羽生結弦選手 AC2017情報まとめ FS編その2

オータムクラシックのフリーについての記事のまとめ、その2です。
自分用の覚書ですが、まだ未読で興味ある記事がありましたら、どうぞ。


【岡崎真の目】羽生、失敗した後も丁寧な演技 五輪連覇へ“本気”感じる(20170925 スポニチアネックス)

◇フィギュアスケート オータム・クラシック(2017年9月23日 カナダ・モントリオール)

 ジャンプの失敗が目立ち、フリー5位で結果的にはフェルナンデスに逆転を許した羽生だが、演技全体を通して見ると印象は悪くなかった。何より感心したのは、ジャンプで失敗した後も気持ちを制御して、プログラム全体を丁寧に演じきったところだ。

 例えば、静かな曲調で動きを激しくしづらいためレベルは3にとどまったステップ。一つ一つを丁寧に行って、GOE(出来栄え評価)による加点を引き出している。ミスが重なると抑えられがちな5項目の演技点で9点前後を得たことも審判に丁寧さが伝わった証拠の一つではないだろうか。

 改めて確認しておきたいのは、ジャンプはあくまでプログラムの要素の一つにすぎないということだ。これまでの羽生はノーミスの演技の中でもジャンプに焦点が集中し過ぎ、ジャンプ以外の部分に「余白」を感じさせることもしばしばあった。だが、前日のSPも含め、今季は明らかに違う。本気で五輪連覇を狙っていることを感じさせてくれるし、このままの方向性でジャンプの精度が高まれば「凄いことになる」という予感がしている。(ISUテクニカルスペシャリスト、プロコーチ)



羽生結弦、まさかの「つまずき」を海外はどう見たのか 「次の舞台」に注目も(20170925 The Answer)

オータムクラシック2位も、例年シーズン終盤に驚異的強さ…王者の輝きはここから

 フィギュアスケートの男子シングル羽生結弦(ANA)は今季初戦となったオータムクラシック(カナダ・モントリオール)で2位だった。ショートプログラム(SP)で自身が持つ世界歴代最高得点を更新しながら、フリーはミスが続いてハビエル・フェルナンデス(スペイン)に逆転優勝を許した。

 羽生はSPで自身が持つ世界歴代最高得点を更新する112.72点をマーク。右膝の違和感がありながら、完璧な演技を披露した。しかし、フリーは一転、ジャンプにミスが相次ぎ、155.52点と得点を伸ばせず。フリー自己ベストに67点及ばないスコアで、合計268.24点で優勝を逃す形となった。

 まさかの失速を海外メディアはどう見たのか。

 米テレビ局「NBCスポーツ」電子版は「ユヅル・ハニュウがつまずき、ハビエル・フェルナンデスが開幕戦優勝を手中に収める」と見出しを打ち、要因について分析している。
「ハニュウはこれまでも似たような体験をしている」と記し、2015年、16年の世界選手権もSP首位に立ちながら、フリーでフェルナンデスに逆転負けを喫し、2位に終わったことを紹介。その上で、羽生自身はシーズンを通してみると、スロースターターであることを伝えている。

「膝の負傷」に擁護も…収穫と課題を得て、状態を上げていくのが王者の強さ

「日本のメガスターは過去の数シーズンにわたり、秋の大会で脆さを露呈することで知られている」
 羽生は直近2年、オータムクラシックこそ連覇していたが、グランプリ(GP)シリーズ初戦は5年連続2位。14年のソチ五輪、今年の世界選手権のように、圧倒的な強さを発揮するシーズン後半とは対照的だが、収穫と課題を得ながら、きっちりと状態を上げていることが王者の強さでもある。

 まして、記事も「ただし、今回、彼は膝の負傷を持ってモントリオールにやってきた」と擁護した通り、万全の状態ではなかった。にもかかわらず、SPで衝撃的な世界新を樹立するなどして発揮した底力は驚きだろう。
「ハニュウの次の舞台は4週間後に迫るロステレコム杯だ。そこで彼は18歳のアメリカ王者、ネイサン・チェンと相まみえることになるだろう」

 記事は羽生の次戦、GPシリーズ初戦のロシア杯に注目した。シーズンは始まったばかり。まずは膝の状態を万全に戻し、本来の王者の姿へ。輝く時間は十分に残されている。



【フィギュア】羽生まさかのV逸も平昌五輪2連覇への不安は皆無(20170925 東スポ)

【カナダ・モントリオール23日(日本時間24日)発】フィギュアスケートのオータムクラシックで、男子ショートプログラム(SP)首位の羽生結弦(22=ANA)はフリーで155・52点にとどまり、合計268・24点でまさかの2位に終わった。それでも羽生は「悔しさという大きな収穫を手に入れることができた」と前向き。調整段階の初戦でミスが出るのは例年通りで、来年2月の平昌五輪での2連覇へ大きな不安はなさそうだ。

 完璧なSPで自身が持つ世界最高得点(110・95点)を更新する112・72点をマークした羽生が、フリーでつまずいた。今大会では右ヒザ痛の影響で4回転ループを避け、プログラムを一部変更。冒頭のジャンプは3回転ルッツを予定していたが、1回転になった。これを受け、ジャンプの構成を演技中に再変更するか思案するうちに「考え過ぎてぐちゃぐちゃになっちゃった」。

