オータムクラシック放送予定&「SPで使う曲は本当は・・・」(家庭画報コラム)

オータムクラシックの放送予定がわかりました。ソースは、昨日発売の「KISS & CRY」です。

オータムクラシック2017 
テレ朝チャンネル2 10月放送予定


残念ながら、地上波でもBSでもありませんでした。しかも10月・・・。昨年はBSで、ダイジェストみたいな感じでした。有料のCSなら、もう少し尺をとってくれるのかな。解説は、また居酒屋さんかしら・・・。結弦くんの演技だけでも、BSでもいいから流してくれるといいのですが。


家庭画報からも、トロント公開練習のレポートがあがっています。

羽生結弦選手のトロント公開練習2017 リポ! 「SP で使う曲は本当は・・・」(20170831 家庭画報com)

2017年8月8日~9日。カナダのトロントにある名門クラブ「トロント・クリケット・スケーティング&カーリングクラブ」で行われた、羽生結弦選手の公開練習を取材してきました。 2012年の4月末に、羽生選手がカナダに練習拠点を移してから、何度か公開されているのでご存じの方も多いかと思いますが、羽生選手はここでブライアン・オーサーコーチをチームリーダーとする“チーム・ブライアン”に日々、指導を受けています。

すでにテレビや新聞、スケート専門誌などでも報道されていたように、オリンピックシーズン幕開け間近ということもあり、今回詰めかけた報道陣はなんと80を越える人数! 5月に行われたアイスショー『ファンタジーオンアイス』ですでに、SP(ショートプログラム。以下同)は『バラード第1番』の再演と発表されていたので、この公開練習では、FS(フリースケーティング。以下同)が何になるのかということに注目が集まっていました。

そして、「2017/18 シーズンのFS は『SEIMEI』」と発表されたときの報道陣の静かなどよめき。「やっぱりそう来たか!」「ほんとに?」。会場のざわめきから、今回は報道陣の間でもさまざまな読みが飛び交っていたことが分かりました。

初日の公開練習後、羽生選手自ら説明してくれたのですが、「2015/16 シーズンで滑っていい演技ができていたときから、FS では『SEIMEI』をオリンピックシーズンに使いたいと決めていました。SP に関してはちょっと迷いはあったかもしれないんですけど、FS に関しては先シーズンに入る前から決めていて、あっためていたという感じです」。

同じ曲とはいっても、前半に4回転ループ、4回転サルコウ、3回転フリップ、スピン、ステップ、後半に4回転サルコウ-3回転トウループ、4回転トウループ-1回転ループ-3回転サルコウ、さらに4回転トウループ、トリプルアクセル-2回転トウループ、3回転ルッツが並ぶ鬼構成! 2年前もそうでしたが、驚異的に難易度が増しています。トロントの公開練習では、通しでのお披露目はまだありませんでしたが、高く安定した美しいジャンプ、キレキレのステップに、羽生選手の『SEIMEI』にかける覚悟と気合いを感じました。もし新構成をノーミスで滑ることができたら、一体何点出ることになるのでしょう……。

そして、私が個人的に気になったのは、ちょっと迷ったと語っていたSPの選択についてでした。『SEIMEI』についての選択理由などは、すでにいろいろ語られていると思うので、SPについて質問してみた個別インタビューをお届けします!

FS を『SEIMEI』にすることは迷わなかった。
でも実はSP は持ち越すつもりでした


Q: オリンピックシーズンのプログラムについてお聞きします。FS として「『SEIMEI』』の選択は迷わなかったということでしたが、SP は正直これももしかしたらいいかな・・と考えたものはあったのでしょうか?

