宮原知子選手 NHK杯優勝、GPF2位 躍進の秘密

NHK杯優勝、GPF銀メダルなのに、宮原さんの記事がなかなかあげれずにいました(汗)
遅ればせながらですが、宮原さんとコーチとの関わりから、今の快進撃の理由を探ってみたいと思います。

昨年の全日本女王で、ワールド銀メダリスト・・・彼女の躍進は昨シーズンから始まっていましたが、その勢いは今シーズンも衰えることがありません。いや、むしろパワーアップしています。体型変化に苦しむことが多い十代女子シングル選手で、好調をキープし続けるのは至難の技。大きい体型変化のない強みがあるとはいえ、彼女自身の努力と、周囲の万全のサポートが実を結んでいるのだと思います。
昨日のサタデースポーツで、宮原さん特集がありました。動画をあげておきます。

  Satoko Miyahara_さたすぽ 2015.12.19
  


NHKは、他の民放と比べ、以前から宮原さんに好意的です。ソチシーズンは、「アスリートの魂」で宮原さん特集をしてくれてました。NHKの価値観的に、典型的文武両道、努力家の宮原さんは、ポイント高い選手なのかなと思ったりします。逆に、この生真面目さ、イジリにくさ、人一倍シャイなところが、民放的には、「面白みがない」とうつるのかもしれませんが。

ソチシーズンは惜しくも全日本選手権4位で、オリンピック代表を逃してしまいましたが、ソチシーズンの四大陸選手権で2位に入ったときから、宮原さんの快進撃が始まりました。そこから、彼女は一度も表彰台を逃していないのです。

4CC2014 2位 → CSロンバルディアトロフィー 1位 → カナダ杯2014 3位 → NHK杯2014 3位 
→ 全日本2014 1位 → 4CC2015 2位 → ワールド2015 2位 → CSUSクラシック 1位
→ アメリカ杯2015 3位 → NHK杯2015 1位 → GPF2015 2位(世界ランキング1位)


アナウンサーが指摘してましたが、今シーズン5大会で飛んだジャンプ47のうち、転倒したのは1回だけ。
この脅威の安定感は、宮原さんの最大の武器。今や、「安心と信頼の宮原ブランド」ともいわれる所以ですね。

今、濱田さんは、日本人コーチとしては一番結果をだしているコーチだと思います。
一部海外のスケオタからは、「日本のエテリ」(笑)とも呼ばれているそうで、確かに男性コーチをサブに据えてるのも共通しています。昨年からの宮原さんの快進撃に加え、今シーズン、GPFに宮原さん、JGPFに本田選手と白岩選手を送り込んだ手腕は確かに素晴らしい。宮原さんの活躍が、ジュニアたちにもとてもいい影響を与えていると、田村コーチも言っていました。とても良い回転をしていますね。

荒川静香さんの日テレプラスの番組「フレンズプラス」に、田村コーチが出演していて、宮原さんについてこんなことを言っていました。

指導者として最近泣いたのは、世界選手権で知子が銀メダルをとったとき。知子が名前を呼ばれて、表彰台にたったのをリンクサイドでみていたのだけど、そのときですかね。彼女が全日本で優勝して。そのまま世界選手権で銀メダルをとってくれたことが、コーチになってから・・・というより、僕のスケート人生の中で、一番嬉しかった出来事です。

知子は辛抱強い。運動能力とか、本当にトロくさいんだけど、あれだけ粘ると、本当にやってしまうんじゃないかなって。現にいま、世界選手権でメダルをとれるまでいったし。
習得は一番遅い。でも、言われたことは絶対やるし、誰でも「言われたからやろう」とやってるフリしたりするものだけど、彼女は本気でやる。絶対できるまでやる。3年かかっても4年かかってもやる。でも、それをすごいことだと思っていない。それを当たり前だと思っているから。彼女にとっては、それは苦ではないんじゃないかな。

