羽生結弦選手 「想いのかけら」「花は咲く」動画 & ちょっと気になる文春記事

年始に、豪華ラインナップで放送された「NHK杯スペシャルエキシビション」。
その「花は咲く」の動画と、結弦くんのメッセージ動画が、現在放送されています。
「花は咲く」は演技だけの5分バージョンと「演技+メイキング」の10分バージョンがあります。
10分バージョンの動画と結弦くんのメッセージ動画ををあげておきます。動画主様、ありがとうございます。
なお、メッセージ動画は、テレビ放送バージョンでなく、NHKのサイトのロングバージョンの方です。


160212 東北の心が紡ぐ「花咲」from N杯SPEX-10min Ver.

160212 東北の心が紡ぐ「花咲」from N杯SPEX-10min Ver... 投稿者 YzRIKO

160211 「想いのかけら」へ ロングインタビュー

160211 「想いのかけら」へ ロングインタビュー 投稿者 YzRIKO


NHKの企画はとてもいいものですが、2月11日号の週刊文春でちょっと気になる記事がありました。

  2016年2月4日発売 2016年2月11日号 週刊文春


羽生結弦と岩手被災者の”交流”を禁じたNHK(2016.2.4 週刊文春)

結弦くんが岩手県大槌町を訪問したときの、関係者の話です。記事の内容をざっと要約すると・・・。

津波被害に遭った大槌旧役場に羽生を案内し、NHKのスタッフは役場前のお地蔵さんを拝む映像などを撮影していた。羽生は「ここは撮らないでください」と制止して、一人でお地蔵さんの近くに設置された慰霊塔に向かい長く手を合わせていた。涙ぐんでいる様子で復興への思いを感じさせられた。

その後、羽生は大槌学園に向かった。学校は冬休みだったので、生徒会のメンバーと会ったが、NHK側から、サインも写真も事前に制限され、滞在時間も15分ほどで、交流させてくれる予定はなかったように思えた。

羽生は、「東日本大震災雇用・教育・健康支援機構」という社団法人のポスターのキャラクターを無償で務めている。そこが経営している「モーモーハウス大槌」を訪れた。羽生の「自分が支援している店を見たい」という希望からだった。「ご本人は本当に優しい雰囲気だったので、おもわず拝んでしまいました」と、モーモーハウスの従業員は語る。その一方で、「写真も一切禁止。羽生くんはパンが欲しいというのでレンジで温めようとしたら、NHKのスタッフから怒られた。羽生くんはもっとコミュニケーションをとりたい感じなのに、NHKのスタッフが厳しくてあまりできなかった」とも。

地元ジャーナリストは、「NHKの取材方法は、”絵取り”というもので、被災地を足早に巡って手っ取り早くニューズ映像を作りたかったのだと思います。サイン、写真を禁止にしたのも時間を取られるのが嫌だったからでしょう。何の為の慰問かと思う人が出てくるのも当然です」と語る。

NHKは、「写真やサインを制限しないと、本来の趣旨である交流ができなくなるから」と弁明をしている。「羽生自身は被災者に頼まれれば写真やサインの要望に快く応じている。それだけにNHKの対応の悪さが目立ったのだ」と記事は締めくくっている。



文春は現地取材しない記事は載せないと言われています。今年は、次から次へと特大スクープ連発で、「センテンススプリング」が猛威を奮ってますが(笑)、実際、文春はかなりのプロ集団らしいです。年始早々、結弦くんの「交際捏造記事」をだした女性セブンは、最近では、チュートリアルの「隠し子捏造記事」で謝罪していましたけど、本当に恥ずかしい雑誌です。どちらも、一応「ジャーナリスト」という括りになるのでしょうけど、これほどまでに違うものか・・・。

話が脱線しましたが、「文春」の記事なので、それなりに信憑性はあるのではと思います。「サイン」も「写真」も交流のひとつだと思うのですが、NHK的にはそうではないようです。荒川さんや宮原さんたちも、仮設住宅訪問の「絵」が流れていましたが、それほど長くは滞在できなかっただろうなと想像できます。

NHKにも言い分はあるでしょう。取材スケジュールがあるでしょうから、「いくらでも好きなだけどうぞ」というわけにはいかないでしょう。でも、NHKが、浅田さんの被災地交流取材や「ジュピター」製作には、あれほどの時間と手間ひまとお金を惜しまなかったことをを思うと、ちょっと複雑な思いはします。もちろん、浅田さん自身は純粋に一生懸命に取り組んでおられるので、あくまでもNHKの方向性の問題なのですが。

ということで・・・ちょっと気になる記事でした。もしこの記事が本当なら、結弦くんも心残りだったのでは・・・と思います。被災地の人たちは、たとえ少しの時間でも、結弦くんが訪問してくれたことは嬉しかったでしょうけど、NHKも、「被災地支援に力を入れています」というポーズでなく、血の通った番組作りをしてほしいものです。


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2016/02/16 10:30 | 2015-2016 seasonCOMMENT(9)TRACKBACK(0)  TOP

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