 その後は得意のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)での転倒など、ミスを連発。後半に跳ぶ予定だった3つの4回転ジャンプは1つしか成功しなかった。

 今大会は3年連続の出場。過去2年は優勝でシーズン初戦を飾っていたが、フリーで5位となり、ライバルでもある元世界王者ハビエル・フェルナンデス(26=スペイン)にまさかの逆転を許した。五輪シーズンの幕開けで不安を残す結果となったが…初戦としてはある意味「平常運転」ともいえる。

 昨年はSPで世界初の4回転ループに成功。フリーでもやはり4回転ループを決めたが、その他のジャンプでは2度の転倒があった。優勝したとはいえ、合計得点は260・57点。今年より7点以上低かった。

 一昨年は合計得点277・19点だったが、フリーでは転倒や連続ジャンプが単発になるなどのミスがあった。例年初戦では、体力的にもきつくなるフリーの後半で苦しんできた。だが、シーズンが進むにつれてその課題は克服している。

 演技後は「(回避した)4回転ループをやれば良かったかなと思うところもある。(今季から取り入れる予定の)4回転ルッツもできなくはない。そういった点でもどかしい」とコメント。常に高難度のプログラムに挑戦してきただけに、右ヒザの不安により、やや難度を落とした今大会の構成には満足していない。
「挑戦をしないと僕らしい演技は絶対できないと思った。もっとやりたいなと思っていた」。自らの限界に挑めるコンディションに戻れば、絶対王者らしい姿も戻ってくるに違いない。



羽生、今季初戦は2位 フリーでミス相次ぐも高評価(20170926 東京新聞)

 男子で2014年ソチ冬季五輪王者の羽生結弦(ANA)は23日に終了した平昌五輪シーズン初戦のオータム・クラシックで2位だった。右膝痛で滑り込みを欠き、長丁場のフリーでジャンプのミスが相次いだが、15年に合計得点の世界歴代最高を樹立した演目で再び臨んだショートプログラム(SP)とフリーでジャッジの高評価を受けた収穫もあった。

 SPは今季序盤で世界最高を更新する衝撃の112・72点をたたき出した。「やっていて心地よい」と通算3季目となったショパンのピアノ曲「バラード第1番」。2季前よりも迫力を増した内容となり、表現面を示す演技点の5項目で全て9点台後半が並び、10点満点を出すジャッジもいた。日本スケート連盟の小林芳子強化部長が「ステップなんてピアノの旋律そのもの」と感嘆するほどの完成度だった。

 フリーは和の趣が盛り込まれた映画「陰陽師」の音楽を使う2季ぶりの「SEIMEI」。「昨季に入る前から(五輪シーズンは)SEIMEIを使おうと思っていた」と思い入れのあるプログラム。予定した八つのうち五つも失敗したジャンプや切れのない動きで不本意な演技だったが、ジャッジの主観が左右する演技点の3項目で9点台を引き出せたことは大きかった。

 調整不足の今回は回避した右足で踏み切る4回転ループに加え、「できなくはない」と新たに取り組む高難度の4回転ルッツを組み込むことも今後検討する。「挑戦をしないと僕らしい演技はできない」とグランプリ(GP)シリーズ第1戦のロシア杯(10月20、21日・モスクワ)に向かう。 (モントリオール・共同)



前哨戦でフリー惨敗の羽生結弦は平昌五輪連覇に向けて不安はあるのか?(20170926 THE PAGE)

羽生結弦(22、ANA)の平昌五輪シーズンの幕開けは波乱に満ちたものだった。カナダのオータムクラシックを今季の前哨戦に選んだ羽生は、ショート、フリー共に歴代世界得点をたたき出した2シーズン前のショパンの「バラード第1番」、陰陽師「SEIMEI」に戻して挑み、そのショートではいきなり自身の持つ世最高得点を更新する112.72点をマークした。

 ショートでは、右膝を痛めていたため、難易度の高い4回転ループを封印して4回転サルコーに変え、基礎点が1.1倍になる後半に4回転トゥループ+3回転トゥループを入れ、しかも、3回転トゥループでは両手を挙げる難易度の高い進化まで見せた。
 だが、注目のフリーでは一変。8つのジャンプのうち6つに失敗して、本人が「いろんなことを考えてぐじゃぐじゃになった」と反省するほどの演技内容で、自己ベストから67.68点も下回る155.52点に終わり、ハビエル・フェルナンデス(スペイン)に抜かれ2位となった。

 金メダルを獲得したソチ五輪以降、羽生のフリー150点台は、公式練習中に衝突して大怪我をした2014年以来。なぜ、このような天国と地獄のような結果になってしまったのだろうか。連覇を狙う平昌五輪への不安はないのだろうか。
 元全日本2位で、現在後進指導を行っている中庭健介氏はフリー失敗の原因をこう分析している。

「フリーが乱れました。4回転トゥループジャンプが決まらなかったのは、右足のバックアウトエッジのすべりが悪かったからです。右ひざの不安が影響したのでしょう。またジャンプのための足りなさやひねり戻しのタイミングのずれがいつもとは違っていました。
 フリーの長い演技時間の中で、右ひざに負担をかけないようにすべると、左足への負担が増します。フォワードエッジをカーブから加速させていくのが羽生選手の長所でもありますが、この日のトリプルアクセルは、左足のいつもの加速が見られず踏み込みが甘く転倒する結果になりました。試合になると緊張感と興奮で多少痛みは感じなくなくなるものですが、右膝の不安が大きく影響したように思えました。何かアクデントがあれば、とっさに演技構成を変える適応力の高さも羽生選手は持ち合わせていますが、今回は集中力を欠きました」

