羽生結弦選手 スケートカナダ2015 直前情報&関連動画

羽生結弦とパトリック・チャン ソチ以来、宿敵対決再び(2015.10.29 朝日新聞)

フィギュアスケート男子の羽生結弦(ANA)とパトリック・チャン(カナダ)が、30日(日本時間31日)開幕のグランプリ(GP)シリーズ・スケートカナダで、金メダルを争った2014年ソチ五輪以来初めて直接対決を迎える。五輪王者の羽生はどのような思いで臨むのか。

「一番は演技。絶対集中したい」 羽生結弦の一問一答

約1年8カ月ぶりの競演を前に、羽生は語る。「いまの自分がパトリック選手と戦う気持ちは(2季前と)まったく違ったものだと思う」

ソチ五輪シーズンだった2季前。羽生は、GPシリーズ初戦のスケートカナダ、2戦目のフランス杯ともに、30点前後の大差をつけられた。フランス杯の直後には「どうしようもない」と心が折れそうになったこともあった。

だが「他人を気にするよりも、自分のできることをやるだけ」と切り替え、GPファイナルで初優勝。初めてチャンを破って表彰台の頂点に立った。勢いに乗り、五輪でも金メダルを手にした。

五輪後、二人は違う道を歩んだ。羽生は衝突事故や手術を乗り越えながら、試合に出続けた。チャンは1年間、競技会から離れ、心と体の休養に充てた。そして迎える対戦。構図は、五輪王者の20歳の羽生に、24歳になったチャンが挑む形に逆転した。羽生の心にも、2季前とは違う気持ちが芽生えている。

「パトリック選手は『まだ勝てる』と思っているだろう。僕は僕で(五輪とGPファイナルという)大きな大会で、2回勝てたという感覚がある。どこまでを自信にして、どこからを過信だと思うのか」

■羽生、気持ち整えるカギは「最大公約数」

本番に向け、気持ちをどう整えるのか。羽生は「最大公約数」という言葉を使って説明する。

羽生の言う「最大公約数」とは、精神面や演技の様々な注意点を一つずつ吟味し、必要なものだけを抜き出していくことだという。「ここだけは注意しようというものを自分の中でしっかりと持って、やっていければいい」

過去の経験が教訓になった。チャンとの対戦では苦い思い出もある。シニア1年目で初対戦した2010年のロシア杯。「(チャンの)スケーティング技術がすごいと分かっていて、技術を学ぼうとしすぎて演技がおろそかになった」。結果、ミスが出て7位に沈んだ。

「課題を見つけるのも大事だが、一番は演技に集中」。今季のショートプログラム(SP)は、昨季と同じショパンの「バラード第1番」を使用し、フリーは初の和風プログラムで陰陽師(おんみょうじ)・安倍晴明の世界を演じる。「集中して、さらに勝利も目指したい」。力強いまなざしで羽生は誓う。

■チャン「わくわくしている」

チャンも「わくわくしている」と羽生との戦いを心待ちにしている。

3日のジャパンオープンでは、ショパンのメドレー曲に乗せたフリーを披露。高いスケーティング技術は健在だったが、ジャンプは精彩を欠いて6選手中3位に終わった。「最初の1分間は、自分の足ではないような感じがした」。調整途上であることを認めた。ただ、曲の解釈などの表現面は成熟していると実感しているという。「自分のスケートに集中している。100%の自分をつくって、戦いたい」(前田大輔)



「一番は演技。絶対集中したい」 羽生結弦の一問一答(2015.10.29 朝日新聞)

シーズン開幕を前に、羽生結弦に抱負などを聞いた。

羽生結弦とパトリック・チャン ソチ以来、宿敵対決再び

――スケートカナダに向けての意気込みは。

パトリック(・チャン)選手と当たるのはソチ・オリンピック以来で、ワクワクしているのと同時に、自分自身が自分に集中しなくてはいけない。注目されると思うんですけど、出場する12人の中の1人が僕であり、パトリック選手であるのは全く変わりはない。だから「2人で対決」みたいな感覚はないです。

確かに、普通以上のワクワク感はあるかもしれないですけれど、「この気持ちが邪魔だった」と思うのか、それとも、「この気持ちをもっと強くしていれば、もっと良い演技ができたかもしれない」と思うのか。それは、この試合が終わってみての(今後への)収穫だと思います。

――試合本番に向けて。

しっかり勝ちにいけるように考えた上で、色んな気持ちをコントロールして、生まれた課題をまた見極めたいかなと思います。でも、課題課題と言っていますが、課題よりも何よりも、一番はまず演技なので。演技には絶対集中したいと思います。

――史上初のGPファイナルの3連覇がかかるが。

関係ないですね。優勝したい気持ちは、変わらないです。昨シーズン同様に、色んな経験をさせていただけると思います。違った意味の成長や経験があると思うので、そういうものを生かして、ただトップを狙っていきたいと思います。(聞き手・前田大輔)



スケートカナダの出場選手をまとめた動画です。ペア→男子→ダンス→女子の順で紹介されてます。
男子は1分10秒くらいから。ちょっぴりですが、結弦くんとチャンとの対決を意識したつくりになってますね。

  Skate Canada 2015 Preview
  


今年の国別対抗戦とオータムクラシックのバラ一を比較した動画です。
国別でも十分美しいと思っていましたが、比較すると、オータムクラシックの方が所作が洗練されていますね。
これから、どれくらいブラッシュアップされていくのか、とても楽しみです。

  羽生結弦 Yuzuru HANYU オータムクラシック SP バラ1比較
  


           20151029 sankei yuzu sc2015
           カルガリーに到着です♪


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テーマ : フィギュアスケート - ジャンル : スポーツ

2015/10/29 09:40 | 2015-2016 seasonCOMMENT(8)TRACKBACK(0)  TOP

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