「ファン通信」に異変? についての独り言 1 ~「羽生本」の歴史を振り返る
「『ファン通信』に異変?」の反響が落ち着きましたので、自分なりに考えたことをまとめます。
あくまでも「私の独り言」です。興味のある方のみお読みください。
まず、「羽生本」といわれる雑誌の歴史(といっても、まだ3年半ほどですが)を振り返ります。
ソチ前は、所謂「羽生本」というのは、存在しませんでした。
老舗のスケート誌が存在するのみ。老舗の「ワールドフィギュアスケート」、「Life」の前身である「フィギュアスケート Days」、「クアドラプル」の前身である「カティングエッジ」などです。
人気選手のページ数は多少は多めとはいえ、それでもよくあって10ページ程度。数ページのゆづ成分のために、2000円近い本を買っていたものです。
それゆえに、ソチ五輪直前に、「フィギュアスケート日本男子応援ブック」が登場したときは、ゆづファンは歓喜したものでした。 ← 創刊号です。五輪直前の2月3日発売。
正直、作りがいいとはいえませんでした。完全なアイドル誌仕様。恥ずかしいキャプション(笑)
でも、40ページ近くがゆづ成分の本なんて、それまでなかった。速攻売り切れました。
それ以降、「応援ブック」は、ほぼ月刊ペースで刊行され、「月刊羽生」と呼ばれ、ゆづファンの絶大な支持を得ることになります。
「応援ブック」は書棚整理のときに、けっこうリストラしてしまいましたが、残したメモ書きをもとに、各号のゆづ成分をあげておきます。なお、ページ数の誤差はあると思います。「だいたいその程度」だと思ってください。ページ数は、表紙・裏表紙を含みます。
発売された「すべて」ではありません。自分が購入しなかった号については、メモ書きがないので省きます。
「日本男子応援ブック」シリーズのゆづ比率(ゆづページ数/全体のページ数)
1号 41/84 2号 50/84
3号 50/84 4号 47/84
5号 37/84 6号 28/84
7号 41/84 8号 53/84
9号 55/84 10号 67/84
別冊(2015) 72/97 別冊(アイスショーSP) 50/84
13号 70/84 別冊(DX) 80/84
そして、「フィギュアスケートファン通信」が初めて発売されたのは、2015年7月でした。 ← 創刊号です。2015年7月28日発売。
今から、約2年前。「応援ブック」より1年半遅れでの、「羽生本」市場への参入でした。
「応援ブック」でいえば、「別冊(アイスショーSP)」が発売されたのと同じ時期です。
上の記録を御覧いただいてもわかりますが、私も「ファン通信」が発売されて以降、購入した「応援ブック」は2冊だけです。つまり、「ファン通信」に移行したわけです。それは、質・量ともに、「ファン通信」の方が魅力的だったからです。
「ファン通信」がどれくらいゆづ成分の多い雑誌だったか、ページ数を見てみましょう。
ほとんど購入してますが、2、6、7、9、12号の5冊だけ欠番になっています。
(ゆづ比率が低い、画質が悪いなどの理由で、あえて購入しなかったものです)
購入したものだけ書きとめておきます。こちらも、ページ数は、表紙・裏表紙を含みます。
ページ数の多少の誤差はあると思ってください。
「フィギュアスケートファン通信」シリーズのゆづ比率(ゆづページ数/全体のページ数)
1号 90/100 3号 87/100
4号 82/100 5号 86/100
8号 84/100 10号 87/100
11号 108/116 13号 96/116
14号 110/116 15号 110/116
16号 100/116 17号 98/116
別冊(GPF2016特集) 106/116
18号 94/116 19号 110/116
別冊(WC2016特集) 100/116
20号 106/116
別冊(2007-2017 10年の軌跡) 114/116
21号 102/116 22号 108/116
23号 110/116
「日本男子応援ブック」と「ファン通信」を比べると、「応援ブック」の羽生比率は、それほど極端に多かったわけではないのがわかります。まれに、かなり多い号もありましたが、平均5~6割程度。それに比べ、「ファン通信」は平均9割。
「ファン通信」は「日本男子応援ブック」と路線はほぼ同じ。「ファン通信」は後発ですから、「羽生本」の草分け的存在で、すでに固定ファンがついていた「応援ブック」と同じことをしていては勝てません。より羽生ファンを惹きつける魅力で差別化する必要がありました。
そこで、「応援ブック」より、ゆづ成分を多くして、写真の質をよくする・・・という戦略をとりました。そして、これが当たった。「応援ブック」のファンの相当数が「ファン通信」に流れたのです。私もその一人でした。あれだけありがたがっていた「応援ブック」が、「ファン通信」がでたとたん、色あせて見えた。「ファン通信」のインパクトはそれほど大きいものでした。
ソチ五輪以降、羽生人気に便乗した、様々な新規のスケート誌が出版されました。「銀盤の王子さま」だの「フィギュアスケートプリンス」だの、似たような名前の雑誌が出ては、消えていきました。その中で、「ファン通信」は、ぶっちぎりの勝ち組だったのです。
すみません。長くなってきましたので、次回に続きます。
17歳の結弦くん。5年たっても、今も可愛いままですね。
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2017/10/11 12:45 | CM・雑誌・商品情報(2017-2018) | COMMENT(6) | TRACKBACK(0) TOP