羽生結弦選手 世界選手権2015 プレカン & 現地ニュース
3月の世界選手権の結弦くん関連の動画で、地上波放送やBS放送ではあまり見ることのできないものの中から、気になった動画をピックアップしときます。まず、CCTV(中国の国営放送)のインタビューの模様。
150327 CCTV Interviews Yuzuru Hanyu (in English) 羽生結弦 インタビュー (英語)
かなり音声が小さくて、わかりにくいですが・・・。動画のコメント欄に、結弦くんの英語力について、かなり詳しい解説をしてくださった方がいます。合わせて読まれると面白いです。試合前のピリピリしてるときに、現地のインタビュアーにつかまって、「質問はふたつだけ」と断ってたのに、なかなか離してもらえない結弦くん。実際5分くらい足止めを食っていますね(笑)
Jスポーツ4で放送された結弦くんインタとフリー後のプレカンの様子。インタはJスポ独自のものです。プレカンまで放送してくれるのはJスポだけ。さすがスポーツ専門チャンネル。
2015 WC 羽生結弦 中国での記者会見 Press conference in Yuzuru Hanyu China
この動画の最後の質問「オーサーからの助言で、一番参考になったことは?」に対する、結弦くんの答えを聞いて、2012年の全日本選手権を思い出しました。そして、あのとき、結弦くんがどれほど傷ついていたか、あらためて本人の口から教えてもらったような気がしました。その傷ついた心を癒してくれたのが、同じ立場を経験しているオーサーのアドバイス。若くしてカナダチャンピオンになったオーサーだからこそ、結弦くんの立場も心情もわかってくれたのでしょう。本当に、オーサーがコーチでよかった。
尤も、愛弟子があんな目にあって、オーサーも面白いわけはない。ソチ五輪のロシアのインタビューで、オーサーが、「ユヅルは、国内でも、アウェーな中で試合してるから、五輪のアウェーなんてどうってことないよ」みたいなことを言ってるのを読んで、オーサーも内心はかなり腹をたててるんだろうなとは思いましたが(笑)
あ~、このインタを聞いて、当時の怒りがまた蘇ってきました(怒) あの当時、結弦くんは18歳になったばかりの高校3年生。震災の傷からなんとか立ち直り、遠くカナダに移って、懸命に頑張っている未成年を、母親か祖母のような世代の人達が執拗に醜いバッシングをする・・・結弦くんが可哀相で仕方ありませんでした。
ソチ五輪で金メダルをとり、世界選手権で優勝し、3冠をとったとき、産経新聞からこんな記事がでました。
【フィギュア】羽生結弦、高橋の熱狂的なファンから心ない言葉を浴びせられて周囲に「スケートをやめたい」と漏らした過去(産経新聞 2014.3.28)
SP3位と追い詰められた羽生が、気迫あふれる滑りで初優勝をもぎ取った。
演技を終えると氷に両膝を付いたまま動けないほど、全てを出し尽くした4分半。
日本男子初の五輪金メダルを獲得し「チャンピオンの肩書にふさわしい選手になる」
と誓って迎えた最初の大会。19歳の若武者を突き動かしたのは「意地と気合」だった。
急成長で日本のエースに進化を遂げたが、
高橋を応援する熱狂的なファンから心ない言葉を浴びせられて周囲に
「スケートをやめたい」 と漏らしたこともあった。
東日本大震災では自らも被災して心を痛めた。
困難を乗り越え、細身の体からは想像もできないタフさを身につけてきた。
同じ年に五輪と世界選手権の2冠達成は2002年のヤグディン(ロシア)以来12年ぶり。
「絶対にミスをしない。それが王者としての風格。どんな状況でも勝てるスケーターになりたい」。
さらなる高みを目指し、銀盤を舞い続ける。
実は、当時、この記事を目にしたとき、ちょっと感動したんですよ。「羽生結弦がオリンピックチャンピオンになった」ことをすごく実感させてくれる記事だったから。「ああ、オリンピックチャンピオンになるということはこういうことなんだ。結弦くんも、やっと守ってもらえる立場になったんだ。」と。
この事実・・・皆知っていたはずなのに、当時は取り上げるマスコミはありませんでした。全日本チャンピオンになっても、日本のスケート界では、高橋選手より、結弦くんの方が立場が弱かったからです。
ゆづファンもすごく悔しかったけれど、結弦くんはもっともっとつらかったはず。だから、産経だけとはいえ、1年以上遅れてとはいえ(笑)、あの事実を一般紙がとりあげてくれたのが嬉しかったのです。
この産経の記事の元記事は、共同通信社の記者が書いたものだそうです。産経新聞社に、記事の真偽について問合わせをした高橋選手ファンによると、産経新聞側は、「共同通信社は書いた記事は事実だと言ってます」と答えたとか。「羽生選手サイドに取材したら、高橋選手のファンに心ない言葉をかけられたことがあると言ったのか?」と尋ねたら、「そうです。」という回答だったそうです(以上は、高橋選手ファンの某ブログから)。
今現在、この記事を産経のウェブサイトから読むことはできません。この記事に関して、産経新聞に、高橋選手ファンから相当のクレームがきたようなので、そのせいで削除されたような気がします。
この会見、Jスポ以外では放送されないので、結弦くんも言いやすかったのかな(笑) オーサーのコーチとしてのすごさは、技術的なことだけじゃなく、細かい心遣いで、メンタル的なフォローもきちんとできること。だからこそ、男子シングルのトップ選手を二人も指導することができるんでしょう(あ、もうすぐ3人になるかもね)。
「全日本選手権2012のこと」に関しては、モヤモヤはあったものの、あえて今までは記事にしませんでした。でも、結弦くんがインタで当時の心境を答えてくれたので、今更ですが取り上げることにしました。2012年当時の結弦くんを知らない新規のファンには、結弦くんの言葉の意味を理解する一助にもなるかと思ったので。
最後に、何いってるのかわかりませんが(笑)、CCTVのニュースです。結弦くんをとりあげてます。新聞とかでも大きくとりあげられてましたね。中国の男子シングル選手より取り上げ方がずっと大きいのが驚きでした。
大人気の羽生結弦 世界フィギュア2015 SP後 中国のニュース
まだまだ探せばあるのですが、今回は、特に印象に残った3本の動画をあげました♪
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2015/05/10 09:55 | 2014-2015 season | COMMENT(28) | TRACKBACK(0) TOP