彼女自身は、世界選手権後も、変わっていないし、驕りがあるわけでもなく、いつも通りに一生懸命練習するけど、世界選手権以降、彼女の周りが変わったと思う。批判とかも当然あるだろうし。そういうのに惑わされないで、そういうのを力に変えていくことが大事。だから、今までより、むしろこれからが僕が必要になる。これまでは、彼女の結果には僕はほとんど貢献していないと思う。今シーズン来シーズンで、知子は「あ、こいつけっこう使えるじゃん」って思うようになると思うし、そうでないといけない。
技術はもちろんだけど、彼女の心が壊れないように、サポートしていけたらと思う。これから五輪まで、悪いときもあるだろうけど、彼女が傷つかないように守ってあげるというのが、僕の役割かなと。


田村さんのようなイケメンコーチに「守ってあげたい」とか言われたら、女子選手としては嬉しいですよね(笑)
濱田コーチにとっては、宮原さんは初めての成功例だと思いますが、ひとつ結果をだすと、組織というのは上手く回転していくものなのかもしれません。チームブライアンで、結弦くんとハビくんが刺激しあって、よい結果に結びついているように。

ミヤケンさんのトーク番組「賢二の部屋」に、宮原さんが出演していたのですが、そのときも田村コーチが飛び入り参加していました。そのときの、田村コーチの話も面白かったです。

全日本チャンピオンになって、関大のリンクに帰って、普通だったら、ちょっと周りが気をつかって、席とかスッとあけたりとかするんだろうけど、チャンピオンになって最初に行った練習で、(知子は)空いてる細いとこにチョコンとすわって、チビたちに押しのけられていた、お尻で(笑) 貫録が・・・(笑) (宮原さんに向かって)もうちょっとオーラだせ!(笑)

ミヤケンさんが、「そんなとこでださんでも、氷の上だけで十分だよね」とフォローしてました(笑)

世界選手権のメダルは目標だったけど、いざ本当に獲ってしまうと、本人より僕らの方が喜んで。
俺も獲った瞬間に、この子に下手くそって言うのはもうやめようって思ったんだけど。日本帰って一週間も経たないうちに、俺には下手くそ言われるし、ボスには初級から出なおせって言われるし(笑)


濱田コーチ、厳しいですよね。以前、宮原さんが濱田コーチにものすごく怒鳴られている練習映像を見たことがあるのですが、「こわー・・・」と思ったものでした(笑) けれども、厳しさの中に愛情があるから、生徒もついていくのでしょう。

田村コーチがブログの中でこんなことを言っていました。

宮原は、関わってくれた人になんとかしなければという思いを起こさせる魅力があります。
スケートに対する真摯な姿勢で、人を惹きつけて、自然にチームとして出来上がっていきました。


グランプリファイナルでは、「最低でも表彰台」という目標を掲げ、それをクリアした宮原さん。
ファイナル後のインタビューで感想を聞かれ、こう答えていました。

嬉しいですけど、まだ二位なので・・・今度は一位になれるように頑張ります。

世界選手権の銀メダルのときに、「表彰台に乗れるとは思っていなかったので、嬉しいです」と答えていた人とは同じ人とは思えませんね(笑) 彼女の自覚の中でも、「表彰台に乗る」というところから、一段ステージがあがったのだなと感じました。

オフリンクではジュニアに押しのけられてる宮原さんですが、氷の上にたつと人格が変わるのです。
思い出すのは今年の世界選手権だったかの6分間練習。「ロシアン女子は気が強くて、6分間練習のときに軌道が重なったとき、絶対道を譲らない」と言われてますが、そのロシアン女子であるトゥクタミシェワに対して、道を譲らず、反対にトゥクタミシェワに道を譲らしたのを、私は見てしまいました(笑)  ハンドルを握ると人格が変わるドライバーがいますが、リンクにあがると、彼女は人格が変わるのだなとそのとき思ったものです。

普段の自分の性格は変えられなくても、スケート本番になったときには、違う人にならなくてはならない

彼女に女優魂が確かに芽生えているのを感じます。この調子を維持して、全日本でいい結果をだしてください。

      GPF2015 miyahara
                  チーム宮原。右から二番目の男性はトレーナーさん。


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2015/12/20 14:00 | 2015-2016 seasonCOMMENT(6)TRACKBACK(0)  TOP

