羽生善治氏の名言から浮かぶ羽生選手との共通点
7月1日はフィギュアスケートの元旦。いよいよ五輪シーズン幕開けです。
結弦くんが怪我なく健康で、五輪シーズンを過ごせますように。
そして、結弦くんが五輪二連覇を達成できますように。
結弦くんとファンの願いが天に届くように、今シーズンも全力で応援していきましょう!
さて・・・昨日、ひふみんこと将棋の加藤一二三九段が、引退にともなって、6月23日に、宮城県の仙台白百合女子大学の客員教授に任命されたことを明かされました。宮城県といえば、結弦くん。加藤九段は、結弦くんの演技も御覧になってるそうです。ツイより映像お借りします。
N23ひふみん談。
— 楓@Antares (@maple_187) 2017年6月30日
例えば、フィギュアスケートの羽生さんの華麗な演技とか見てます。 pic.twitter.com/Av59HzpHBX
女子アナ:最近、なにか気になるスポーツはございますか?
加藤九段:野球はときどき見てます。そうですね。たとえば、フィギュアスケートの羽生さんの華麗な演技とか、見てます。
加藤九段は、自身の対局をふりかえり、「90%以上が名局です」と言い切り、その一局一局を「魂のぶつかり合い」と表現されました。結弦くんの演技も、常に「全身全霊の魂の演技」です。どこか共通するものを感じておられるのかもしれません。
宮城県つながりで、ひふみん×ゆづ対談とか見てみたいなと思ったり(笑)
将棋界は、今藤井四段の話題でもちきりですが、そうはいっても、将棋といえばやはり羽生善治さん。
羽生氏のお嬢さんがフィギュアスケートをされてて、羽生氏もフィギュア好きなんですよね。
2015年の読売新聞の記事の中で、羽生氏のこんなコメントが。
フィギュアスケートの羽生結弦選手が自身の2015年を表す漢字に「成」をあげた。
将棋が趣味の一つで、自身が成長できたことを歩が一歩ずつ進んでと金になり、さらに動いていくという思いがある。
羽生に話を聞くと「将棋に興味があるのはうれしいことです。その演技はまさに芸術だと思っています」という。
2人の「羽生」から今年も目が離せない。(池田将之)
加藤一二三九段にしろ、羽生善治氏にしろ、やはり天才は天才を知るということでしょうか。
私の印象として、結弦くんに似ている・・・と思うアスリートに、イチローや伊調さんがいますが、羽生氏もそうかなと感じることがあります。羽生氏には、いろいろな名言がありますが、結弦くんに通じると感じた言葉、また結弦くんにとっても参考になりそうと思った言葉を選んでみました。
私は才能は一瞬のひらめきだと思っていた。
しかし今は10年とか20年30年を同じ姿勢で
同じ情熱を傾けられることが才能だと思っている。
勝負の世界では「これでよし」と 消極的な姿勢になることが一番怖い。
常に前進を目ざさないと そこでストップし 後退が始まってしまう。
すでに過ぎ去ったことは仕方がない。
私は、意識的に先のことを考えるようにしています。
反省は勝負がついた後でいい。
「いかに戦うか」は 大局観にかかわるが
その具体的な戦略は 事前研究が決め手になる。
事前にしっかり準備して 万全の態勢で対局に臨んでくる人は強い。
プレッシャーは その人の持っている器に対してかかるものだ。
器が大きければ プレッシャーを感じることがないはずだと 自分に言い聞かせています。
ビジネスや会社経営でも同じでしょうが
一回でも実践してみると 頭の中だけで考えていたことの何倍もの「学び」がある。
大一番の対局では 誰しも手堅く 安全、確実な道を選びたくなるものだ。
自分もそうすることがよくある。
しかし、確実にという気持ちに逃げると 勝負に勝ち続けるのは 難しくなってしまう。
興味が続くかぎり 集中力は続くものです。
勝つのは一点差でいい。
五点も十点も大差をつけて 勝つ必要はない。
常にギリギリの勝ちを目指しているほうが むしろ確実性が高くなる。
相手のことを知るよりも 自分自身が強くなれば それで済む世界だし
それを目指した方が 本筋というか 王道という気がする。
直感には邪念の入りようがない。
長く考えると言うのは 道に迷っている状態なんですね。
「勝ちたい」とか 余計な思考も入ってくる。
だから、いくら考えても分からない時は 最初に戻って
直感にゆだねることがよくあります。
勝ち負けにはもちろんこだわるんですが 大切なのは過程です。
結果だけなら ジャンケンでいい。
守ろう、守ろうとすると 後ろ向きになる。
守りたければ 攻めなければいけない。
夢は目指した時から 目標に変わる。
漠然とした不安は 立ち止まらないことで 払拭される。
基本的に人間というのは怠け者です。
何も意識しないでいると つい楽な方向や 平均点をとる方向にいってしまいます。
だから相当意志を強く持って 志を高く揚げ 核となっている大きな支えを持たないと
一生懸命にやっているつもりでも 無意識のうちに楽な方へ楽な方へと流されていく。
自分自身の目標に向かって ちょっと無理するくらいの気持ちで踏みとどまらないといけません。
精神的プレッシャーには 開き直りで立ち向かう。
平常心をどれだけ維持できるかで 勝負は決まる。
羽生善治氏がなぜ、将棋界のトップに君臨し続けているのか・・・という答えは、結弦くんが、なぜ五輪金メダルをとった後も、フィギュアスケート界でトップであり続けることができているのか・・・という答えと共通しているように思いました。
その反面、結弦くんは考えすぎてしまうところがあるので、羽生氏の「いくら考えても分からない時は 最初に戻って 直感にゆだねる」という言葉は、参考になるのではないでしょうか。

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2017/07/01 10:40 | その他(2017-2018) | COMMENT(8) | TRACKBACK(0) TOP