちゃうハビくん(笑)
本当に、ハビくんてスペイン男そのものね。日本人なら言われた方も走りまわりたくなるよ、きっと。
確かに、リンクメイトにも、友人にも、ライバルにもなりえる存在は、なかなかいるものではありません。
そういう存在に出会えたことは、二人にとって幸運なことであり、スケート人生の宝といえるでしょう。
いつも、ハビくんのインタは、社交辞令ではなく、心から結弦くんのこと好きなんだなと感じます。
このインタでも、ハビくんが、結弦くんに3ヶ月も会えずにいて、淋しがってたのが伝わってきますね。
結弦くんにしても、自分が優勝できないなら、クリケットの仲間に優勝してほしかっただろうと思うので、まだそこが救いかな。正直、テン選手が優勝するくらいだったら、ハビくん優勝の方がいいもん、私も(笑)
試合後の会見で、結弦くんは「僕は心が狭いから、仲間の優勝は誇らしいけど、悔しい」って言ってました。そういえば、ハビくんが「僕が優勝しなくても、結弦が優勝したら嬉しい」といってたインタのときも、結弦くんはその隣で「二人で表彰台に乗りたい」と答えてはいたものの、ハビくんほど心の広いことは言ってなかったな~(笑) 今回の結果を受けて、結弦くんはもう二度と負けない!って心に決めてるでしょう。そして、そういうライバル意識が生み出す化学反応こそがクリケットの最大の強み。クリケット三兄弟、1位2位5位で、「チームブライアン」の強さをまた見せつけましたね。
今シーズンは、怪我と病気で、中国杯以降ずっと日本で一人練習でした。結弦くんも「クリケットが恋しい」と言っていたとか。来シーズンこそ、健康第一で、”カナダの家族”と思い切り練習できるように願っています。
「僕のワイフ」といっても、結弦くんだとなぜか違和感ないな(笑) 美形同士の友情は一層美しいわ・・・。
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2015/03/29 12:35 | 2014-2015 season | COMMENT(14) | TRACKBACK(0) TOP