羽生結弦選手 全日本選手権 四連覇達成おめでとう!
結弦くん、全日本選手権、四連覇達成おめでとうございます。
本人は演技の出来自体には全然満足していないと思いますが、こういうときもあります。
よほどのことがない限り優勝は間違いなかったとはいえ、全日本選手権はワールドの次に大事な試合です。
無事、怪我なく、優勝という結果に、ホッとしました。
<男子シングル結果>
1. 羽生結弦(ANA) 286.36
2. 宇野昌磨(中京大中京高校) 267.15
3. 無良崇人(HIROTA) 263.46
羽生4連覇も自分に怒り「来年は絶対にこんな演技をしたくない」(2015.12.26 デイリースポーツ)
「フィギュアスケート・全日本選手権」(26日、札幌市真駒内セキスイハイムアイスアリーナ)
男子フリーが行われ、ショートプログラム(SP)1位の羽生結弦(21)=ANA=が183・73点をマークし、総合得点286・36点で4連覇を果たした。ジャンプで2度の転倒があったものの王者の貫禄を示し、来年3月から4月にかけて行われる世界選手権(米ボストン)代表を決めた。宇野昌磨(18)=中京大中京高=が267・15点で2位、無良崇人(24)=洋菓子のヒロタ=が263・46点で3位に入った。
4連覇の喜びなど、どこにもない。羽生は最後に大きく両手を広げて「SEIMEI」を演じきると、すぐにダメだというように大きく首を振った。「悔しいですよ。もうメラメラです。煮えたぎってますよ。ああ(この次は)頑張ります」。ブライアン・オーサー・コーチは「シーズンの中ではいろいろある。彼も人間だよ。(世界選手権の)ボストンまではもう一度鍛え直します」と話した。
難なく決め続けた美しいジャンプが、後半に乱れた。4回転トーループで大きく転倒すると、続くトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)でも尻もちをついた。その後もバランスを崩しながら、何とか踏ん張った。
試合前にはアクシデントもあった。昼間の公式練習で村上大介(陽進堂)と衝突し、転倒。昨年のグランプリ(GP)シリーズ中国杯でも練習で激しく衝突し流血する事態となっただけに周囲は騒然としたが、笑顔で握手すると、再び練習に集中した。
3年前に初めて日本王者になった、思い出のリンクでの4連覇にも「自分の中では勝ったとは思っていません。来年の話になっちゃいますけど、来年は絶対にこんな演技をしたくないです」と、自分に腹を立て続けた。常に前進あるのみ。だからこそ絶対王者であり続ける。
羽生V4「自分の中で勝ったと思ってない」一問一答(2015.12.26 日刊スポーツ)
試合後のインタビューは以下の通り。
-おめでとうございます
羽生 ありがとうございます。優勝という結果には、本当に本当に皆さんの声援のお陰だと、声援のたまものだなと痛感しています。
-フリーを振り返って
羽生 今はもう、メラメラと悔しい思いがわき上がってます。それも自分らしいかなと思いますし、また、次に向けて、次どの試合になるかというのは決定ではないですけど、自分の中では、世界選手権に向けて、気持ちを切り替えて、やっと本当の練習が出来るなと、今ある意味ではホッとしているとこもあります。
-4年間、トップに立ち続けたことは難しいことだが
羽生 そう言ってもらえるのは、うれしいことですし、実際に誇っていける結果だとは思っています。ただ、このフィギュアスケートというのは、結果だけでなく内容とか表現とか、また人の心に残るとか、そういうことも非常に大事なことだと思っているので、今日はたまたま、皆さんがパーフェクトな演技だとか、すばらしい演技とかが、(SPとフリーの)そろった演技が無かったからこそ、自分がいい条件で勝てたというのがあるのですけども、自分の中では勝ったと思っていません。また頑張ります。
-札幌の会場は、3年前に初めて全日本選手権を制した場所
羽生 立ち位置はもう3年前とはという風に比較するも、ソチオリンピックからというな感覚があるのですけど。それよりまず、サルコーが決めれるようになった事、それが3年前の自分と比べてみたら、大きな進歩だと思います。
-過酷な1ケ月間だったが、この3連戦で得た収穫
羽生 大変でしたですけれども、また、来年の話になってしまいますけど、来年の全日本では、このような演技はしたくないなと思っています。
全日本は日本人選手にとって、特別な試合だといいます。その全日本で、優勝したとはいえ、不満足な演技内容だったことへの悔しさ、自分への怒りは本音でしょう。この1ヶ月、試合が続き、日本と海外との往復で自主練も多く、疲れもあって調子を落としてしまったのかもしれません。「やっと本当の練習が出来る」という言葉が頼もしい。この悔しさをモチベーションに、また「血のにじむような練習」を重ねていくのでしょうね。怪我にだけは気をつけて、次の試合に向けて、いい練習を積んでください。
昨日の公式練習で、結弦くんが村上選手と衝突したというニュースがあり、ヒヤリとしました。
どちらが不注意だったのか、あるいは両方なのかわかりません。でも、あえて言いたい。
結弦くん、あんた、いいかげんにしなさい!! ファンの寿命をどれだけ縮めたら気がすむの!
これは結弦くんの記事ではなく、宮原さんがファイナルで銀をとったときのスポーツ報知の記事です。
→ 【フィギュア】17歳宮原、銀!「ビックリ」自己新、初ファイナル表彰台
ここから、興味深いくだりがあったので、抜粋します。
昨季の全日本選手権を制し、世界選手権で銀メダル。それでも謙虚な性格は変わらない。宮原が中学生だった頃。リンクが混雑している時は、上手な選手に優先権があるという“暗黙のルール”に、母・裕子さんは「上手な人がよけなさい」と指導した。大会の控室でお弁当を食べる時はいつも隅っこだ。
昨年ハンヤンと激突したとき、元アイスダンサーの河合彩さんが、テレビで事故に触れて、「集団での練習では、格下の選手が格上の選手に道を譲る・・・という暗黙の了解がある」と発言し、「そんなルールはない」という意見もあって、物議を醸しだしたことがありました。いずれにしろ、譲る、譲らないは、相手の存在に気付いてこそのこと。この記事でも”暗黙のルール”があると書かれていますが、気づかなければ譲りようがありません。でも、宮原さんのお母様の「上手い人がよけなさい」というのは素晴らしい言葉だと思いました。そう、結弦くん、世界中で一番うまいのは、あなたなの! よけなさい!! あれほどの痛い経験してるのもあなただけなのだから・・・本当に気をつけてください。ファンも、もうあんな思いは一度だけでたくさんですよ。
その宮原さんですが、昨日のショート、見事でした。女王の風格がでてきましたね。今日のフリーも楽しみです。
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2015/12/27 09:40 | 2015-2016 season | COMMENT(16) | TRACKBACK(0) TOP