 右膝への負担を考えてプログラムの難易度を下げたが、まずは冒頭の3回転ルッツがパンクして1回転に。焦った羽生は、急遽、4回転ループを飛ぼうと考えるが、迷ったあげくに3回転ループとなった。本来のプラグラムでは4回転が5、6本の構成に思えましたが、この日は足の状態を考慮し数を減らしていました。それらを後半に集めた。4回転サルコー+3回転トゥループは降りたが、続く4回トゥループから始まる予定だったジャンプは2回転のトゥループ、続いての3連続のコンビネーションではそれが、2回転トゥループ+1回転ループ+2回転サルコーに終わり、続く得意のトリプルアクセルで転倒した。最後のジャンプとなる4回転トゥループは、両足着氷となり回転不足の判定を受けた。

 それでも中庭氏はショートの世界最高得点に光を見たという。

「溜息が出るほどの美しく質の高いジャンプでした。GOEのほとんどが《3》評価であったのは納得です。予定していた4回転ループを4回転サルコーに変え、難易度を落としてことで、ストレスを感じさせずノビノビと演技が出来ていました。
 ジャンプだけでなくステップやスピンにも多くの工夫と成長が見られ、同じ曲ですがバージョンアップしました。演技の後半に入れ込んだ4回転トゥループ+3回転トゥループでは、3回転トゥループで両手を上げました。これは難易度の高いテクニックですが、進化の証明でしょう」

 ジャンプはできる限り回転軸を小さくまとまるのが基本だが、手をあげようとすると、遠心力につかまって腕が流れ肘が曲がったり大きなミスにつながる。中には、ジャンプのタイミングをつかめず腕を上げようとするだけで飛べなくなるスケーターも少なくないという。

 ショートとフリーでまるでジキルとハイドのような裏表を見せた羽生だが、中庭氏は「今後に向けて、収穫と課題の両方がみつかって有意義だったのではないか」と見ている。

 羽生は「ピークを作ることに失敗した」とも語ったが、来年2月の平昌五輪へ向けて、どうコンディション調整を進めるかが、最大のポイントになるだろう。計画では、羽生は10月20日のロシア杯でGPシリーズの初戦を迎え、11月10日のNHK杯、12月にGPファイナル、全日本選手権を戦い、ここで五輪切符を確定させ、来年2月の平昌五輪に照準を合わせるスケジュールを組んでいる。

 中庭氏は、今後の見通しをこう語る。

「まず右膝を完璧にすることでしょうが、羽生選手は、4回転ループだけでなく、フリーには4回転ルッツを入れる準備を練習で行っています。4回転の種類が増え、演技に入れる本数が増えるほど、腰や膝、足首などへの負担が大きくなります。真4回転時代と呼ばれていますが、選手は、練習から怪我というリスクと背中合わせなのです。
 年間を通じて、いかにコンディションを保つか。そのためにはフィジカルの強化も必要でしょう。平昌五輪は、アスリートとしてのトータルの力を試される大会になると見ています。羽生陣営が、どうコンディションを整え、ピークを作っていくのかにも注目したいですね」

 羽生の本格シーズン開幕は、約1か月後のロシアGPだ。



AC2017表彰式2


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2017/09/30 11:00 | クリケット・プログラム・CS(2017-2018)COMMENT(0)TRACKBACK(0)  TOP

羽生結弦選手 AC2017情報まとめ FS編その1

オータムクラシックのフリーについての記事をまとめときます。
遅ればせながらですが、自分用の覚書として。長いので2回に分けます。


羽生「最初にルッツがパンク(回転不足)して…集中はどこかにいってしまった」(20170924 サンスポ)

 フィギュアスケート・オータム・クラシック 最終日(カナダ・モントリオール23日=日本時間24日)来年2月の平昌五輪で、66年ぶりの2連覇を狙う男子の羽生結弦(22)=ANA=は合計268・24点で2位だった。ショートプログラム(SP)では世界歴代最高得点の112・72点をマークして首位に立ったが、フリーは155・52点にとどまった。元世界王者のハビエル・フェルナンデス(26)=スペイン=が合計279・07点で優勝した。演技後の主な一問一答は以下の通り。

 --体力が厳しかったのか
 「最初に3回転(ジャンプ)の連続は難しいと思った。誰もやったことないので、こんな(高難度な)構成。未体験の領域だった」

 --演技を終えて何かつぶやいた
 「『しょうがねえ』って。(今季の)初戦だった。悔しさという大きな収穫を手に入れることができた。SPの得点や演技内容では『五輪で優勝するぞ』という、自分が強いイメージを与えられたと思う。強い自分を追いかけながら、さらに難しい構成で追い抜いてやろうと思う」

 --昨日(SP)と比べ、体の状態や精神面で違いがあった
 「特にない。良いSPの後のフリーはもちろん難しいと分かっている。ちょっと余計な力が入り過ぎた」

 --高難度な構成で、昨日(SP)より気持ちが入っていた
 「難しいと言っては、おしまい。間違いなく実力不足。もっと練習しないといけない。(右)膝の違和感があって、構成を落としてぐちゃぐちゃになって、終わってしまった。その違和感を覚える練習をしていたのは僕の調整力不足。五輪に向けて体を作りながら、良い試合をし続けなければいけないシーズン。良い初戦だった」