羽生結弦選手 GPF2015 FS タラソワ解説実況動画(翻訳付)

全日本選手権まで1週間もありません。ファイナル祭りが終わらないうちに全日本になりそうです(汗)
NHK杯に出場して、その後ファイナルに進んだ日本人選手は本当に強行日程だと思います。
NHK杯→ファイナル→全日本と、2週間おきに競技会。その上、日本→スペイン→日本の移動もあり。
NHK杯をもう少し早めに行うことができないのかとつくづく思います。

さて、海外実況動画好きなら、見られた人も多いと思いますが、自分の整理用も兼ねてあげときます。
ファイナル男子フリーのロシア語実況、タラソワ解説です。実況は、タラソワはです。
字幕は消えることがあるので、印象に残った言葉を書きとめておきます。

  【ロシア実況】 羽生結弦 2015 GPF FP
  


(後半3A-2Tの後) 日本人の半分が気絶しました。しかも、シーズン初というわけではありません。
(最後のジャンプ3Lzを決めた直後) 彼は信じられないような選手です。信じられない。
このようなことはありえないことえすが、私たちはまたしても、目撃しています。
異星人、サイボーグです。


日本人がどれだけ彼を待っていたか、愛していたか、どれだけ彼を信じていたか。
皆ずっと彼の仕事ぶりを見ていたから、彼のポテンシャルを、限界がないことを知っていたから。
彼の国の伝統的な曲は、彼にさらに力を与えている気がするわ


(演技終了後) 私は机の下にもぐりますね。技術点120点。もう、ここにいても仕方がない。

完璧。これ以上、どこを良くできるのかわからないくらい。
冗談がてら、もうひとつ四回転を入れられるくらいかしら。
ここにいれたこと、これを見られたこと、コメントできたことに感謝したいわ。
コメントなんてないのよ。ただ、今日のところ、完璧な天才が滑りきったというだけ。


私たちは長年、彼が転んで、起き上がって、学んで、先に進むのを見てきた。
彼の身体がしっかりしたのも見られたの。
肩はもう下に曲がっていない。きっちり延ばされている。腕も目いっぱい動いている。
衝撃的。皆に感謝するわ。


彼自身がシャーマンですからね。

シャーマンは目の前にいるのよ。

ソチの優勝も当然だったわけですね。オーサーはもうできることはありません。引退するしかないですね。

どうして? 逆よ! どうして引退しなきゃならないの?

だって、これ以上どうやって良くしろというんですか!

彼は上手くいっているのよ。私にも経験があるわ。
私は跳びぬけて優秀な人(たぶんヤグディンのこと)と仕事をしていた。これは大きな喜びよ。
彼はこれからもやるわ。しかも、別の新しいことをやらなければならないの。教えることに疲れてはいけない。


220、330ですよ、タチアナさん! 誰しもが330点取れればね・・・はぁ(嘆息)

やっぱり男子シングルは一番面白いわ。


タラソワと実況アナの掛け合いが面白いですね。この二人、NHK杯のときも喧嘩してた(笑)
「惑星はにゅーへようこそ。住民はユヅルただひとり。」のイタリア解説のオトンに続き、ロシア実況アナからも「異星人」「サイボーグ」認定を受けました(笑) アナとタラソワ二人から「シャーマン」認定までされましたね。
本当に海外解説は個性豊かだなあ。日本では、色々としがらみが多くて、本音解説は聞けないですから。

五輪で金メダルをとったとき、「2回も転んで金メダルをとった選手は初めて」と、タラソワからキツイ言葉をもらっていた結弦くん。それだけに、このタラソワのこの手放しの賞賛は、特に嬉しく感じます。

肩はもう下に曲がっていない。きっちり延ばされている
 ・・・タラソワの言葉で、「ああ、そういえばそんなことを言われていたな~」と、遠いことのように思い出しました。結弦くんは、かつて「姿勢が悪い」と指摘されていた時期がありました。疲れてくると、肩が下がり、猫背気味になる。特に、クリケットに拠点を移したときにもらった「ノートルダムドパリ」は、当時の彼の体力の限界に挑戦してるようなプログラムだったため、後半は特に姿勢の悪さが目立っていました。いつの間にか姿勢がよくなっていたので、そんな過去なんてすっかり忘れていた。タラソワが結弦くんのことをずっと注視していたのがよくわかるコメントでした。