Y(羽生結弦選手): 言っちゃっていいのかな(笑)。 実は、SP は『Let’s Go Crazy』を持ち越ししようと思っていたんですよ、もともとは。4 月の国別対抗戦のときも滑りましたけど、そのまま今シーズンに使おうと。 SP に関しては僕が決めた曲ではなかったのですが、ジェフ(チーム・ブライアンの一員として、 『バラード第1番』、『Let’s Go Crazy』の振付も担当しているジェフリー・バトルさん)に最初にもらったときに、これだったらある意味『パリの散歩道』とかぶるような点もあり、演技としてはこのままオリンピックにも使ってもいいのかも?と考えていました。

ただ、自分にとっては表現の幅の振り切ったところにあるプログラムですし、2016/17 シーズンのFS『HOPE & LEGACY』や、2015/16 シーズンのSP『バラード第1番』とはすごく対照的じゃないですか。そういった自分のなめらかさ、綺麗さを出すようなプログラムではなくて、本当に内なる自分の激しさというか、楽しさ、荒さを思いきって出せる面もあったし、競技用としては珍しく観客と一体化できる作品でもあったので、盛り上がりはすごくいいなあと。なので、最初は『Let’s Go Crazy』を持ち越そうと思っていました。

Q: いつぐらいに、どういう理由で『バラード第1番』に決めたのですか?

Y: 最終決定したのは4月の国別対抗戦の後かな。国別あとに考えたのはやはり、このプログラムであまりいい演技がしきれていないこと、イメージの悪さみたいなものがあるかなというのが気になって。僕の場合、曲によって、曲に合わせてジャンプをしてしまうんですよね。意識しているところもあるんですけれど、自動的に合わせてしまうところがあって、曲によって飛べる飛べないがあるんですよね、結構。だからこそちょっと悩みつつ、この曲が本当にオリンピックにふさわしいか、ふさわしくないかということも考えて、最終的に『バラード第1番』に行き着きました。

Q: 『バラード第1番』にしようと最終決定をしたのはどなたのご意見ですか?

Y: それは僕らみんなで考えました。 「3季目って見た感じどうよ?」って言われるかもしれないですけれど……。 でも、演劇とかオペラとか、宝塚もそうかもしれないですが、何回もやるじゃないですか、再演として。 繰り返すことによって、深まっていくものもあるのではないかと思うんです。 皆さん、それを何度も見たいと思ってもらえるような演技をされますよね。 それってある意味、スケートも同じで、付け焼き刃じゃないところで勝負したいというか。 ちゃんと自分が心から深く理解したうえで、そのプログラムを研ぎすましていくのであれば、やっぱりもっと時間かけたいし、時間をかけるに値するプログラムだなあと僕は感じたんです。曲としても演技内容としてもオリンピックにふさわしいものだし、自分の綺麗系のなかではかなり突出した、極まりつつあるプログラムでもあるので、スケーティングもすごく見やすいし。いろいろな長所があるからこそ、最終的に選んだプログラムだなと感じています。

国別対抗戦のときまでは、オリンピックシーズンのSP として『Let’s Go Crazy』を使うつもりだったんですね! 予想外でした。悩んだ末、選んだ『バラード第1番』。 世界歴代最高得点を叩き出した2015/16 の時点で、ただでさえ上限に近いと言われていたプログラム構成点ですが、さらにSP 史上、最高難度間違いなしの構成にバージョンアップされています。前半にイーグルで挟んだ4回転ループ、後半にはバック・アウト・カウンターからのトリプルアクセル、そして最後の最後に4 回転トウループ-2回転トウループを入れるという、攻めの姿勢が貫かれた鬼構成。 羽生選手自身「呼吸をするかのように、曲を感じることができる」といいう『バラード第1番』でノーミスの演技を披露してくれたら、まさに鬼に金棒ですよね。

オリンピックシーズンの勝負プログラムの決定は、どんな選手にとっても自分の人生を懸け、悩みに悩んで選ぶ重い選択だと思います。 羽生選手が選択した「再演」という挑戦、きっと大舞台で更なる感動的な演技を披露してくれることでしょう。

小松庸子*こまつようこ
フリー編集者・ライター。世界文化社在籍時は「家庭画報」副編集長としてフィギュアスケート特集を担当。 フリー転身後も「家庭画報」誌面にてライフワークとして大会やアイスショーなどを取材。