 --今までも悔しい経験をしてきた。きょうの悔しさのレベルは
 「もどかしい悔しさです。やっぱり(4回転)ループを跳べばよかったとも思う。(4回転)ルッツもできなくはない。その点でも、もどかしい」

 --挑戦する方が楽しい
 「競技者なので。やっぱり挑戦しないと僕らしい演技は絶対にできない」

 --気持ちで演技を乗り越えようとしていた
 「最初にルッツがパンク(回転が不足)して、いろいろ考えて、集中はどこかにいってしまった。集中力の弱さはスケート人生の中で永遠の課題。良いときと悪いときの差が激しい」



負けると冗舌、2位の羽生結弦「もう、しょうがねえっ」(20170924 朝日新聞)

 羽生結弦は男子フリーを滑り終え、両手をひざについて首を横に振った。氷上で「もう、しょうがねえっ」とつぶやいた。

 序盤は、簡単な3回転ジャンプが続く予定だった。しかし、羽生は「逆に思いきってできない難しさがあった」と明かす。冒頭のルッツが1回転になると、「4回転ループを一瞬考えた」。やらなかったが、右ひざの違和感のため封印した大技が脳裏をかすめた。

 後半に入ると、4回転からの3連続ジャンプは回転が少なくなり、得意のトリプルアクセル(3回転半)で転倒した。立て直ししようと急きょ跳んだ4回転トーループは、回転が半分以上足りないという判定。8本中5本のジャンプでミスをした。「雑念がすごく多くて。色んなことを考えすぎて、ぐじゃぐじゃになっちゃった」

 ミスが出た試合や負けた時ほど、羽生は冗舌になる。大会運営の担当者が、報道陣に「最後の質問」と告げた時、羽生自ら「あと2問」というしぐさをして質問を受け付けた。

 「悔しさという大きな収穫を手にいれることができた。強い自分を追いかけながら追い抜いてやろうと思う」。過去の記事を読んで頭の整理に利用するという羽生は話し続けた。「いい時と悪い時との差が激しいのは、スケート人生での永遠の課題。ガラスのピースを積み上げて、きれいなピラミッドにするんじゃなくて、粗くてもいいから頂点まで絶対にたどり着けるような地力も必要だ」(後藤太輔)



羽生、SP世界新からまさかのフリー5位「しょうがねえ」(20170924 スポーツ報知)

◆フィギュアスケート オータム・クラシック最終日(23日、カナダ・モントリオール)

 【モントリオール(カナダ)23日=高木恵】男子フリーは今季初戦の羽生結弦(22)=ANA=がジャンプミスを連発し、155・52点でフリー5位、合計268・24点で2位に終わった。前日のショートプログラム(SP)で世界最高得点を記録し首位に立ったが、177・87点、合計279・07点のハビエル・フェルナンデス(スペイン)に逆転を許した。女子フリーは三原舞依(18)=神戸ポートアイランドク=が132・84点、合計199・02点で2位。

 演技後、羽生はリンク中央でつぶやいた。「もう、しょうがねえ!」。2季ぶりにリンクへ帰ってきた安倍晴明の「SEIMEI」は、冒頭の1つのミスから崩れていった。SPで世界最高得点を記録した翌日に、フリーの自己ベストを68点近く下回る155・52点。振り幅の大きな結果だったが「悔しさという大きな収穫があった」。平昌五輪シーズン初戦での敗戦を、むしろ笑顔で歓迎した。

 右膝の違和感の影響で、今季初戦は4回転ループを回避。前半は難易度の低いジャンプに変更した。冒頭から3本連続で3回転が続く構成は「逆に思い切ってできない難しさがあった」と最初のルッツがまさかの1回転に。すると「次のループを4回転にしようか」と一瞬、“禁断のジャンプ”が脳裏をよぎるほど心に乱れが生まれていた。

 後半の2つの4回転トウループは共に2回転に。得意のトリプルアクセルで転倒、最後に予定を変えて跳んだ4回転トウループは両足着氷。「雑念がすごく多かった。いろいろなことを考えすぎて、ぐちゃぐちゃになってしまった」。ジャンプ8本中、成功は3本のみ。フリーでの150点台は14年のNHK杯以来、5位以下は6位だった10年ロシア杯以来のことだった。

 胸元のデザインを変更するなど、より洗練された新衣装で迎えた“再演初日”。「挑戦しないと僕らしい演技は絶対にできないと分かった。できることを出し切っていない。もっとやりたい」。落とした構成で失敗を重ね、不完全燃焼に終わった自分が許せなかった。

 「ルッツもできなくはない」と自ら切り出した。ブライアン・オーサーコーチは今季中の4回転ルッツの導入を示唆している。「強い自分を追いかけながら、さらに難しい構成で追い抜いてやろうって思っている」。火がついた闘志が、4種類目の4回転の投入を早めることになるかも知れない。

 ◆ゆづに聞く

 ―昨日と何が違った?

 「いや、特になかった。いいショートの後のフリーは難しいっていうのは分かっている。ただ、そういうの関係なく、慣れていない構成っていうのもあったし、余計な力が入りすぎた」

 ―初戦の印象?

