羽生結弦「表現の幅広げ有意義な年に」(2015.6.15 NHKニュース)
フィギュアスケートのソチオリンピック金メダリストの羽生結弦選手が、NHKのインタビューに応じ「表現の幅を広げるなどして、3年しかない次のオリンピックへ有意義な年にしたい」と新しいシーズンの抱負を述べました。
20歳の羽生選手は、今月12日のアイスショーで新しいフリーの演技を披露しました。平安時代の陰陽師、安倍晴明を描いた映画の曲を使い、自身初となる日本がテーマのプログラムに挑戦します。
羽生選手は、このほどNHKのインタビューに応じ「陰陽師は、自分に合ったキャラクターだ。きゃしゃで、繊細だけど、戦いに挑むような気持ちを心の中に抱いている。繊細さの中に日本人らしい強さを表現したい」と、新しい演技への自信をのぞかせました。そのうえで、新たなテーマに取り組む理由について「去年、けがや病気を経験し、これから先、競技のプログラムの数はかぎられていると感じ、悔いを残したくなかった。また、ソチオリンピックまでは4歳からスケートを始めて15年あったが、次のオリンピックまでは、3年しかない。去年は精神的に成長できたので、今度は、表現の幅を広げるなど肉体的な課題を見つけてオリンピックへ有意義な年にしたい」と話し、新しいシーズンの抱負を述べました。羽生選手は来月まで国内でアイスショーに出演するなどしたあと、練習拠点のカナダのトロントで調整を続けます。
6月16日の朝7時のNHKニュースで、この単独インタビューの一部が放送されてました。
朝に相応しい爽やかさでした(笑) 黒いTシャツが素敵で・・・スタイルいい人はシンプルな服装が似合います。
最後に色紙に書いた「日進日歩」という言葉。「本当は日進月歩なのだけど・・・」と断りながら、フィギュアスケーターは他のアスリートほど長く競技を続けられるわけではないので、月単位で歩むのではなく、日単位で歩んでいきたい・・・みたいなことを言ってました。成長ノンストップの結弦くんらしい言葉ですね。
さて、またルールが変わるみたいですね。こんなにルール変わりまくる競技、他にないよなあ・・・。
4回転で回転不足の基礎点増=ISU(2015.6.15 時事通信)
国際スケート連盟(ISU)は15日、フィギュアスケートでジャンプの基礎点などを改定した2015~16年シーズンの規定を発表した。
ジャンプで回転不足の範囲が4分の1以上、2分の1未満の場合の基礎点について、羽生結弦(ANA)ら多くの男子選手が組み込む4回転ではトーループが7.2点から8.0点に、サルコーは7.4点から8.1点に増やされた。回転不足に対する減点を緩和することで、高難度のジャンプへの挑戦を促す狙いがあるとみられる。
フリップとルッツで4分の1以上、2分の1未満の回転不足と踏み切り違反が重なった場合の基礎点も、2~4回転でいずれも引き上げられた。
詳細はこちら → http://static.isu.org/media/207718/1944-sptc-sov-communication-2015-2016.pdf
著書「チームブライアン」で、オーサーは、ルール変更と対策について、こんなことを言っています。
全文をそのまま引用すると長いので、ざっくりと要点だけ・・・。
新しい採点システムは毎年のように変更があります。しかし、ISUが変化をもたらすならば、私たちはその変化に合わせるということです。私は変化への対応が重要だと思っています。チーム・ブライアンはつねに変化するのです。変化に正確にキャッチアップするため、私はなるべく多くの人(ジャッジや連盟関係者、コーチ)とどんなことでもよく話し、新しい採点の傾向やルール詳細をつねに聞き取ります。その情報を頭に入れ、練習にフィードバックしていくのです。
ファンの中には、「結弦くんにとって、今回のルール変更が不利なのではないか?」と心配する声もあります。
でも、戦略家である「チームブライアン」のこと。私はそんなに心配する必要はないと思っています。
てか、まあファンが心配してどうなるものでもありません。ただ、結弦くんの力を信じてついていくだけです。
「WEB SPORTIVA」で、結弦くんの記事でてましたね。詳細はこちら
「笛と太鼓の音で力強く始まる、映画『陰陽師』に使用されている曲で、タイトルは羽生自らが『SEIMEI』と名づけた。あえて大文字のローマ字表記にしたのは、安倍清明の名前にちなむとともに、「同じ発音の日本語が持つ、多様な意味を込めたいから」だという。
「SEIMEI」という発音の日本語、どんなものがあるでしょうか。
正名 : 名をただすこと。名称を正すこと。大義名分を明らかにすること。
生命 : いのち、ある分野で活動していく上での原動力。
声名 : よい評判。ほまれ。名声。
声明 : 自分の意思を多数の人に向かってはっきり知らせること。
性命 : 生まれながらの性質と天命、生命。いのち。また,最も大切なもの。
清明 : 清く明らかなこと。清らかで,曇りのないさま。
盛名 : さかんな名声。立派な評判
晴明 : 空の明らかに晴れ渡る・こと(さま)。
聖明 : 天子が知徳にすぐれている・こと(さま)。
まだありますが、ざっと見ただけでも、この「SEIMEI」という発音は、いい意味の言葉ばかりです。
綺麗な「音」であるせいか、ネガティブな意味の言葉が全然ありません。日本語の奥深さも感じさせます。
日本には「言霊」という概念があります。言霊とは、「言葉に宿ると信じられた霊的な力」のこと。
この「SEIMEI」という音が表わす様々な言葉が、結弦くんに大きな力を与えてくれると期待してます。
「多様な意味を込めたい」と言う結弦くん。「SEIMEI」にどんな意味を込めるのか、想像するのも一興です(笑)
さて、4公演あったDOI。ジャンプの調子はあまりよくなかったようですね。
12日 : 4S(fall)、3T、3F、4T(fall)、 3A3T
13日/昼 : 1S、4T、3F、4T(fall)、3A(fall)
13日/夜 : 4S、4T(fall)、3F、4T(fall)、3A(fall)
14日 : 4S(fall)、3F、4T(so)、3T-2Tタノ、3A-3T(so)
twitterの観戦レポを拾ったものですが、ジャンプはこんな感じ? まあ、毎年DOIあたりはこんなもんですよね。
狭くて暗いショーのリンクで4回転3度・・・だんだんファンも感覚がマヒして、こういうのが当たり前に感じてますが、かなり無茶なことしてます。千秋楽のジャンプ大会では、4Aに挑戦して、壁にぶつかっていたとか?(汗)
ショーで怪我したらシャレになりません。誰かこの暴れ馬を止めてほしいです・・・(笑)
さて、DOIのお写真もいろいろ上がってきてますので、少しUPしときます。今週末はアイスショーはお休みです。
DOIのレポでは、「かなり疲れてるみたい」といってるファンもいましたし、よい中休みになるといいのですが。
なお、「WEB SPORTIVA」の記事はリンク貼りましたが、一応、全文を「続きを読む」から下に入れときました。



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テーマ : フィギュアスケート - ジャンル : スポーツ
2015/06/18 08:50 |
2014-2015 season
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