能登直さん講演会行ってきました☆内容と感想

7月30日(日)に能登直さんの講演会に行ってきました。
テーマは『レンズ越しのフィギュアスケーターたち』。場所は大阪中之島です。
遅くなりましたが、講演会の内容と感想を少し書いてみたいと思います。
能登さんの講演会に行ったのは初めてです。


レンズ越しのフィギュアスケーターたち


最初数十人程度の募集でしたが、すぐに満席になり、キャンセル待ちになりました。
その後、キャンセル待ちの数が膨大になったため、NHKセミナー側が、もっと多人数が入れる会場に変更しました。結果的に、300人以上の参加になったようです。(名簿みたら330人以上いたとツイで報告した人あり)  会場をざっと眺めたところ、男性は2人しかいなかったような・・・(汗)

講演会開始です。まず、能登さん登場。最初に、能登さんが「ここに来られたのはほとんど結弦くんファンということでいいですかね?」と聞かれ、会場は大きな拍手(笑) 講演の数日前、「構成に悩んでる」とツイされてましたが、予想を超えて殺到した申込者の数から、「聴講者はほぼゆづファン」ということは推察できたでしょうから、その前提で構成を考えられたと思います。使用されたスライドのお写真は9割方結弦くんでした。正直、私も、会場の客層(私も含め)をみたときから、「これは、講演会のテーマ、『レンズ越しの羽生結弦』にした方がいいんじゃね?」と思っておりました(笑)



能登さんは、トリノ五輪で、荒川さんが金メダルをとったくらいから、フィギュアスケートの仕事に携わるようになったそうです。フィギュアスケーターを撮る苦労話をいろいろ聞かせてくださいました。海外と国内試合の違い。日本はあらかじめ撮影場所がきっちり指定されているので、比較的融通のきく海外試合では、日本で与えられる場所以外で撮るようにするとか。getty imagesとか新聞社はいい場所を与えられてるとか(笑) また、公開練習のときから、このポーズはこう撮ろうとか、いろいろチェックするそうです。それでも、なかなかうまくいかず、失敗も多いとか。

能登さんは、結弦くんの競技中の写真撮るのは難しいと仰っていました。特に最近は止まることがない、ずっと動いてるからと。止まってキメポーズをしてくれるスケーターの方が撮りやすいそうです。確かに、すべての動きがず~っと繋がってますよね。クレイジーもホプレガも。クレイジーは止まってるパーツが全くないし、ホプレガもほんの一瞬だけですものね。

では、能登さんがお話してくださった写真のエピソードなど。


仙台ポスター(小)


この仙台ポスターのこのお写真、1、2分で撮れてしまったんだそうです。
ポスターの背景がない元画像とか、他に2枚ほど別ポーズで撮ったのを見せてくださいました。
ポスターを撮る時のメイクされてる途中のお写真も! 前髪を二ヶ所クリップで止められて、化粧用のケープをかけてる写真で可愛かったです。どれもすごくいい写真でしたが、残念ながらお蔵入り。役所仕事の写真だから、他に流用もできないし(たとえば写真集に入れるとか)、もったいないですね。

バスクリンのきき湯の撮影現場でも、当日現場に来て、監督とパッと打ち合わせしただけで、撮影が始まったらすぐOKがでる・・・結弦くんのそういうところがすごいと、能登さんは感心されてました。そういえば、海外実況解説で、「ユヅルの振付師と話をしたことがあるけど、ユヅルはすぐになんでもできてしまうらしいわ」と言ってた女性解説者がいました。本当に勘がいいんでしょうね。


sportiva表紙


この「Sportiva」の表紙は、昨年の公開練習のときに撮影されたものです。
公開練習は2日間に渡って行われ、1日目は共同インタビュー、2日目は各社ごとに個別の時間をとって、写真撮影と単独インタビューというスケジュールでした。このときの、各社に割り当てられた時間は、写真撮影とインタビュー合わせて、わずか5分だったそうです。短いだろうと思ってたけど、想像以上に短かったのね(笑)

「写真撮影は屋内のみ」と決められていたそうですが、ちょうど、そのときフジテレビの収録が入ってて、その撮影が屋外で行われることになっていたので、能登さんはそれに便乗して、屋外撮影を頼みこんだのだとか(笑) それでも、与えられてる時間が短いのは変わらないので、そのときの撮影もけっこう大変だったそうです。というのも・・・。

地面に線を引いて「ここに立ってね」と言っても、結弦くんは「え? どこどこ?」とふざける。時間を気にしながら慌てる能登さんを見て笑ってるらしいのです(笑) 「ふざけるんですよね、この子」と能登さん。でも、結弦くんがそういう「おふざけ」をしちゃうのも、気心が知れた能登さんだからでしょうし、だからこそ、能登さんは、自然ないい笑顔のショットが撮れるのでしょう。同時期に文藝春秋が発売した「Number PLUS FIGURE SKATING TRACE OF STARS」も結弦くんを単独撮影してたけど、能登さんの写真の方がずっと自然体でよかったもの 。


ファンタジーオンアイスでの撮影話。プルとのツーショ、ジェフとのツーショについて。

ジェフゆづプルゆづ


FaOI幕張でプルシェンコとのツーショット写真を撮りたいと言ったら、結弦くんに「ジェフとがいい」と言われてジェフとのツーショット写真に。次に、神戸でランビエールとのツーショット写真を撮りたいと言ったら、「プルさんとがいい」と言われてプルシェンコとのマッスルポーズのお写真になったそう(笑)

あと、ファンタジーオンアイスオフィシャルフォトブックのことで、オフレコのお話もありました。SNS禁止ということだったので、ここでは書けませんが(笑)、とても興味深いお話でした。


あと、面白かったお話としては・・・。
GPF表彰式の撮影時、能登さんは、田中さん・田口さんと一緒に撮影していた。そのとき、「ゆづが能登しか見てない〜!」と田中さんに言われたそうで。帰りの空港ラウンジで結弦くんに会った際、そのことを結弦くんに伝えると、「田中さん、アピール足りない!」と返されたそう(笑) 能登さんは、自分のオデコに手を当てながら「僕はコレで得してます」と言って、会場爆笑。


最後に、質疑応答タイムが20分ほど設けられました。

「普段の羽生選手はどんな感じの人か?」という質問がありました。
能登さん曰く、結弦くんは普段もあんな感じ。ただ公の場よりもくだけている。人懐っこい性格。
一度でも取材等で関わった人間のことは良く覚えていて、次に会った時には「○○さんですね」と。とても記憶力がいいというか、そういうところがすごい・・・とおっしゃっていました。

「羽生選手と仙台弁で話しますか?」との質問には、「あまり話さない。ただ仙台弁で”いきなり”は、一般的には”突然”の意味だけど、仙台では”とても、すごく”の意味。『いきなり美味しい』とかでは使ってるかも」とのことでした。

能登さんの印象としては、今は東京を活動拠点にしておられるそうですが、都会ズレしてないというか、正直で誠実な人柄が感じられました。そういう人だから、結弦くんも信頼してるんでしょうね。

また、能登さんの講演会があったら、ぜひ行きたいですね。とても充実した講演会でした。


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テーマ : フィギュアスケート - ジャンル : スポーツ

2017/08/05 07:55 | アーチスト・裏方・メディアCOMMENT(4)TRACKBACK(0)  TOP

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