「連盟は羽生の怪我を丸投げ」VS「連盟が羽生連覇を全力サポート」
羽生ファンにとっては、今年はすでに終了ムードが漂っていることと思いますが、結弦くん関連の話題は尽きることがありません。NHK杯やファイナルに出場できなくなっても、全日本を棄権しようとも、結弦くん関連の本や商品は発売され続け、売れ続けています。結弦くんと会えない日が長期化しても、いや会えないからこそ・・・彼を求める気持ちが、購買欲をさらに加速させるのかもしれません。
でも、こんなアスリート、今までいただろうか? 彼以外、私には記憶がありません。
さて・・・まず、サンスポの記事から。
スケート連盟は羽生のけがを“丸投げ”状態…一緒に最善策を考えることが仕事では(20171220 サンスポ)
■12月20日 「本当に羽生のことを考えるなら、早く内定を出し平昌に送り出してはどうか」と11月14日の小欄で書いた。その5日前のフィギュアスケートNHK杯公式練習で転倒し右足首を痛めた羽生結弦が、五輪代表最終選考会の全日本選手権(21~24日)を欠場することが決まった。過去の実績で五輪代表は確実だが、内定はまだ出ていない。
この間、羽生は氷上での練習はできないまま治療とリハビリを続け、全日本で代表を勝ち取るという望みはぎりぎりまで持ち続けたようだ。しかし、けがの3日後に医師から「10日間は絶対安静」を告げられた重傷で、無理をすればするほど治りが遅れる可能性もあった。
「全日本は最初から無理筋。金を狙う選手なのにスケート連盟は羽生と意思の疎通ができていたのか…」とある関係者は指摘する。フィギュアはそれぞれ専属のプロコーチがいて、トップ選手はトレーナーや振付師も自前で契約している。連盟は月々の強化費は支給していても、なかなか口出しはできず“丸投げ”状態という。
しかし、五輪代表を決めるのは連盟だ。こんなときこそ選手の立場に立ち、いち早くけがの状態を見極め羽生と一緒に最善策を考えることが仕事ではなかったのか。口を出す代わりにアフターケアに責任をもち、その上で「全日本はいいから、五輪までに立て直して…」と内定を出せば安心して治療に専念できたろう。
男子はもう1人、宇野昌磨の代表入りが濃厚。全日本は残り1枠をめぐる激戦で羽生の穴はうまりそうだが、今回のようなことは今後も起こりえる。選手を育てるのはプロ(インストラクター協会)、選ぶのは連盟ではなく一体となった対応が望まれる。 (今村忠)
一方、同じく20日付けのスポーツ報知の紙面で、サンスポの記事に対抗(?)するかのようなこんな記事が・・・。
連盟が羽生連覇を全力サポート(20171220 スポーツ報知)
フィギュア男子 伊東委員長約束
フィギュアスケート男子でソチ五輪金メダリストで、11月9日に右足首を負傷した羽生結弦(23)=ANA=が平昌五輪代表選考会を兼ねる全日本選手権(21~24日、東京・調布市武蔵野の森総合スポーツセンター)を欠場することを受けて、日本スケート連盟の伊東秀仁フィギュア委員長が19っ日、都内で取材に応じた。
羽生は、世界ランク1位などの実績で五輪出場は確実となっており「まずはけがを治さないといけない。(連盟側としては)彼を見守っていきたい」と話した。平昌五輪までの残り2か月は「彼と密に連絡を取り合っていきたい」と言い、男子66年ぶりとなる五輪連覇へ手厚くサポートしていく。
「”約束”って誰に? チームハニュウに? 羽生ファンに? それともマスコミに?」と突っ込みたくなる記事ですが、サポート云々はさておき・・・少なくとも、「発表は全日本終了までできないが、”羽生結弦を五輪代表に選ぶ”ことは”約束”した」といえる談話でしょう。そういう意味では、意味のある記事かもしれません。
女子シングルの絶対女王・メドベージェワ選手も、ナショナルを欠場するそうです。
メドベージェワ、ロシア選手権欠場に海外反響 米記者は女王の決断支持「賢明な措置」(20171220 THE ANSWER)
右足負傷で無念の欠場…海外も続々報道「メドベージェワがロシア選手権から離脱」
フィギュアスケートのエフゲニア・メドベージェワ(ロシア)が右足の負傷により、ロシア選手権(21日開幕)の欠場を発表した。来年2月の平昌五輪で金メダル最有力と目される世界女王の棄権を受け、海外メディアや記者も注目。「彼女の最終的な目標はオリンピック」などと報じ、反響を呼んでいる。
ロシアスケート連盟は19日、「世界選手権と欧州チャンピオンのエフゲニー・メドベージェワは、サンクトペテルブルクでのロシア選手権で演技しない」と欠場を発表。米テレビ局「NBCスポーツ」はグランプリ(GP)ファイナルを辞退していたことに触れながら、「メドベージェワは骨折や以前から不定期に感じていた痛みからの復帰を早まらないよう忠告されていた」と今回の決断に至った背景を紹介している。
また、記事では代表選考については「ここ2年間、無敗を維持している18歳の絶対王者は五輪出場の招集を決定的なものとしている」とし、実績から平昌五輪は救済措置で出場する可能性が高いことを示唆している。
20年以上フィギュア界に携わってきたジャッキー・ウォン記者も、「エフゲニア・メドベージェワがロシア選手権から離脱」と自身のツイッターで世界選手権2連覇中の女王が欠場を選んだことを速報。そして、「賢明な措置だ。彼女の最終目標は五輪なのだから」と五輪を見据えた判断を支持した。
メドベージェワは11月のグランプリ(GP)シリーズ第4戦・NHK杯後にMRI検査を受けた結果、右足中足骨のヒビが発覚。当初はGPファイナルで復帰を目指すも、欠場していた。五輪選考会を兼ねるロシア選手権も欠場となるが、メドベージェワは練習を続けており、来年1月の欧州選手権での復帰に照準を合わせるという。
平昌五輪まで残り1か月弱。一日も早い回復を願いたい。
メドベは、ギブスがとれたのが1週間前だそうです。リハビリもあるし、とても国内選手権には間に合いませんものね。彼女も一番大事なのは平昌五輪です。ユーロに照準を合わせるとのことですが、彼女くらいになれば試合勘も関係ないでしょうし、無理せず、平昌五輪にむけて調整してほしいですね。ユーロ欠場したって、メドベが代表になるのは確実でしょうから。
12月21日発売の「フィギュアスケート日本男子ファンブック Quadruple」の結弦くん部分の見開きページは、アフロのこの写真を使っていますね。しかし、平昌後、結弦くんが現役を続行して、ハビもミーシャも引退したら、結弦くんのエスコートは誰がしてくれるのだろうか・・・。
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2017/12/21 12:00 | 全日本・チャンピンシップ(2017-2018) | COMMENT(4) | TRACKBACK(0) TOP