「応援ブック」と「通信」を比較した感想/2017年10月の読書メーター

もう11月も1ヶ月を切ってしまったので、10月の読書メーターをUPしときます。
試合がなくても、結弦くんの話題は途切れることがないので、タイムリーな方を優先すると、読書メーターは後回しになってしまいました。
読書メーターの前に、「応援ブック」と「通信」について感じたことをメモしておきます。


  


とりあえず感じるのは、「通信」さんの不遇さですね。路線変更を余儀なくされた「通信」ですが、「応援ブック」に限らず、他の雑誌は、今でも堂々とゆづまみれ(笑) なんで「通信」だけ・・・と思いますが、まあ目立ちすぎたんでしょうね。

同じロステレ特集で、サイズ、価格、ページ数もほぼ同じの「応援ブック」と「通信25」を比較してみます。

アマゾンレビューの評価は、「応援ブック」の方が上です。これは、ゆづ成分が圧倒的に「応援ブック」の方が多いからだと思われます。怪我でなかなか書店に行けなかったのですが、遅ればせながらリアル書店でチェックした感想としては、量の「応援ブック」、質の「通信」・・・といったところでした。質というのは、写真のセレクトと画質です。

先日、CSの日テレプラスで、カメラマンの田中さんのインタ番組がありました。そのとき田中さんが、「スケーターは、ジャンプやスピンの写真をいやがる」と言ってました。理由は顔が綺麗じゃないから。特に女子スケーターは、歪んだ顔の写真なんて嫌でしょう。だから田中さんはジャンプやスピンの写真はあまりとらないし、とっても表には出さないといってました。

私も以前から感じていたことですが、老舗のスケート誌は、男女問わずジャンプ写真をほとんど載せません。特に、「ワールドフィギュアスケート」でジャンプ写真を、私は一度も見たことがありません。さすが老舗の代名詞であるWFSは、そのあたりをよく心得てるんだなと感心します。

で、「応援ブック」ですが、以前から顔が歪んだジャンプ写真が多い雑誌です。同じような路線でも「通信」はジャンプ写真が、まったくないとはいいませんが、少ないのです。「memorial」のジャンプ写真は、ほとんどの場合連続写真なので、少し扱いが違うかと思います。

で、ゆづまみれだった最新号の「応援ブック」は、画質も写真のセレクトも、そのあたりの改善が見られませんでした。そういった点に、スケーターへの出版社の姿勢がわかると思います。アマゾンのレビュー評価は、「通信24」への失望の反動か、「応援ブック」の「量」を過大評価しすぎかと。「応援ブック」の、あの写真のクオリティのわりに、評価が高すぎではないかな。

「通信24」の路線変更について電話で問い合わせをしたとき、担当さんに「量を増やせないなら、質で勝負してほしい。羽生選手以外なら、日本人選手でなく、ビジュアルの良い海外選手を中心に」と要望しました。今回の「通信25」はそのときの要望が反映されていて嬉しく思います(同じような要望が多かったのだろうと思いますが)。画質と写真のセレクトは、同時期発売の「応援ブック」より上です。担当さん、量も今回はかなり頑張ってくれたと思います。最初から55ぺージまでが羽生選手ですが、少しページを飛んで、表彰式諸々で10ページプラスされ、合計65ページほどありました。

通信も、路線変更で売上はだいぶ下がったでしょう。でも、今回くらい頑張ってくれるなら・・・ですが、今後も通信買ってもいいかなと思いました。というわけで、ロステレ特集の 「応援ブック」と「通信」を比較して、私は今回は「通信」の方を買いました。


