マイレピより 羽生選手が語る進化の理由 「更なる高みに向かって」
2月7日の『マイレピより 羽生選手が語る進化の理由 「目指す強さについて」』の続きです。
【会員限定】 羽生選手が語る進化の理由「更なる高みに向かって」
オリンピックチャンピオンであり、現世界記録保持者。そして、史上初のグランプリファイナル4連覇を達成しながら、「自分の目指すスケートはまだまだ」と言う羽生選手。現状に甘んじることなく、更なる高みに向かって邁進し続ける羽生選手の進化の秘密に迫ります。
負けず嫌いの究極系。だからこそ前に進める
自分のことをすごく負けず嫌いだと思っています。僕はすべての試合で絶対に勝ちたいし、悔しい思いなんかしたくない。トレーニングをしている時でも、ジャンプが跳べない日なんかは自分に負けてる感があるので、すごく悔しくてしょうがない。もう負けず嫌いの究極系ですね。(笑)
僕の負けず嫌いって、ただ単純な試合の勝ち負けという訳でなくて、自分がミスをしたら、成長しきれてなかった自分自身に負けたって思います。この演技がしたいって決めたら、その演技じゃなきゃダメだと思ってしまう。それができたとしても、すごく頑固だから満足したことが今までほとんどありません。でも失敗や悔しい思いはある種の経験だと思います。失敗があるから反省ができたり、悔しさがバネになることもある。だから常に前に前にと進めるんだと思います。
フィギュアは多面性のあるスポーツ。伸び悩んでも、他のことで進化できる
フィギュアはジャンプやスピン、ステップなど構成要素が多く、スケーティングの技術だけでなく表現力も求められます。フィギュアってものすごく多面性のあるスポーツなんです。何かひとつうまくいかないことがあったとしても、他を伸ばすことができる。例えば、ジャンプに伸び悩んだとしても、ステップやスピン、表現力を磨けばいいわけで、探そうと思えば成長できるところはいくらだってあります。自分で限界を決めない限り、どこまでも成長できる。この先、年齢を重ねてジャンプが跳べなくなったとしても、表現力はもっと磨かれているはずだから、違う意味でうまくなっているわけです。そう考えると、僕はまだまだ進化できる。だから、フィギュアスケートってすごくおもしろいなって思うんです。
支えてくれる全ての人たちが 一緒に戦ってくれるチームだと思う
フィギュアスケートというスポーツは、氷上でひとりでするものですが、大きな試合になればなるほど、ひとりの選手をサポートするメンバーが大勢います。氷上に辿り着くまでに体を作ってくれる人がいて、教えてくれるコーチがいて、チームの関係者の方たちがいる。そして、生活全般から試合にいたるまでのすべてを支えてくれる母がいて、会場でエールを送ってくれる観客の皆さんがいる。そのすべての人たちが同じ方向に向かって僕と一緒に戦ってくれている。チームで戦っているという感覚があるんです。自分はひとりではない、自分のために皆さんがいてくれると感じられるからこそ、集中できるし、頑張れる。自分を支えてくれる人たちがいることを本当にありがたいと思います。
年齢を重ねてジャンプが跳べなくなったとしても、表現力はもっと磨かれているはずだから、違う意味でうまくなっているわけです。そう考えると、僕はまだまだ進化できる。だから、フィギュアスケートってすごくおもしろいなって思うんです。・・・結弦くん、ジャンプ跳べない年齢になっても、プロスケーターを続けてくれるのかな(笑) 現役引退しても彼のスケート人生は続く。長く彼のスケートをみていたいから、彼がスケートの可能性を追求し続けてくれるなら、ファンにとっては喜ばしいこと。
「羽生結弦語録」にこんな言葉があります。
いちばん怖いのは 成長が止まったときに どうすべきか
ジャンプだけでなく、また違う方向に演技の幅を広げていくことができる。
自分の向上心さえあればどこまでも。
成長が止まったときこそ、目標をしっかり定められる能力が必要になってくる。
これは2014年8月の発言です。それから2年半。彼の語る言葉にブレはありません。
いや、ジュニアの頃から、彼の語る言葉は本質的に同じ。説得力は増しているけれど。
彼は本当に多く語る人だけれど、その語る言葉には無意味な部分がまったくありません。
だから、彼の言葉は、一言一句見逃せないのです。
プロスケーターを見てるとつくづく思います。ジャンプは年齢とともにいずれ跳べなくなる。でも、スケーティングや表現力は衰えないんですよね。息の長いスケーターになるには、スケーティングがどれほど重要か。昔はジャンプはすごいけどスケーティングが・・・と言われていた結弦くんが、今やスケーティングが絶賛される選手になるとは感慨深い。でも、結弦くんなら40歳になっても、トリプルアクセルくらいは跳んでそう(笑)
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2017/03/07 08:10 | CM・雑誌・商品情報(2016-2017) | COMMENT(2) | TRACKBACK(0) TOP