 「ショートの点数とか演技内容っていうのは、オリンピックで優勝するぞっていう、印象としてはものすごく強いものを残せたと思う」

 ―どういう種類の悔しさ?

 「もどかしい悔しさ。やっぱり(4回転)ループをやればよかったかなって思うところもあるし。練習では毎日1回ずつ跳んでいて、確実にいいものになってきている」

 ―気持ちで滑った?

 「最後はそう。集中力の弱さは僕のスケート人生のなかで永遠の課題。いい時と悪い時の差が激しい。ガラスのピースを1つ1つ組み合わせてピラミッドを作るんじゃなくて、粗くてもいいから頂点まで絶対にたどりつける地力も必要」



羽生V逸から闘争心「悔しさという大きな収穫手に」(20170925 日刊スポーツ)

<フィギュアスケート:オータムクラシック>◇23日◇カナダ・モントリオール◇男子フリー
 14年ソチ五輪男子金メダルの羽生結弦(22=ANA)はフリーでミスを連発して155・52点で5位にとどまり、合計268・24点で2位に終わった。世界最高得点をたたき出した前日のショートプログラム(SP)から一転し、8つのジャンプのうち6つでミスするなど自己ベストを67・68点下回った。今季初戦の収穫は悔しさと強調。五輪連覇へ巻き返しを誓った。

 ぼろぼろの演技が、羽生の闘志に火をつけた。フリーは自己ベストより67・68点も低く、ソチ五輪以降ワースト順位の5位。額に汗を浮かべ、プーさんのティッシュボックスを抱えた羽生は悔しさを吐き出すようにまくしたてた。「こういう風になって思うのは、やっぱり挑戦しないと、僕らしい演技は絶対できない」。右膝痛のため、4回転ループを回避したが「ループをやれば良かったなと思うところもある。ルッツもできなくはない」。試合では試していない4回転ルッツへの挑戦まで口にした。

 歴代最高点を出した前日の完璧なSPとは一転、演技はかみ合わなかった。右膝痛を悪化させないため、4回転ジャンプの数を5本から3本に減らし、前半は3回転3本の構成。最初に4回転を跳んで勢いづけるところで「思い切ってできない難しさがあった」。冒頭の3回転ルッツが1回転となり、とっさに次の3回転ループを4回転にしようかなどと考え「いろんなことを考えすぎてぐじゃぐじゃになっちゃった」。得意技のトリプルアクセル(3回転半)で転倒するなど、8つのジャンプのうち6つでミスした。

 前半を抑えた分、基礎点が1・1倍になる後半は3本の4回転を跳ぶ自己最高難度の構成だった。それでも「できること全てを出し切っているわけではない。もっとやりたいな、と思っていました」。もどかしさの中で、今できる最高のものに挑戦したいという欲を再確認した。

 技術面を指導するトレーシー・ウィルソン・コーチ(55)は「彼は多くを悟ったマスターであり、謙虚に学び続けようとする弟子でもある。その両立こそが強さ」と言う。世界歴代最高点を出した2季前よりジャンプなど全ての要素で技術も質は上がった。それでも満足することなく学び、技術を磨き続ける。それが自己記録を更新し続ける羽生の強さといえる。

 この試合も「大きく学べた」と羽生。次戦は10月20日開幕のGPロシア杯。「悔しさという大きな収穫を手に入れることができた。強い自分を追いかけながら、さらに難しい構成で、追い抜いてやろうと思います」。挑戦することは楽しいかと聞かれると「競技者ですから」と笑った。【高場泉穂】

 ◆羽生のフリー150点台 ソチ五輪後では14年11月の中国杯とNHK杯で記録。



AC2017表彰式


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2017/09/30 10:45 | クリケット・プログラム・CS(2017-2018)COMMENT(2)TRACKBACK(0)  TOP

羽生結弦の今季SP得点はどこまで伸びるのか ~AC2017情報まとめ SP編その2

折山さんのコラム、なかなかいいのでご紹介。

歴代最高にも伸びしろ。羽生結弦の今季SP得点はどこまで伸びるのか(20170928 Web Sportiva)

 9月21日からのオータムクラシックで初めて披露した、今季の羽生結弦演じる試合用ショートプログラム(SP)の『バラード第1番ト短調』。その秀逸さはピアノ曲と演技との見事なマッチングだった。

 大会の10日前に右膝が痛くなり、4回転ループを封印するという不安を抱えたコンディション。前日の公式練習をいつになく冷静に行なっていた羽生が見せたのは、気持ちを抑えた静かな動きで、正確にジャンプを跳び、盛り上げるべきところはスピードを上げる演技だった。流れるような静けさの中でも、メリハリをつけると同時に、ジャンプを完璧に決め、スピンとステップはすべて最高のレベル4。自己最高得点を更新する112.72点が出て当然という内容だった。

 これが、この日の羽生が感じたままの『バラード第1番』だったのだ。

 今回のSPで羽生のすごさを感じたのは、一度スピンでスピードを上げて盛り上がる部分を作ってから、再度静寂に戻って始まる後半最初のトリプルアクセルだ。羽生自身「今回のプログラムのトリプルアクセルはフワッとした感じで、より音に溶け込むアクセルに仕上がっている」と話していたように、大きく跳び上がり、着氷した直後に「ポン」と小さな音が置かれるシーンは、どこか感動的ですらある。これが羽生結弦のトリプルアクセルなのだ、と──。

