新ゆづ語録「ジャンプは友達」&杉爺解説(東スポ記事より)

東スポに、Jスポ解説者の杉田さんのお話が掲載されていました。

【フィギュアGPロシア杯】羽生2位も4回転ルッツ成功!平昌五輪までに完璧仕上げ(20171023 東スポ)

 新技の成果は――。フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第1戦ロシア杯(モスクワ)で、ショートプログラム(SP)2位の羽生結弦(22=ANA)はフリー(21日)でトップの195・92点をマークしたものの、逆転はならず合計290・77点で2位に終わった。それでも、新たにプログラムに組み込んだ大技「4回転ルッツ」は成功。フィギュア解説者の杉田秀男氏(82)は「平昌五輪に向けて武器になる」と新技の完成に太鼓判を押した。

 羽生が挑戦した基礎点13・60点の大技、4回転ルッツは1・14点の加点がついた。着氷時にややバランスを崩したものの、確かな成功だ。現地での練習でも成功率は決して高くなかったが、試合ではしっかりと決めてきた。しかし、その後は4回転ジャンプが3回転、2回転になるなど、ミスも多発。得点源のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)も、大きく加点がつく出来栄えではなかった。

 杉田氏は「新しいことをやれば、誰でもそうですが、どうしてもそこに神経を使う。簡単にすべてがパッと決まるものではない」と指摘。冒頭で新技に取り組んだ影響が他のジャンプに及んだ格好だ。しかもシーズンが始まって間もない段階。羽生は9月のオータム・クラシックに出場し、今季2戦目だが「GPシリーズとは緊張感がまるで違うので、初戦と言ってもいいでしょう」(杉田氏)。演技全体ではミスがあっても、シーズン序盤のこの時期に4回転ルッツを成功させたことが「自信にもなるし、非常に大きい」という。

 今後は一点に集中力を注ぎ込まなくても、成功させられるよう完成度を高める段階となる。「平昌五輪までと考えれば、まだ約4か月ある。羽生はしっかり先を見て調整しているはずで、今後滑り込んでいけば、どんどん良くなっていく」。杉田氏は現時点では未完成の4回転ルッツを本番までに仕上げることは十分に可能とみている。

 一方で今大会を制したネーサン・チェン(18=米国)は5種類の4回転ジャンプ(羽生は4種類)を操るなど、若手の追い上げがあるのは事実。「彼らはチャンピオンではないので、チャレンジャーとして挑んでいける。伸び盛りの選手は先輩を負かしてやろうと失敗を恐れない。宇野(昌磨)も、チェンも昨季、結果を残して難しい部分もあるでしょうが、勝って当たり前と思われている羽生とはプレッシャーが違う」。前回のソチ五輪では19歳の羽生が挑戦者の立場だった。技術面よりも、メンタル面が五輪連覇に向けた課題になるというわけだ。

 ロシア杯ではフリーの演技構成点で羽生がチェンを約6点、上回った。国際ジャッジを長く務めた杉田氏は「演技構成点では羽生が頭一つ抜けており、総合力、バランスの良さでは一番。点数ばかりを比べるのを私は好みませんが、世界最高得点を更新できるチャンスが最もあるのも羽生でしょう」。

 次戦は3週後のGPシリーズ第4戦NHK杯(11月10~12日、大阪)。「一つひとつステップアップしながらフリーを完成させられるようにしたい。悔しい気持ちで少しずつ強くなっていく」という羽生が五輪に向け、どこまで完成に近づいた演技を見せるのか。



昨日の「報道ステーション」の、松岡修三さんのインタ部分のみ書き起こしておきます。
うっかり、録画しそこねましたが(汗)、UPされてた動画がありましたので。
赤は修造さん青は結弦くんナレーションはピンクです。


修造: これ(4回転ルッツの成功)は自信になったのか。4回転ルッツというのは、自分の中で、どうとらえる感覚になりました?

ゆづ: まあ、新しい武器を1個手に入れたというか。まあ、手に入れた?っていうか、やっと使える段階になったな・・・という感じですね。

今回成功させた4回転ルッツ。実は、2014年からひそかに練習を続けていたものでした。
ソチオリンピックのときには、2種類だった4回転ジャンプを、この3年間で、さらに4種類にまで増やしたのです。


修造: 4回転ルッツというものは、2014年から練習していて、いつだそう、いつだそうっていう・・・これは取っておいたのか? どんなフィーリングで出そう、表現しよう?

ゆづ: あのー、自分のジャンプの一番の特徴は、やっぱり、GOE(出来ばえ点)が高くもらえる質のいいジャンプっていうものが、やはり一番の武器だと思っているので、誰がみても加点3がつくジャンプだ・・・っていうものを跳びたいなって思っているので、その段階にやっと(4回転)ルッツが近づいてきたかな、というのが本音というか、自分の心の気持ちです。

修造: 今、4回転ルッツは、自分にとって、どんな存在になれてます?

ゆづ: まあ、でも、皆(4回転ジャンプは)、友達なんですけど・・・たぶん。言ってみたら、わりとまあ・・・サルコウとかね。なんか、仲良くし始めたら、ちょっと犬猿になってきたりとかするやつもいたり(笑) トウループは、コソッとやってくれるタイプだったりとかね・・・いろいろあるんだけど、ルッツは、まだ気まぐれですね。

修造: 気まぐれタイプ?

ゆづ: うん。調子いい時はすり寄ってきて、調子悪いときは、バイバーイという感じなんで(笑)、まだ、なんか・・・なんか、持ちつ持たれつみたいな感じの関係です。ギクシャクしてます(笑)


「羽生結弦は、アスリートとしては、際立ってメディアジェニックな存在」といっている人がいましたが、こういうやりとりを見ると、全くその通りだと実感します。誰もしなかったジャンプの擬人化で、今の自分とジャンプの関係を、サラッとわかりやすく説明してのける結弦くんの言葉選びのセンスは、とてもアスリートとは思えません。本当に何から何まで規格外のお人ですね。ところで、ループについての言及がなかったですが、結弦くんにとって、ループはどんな存在なのかしら?

さっそく、フモフモさんがこんなツィートを。


なお、フモフモさんは、あとから「4Fは後輩の彼女」に訂正されていました(笑)


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テーマ : フィギュアスケート - ジャンル : スポーツ

2017/10/24 11:25 | グランプリシリーズCOMMENT(4)TRACKBACK(0)  TOP

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