FaOI2017 in MAKUHARI 鑑賞記 番外編1 ~羽生選手以外のスケーターの感想~

幕張公演の番外編その1です。結弦くん以外のスケーターの感想を簡単に。
全員ではありません。印象に残ったスケーターだけですが・・・。
外国人スケーターはジェフ以外は全員2プロ、日本人スケーターは現役は1プロ、プロスケーターは2プロでした。

ハビエル・フェルナンデス
2017-2018シーズンのショートプログラム 「チャップリン」
2012-2013シーズンのフリーもやはり「チャップリン」でしたが、焼きまわし感はありません。新しいプログラムです。まだジャンプは安定してないので、なんとも言えない感じです。五輪の勝負プロとしたら弱い感じはするけど、完成型になったら印象が変わるかも。誰の振付か知らないけど、たぶんウィルソンでしょうね。
2017-2018シーズン・エキシビションプログラム 「パイレーツ・オブ・カリビアン」
モロゾフがコーチだったとき、2シーズン「パイレーツ・オブ・カリビアン」をフリーでやってました。安藤さんがジャック・スパロウ役で特別出演です。「エアロビッククラス」の水かけ役みたいに、毎回ジャック役が変わるのかな。「エアロビッククラス」と同じく、振付はカート・ブラウニング。このプログラムは変わってて面白いですね。

ステファン・ランビエール
戦場のメリークリスマス(清塚信也さんとのピアノコラボ)
ランビには珍しく、2日目と3日目は転倒がありました。やっちまった感満載で、清塚さんにゴメンナサイしてました(笑) 1日目は完璧だったので、できれば1日目を放送してほしかったかな。でも、ミスがあっても、とても素晴らしかった。いくつかの候補曲の中から、これを選んだのは、宮原さんが滑っていた曲だったというのも理由だったそうです。
Sometimes It Snows in April
こちらはプリンスの曲。素敵でした。好みでは戦メリの方が好きだけど、こちらは滑りこんでいるのか、3日とも完璧でしたね。

アンナ・ポゴリラヤ
アンナ・カレーニナ
最初は真っ赤な衣装で、不倫に走る情熱的な人妻を。後半は早変わりで衣装が赤から黒に替わり、さらに黒いベールをかぶります。喪服のような衣装は、虚飾に満ちた都会の貴族社会で、最後は死に追いやられたアンナをイメージしているのでしょうか。それにしても、19歳にして不倫に溺れる女を演じきれるポゴリラヤ、恐るべし(笑) リプもそうですが、ロシアン女子は、華やかさと同時に陰のあるスケーターが多く、そこが魅力でもあります。北米女子は、よくいえば健康的、悪くいえば、どうしてもチアガールっぽくなりがちなので(笑)
The Rose(清塚信也さんと大黒摩季さんとのコラボ)
これはですね、本当にめちゃくちゃよかったですよ。結弦くんを別にしたら、この「The Rose」とプルのセッボンが一番歓声が多かったのではないかと思います。セッボンは、もともと盛り上がってナンボのプロですが、これだけシットリしたプログラムで、あそこまで会場全体を感動の渦に巻き込むというのはすごいことです。ポゴは、今回の出場で、かなり日本のファンを増やしたのではないかしら。ビジュアルが美しいからといって試合に勝てるわけではないですが、ショースケーターとしては、ポゴの容姿はつくづく大きなアドバンテージだなと思いました。結弦くんやコストナーもそうですが、ただ何気なく、スーッと滑ってるだけでも美しいもの(笑)

エフゲニー・プルシェンコ
3.11へのレクイエム
1日目見たときは、止まってることが多いし、「省エネプロ?」とか思っちゃったんですが、2日目、3日目と見るごとに好きなプログラムになりました。プルシェンコの存在感とオーラがなかったら、もし普通のスケーターが滑ったら、もしかしたら駄プロに見えるかもしれないけど、そこを見れば見るほど味がでるプログラムに見せるのは、さすがプルシェンコだと思います。せっかく3.11に捧げるプログラムを日本で披露してくれたのだから、テレビ放送したらよかったのに。
SEX BOMB
プルシェンコの伝説の「SEX BOMB」がまさかFaOIで見れるとは。それも3日も生で見れるとは(笑) これ、また神戸でもやるのかしら(笑)

ジェフリー・バトル
ジェフは振付も担当していたからか、1プロでした。ウィルソンの振付だそうです。音を拾う細かさは、自作のプログラムのほうがまさに職人芸で、このプログラムは、ジェフ比ではそこまでとは思わなかったけど、やはりうまいなと思います。結弦くんの、あのただ一つの音も逃さない緻密さは、ジェフゆずりなのかな。

エラジ・バルデ
大黒摩季さんとのコラボと、中西圭三さんとのコラボを滑ってくれました。
正直、「なんでバルデ? ロロが来ないからバック転要員?」とか思ってましたが(笑)、盛り上げプログラムを一生懸命滑ってくれて、意外といっては失礼ですが、よかったです。メイテを「The Ice」で見た時も思ったけど、黒人スケーターはリズム感がいい。ルールで雁字搦めになってる試合ではそれが十分生かされないけど、そういう長所をショーではいかんなく発揮できるんですね。

アンナ・カッペリーニ&ルカ・ラノッテ
2プロ滑ってくれましたが、「チャップリン」が印象に残っています。競技プログラムだった「チャップリン」をショープロ仕様にして演じてくれました。前半はアンナもチャップリンで男装してコミカルに、後半は早変わりでドレスに衣装を変えて、ルカの演じるチャップリンとのラブストーリーをしっとりと。とても素敵でした。

ジョニー・ウィアー
コラボは清塚さんのピアノコラボ。オリジナルのプログラムは、1日目と2日目は同じプロ(How It Ends)で、3日目は違うプログラムでした。私は放送されなかった3日目のプログラムの方が好きでした。衣装がほぼ全身網目模様?で、何気にエロい衣装でした。テレビ放送向きではないかも(笑)

安藤美姫
大黒さんとのコラボ(夏がくる)は、彼女のコケテッシュな魅力がよくでていたと思います。安藤さんはショパンとかやめましょう(笑) オリジナルの方は、1・2目が同じプロで、3日目は違うプロでした。身体が絞れていて、動きもよかった。私は、安藤さんのファンではありませんが、日本人プロスケーター3人の中では、今回は安藤さんが、個人的には一番良かったと思いました。海外スケーターに比べると、日本人スケーターは、氷上映えという意味で見劣りしてしまうことが多いけど、彼女はそういう点でもほとんど遜色ないですね。

カロリーナ・コストナー
コラボは清塚さんとのピアノコラボ。オリジナルのプログラムは「Ne me quitte pas」。物憂げなシャンソンがコストナーの美しいスケーティングと融合してとてもよかったです。コラボも素敵だったし、氷上のコストナーは女神様のよう。以前からFaOIに呼んでほしいと思っていたので、今回実現してうれしい。


結弦くん以外のスケーターの感想でした。簡単に・・・といいつつ、けっこう長々と書いてしまったような気もします(笑) 今週末の神戸公演は、上記の中では、コストナーとカペラノとはお別れですね。コストナー、初FaOIでしたが、また来てくれるといいな。


FaOI2017-1

FaOI2017-2


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テーマ : フィギュアスケート - ジャンル : スポーツ

2017/06/07 07:50 | アイスショー・イベントCOMMENT(2)TRACKBACK(0)  TOP

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