 そのプログラムで、今回は冒頭に4回転サルコウを入れ、GOE加点3点の評価を受けた。それについて羽生はこう話した。

「今回のショートを見て、チームの人たちがどう思ったかわからないですけど、お客さんの中には、限りなく『(今回封印した4回転ループではなく)サルコウでいいんじゃないか』と思った方もいたかもしれないわけです。サルコウでこの点数を安定して出せるようになったら、フリーにもっと力を入れられるんじゃないかと。そういう気持ちが僕の心の中で芽生えてしまったところがあったので、そこが悔しいんです」

 そんなことを考えたのは、自分の思いを曲に乗せる完璧な演技ができたからだろう。だが、冒頭を4回転ループにして完璧に決めれば、さらに1.5点がプラスされ、ジャンプの基礎点合計は37.41点になる。それは、4回転ループと4回転サルコウ+3回転トーループを前半に入れた昨季より1.26点高く、110.95点の歴代最高得点(当時)を出した15年GPファイナルの基礎点34.45点も上回る。

 これは、ルッツとフリップの4回転を入れて現時点での世界最高難度の構成であるネイサン・チェン(アメリカ)のジャンプ基礎点合計には2.14点劣るものの、もちろん最高レベルの難度である。

 また、今回は48.55点だった演技構成点も、ほぼ満点といえる2015年のGPファイナルで出した49.14点に近づけて、これを上回ることも可能なはずだ。おそらく、羽生はそこにこだわりを持ち続けるのではないだろうか。

 今回のオータムクラシックで自己最高得点を1.77点伸ばした大きな要因は、4回転トーループからの連続ジャンプを後半に持ってきたことで、基礎点が1.1倍になったことと、ステップで獲得したレベルがレベル3からレベル4に上がった点にある。

 これを今後も続けたうえで、冒頭を4回転ループにして、15年のGPファイナルと同等かそれ以上の演技構成点を獲得できれば、あと2.5点ほどは伸ばせる計算だ。
 
 もちろん、今季の羽生のSPへの期待感は、得点だけではない。オータムクラシックでは、膝にやや不安のある状態で自分ができる表現をやりきった羽生が、次はどんな心境で『バラード第1番』を表現するのか、どんな世界を見せてくれるかということを、得点以上に楽しみにしたい。(文:折山淑美)



ピアノの音をしっかり表現したいからこそ、静かな調べで始まる曲の雰囲気を壊さないために、滑り出しは氷をガリガリかかないで、音もなく滑り出すような演技をしなければいけないと思っている」とも話していたという結弦くん。「バラード一番」を最高の芸術作品にするために、曲とジャンプとの一体感にも徹底的に気を使っていることでしょう。

サルコウでこの点数を安定して出せるようになったら、フリーにもっと力を入れられるんじゃないかと。そういう気持ちが僕の心の中で芽生えてしまったところがあったので、そこが悔しいんです・・・私も、正直なところ、サルコウでいいんじゃね?と思いました。GOEが満点ついたからだけでなく、「バラード一番」にはやはりループよりサルコウの方が合うなと感じたからです。結弦くんの独特のフワッとしたサルコウの美しさが、やはりバラ一の雰囲気にぴったりだと感じるのです。といっても、性格的にやはりループで行くのでしょうけど(笑)


結弦くんのSPのジャンプだけ集めた動画です。ツイよりお借りします。ありがとうございます。



<4S> Spread eagle → 3-turn → Mohawk → 4S → Spread Eagle (Outside to Inside edge)
<3A> Counter → 3A → Change of Edge → Turn
<4T-3T> 3-turn Sequence → 4T + Rippon 3T



昨日(9/28)、報道ステーションに体操の内村航平さんが出演されていたそうで、私は見ていなかったのですが、ツイ情報によれば、こんなことをおっしゃっていたそうです。

『絶対王者 内村 航平 7連覇への7つの要素』
①目標設定と課題解決
②自己客観視
③イメージ力
④教えられてやるのではなく、自分でやる
⑤「技」の細部へのこだわり
⑥体操愛
⑦集中力

『世界の誰よりも練習している。「絶対にできる」というところまで毎回仕上げている。だから恐怖がないんだと思う。完璧に仕上がった状態で早くやりたい。』

「本当に多分心の底から好きだと思うんです、体操のことが。でも多分嫌いになった瞬間にできなくなっちゃうと思います。だから絶対に嫌いにならないというか、好きでい続けること。これは一番大事にしていると思います。」



そういえば、先日、某番組に織田さんが出演されていて、「普通、スケーターは、スケート以外の話もしたりするけど、羽生選手はスケートが大好きなので、スケートの話ばかりしてる。羽生選手の話は自分にとっても、とても参考になる」といったような内容のことを話されていたそう。その競技が三度の飯よりも好き・・・みたいなアスリートでないと、世界のトップであり続けられないのでしょうね。


AC2017三兄弟

久々に3兄弟が揃ったのもうれしかったですよね。この3人の表彰台が見たかったですが・・・。ナムくん、もう少し頑張れ!(笑)


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2017/09/29 12:15 | クリケット・プログラム・CS(2017-2018)COMMENT(0)TRACKBACK(0)  TOP

