羽生結弦選手 異次元の世界最高得点でNHK杯優勝 & タラソワ解説実況動画(翻訳付)

長野にスケートの神が降臨したようでした。すごいもんを見せてもらった。本当に彼のファンでよかった。

羽生、前人未踏の300点超え!フリー完ぺきで圧倒(2015.11.28 スポーチ報知)

ソチ五輪金メダルの羽生結弦(20)=ANA=が男子フリーを行い、史上初の300点超えとなる合計322・40点でGP通算5勝目を挙げた。

前日のショートプログラム(SP)では、初めて4回転ジャンプを2度跳ぶ構成で完璧な演技を見せ、106・33点の世界最高得点を記録。この日もジャンプを全て成功させるなど、完ぺきな演技でフリーも過去最高の216・07点をたたき出した。

羽生結弦「応援という大きな力をもらった。このスコア、この演技は皆さんのおかげ。(300点超え)未だに信じられない。スコアはビックリした。ホントに血の滲むような努力をしてきたので、自分を支えてくれた全てに感謝したい。(この結果は)やってやるとは思っていた。フリーは滑る前に凄く緊張していた。五輪のあったこの長野のリンクで、自分自身に『絶対王者』だと言い聞かせながら滑った。これ以上の演技が出来るように練習を積んでいきたい」



<男子シングル結果>
1位   羽生結弦(日本)   322.40(SP:106.33/FS:216.07)
2位   金博洋(中国)   266.43(SP:95.64/FS:170.79)
3位   無良崇人(日本)   242.21(SP:88.29/FS:153.92)


プロトコルはこちら → ISU GP NHK Trophy 2015 MEN FREE SKATING

プロトコルがとにかくすごいことになっています。加点の嵐です。4SのGOEが2.86、4TのGOEが2.57、3A+1Lo+3SのGOEが2.43、そしてなんと、3A+2Tには3.00のGOEがついています。それ以外も、ほとんどすべてのエレメンツに、1.00以上のGOEがついている。技術点、なんと118.87・・・。おそらく、結弦くんのこれまでのTESの最高点は、2013年ファイナルの、フリーでのパーソナルベスト193.41をだしたときの102.03だと思うのですが、そこから、17点近く積み上げました。ひえ~。

演技構成点も、自己最高の97.20。曲の解釈(Interpretation)なんて、9.89じゃないですか。9人のジャッジの内、10点満点つけたのが6人もいる。昨日までフリーの最高得点は、2013年のフランス杯でチャンがだした196.75で、そのときのPCSは96.50でした。これもかなり高いPCSで、10.点満点をだすジャッジがかなりいたのですが、それよりも高いPCS。まあ、しかしこの演技に10点ださなかったら、どこにだすんだ・・・というくらいのすさまじい神演技でした。

でも、今回一番びっくりしたのは、後半の四回転、4-2だと思っていたら、4-3を跳んできたことかな。
後半4-2だってあれだけ苦労してたのに、4-3をアッサリ決めてくるんだもん(笑)  ビビりましたわ(笑)


圧勝Vの羽生「世界中から力もらった」NHK杯男子メダリスト会見(2015.11.28 スポーツナビ)

――フリーを終えての感想は?

羽生 正直、自分自身興奮していて何て言ったらいいか分かりません。正直にうれしいなという思いと、ここまで支えてくださった方々に感謝の気持ちを述べたいなと思います。そして、まだここが平昌五輪でもないし、その次の五輪でもないですし、引退の試合でもないです。これからもっともっと頑張って良い演技を、点数ではなく、皆さんの心に残るような演技ができるように日々努力していきます。

――羽生選手、1つずつジャンプを決めていく中で、最後にどのような感情を持ったのか?

羽生 とにかく1つひとつ丁寧にこなしたいと思っていましたし、皆さん、すごく点数に驚かれたと思うし、自分自身もスコアについて驚いています。正直、まずは演技が良かったというか、そういう実感が湧いてないというか、うまく言葉に表せないような感情でいます。ちょっとフワフワした感じです。フリーに関してはすべてのジャンプがきれいに決まったわけではないですし、スピン・ステップすべてのエレメンツがきれいに決まったわけではないです。1つひとつ自分の気持ちを込めて、自分の今までの練習を信じて、自分の体を信じて、演技しましたし、1つひとつのジャンプが決まるたびに歓声を送ってくださる皆さんの声や皆さんの熱い視線、実際に聞こえるはずがない心の声というか、そういうものを僕たちはテレビを見ている側じゃないので感じることはできませんけど、何か日本中、世界中から力をもらっている感覚がありました。

――NHK杯では歴史上初めてショートとフリーですべての選手が4回転を取り入れた。全部で25個あって平均すると1人で2つ以上跳んでいる計算になる。将来を見据えた質問だが、次の平昌五輪に向け、いくつのジャンプ、どのような種類のジャンプが必要になると考えているか?