私たちは長年、彼が転んで、起き上がって、学んで、先に進むのを見てきた ・・・これは、ジャンプの転倒だけを言っているのではないでしょう。震災や昨年の怪我や病気など、彼の競技人生は七転び八起きでした。もちろんジャンプも・・・転倒しながらも、プログラムに入れ続けた4Sがやっと花開き、今の世界最高得点を生み出している。結弦くんの才能を高く評価していたタラソワは、時には厳しい評価をしても、結弦くんの成長を楽しみにしてくれていたのではないかな。自国のライバル選手だけれど、彼女は、純粋にフィギュアスケートの発展を願っている人だと思うのです。


ロシアの重鎮といえば、タラソワとミーシンですが、ミーシンについては、今年のスケカナのとき、こんなエピソードがあったそうです。フリーの当日、バックヤードで、ミーシンに挨拶にきた結弦くんを、ミーシンが慰めてくれたとか。前日、ショートで失敗して6位と出遅れていた結弦くんを、「私は君を信じているよ」と温かい言葉をかけてくれたのです。ミーシンは、プルシェンコのコーチですが、プルともども、結弦くんを高く評価してくれています。ジャンプに重きをおくミーシンからすると、結弦くんはフィギュアスケートの未来そのものに見えるでしょう。世界中のスケート関係者がそう思っているだろうけど。


スケカナ2015 バックヤード

元動画はこちら → 2015 SCI Men Backstage
結弦くん、本当に誰にでも礼儀正しいですね。お年寄りはこういう子に弱いのよねえ(笑)


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2015/12/19 14:50 | 2015-2016 seasonCOMMENT(11)TRACKBACK(0)  TOP

羽生結弦選手 ニュース&動画(帰国会見/報ステインタ)

結弦くん、昨日凱旋帰国しました。主なニュースと動画まとめときます。

羽生「成」るか 試合で史上初の大技4回転ループ(2015.12.16 日刊スポーツ)

今季中にまた「史上初」があるかも!? 12日まで行われたフィギュアスケートのグランプリ(GP)ファイナルで男子史上初の3連覇を達成した羽生結弦(21=ANA)が15日、開催地のバルセロナから帰国。同大会のエキシビションでまだ誰も試合では成功がない4回転ループの大技を決めたことに対し、今季中の解禁に「要相談」と含みを持たせた。2戦連続の世界歴代最高点を樹立し、進化は止まらない。王者奪還を目指す来年3月の世界選手権(米国)では、新たな挑戦が見られるかもしれない。

スペインでの会心の演技後にみせた「ドヤ顔」ばりに、羽生がしてやったりの顔をみせた。「良いこと言った! よっしゃ、できた! 素晴らしい! って、素晴らしいと自分で言ってどうする」。冗談交じりに思い切りの笑顔。「できた」のは今年を表す漢字。挙げたのは「成(なる)」。「(織田)信成さんにかけたわけじゃないですよ」とジョークを飛ばしながら掲げた理由が面白い。

羽生 僕、将棋もやるんですけど、(駒が)裏になることを「成」と言いますよね。ここまで来るのに歩兵のように1歩1歩進んできたと思うので、やっとここまで来られたなという思いと、さらにここから動き始めるところなので、そういう意味でもさらに強くなっていかないといけないな。

大満足の回答だったが、新たな「成」が今季中に起こる可能性がある。

13日に行われたファイナルのエキシビション。先月下旬のNHK杯に続く世界歴代最高点をショートプログラム(SP)、フリーで続けて世界を仰天させたが、それだけに飽き足らなかった。フィナーレで満員の観客の前で跳んだのは4回転ループ。ソチ五輪前から習得に励み、14年4月のショーで初成功させていた大技を再び成功させた。