10/5発売オフィシャルガイドに神写真きました!&最新アスリートイメージ調査

またスケート誌の話題になりますが、朝日新聞社のオフィシャルガイドブックの内容が解禁されました。


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2017朝日シーズンガイド-6

2017朝日シーズンガイド-7

2017朝日シーズンガイド-1


写真の破壊力が・・・すごい!! 
もうなんか、各社間で「うちが撮った、超可愛いゆづをみて!」コンテストやってね?(笑) 
ただなあ・・・アマゾンの目次ぺージみると、結弦くんのページは少ないです。
上にあげた1枚目の写真は、目次ページのようです。これは本当にいいお写真。
3枚目の「花になれ」のお写真は、結弦くんの特集の最初の見開きページかと思われます。
4ページから5ページ部分ですね。で、そこから13ページまでが結弦くんです。なので10ページです。
2枚目の写真は、巻末に「Photo Gallery」(たぶん4ページ程度)あるようなので、その1枚ですね。
でも、たぶん、あとは他の選手で、結弦くんはこの1枚だけと思われます。

目次を見ただけの判断ですが、男子に限ると、結弦くん10ページ、宇野選手10ページ、田中選手2ページ、無良選手と村上選手か各1ぺージ・・・が、各選手に割り当てられたページ数。結弦くんの写真で釣って本を売ろうというのが見え見えのわりに、たったこんだけ?(笑)という感じは否めません。で、押しの後輩選手は同じページ数・・・さすが日刊スポーツと同じグループの朝日新聞社。もう、やり方が姑息なんだから~。羽生ファンもなめられたものです(笑)

確かに写真はいいし、シェイリーンや都築さんなど、結弦くんと近しい人からのコメントも魅力的ですが、96ページの薄さで2000円近い価格設定は割高な上、10ページ強しかゆづ成分がないなら、私は買うほどの魅力を感じないなあ。写真はネットで拾えますしね。個人的には図書館物件に決定です(笑)

そういえば、ガチのゆづオタのメドベが、この写真にさっそく「いいね!」してたらしい(笑)
タノといえはメドベですが、あの4T-3T(タノ)のメドベの感想をぜひ聞いてみたいもの。


次は、毎度おなじみ、大手広告代理店の博報堂さんの「アスリートイメージ評価調査」。
2017 年 9 月調査分が発表されました!  ソースはこちら

■ アスリートイメージ総合ランキング
1 位:イチロー(野球)
2 位:羽生結弦(フィギュアスケート)
3 位:内村航平(体操)

4 位:錦織圭(テニス) 5 位:長谷部誠(サッカー) 6 位:白井健三(体操)
7 位:大谷翔平(野球) 8 位:石川佳純(卓球) 9 位:髙梨沙羅(スキー・ジャンプ)
10 位:伊達公子(テニス)


■ アスリートイメージ評価 各種ランキング
・「勢いを感じる」アスリート  1 位:清宮幸太郎(野球)
・「純粋な」アスリート  1 位:白井健三(体操)
・「爽やかな」アスリート   1 位:羽生結弦(フィギュアスケート)
・「情熱的な」アスリート   1 位:羽生結弦(フィギュアスケート)
・「明るい」アスリート  1 位:伊藤美誠(卓球)
・「好感がもてる」アスリート   1 位:石川佳純(卓球)
・「リーダーシップがある」アスリート   1 位:長谷部誠(サッカー)
・「常にチャレンジ精神を持ち続けている」アスリート  1 位:イチロー(野球)



各種ランキングの中で、結弦くんが5位内にランクインしてたのは、以下の3項目

■「爽やかな」アスリート
1 位:羽生結弦  2 位:石川祐希  3 位:瀬戸大也  4 位:白井健三  5 位:大谷翔平

■「情熱的な」アスリート
1 位:羽生結弦  2 位:本田圭佑  3 位:イチロー  4 位:丸佳浩  5 位:ヴァヒド・ハリルホジッチ

■「常にチャレンジ精神を持ち続けている」アスリート
1 位:イチロー  2 位:羽生結弦  3 位:内村航平  4 位:伊達公子  5 位:白井健三



総合でイチローが1位、結弦くん2位。この1位2位あたりはほぼ定位置のような気がします。
「爽やかな」と「情熱的な」という、一見相反するイメージで両方1位というのが、結弦くんらしい。
その両面を合わせもっているからこそ、あの万華鏡のような魅力が生まれるのでしょう。

この博報堂のランキングを見ていると、結弦くんのようにずっとトップグループで好イメージを保ち続けるのがどれだけすごいことかわかります。リオオリンピックの直後は、リオで活躍したアスリートがランクインしていた。ラグビーが注目されていたときは、ラグビーの人気選手も上位にきていました。でも、ブームが過ぎたり、五輪の記憶が薄れてくると、すぐランク外になってしまう。総合で10位内に常にキープしてるアスリートは、一過性のものではなく、人気が本物ということなのでしょう。


メドベ同様、ガチのゆづオタのザギトワちゃんが、久々にインスタにお写真をUPしてくれました! これは結弦くんにもらったプーさん。ずっと大事にしてくれてるんですね。お顔だけじゃなくて心根も可愛い子ですね~。




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2017/09/28 10:15 | CM・雑誌・商品情報(2017-2018)COMMENT(8)TRACKBACK(0)  TOP

羽生選手関連情報いろいろ ~Sportiva、熊野神社、サッシー近況、新作動画など

「ファン通信」に続き、「Sportiva」も来ましたね! 10月5日発売です!