家庭画報コム201708


もし、国別対抗戦でクレイジーを完璧に滑れていたら、バラ一ではなくクレイジーを選んだ可能性が高かったんですね。正直、クレイジー持ち越しの可能性高いと思っていたんです。ショートは、パリ散もバラ一も持ち越しで、2年かけて完成度を高める路線だったから。バラ一も、クレイジー同様、1年目はノーミスできなくて、2年目で世界最高得点を更新しました。なので、クレイジーも持ち越すかなと。ただ、オリンピック向けのプログラムかな~というのが、少し気がかりではありました(笑) 

「オール読物2017年4月号」の、宇都宮直子さんのコラム「真の王者であること」・・・ここで、五輪シーズンのプログラム選びについて書かれていることが、ショートに関しては、かなり的を得てるんですよね、今から読むと。

ISUジャッジで元スケート連盟強化部長の吉岡伸彦氏談。
「羽生には王道をゆくイメージがあります。上品で、風格がある。彼の個性には、クラシックが合うと思います。」

フィギュアスケートは「芸術」という側面を持っている。クラシックが重視される。あるいは、評価される傾向にある。オリンピックシーズンに、正統派のプログラムを持ってくる選手が多いのもそのためだ。
極端な例で言う。
同じ構成で同じレベルの選手が互いにミスなく、演技をしたとする。ひとりはコミカルな曲、ひとりは荘厳なクラシック曲を使った。この場合、おそらく勝つのは後者だ。
さらに言えば、有力選手のほとんどはオリンピックを見据えた選曲を、四年をかけて行う。そうやって、確かめる、観衆、ジャッジに与える印象、評価を見定めていく。



この曲が本当にオリンピックにふさわしいか、ふさわしくないかということも考えて、最終的に『バラード第1番』に行き着きました ・・・クレイジーに悪いイメージがついてしまった・・・というのも大きな理由でしょうけど、戦略として、クラシックの方を選んだという側面もあったのだろうと思います。ジャッジ受けは大事です。昨季、ホプレガはなかなかジャッジから評価されなかった。チーム内で、プログラムの変更すら検討されたといいます。最終的に世界最高得点を更新したとはいえ、そのときのワールドの点数も、基礎点の違いや完成度の高さからいえば、点数の出方が渋い・・・という印象がありました。鈴木明子さんが2012-2013シーズンに滑ったショートの「キル・ビル」・・・私は好きなプログラムでしたが、シーズン後、鈴木さんが「点数が出にくかった」と言っていたのを覚えています。「点数がでやすい」プログラムと「点数がでにくい」プログラムは、確かにあるのだろうなと思います。

宇都宮さんは、フリーの予想として、「以前の曲に戻るスタイルも珍しくない」として、「世界最高点をたたきだした、昨シーズンのフリー『SEIMEI』は素晴らしかった。個人的には、また観てみたいと思う」としながらも、「二連覇目指してるからな~、やっぱり正統派クラシックでいくんだろうな~」と予想されていました。惜しい!(笑) でも、宇都宮さん、嬉しいでしょうね。


ただ、家庭画報までが公開練習の取材にトロントまで行っていたのに驚きました。家庭画報がトロント・・・正直「何しに?」と思いましたもの(笑) 結弦くん、個別のインタビュー対応、いったい何社あったのだろ? でも、持ち時間5分で、これだけ貴重な話を引き出した小松さん、GJです! 山口さんが嫉妬しそう(笑)

家庭画報の編集長は有名なデ〇オタで、羽生ファンからは評判がよくない人ですが、小松さんは、とても感じのいいコラムを書かれていますね。しかし、家庭画報、よく取材許可だしたな。このコラムだけでは経費の元が取れないだろうしなあ。やっぱり新年号あたりで、なんか投下してくるのかな(笑)


phiten_yuzu.jpg
http://sp.phiten.com/hanyu-project/history/index.html#noscript より


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テーマ : フィギュアスケート - ジャンル : スポーツ

2017/09/01 10:35 | 羽生結弦(2017-2018)COMMENT(4)TRACKBACK(0)  TOP

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