羽生結弦選手 GPF2015 FS タラソワ解説実況動画(翻訳付)

全日本選手権まで1週間もありません。ファイナル祭りが終わらないうちに全日本になりそうです(汗)
NHK杯に出場して、その後ファイナルに進んだ日本人選手は本当に強行日程だと思います。
NHK杯→ファイナル→全日本と、2週間おきに競技会。その上、日本→スペイン→日本の移動もあり。
NHK杯をもう少し早めに行うことができないのかとつくづく思います。

さて、海外実況動画好きなら、見られた人も多いと思いますが、自分の整理用も兼ねてあげときます。
ファイナル男子フリーのロシア語実況、タラソワ解説です。実況は、タラソワはです。
字幕は消えることがあるので、印象に残った言葉を書きとめておきます。

  【ロシア実況】 羽生結弦 2015 GPF FP
  


(後半3A-2Tの後) 日本人の半分が気絶しました。しかも、シーズン初というわけではありません。
(最後のジャンプ3Lzを決めた直後) 彼は信じられないような選手です。信じられない。
このようなことはありえないことえすが、私たちはまたしても、目撃しています。
異星人、サイボーグです。


日本人がどれだけ彼を待っていたか、愛していたか、どれだけ彼を信じていたか。
皆ずっと彼の仕事ぶりを見ていたから、彼のポテンシャルを、限界がないことを知っていたから。
彼の国の伝統的な曲は、彼にさらに力を与えている気がするわ


(演技終了後) 私は机の下にもぐりますね。技術点120点。もう、ここにいても仕方がない。

完璧。これ以上、どこを良くできるのかわからないくらい。
冗談がてら、もうひとつ四回転を入れられるくらいかしら。
ここにいれたこと、これを見られたこと、コメントできたことに感謝したいわ。
コメントなんてないのよ。ただ、今日のところ、完璧な天才が滑りきったというだけ。


私たちは長年、彼が転んで、起き上がって、学んで、先に進むのを見てきた。
彼の身体がしっかりしたのも見られたの。
肩はもう下に曲がっていない。きっちり延ばされている。腕も目いっぱい動いている。
衝撃的。皆に感謝するわ。


彼自身がシャーマンですからね。

シャーマンは目の前にいるのよ。

ソチの優勝も当然だったわけですね。オーサーはもうできることはありません。引退するしかないですね。

どうして? 逆よ! どうして引退しなきゃならないの?

だって、これ以上どうやって良くしろというんですか!

彼は上手くいっているのよ。私にも経験があるわ。
私は跳びぬけて優秀な人(たぶんヤグディンのこと)と仕事をしていた。これは大きな喜びよ。
彼はこれからもやるわ。しかも、別の新しいことをやらなければならないの。教えることに疲れてはいけない。


220、330ですよ、タチアナさん! 誰しもが330点取れればね・・・はぁ(嘆息)

やっぱり男子シングルは一番面白いわ。


タラソワと実況アナの掛け合いが面白いですね。この二人、NHK杯のときも喧嘩してた(笑)
「惑星はにゅーへようこそ。住民はユヅルただひとり。」のイタリア解説のオトンに続き、ロシア実況アナからも「異星人」「サイボーグ」認定を受けました(笑) アナとタラソワ二人から「シャーマン」認定までされましたね。
本当に海外解説は個性豊かだなあ。日本では、色々としがらみが多くて、本音解説は聞けないですから。

五輪で金メダルをとったとき、「2回も転んで金メダルをとった選手は初めて」と、タラソワからキツイ言葉をもらっていた結弦くん。それだけに、このタラソワのこの手放しの賞賛は、特に嬉しく感じます。

肩はもう下に曲がっていない。きっちり延ばされている
 ・・・タラソワの言葉で、「ああ、そういえばそんなことを言われていたな~」と、遠いことのように思い出しました。結弦くんは、かつて「姿勢が悪い」と指摘されていた時期がありました。疲れてくると、肩が下がり、猫背気味になる。特に、クリケットに拠点を移したときにもらった「ノートルダムドパリ」は、当時の彼の体力の限界に挑戦してるようなプログラムだったため、後半は特に姿勢の悪さが目立っていました。いつの間にか姿勢がよくなっていたので、そんな過去なんてすっかり忘れていた。タラソワが結弦くんのことをずっと注視していたのがよくわかるコメントでした。

私たちは長年、彼が転んで、起き上がって、学んで、先に進むのを見てきた ・・・これは、ジャンプの転倒だけを言っているのではないでしょう。震災や昨年の怪我や病気など、彼の競技人生は七転び八起きでした。もちろんジャンプも・・・転倒しながらも、プログラムに入れ続けた4Sがやっと花開き、今の世界最高得点を生み出している。結弦くんの才能を高く評価していたタラソワは、時には厳しい評価をしても、結弦くんの成長を楽しみにしてくれていたのではないかな。自国のライバル選手だけれど、彼女は、純粋にフィギュアスケートの発展を願っている人だと思うのです。


ロシアの重鎮といえば、タラソワとミーシンですが、ミーシンについては、今年のスケカナのとき、こんなエピソードがあったそうです。フリーの当日、バックヤードで、ミーシンに挨拶にきた結弦くんを、ミーシンが慰めてくれたとか。前日、ショートで失敗して6位と出遅れていた結弦くんを、「私は君を信じているよ」と温かい言葉をかけてくれたのです。ミーシンは、プルシェンコのコーチですが、プルともども、結弦くんを高く評価してくれています。ジャンプに重きをおくミーシンからすると、結弦くんはフィギュアスケートの未来そのものに見えるでしょう。世界中のスケート関係者がそう思っているだろうけど。


スケカナ2015 バックヤード

元動画はこちら → 2015 SCI Men Backstage
結弦くん、本当に誰にでも礼儀正しいですね。お年寄りはこういう子に弱いのよねえ(笑)


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テーマ : フィギュアスケート - ジャンル : スポーツ

2015/12/19 14:50 | 2015-2016 seasonCOMMENT(11)TRACKBACK(0)  TOP

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