sportiva201710-2.jpg

amazonはこちら Sportiva 羽生結弦 いざ、決戦のシーズン(集英社ムック)

2018年2月の平昌五輪を控え、例年以上に注目が集まる「フィギュアスケート」。
主役を張るのは、もちろん五輪連覇の偉業に挑む羽生結弦!
50ページ以上のボリュームでお届けします!
先日行なわれた今季初戦のオータムクラシックをはじめ、
夏場のアイスショー、練習拠点のトロントでの写真を多数掲載しています。
また、臨場感あふれる競技写真だけではなく、気さくな表情のオフショットも。

■CONTENTS■
羽生結弦 いざ、決戦のシーズン
日本フィギュアスケート2017-2018シーズン展望号

羽生結弦 オータムクラシック詳報
羽生結弦 トロント公開練習フォトギャラリー
羽生結弦 インタビュー
本田武史が解説「今季の羽生結弦」
宇野昌磨 本田真凜フォトギャラリー
宮原知子、三原舞依、樋口新葉、田中刑事、無良崇人ほか
浅田真央ルポ
好評連載 ノンフィクション『日本男子フィギュアスケート挑戦の歴史』


Sportivaは、表紙・裏表紙合わせてだいたい100ページが標準です。
今回はいつもより少し価格が高いので、もう少し多いかも(単に値上げしただけかもしれないけど)。
とりあえず、50ぺージ以上はあるようでよかったです。半分はあるってことかしら。

しかし、この表紙は・・・とうとう、ちゃんと言われた通りにせず、ふざけたときの写真を表紙にされちゃいましたね。能登さんの逆襲かしら?(笑) でも、すました美少年風の写真もいいけど、こういう満開の笑顔も貴重ですね。


さて、京都の晴明神社にゆづファンのお参りが増えていますが、東京にも晴明ゆかりの神社があり、そちらも話題になっています。”五方山 熊野神社”です。サイトはこちら

<由緒>
平安時代中期、一条天皇の長保年間(999~1003)にご創建されました。今から一千年以上前、陰陽師として名高い安倍晴明公によって熊野大神が勧請されました。安倍晴明公ゆかりの神社として都内唯一、さらに葛飾区内で最も古い神社です。

<ご神紋>
八咫烏は三本足の大きな鳥で、神武天皇に関する『古事記』『日本書紀』にある鳥です。神武天皇が東征の際、熊野から大和へ入る山中で道に迷った時に天照大御神が夢に現れ、八咫烏が先導するようにいわれました。神武天皇は八咫烏を囲む正五角形は、当社を勧請した安倍晴明公の陰陽五行説にしたがって境内がかたどられ、今日に伝えられていることを意味します。


熊野神社ご神紋

9月23日(ちょうど、結弦くんがSP世界最高得点を更新した日ですね!)付で、神社からこんなお知らせがありました。

近ごろ羽生結弦選手のファンの方々が参拝に訪れています。皆さん熱心にお参りし、絵馬を奉納しているようです。羽生選手を応援する絵馬がたくさん奉納され、羽生選手への熱い思いが伝わってきます。
羽生選手は今季初戦となるカナダ・モントリオールで開催されているフィギュアスケートオータムクラシックに出場し、今朝行なわれた男子ショートプログラムで世界最高得点をマークしたそうです。ファンの皆さんは大喜びで、羽生選手のこと、フィギュアスケートのことを教えてくださいました。羽生選手の益々のご活躍をお祈り申し上げます。


弓弦羽神社は兵庫県御影、晴明神社や晴明の墓所は京都、晴明生誕の地にある安倍晴明神社は大阪市・・・と、ゆかりある神社はわりと関西に固まってる感がありますが、ここは関東の人でもお参りしやすいのではないでしょうか。


結弦くんをして「生まれて初めてできた親友」と言わしめた(笑)、超果報者のサッシーこと指田フミヤさん。公式ブログに意味深なことばが・・・。ブログはこちら

指田さんは、今2つの挑戦をしてるのだそう。詳しくはブログを読んでいただくとして・・・

とある最高のアスリートのおかげだよ。
ありがとう。


この「とある最高のアスリート」って・・・結弦くんのことよね?(笑)
結弦くんの何が尊いかって、容姿が美しいとか、賢いとか、スケートが天才だとか、人間性が云々とか・・・言い出したらきりがないほどたくさんあるけれど、「ただ、その生きざまを見せるだけで、多くの人に勇気を与えることができる」人だということ・・・これが一番すごいと思う。彼は、ただのアスリートを超えた存在になってる。もう、「羽生教」の教祖になれるレベル(笑)

指田さんも、結弦くんのアスリートとしての、いや人間としての生きる姿勢をみて、「挑戦する勇気」をもらったのだと思う。指田さんだけじゃない。私ももらった。日本中に、いや世界中に、過去も現在も未来も、結弦くんから勇気と元気をもらってる人達がいる。だから、私は、結弦くんには、誰よりも幸せになってほしい。いや、ならなければいけないと思ってる。


では、最後に、お馴染みゆづ小町様の新作動画です。いつもありがとうございます♪

羽生結弦【MAD】『大スキ』 yuzuru hanyu ”DAISUKI”



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2017/09/27 13:25 | その他(2016-2017)COMMENT(6)TRACKBACK(0)  TOP

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