では、10月の読書メーターです。

スケート誌4冊、BLコミック3冊、一般書1冊、スポーツ雑誌1冊、アスリートペーパー1冊


10月の読書メーター
読んだ本の数:10
読んだページ数:496
ナイス数:98

Number(ナンバー)937号 秋競馬GI頂上決戦 最強は俺たちだ。 (Sports Graphic Number(スポーツ・グラフィック ナンバー))Number(ナンバー)937号 秋競馬GI頂上決戦 最強は俺たちだ。 (Sports Graphic Number(スポーツ・グラフィック ナンバー))感想
★★★☆☆ 電子書籍(BOOK放題)で。競馬は興味がないので特集はスルー。桑田真澄の「これが僕のドラフトのすべてです」と野口美恵さんの「現世界王者として臨む五輪。羽生のコーチが戦略を語る」だけ読んだ。「桑田、巨人電撃入団の真相を語る」といった内容で、「自己弁護」ととる人もいるかもしれないが、私はけっこう真実味を感じた。結局は、球団の椅子取りゲームの「駒」に過ぎないと悟っていたか否かが清原との違いだったのかなと思う。オーサーの「練習は貯蓄できる」・・・よい練習を積んで本番までにたくさん貯蓄しておいてほしい
読了日:10月14日 著者:
【Amazon.co.jp限定】飴色パラドックス (4) 描き下ろし8Pまんがリーフレット付 (ディアプラス・コミックス)【Amazon.co.jp限定】飴色パラドックス (4) 描き下ろし8Pまんがリーフレット付 (ディアプラス・コミックス)感想
★★★★☆ カメラマン×雑誌記者。”喧嘩するほど仲がいい”の見本のようなケンカップル。恐喝の現場を録音したボイスレコーダーを渡すとは! あれを握っておいた方が、相手もうかつに手をだせないとなぜ考えなかったのか。あんな子供じみたハッタリに引っかかるなんて、尾上に惚れすぎて判断力が鈍ったか、蕪木(笑) 二人の絆は深まったけど、ちょっと後味の悪い結末だったかな~。尾上に「もうちょっと人を見る目を磨いた方がいい」と言ってたが、印南も男見る目を磨こう(単に趣味が悪いのか?)。リーフレットはチビ蕪木とチビ尾上が可愛い
読了日:10月14日 著者:夏目 イサク
酔いどれ恋をせず(1) (ディアプラス・コミックス)酔いどれ恋をせず(1) (ディアプラス・コミックス)感想
★★★★☆ 料理人(蕎麦職人)×唎酒師。水澄は、失業した憂さ晴らしに飲み屋でナンパしてワンナイトラブを楽しんだ男と再会。セックスの相性が抜群だった男・楯野川は、料理の味もストレートど真ん中。彼が経営する店で雇ってもらい、同居もすることになるが・・・。さすがあおいさん、エロいです! 楯野川がすごくクールなのに、水澄とするときだけは、人が変わったように性獣になるギャップもいい。水澄の「恋をしたくない」というトラウマの原因になった同級生の出現で一波乱あるかな? 2巻目も楽しみ ペーパー付 
読了日:10月15日 著者:橋本 あおい
BARBARITIES  II (ビーボーイコミックスデラックス)BARBARITIES II (ビーボーイコミックスデラックス)感想
★★★★★ テハナ出身子爵×ロライン司法卿。面白かった! ロライン国が舞台で、テハナ、タンセという2つの国が絡む歴史ものファンタジー。ジュエル(司法卿)が堅物のオッサンなのに可愛いのだ。老若男女にモテモテのアダムがジュエルに堕ちて振り回されているのがツボ。脇カップルのジル×ルイスの下克上大人カップルも美味しいし、クリストファー×ルカの子供カップルも可愛い萌え。問題はヒール役のサイモン! ジュエルの命を狙ってる。アダムがどうジュエルを守るか。周囲もお似合いと祝福?してる二人の3巻目が楽しみです。P付
読了日:10月18日 著者:鈴木 ツタ
フィギュア・スケーターズ7 FIGURE SKATERS Vol.7フィギュア・スケーターズ7 FIGURE SKATERS Vol.7感想
★★★★★ 表紙と裏表紙も含めると82P。プラス折込両面ピンナップ2枚付き。内訳は、ハビ単独2P、真凛ちゃん単独6P、町田さん単独2P、ジャパンオープン1Pだけがゆづ成分がない。ゆづハビ仲良しページが7Pあり。それ以外は全部ゆづ単独ページ。オータムクラシックと、2015-2016シーズンの「SEIMEI」振り返り。和プロの原点として「花になれ」振り返り。ページを開くと、美しい「SEIMEI」といきなりご対面! ピンナップの1面は、「美しすぎる表紙」で話題になった前号の表紙が2倍の大きさでふたたび(笑)
読了日:10月21日 著者:
Figure Skating Photo Book 2017-2018 (玄光社MOOK)Figure Skating Photo Book 2017-2018 (玄光社MOOK)感想
★★★★★ 発売の出版社サイトでA5変型判となっていたので小さい?と思ってたら、普通のA4サイズだった(今はサイトもA4に訂正されてる)。紙質・画質ともによく、全体の7割程度が羽生選手。見たことある写真も多いが、ファンなら買って後悔はないのでは。購入の決め手はカバー裏の白鳥さんの破壊力でした(笑) 小塚さんの五輪展望はファンにとっては目新しさはあまりない。もう少し殻を破ってほしいが…無理かな。陰陽師の橋本さんて、誰?(笑) 他の日本人選手は12ページ、海外選手は10ページ。白鳥さんのお写真はどれも素敵です
読了日:10月21日 著者:
BL進化論 ボーイズラブが社会を動かすBL進化論 ボーイズラブが社会を動かす感想
★★★★☆ 図書館本。「俺たちのBL論」が男からみたBL考だとすれば、これはレスビアン女性のジェンダー的な立場からみたBL論。森茉莉をBLの始祖とし、バッドエンドがデフォだったJUNE時代、定型BL時代(ハピエンであっても、まだホモフォビア・ミソジニーが匂う時代)を経て、今の進化したBLへと至るBL史は読みごたえがある。BLは家父長制社会&異性愛規範社会による女性への抑圧からの逃避の文化でもあるという視点は、「俺たちのBL論」の「女の特性・窮屈さを嫌う女性がBLに走りやすい」に少し重なるものがあるかも
読了日:10月23日 著者:溝口彰子
フィギュアスケート日本代表2017メモリアル (SJセレクトムック)フィギュアスケート日本代表2017メモリアル (SJセレクトムック)感想
★★★☆☆ 図書館本。羽生選手の頁は表紙以外で20ページあり。トロント共同会見、単独会見、オーサー&トレイシー&シェイのインタ、最後に城田さんのコラム。共同会見やオーサーら3人のインタは「マガジン」と同じなので、「マガジン」購入者にとって有用なのは、単独インタ2ページと城田さんの4ページだけという印象。フォトセッションの写真はGOOD。特にカメラをもつポーズの写真がお気に入り。いつも通り、羽生選手の部分だけ読了

