羽生結弦選手 「HERO'S 特集動画 後半」についての雑感

昨日記事にしたスポーツライフHERO'Sの後半についての雑感です。

ここで羽生結弦語録がとりあげられました。

期待される感覚が好き。
それはプレッシャーじゃなく
快感なんです。


この言葉自体はそんなに驚くことではありません。そういう子だから(笑)
むしろ、私が注目したのは、次の言葉。

立ち向かっていくときの快感っていうか
はっきり言ってドMだろうって話だけど



2年ほど前に、うちのブログ記事で「羽生結弦ドM説」について書いたことがあります。
→ 羽生結弦選手 NHK杯2014終了後のニュースまとめ  その部分を抜粋します。

「小学生以来のボロ負け」をして、負けず嫌いの炎に、大量の燃料が投下されたのがよくわかるインタでした。
あれだけの衝突事故を経験して、「逆境は嫌いじゃない」「これだけ乗り越える壁を作ってもらった。こんなに楽しいことはない」「まれな事件を体験できた。課題が浮かび上がったので、本当に幸せ者。なんて幸せなんだろう」といえる独特のメンタリティ。そういえば、今年の世界選手権のSPで出遅れたときも、「この位置(3位)にいる自分が許せない」とか言いながら、「久々にアドレナリンが沸き立った」と、喜んでいた(?)ような・・・(笑)

わずか19歳にして世界の頂点にたってしまい、そこに至るまでも、普通の19歳の何倍もの濃度の人生経験をしてきてるので、少々のことでは、彼を動揺させたり、興奮させたりすることはできないのかもしれません。浅田真央ちゃんが、某テレビ番組で「怖いものは?」という質問に、「怖いものは・・・あまりないです」と答えていました。そして、「一番緊張したこと」は「オリンピック」だったと。二人とも、十代半ばから、日本中の注目を浴び、世界の大舞台で重責を背負いながら勝負してきてるから、腹が据わっています。でも、その結弦くんも、今、ギリギリの崖っぷちに追い詰められて、世界選手権以来の興奮を覚えているような気がします。やっぱり、ドMだわ・・・(笑)

ソースは忘れましたが、2~3年前に、ある記事で、「ボロボロになるまで練習して、リンクに倒れて動けなくなるような状態でトリプルアクセル飛んだりすると、『おれって、すげー』と、快感!」みたいなこと言ってるのを読んだとき、思ったものでした。「この子は絶対ドMだ」と(笑) 彼のことを「ドS」だとか言う人もいるけれど、私は今でも「ドM」だという印象は変わっていません。ビールマンスピンも、無理に入れなくてもレベルをとれるだろうに、「腰がくだけ散ってもやる!」とか言ってたしな・・・(ソースは、「フィギュアスケート days plus 2012 winter」)。



これまで、世間では、なぜか「羽生結弦はドS」という見方が多く、すごく違和感がありました。
おそらく、彼の負けず嫌いな性格から、そうみられていたんだと思いますが・・・。
なので、結弦くん本人の口から、「僕はドM」とカミングアウトしてくれてうれしかった(笑)

彼自身が認めてないのに、あまりドM、ドMだというと、純朴な(?)ゆづファンからお叱りを受けそうだったので(笑)、最小限度にしか書かなかったけど、これで堂々と書けるかしら(笑)

だって、考えてもみてください。これまでの彼の言動を振りかえってみたら、どうみてもSじゃない。
Mじゃなかったら、2014年の中国杯、あんなにボロボロの状態で、リンクに上がりません。負けず嫌いとか、気性が激しいとかそれだけでは説明がつかない。あのときの彼は、まるでファントムの狂気が乗り移ったようでした。彼のスケーターとしての狂気とファントムの狂気がシンクロした、鬼気迫る本当に美しい演技だった。あの状態で、あの演技ができたのは、アドレナリンという麻薬で、彼自身が一種のトランス状態になっていたからじゃないかと・・・はい、立派なドMですね(笑)

今回もそう。リスフラン関節靱帯損傷は、選手生命にもかかわる重篤な故障です。
だいぶよくなってるとはいえ、まだ完治したわけじゃない。
私は、結弦くんの才能は一片も疑ってませんが、身体の管理能力については信じていません。
2ヶ月も氷に乗れなくて、ようやく練習を始めたばかり・・・なのに、フリーでクワド4本・・・。
「(クワド4本は)しんどいけど楽しい。燃えますね。」と、嬉しそうに笑ってましたよね。

まあ、こんなドMな結弦くんですが、スケートの神様からはとても愛されています。
だって・・・スケートの神様は、可愛い子ほどイジメちゃうドSだから(笑)
これでもか!ってくらい、結弦くんに試練を与え続けるけれど、最後は必ず守ってくれる。
そう信じてます。だって、結弦くんは、スケートの神様が創造した最高傑作なんですもの。
ただ・・・少しお手柔らかにと神様にお願いしたい。壊してしまったら元も子もないのですよと。


次の試合はノーミスする。じゃなかったら、羽生結弦じゃない。

はい、滅茶苦茶カッコよかったですよ。また惚れ直しですよ。とても、ついこの間、CMで「僕だけの枕、ムギュ!」ってやってたのと同じ人だとは思えません(笑) でも、その一方で・・・「この感じ、昨年のスケカナでチャンに負けたときのテンションと似てるな・・・ヤバイ、変なスイッチ入っちゃったよ・・・」と不安になる自分がいました。いや、怪我してなかったらいいんです。でも、2週間前にも捻挫したんでしょ? もう~、表彰式の後にジャンプ大会してる場合じゃないでしょ!
ああ、本当に胃が痛い。ファンは、弓弦羽神社に健康祈願に行くくらいしかできないけどさ・・・。

実際に快感に変えられた試合ってありましたか?」って質問に、「基本全部快感です」って答えてた結弦くん。私が見てて、「あ、結弦くん、エクスタシー感じてるな~」って強く思ったのは、2014年の中国杯フリーと2014年のSP3位で出遅れて逆転優勝したときのワールドかな。


努力はウソをつく。
でも無駄にはならない。


これもわかります。2014年の上月スポーツ大賞の授賞式で、彼はこんなことを言っていた。

スポーツはとても残酷だと思います。一番努力した者が必ず一番の結果を出せるものではありません。しかし、努力しなければ結果は決して残すことはできません。私たちは最高の結果を出すために感謝の気持ちを持ち続け、今後も日々精進してまいりたいと思っています。

努力をしたアスリートの中で、トップレベルの結果を残せるのはほんの一部の選手だけ。
でも、一流になれなかったとしても、努力したという事実は、第二の人生にも生きるはず。
羽生結弦は天才だけれど、人一倍努力家でもあることを、みな知っている。
だからこそ、彼の言葉はこんなに重いんですよね。


白神山地

衣装のイメージは白神山地じゃないかともいわれてますね。白神山地は「もののけ姫」の舞台。
久石譲さんは、「もののけ姫」の作曲者でもあります。そう考えるとつながってますね(笑)


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テーマ : フィギュアスケート - ジャンル : スポーツ

2016/10/04 08:20 | ゆづ語り(2016-2017)COMMENT(6)TRACKBACK(0)  TOP

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