羽生 僕はボーヤン選手のように、ルッツは安定していないです。1回まぐれで下りたことはありますけど。ただ、まだ彼のようなクオリティーでルッツもループも跳ぶことはできません。そして、アクセルも本当に数回チャレンジしてみて、まだ着氷することも、回転することもできていません。

じゃあ、将来的にどれくらい必要なのかと言われたら、僕もそれは分かりません。実際に五輪の記憶が定かではないですが、時代というのは五輪ごとに変わっていく気がしていて、特に僕の印象に残っている五輪はソルトレイクシティ五輪なんですけど、その大会では半分以上かな、10位以上の選手たちはクオリティーの高い4回転を跳んでいましたし、また逆にバンクーバー五輪では4回転を跳ばないエバン・ライサチェク選手が優勝しました。

ソルトレイクもトリノもバンクーバーも、何が間違いで何が正解かと言われれば、僕はすべてが正解だと思っています。もちろんバンクーバーのときは、いろいろな方々が4回転を跳ばなくてもいいのかと、本当にライサチェク選手が優勝でいいのかと、本当に世界のフィギュア界で議論がありましたけど、実際にそうした議論になって正解もしっかり出たわけでもない中で、僕たちはソチ五輪でほぼ半数の選手たちが4回転に挑んで、戦ってきました。

実際にすべての選手が4回転に挑んだというのを聞いて、正直、僕はびっくりしています。ただ4回転を跳べばいいか、というとそれだけはなくて、きれいに下りなければいけない。きれいに下りることで点数がもらえる。トリプルアクセルの基礎点と4回転の基礎点は2点以上は違いません。これはトリプルアクセルをきれいに跳んでGOEを2〜3点取った場合、4回転以上の点数がもらえます。はっきり言ってしまうと、バンクーバー五輪のように、すべてのジャンプでGOE3点以上をもらえば、4回転を跳ばなくても勝てる、そういったルールだと僕は思います。

それでも僕は今回のショートを含め、4回転に5回挑んできたのは、4回転を跳んで、さらに難しい入り方、下り方をして、それに加えてトリプルアクセルという4回転に一番近い3回転ジャンプを、4回転のような点数がもらえるようなクオリティーで跳ぶというのが僕の一番の武器だと思うし、またこれから先もきっといろいろな選手が出てきます。今回感じたのは、ボーヤン選手はジュニアから上がってきて間もないですけど、それでもショートとフリーで4回転を後半に入れて、素晴らしい演技をしました。これはスケート界の将来を見ているような気もしますし、ただこれだけが正解じゃないし、僕自身もできることをすべて出し切って、もっともっと難しい4回転、質の高い4回転を目指して頑張りたいと思います。



メダリスト3人に質問していますが、結弦くんが話した部分のみ抜粋しました。結弦くんが延々と長くしゃべったので、時間が押してしまい、「話が長くて本当に申し訳なかったです(笑)。」と謝っていました(笑)

結弦くん、「まだここが平昌五輪でもないし、その次の五輪でもないですし、引退の試合でもないです。これからもっともっと頑張って良い演技を、点数ではなく、皆さんの心に残るような演技ができるように日々努力していきます。」って言ってますね。「平昌のつぎの五輪でもないですし」と。もしかして、平昌の次も・・・という気持ちが少しでてきたのかな? もちろん、前の「平昌で引退」報道は、決定事項ではない・・・と後で訂正していましたが。


では、フリーのロシア語実況です。解説はタラソワさん。ベタ誉めです。とても興奮されてます(笑)

     【ロシア実況】羽生結弦 2015 NHK Trophy FS
     


しかし、ロシアの実況、キツイですね。「コフトンのSPFS合わせた得点より、高いです」って・・・。コフトンも失敗して落ち込んでるだろうに、自国の実況が追い打ちかけてどうするよ。そして、タラソワも「そうなると思ったわ」・・・コフトン、愛弟子なのに(笑) 日本のただ誉めるだけの解説と違って、キツイですね。でも、言葉はキツクてもその底に溢れるスケート愛を感じるタラソワ解説でした。

誰もが自分の運命をもっているの。これは彼の手の中にある運命。
彼を助けることはできるけれど、やるのは彼自身だから。
私は、ソチのチャンピオンが別次元の高みに上りつめるのを見届けるまで生きられて幸せよ。
この高みまで、他の誰かが上りつめるまで、まだ何年もかかるでしょう。
だから、私は天井は自分の頭で突き破った方がいいと、いつも言っているの。他の誰もが届かないように。


そう、結弦くんは、自分の作った天井は、自分以外の誰にも突き破らせたくない男。
2012年スケアメで作ったSPの世界最高点を、チャンに破られたとき、すごく悔しそうだった。
322.40という途方もない天井を彼は作ってしまった。でも、それを破るのは、自分だと思っているでしょう。
しかし、タラソワ、いいこと言いますね。さすがロシアの重鎮だわ。


NHK2015FS-1

NHK2015FS-2

世界記録をうちたてた記念に、久々に結弦くんに喜びの舞を踊ってもらいます。1日限定です♪


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テーマ : フィギュアスケート - ジャンル : スポーツ

2015/11/29 09:15 | 2015-2016 seasonCOMMENT(11)TRACKBACK(0)  TOP

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