4回転の歴史は、88年にトーループ、98年にサルコー、11年にルッツと国際連盟公認大会での成功がある。ループはまだ成功者はいない。1種類ごとに10年以上の歳月がかかるほどだが、羽生がそのサイクルを早めるかも知れない。

本人は「要相談ですね」と今季中の挑戦に言及した。2種類を組み込む現構成でも「いまの自分の最大の難易度」。ジャンプの出来栄えの加点も満点が出ており、「点数差を考え、何が最高の挑戦なのかを考えてやりたい」と見通す。ハードルが高いのは事実だ。

それでも、時に1段、2段とばしで壁を越えてきた羽生だからこそ、期待してしまう部分もある。25日開幕で4連覇がかかる全日本選手権(札幌)では構成は変えない。「要相談」は年が明けてから。16年はどんな漢字が当てはまる年になるだろうか。【阿部健吾】

<羽生の「史上初」>
◆07~08年 中1だった07年全日本ジュニア選手権で3位。ノービス(10~14歳)の選手が表彰台に上がるのは日本男子初。
◆09~10年 ジュニアGPファイナルで史上最年少(14歳)で優勝。世界ジュニア選手権では日本男子初の中学生での優勝。
◆10~11年 4大陸選手権で2位。男子で同大会史上最年少(16歳)のメダリストに。
◆11~12年 初出場の世界選手権で3位。日本男子最年少となる17歳3カ月での世界選手権メダル獲得。
◆13~14年 ソチ五輪SPで初の100点超えとなる101・45点を記録。金メダルは日本人、アジア人で初。平成生まれの日本人として初の五輪金メダル。
◆14~15年 GPファイナルで日本男子初の2連覇。
◆15~16年 NHK杯フリーで初の200点超えとなる216・07点を記録。合計も初の300点超えとなる322・40点。GPファイナルで男子初の3連覇。



男子初V3の羽生に聞く「点数とか関係なくどれだけ向上できるか」(2015.12.16 スポーチ報知)

◆羽生に聞く

―今後の進化は。

「皆さんが点数、点数となっているときだと思うけど、僕自身は点数とか関係なく自分のスケートをどれだけ向上できるか、磨いていけるかが大切」

―全日本までに。

「NHK杯からGPファイナルまでと同じように、やり過ぎて調整に誤差が出ないようにしたい」

―世界選手権での4回転ループへの挑戦は。

「何が最善なのか、何が自分ができる最高の挑戦なのかを考えたい。今の時点で計算された最大の難しいプログラム。次の2週間までにこなせるように頑張っていきたい」

―重圧はあるか。

「ノーミスしなくちゃいけないというプレッシャーは確実に今かかっている。プレッシャーは払拭できない。どれだけ払拭しても新しいプレッシャーはかかってくる」



では、帰国直後の各メディア向けの会見と、報ステの生出演のときの動画です。dailymotionから。

151215 GPF3連覇 凱旋帰国会見 LIVE ノーカットフル映像

151215 GPF3連覇 凱旋帰国会見 LIVE ノーカットフ... 投稿者 YzRIKO


151215 帰国後 スタジオ生出演

151215 帰国後 スタジオ生出演 投稿者 YzRIKO


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2015/12/16 12:35 | 2015-2016 seasonCOMMENT(2)TRACKBACK(0)  TOP

羽生結弦選手 GPF2015 FS 中国語実況動画(翻訳付) & 中国発面白動画

ファイナルの海外実況動画、個人的に気に入ったのからあげていこうかと思います。
まず、中国の実況から。実況アナウンサーが熱いです(笑) マークが舞ってました(笑)
いつもですが、中国実況は外部プレーヤーでは再生できないので、ニコニコ動画まで飛んでください。

     


実況さんの印象に残った、結弦くん賛美を書きとめていきます。

端麗な容姿、鋭い目力、クールな微笑。
人から羨望される天から預かった才能を生まれもちながら、常識を超えるくらいの努力をしてこそ
私たちの想像を超えることを成し遂げたのです! これが羽生結弦です。
彼は、その優れた芸術性と卓越した技術をもって、
フィギュアスケートの美しさをこの上ないほど表現しつくしています。

