羽生結弦選手 レジェンド(2015.11.9放送)動画 & 四回転データ その3
11月9日放送の、「THE LEGEND」の、結弦くんの部分のみの動画です。
お宝映像がけっこう入っています。動画主様、ありがとうございます。
151109 THE★LEGEND
151109 THE★LEGEND 投稿者 YzRIKO
では、四回転データ、その3です。今回はデータというほどじゃないですが・・・。
1回目で、4T、4S、4Lzに初めて成功したスケーターとその大会を振り返りました。
で、気づいたことですが、4Tの初成功が1988年、4Sが1997年、4Lzが2011年。
つまり、新しい種類の四回転を成功させる選手が現れるのに、それぞれ10年ほどかかってるのです。
4F、4Lo、4Aはまだ競技会での成功者はなし。では、新たなクワドの成功者まで10年以上かかるのか?
たぶん、かからないでしょう。それくらい、男子の四回転を跳べる技術は進化してると思うのです。
ソルトレイクオリンピック(2002年)
4回転(を含むジャンプ)が大得意なら、他のエレメンツや表現が多少下手でもメダルをとれたオリンピック。
金:アレクセイ・ヤグディン、銀:エフゲニー・プルシェンコ、銅:ティモシー・ゲーブル
バンクーバーオリンピック(2010年)
4回転なしでも、3回転、ステップ、スピンなどの精度を上げ、表現力を磨けばメダルをとれたオリンピック。
四回転の評価が下がっていた、いわゆる「四回転暗黒時代」のオリンピック。
ライサチェックは、四回転なしで、ショート、フリーとも四回転を成功させたプルシェンコに勝ちました。
金:エヴァン・ライサチェック、銀:エフゲニー・プルシェンコ、銅:高橋大輔
ソチオリンピック(2014年)
SPとFS合計で3度以上の4回転を決め、他のエレメンツや表現力でも魅せなければ、メダルをとれなかったオリンピック。つまり、ソルトレイクとバンクーバーで求められたものを、両方兼ね備えていなければメダリストになれなかった・・・ということ。男子シングルのフリーが自爆大会となってしまったのは、新たに始まった団体戦の負担、過密な日程(ショートの翌日フリー)、水たまりができているリンク状態の悪さに加え、求められるものが、ソルトレイクやバンクーバーの時代に比べて、格段に高度になっていたことも影響してるかもしれません。
金:羽生結弦、銀:パトリック・チャン、銅:デニス・テン
男は黙って四回転 ・・・これは、解説者・コーチとして活動している本田武史さんの言葉です。
「Sportiva」の最新号で、「四回転新時代の傾向と対策」というタイトルの記事がありました。
この中で、本田さんが、インタ形式で、過去現在の四回転事情について語っていました。
羽生結弦選手について
結弦はどの種類も質のいい四回転を跳んでいる。あれは加点を絶対にもらえるジャンプ。
結弦は、本人のモチベーションを別にすると、四回転を3種類やる必要はない。
やらなくても、プログラムを完璧に滑りきったら、たぶん他の選手は(結弦に)勝てない。
それだけ完成型に近いスケーター。だから、他の選手は(結弦に勝つために)四回転を増やしている。
本田さんの現役時代と今の四回転事情の違いについて
僕たちの時代は、四回転を跳ばなかったら男じゃない、男子たるもの四回転を跳べ・・・という時代。
今は、四回転を跳ばないと、点数がもらえないよ、という時代。男気があるとか、そういう問題じゃない。
点数をもらうためには、これ(四回転)をやるしかない。だから、切実です。
今シーズンから、四回転の転倒について、GOEがマイナス4までつくようになりました。
けれど、四回転を回避する傾向にはなっていません。暗黒時代への逆戻りはなさそうです。
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2015/11/11 12:50 | 2015-2016 season | COMMENT(6) | TRACKBACK(0) TOP