読了日:10月24日 著者:
Sportiva 羽生結弦 いざ、決戦のシーズン(集英社ムック)Sportiva 羽生結弦 いざ、決戦のシーズン(集英社ムック)感想
★★★★★ 表紙裏表紙合わせて57ページが羽生選手(全100ページ)。テキスト部分はオータムとトロントの単独インタ。単独インタでは、今シーズン再演を選んだ理由について語っている。あとは本田さんの羽生評。写真はオータム、トロント公開練習、フォトセッション、ファンタジーオンアイス。シンプルな練習着姿の美しいこと。猫耳やプーさん耳写真に萌えまくり。フォトセッションでは野球のバットを振る8枚の連続写真はなかなか見れないショットで貴重。上目使いの1枚も可愛いすぎる。羽生選手の部分と女子選手の部分のみ読了
読了日:10月25日 著者:集英社
アスリートテレビ VOL.020 2017年10月16日号アスリートテレビ VOL.020 2017年10月16日号感想
★★★★☆ 東京ニュース通信社のサイトでは瞬時にソールドアウト。再販はないということで諦めていたら、ツイで「日本生命にある」という情報が! 幸い日生の保険に入っていたので、担当さんに連絡したら届けてくれた。「稀代の表現者」というタイトルがいい。中の記事はさほど目新しいことはない。8つ折りで、広げると、A1サイズの特大ポスターになっている
読了日:10月31日 著者:東京ニュース通信社

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テーマ : フィギュアスケート - ジャンル : スポーツ

2017/11/21 12:55 | 読書メーターCOMMENT(2)TRACKBACK(0)  TOP

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