彼と同じ時代の選手たちにとって、ある種の哀れの感情をもっているかもしれません。
でも、正直、羽生結弦の今の状態ですと、彼を越えられる選手は存在しません。
彼はソチオリンピックで19歳で、66年以来、もっとも若い男子シングルのチャンピオンになったのですが、
今の羽生結弦に比べると、当時の彼はスケート人生のピークではありません。今がそうなのです!
いつまでも成長して、最高の自分にして。成長し続け、ベストの自分になろうと目指して。

どんなに賞賛する言葉も、彼のプログラムの前では、むなしくなります。
人間業とは思えない、神の域に達していると感じます。
私は、彼のフリーの音楽と彼の演技が大好きです。彼の素晴らしさを遺憾なく引きだせているんです。
ショートより、フリーの方がもっと好きです。
このフリーは、彼の独特な日本男子の気質を遺憾なく表現できるのですから。

ソチ五輪で完璧ではない演技で金メダルを獲得した羽生結弦は、それからずっと自分を励まし続け、
絶えずに自分の極限に挑戦し、もっと完璧な演技をファンに見せたいと努力してきたのです。


実況の女子アナさん、いきなり容姿賛美から始まりました(笑) 
彼女の勢いに、現審判員の解説者が圧倒されてる感じでしたが(笑)、やはり絶賛でした。

彼のプログラムは、呼吸ができないような迫力で、ジャッジと観客を制服している。
これほどの難しい構成。しかも、2回国際試合の中で完璧な演技をするなんて・・・。
きっとものすごく苦しい練習に耐えてきたのでしょう。
メディアの前で口にしたぐらいですよね。「普通では考えられないくらい苦しい練習をしてきた」と。



もうひとつ。これも中国発の面白放送。翻訳あり。NHK杯で最高得点だした後に放送されたものらしい。

     


すべての人が思うとおりに、うまくいくとは限らないです。
頂点にたてるのはほんの一握りの人々で、羨望や、究極の嫉妬の対象になるでしょう。

ISUの資料庫には、フィギュア選手の毎週の訓練時間が統計されています。
我が国の若手選手・金博洋選手の毎週の訓練時間は、26~28時間です。
毎週の訓練時間が、40時間に達している選手もいます。
しかし、日本の羽生結弦の毎週平均訓練時間が、わずか12~14時間しかありません。
言い換えれば、毎日2時間の練習だけで、1日の訓練が終わることになります。

じゃあ、あり余す時間を何に使うのでしょうか・・・ゲーム。彼はゲームが大好きです。
羽生結弦が年間ゲームに使われた時間は、320時間にも達したことがあるほどです。


ここでなぜか、突然モンハンの「ジャンプしたいよ~」のCMと、結弦くんのジャンプ映像が挟まる(笑)

先週末のGPS最終戦・NHK杯で、彼は完璧な演技で世界記録を更新しました。
もちろん、この成績は、ゲームとは全く関係ないのです。
羽生結弦が世界の頂点にたつ選手になった最大の秘訣は、練習時間のかわりに、
狂気と思わせるほどの練習の質を追求した結果です。
記者の目撃証言によると、彼は1時間の間に、4回転ジャンプを60回跳ぶ練習をしていました。
練習が始まると、彼はおそらく全世界中で一番、集中力が高い選手でしょう。



頂点にたてるのはほんの一握りの人々で、羨望や、究極の嫉妬の対象になるでしょう
結弦くんにはアンチもけっこういますが、その人たちの心理って、この「究極の嫉妬」ってことなんだろうな。

結弦くんは、以前「僕はそんなに練習時間は長くない。長く練習すると集中力が切れて、怪我につながる」と言っていました。練習は「量より質」。自分が集中できる範囲で、人の何倍も濃い練習をしているんでしょうね。
これは、彼の生来の性格もあるのかもしれないけど、1日1時間しか氷上練習ができなかった仙台の練習環境も影響してるかも。カナダでは2日はオフのはずなので、練習日の練習は1日2.5~3時間くらいでしょうか? 
何より、今の彼はとても忙しい。この中国の番組では、練習以外はゲームばかりしてるみたいみたいに紹介されてるけど(笑)、余った時間は大学の課題と、アイスショーやメディア関連など色々な日本での仕事に埋められているはず。ゲームはあくまでも息抜きでしょう。その中での、この成果。やはり”怪物”なんでしょうね(笑)


   GPF2015-5
                        なに、このかわいいポーズ(笑)


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2015/12/15 12:05 | 2015-2016 seasonCOMMENT(5)TRACKBACK(0)  TOP

宮原知子選手 GPF2015 銀メダルおめでとうございます!

宮原さん、やりましたね! 初出場で銀メダル、本当に素晴らしかったです。

宮原 自己ベストで2位「点数が出た時はびっくりした」と笑顔(2015.12.13 スポニチアネックス)

フィギュアスケートのグランプリ(GP)ファイナルは12日、スペイン・バルセロナで行われ、前日のショートプログラム(SP)で4位だった宮原知子(17=関大高)が女子フリーでパーソナルベストとなる140・09点をマーク。トータルも自己最高の208・85点となり、初出場で2位となった。

宮原は冒頭の3連続ジャンプに成功すると、その後も全てのジャンプを危なげなく決め、NHK杯で出した得点133・58点を6点以上上回る数字をたたき出した。

「点数が出た時はびっくりした。ちょっとずつの積み重ねがこういう点になった。いつも通りに近い気持ちで滑ることができた」と宮原。SPの点数発表時には観客からブーイングが飛んだが、この日は大歓声で祝福され、満面の笑みで喜んでいた。


<女子シングル順位>
1位  エフゲーニャ・メドベデワ (ロシア)  222.54
2位  宮原知子  (日本)   208.85
3位   エレーナ・ラジオノワ (ロシア)  201.13


ショートが終わった時点で、順位は4位だったけれど、2位のラジオノワから5位のゴールドまで点差は3点ほどで団子状態でした。この4人の中で、一番安定してるのは宮原さん。他の3人はたぶんノーミスできないだろうから、チャンスはあると思っていました。
フリーで初の140点台に乗りましたね。合計点もパーソナルベストを更新しました。

今の最強ロシアン軍団包囲網の中、着実に実績をあげ続けているのはすごいことです。
ワールドスタンディングも、トゥクタミシェワを抜いて、ついに1位ですよ!

2012年ジュニアワールド 1位 リプニツカヤ 2位 ゴールド 3位 ソトニコワ 4位 宮原さん
2013年ジュニアワールド 1位 ラジオノワ 2位 リプニツカヤ 3位 ポゴリラヤ 7位 宮原さん
2014年ジュニアワールド 1位 ラジオノワ 2位 サハノビッチ 3位 メドベドワ 4位 宮原さん
2015年ワールド 1位 トゥクタミシェワ 2位 宮原さん 3位 ラジオノワ


ジュニアワールドとワールドの、宮原さんの戦績です。ジュニアワールドは、ほとんどロシアン女子大会です。
その中で、日本女子として孤軍奮闘していたけれど、リプにもラジにも全然歯がたたなかった。
シニアにあがってからの実績が素晴らしい。もちろん、ジャンプが低いという弱点・・・これは確かにあります。
けれども、ロシアン女子の賞味期限はとても短いもの。年齢を重ねても衰えない安定感は、最大の武器。
アメリカ女子がイマイチ頼りない今、ロシアン女子の牙城を崩せるのは宮原さんだと思っています。

次は、全日本選手権。ぶっちゃけ、男子はもう優勝が決まっているようなものなので(笑)、全日本の優勝争いは男子より女子の方が面白いと思います。全日本二連覇を目指して、コンディションを整えていってください。


  B.ESP. Satoko MIYAHARA 宮原知子 SP - 2015 Grand Prix Final
  

  Satoko MIYAHARA - GPF 2015 - LP
  


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2015/12/13 11:00 | 2015-2016 seasonCOMMENT(8)TRACKBACK(0)  TOP