”聖地”の宮司が語る羽生結弦「晴明さんになりきっている」
昨日、NYタイムズをとりあげた「THE PAGE」の記事を紹介しましたが、同様の記事が「THE ANSWER」にもあったので、ついでにそちらも紹介します。少し視点が違うので。
羽生結弦は「私を導く光」 復活待たれるソチ五輪王者に米紙注目、熱狂的ファンの声も(20170105 THE ANSWER)
NYタイムズ紙は「史上最高のスケーター」「氷上のマイケル・ジャクソン」と表現
フィギュアスケートの羽生結弦(ANA)は右足首の負傷により、グランプリ(GP)ファイナル、全日本選手権を欠場する苦しい決断を強いられたが、平昌五輪の代表メンバーに選出された。4年に一度の祭典の開幕を1か月後に控え、米紙「ニューヨーク・タイムズ」が66年ぶりの連覇を狙うソチ五輪王者を特集。GPシリーズのNHK杯欠場で落胆に包まれたファンにとって「彼は私を導く光」と心の支えになっていることを紹介した。
ソチ五輪金メダリストには、世界も熱い視線を送っている。
ニューヨーク・タイムズ紙は、「史上最高のスケーターは、くまのプーさんに囲まれた氷上のマイケル・ジャクソン」と見出しを打って羽生をフォーカス。羽生の演技後にはディズニーキャラクター「くまのプーさん」のぬいぐるみが投げ込まれてリンクが黄色く染まるなどプーさんが代名詞となっていることに触れつつ、20年以上フィギュア界に携わってきたジャッキー・ウォン記者が、羽生の演技を全盛期のマイケル・ジャクソンになぞらえて表現したことなどを伝えている。
羽生は昨年10月のGPシリーズ初戦でネイサン・チェン(米国)に次ぐ2位。続いて予定していた11月のNHK杯の前日練習中に右足首を負傷して大会を棄権した。12月のGPファイナル、全日本選手権も欠場を余儀なくされ、氷上での練習再開まで時間を要したことに言及した上で、平昌五輪に向けた不安についても触れている。
中国から日本へ引っ越すファンも…「なぜなら、ここが彼の母国だからよ」
一方、記事では熱狂的なファンの声も紹介している。
大阪国際空港に勤務する中国出身の28歳女性は、羽生を応援するために昨年7月に母国から日本へ引っ越し。羽生が大ファンであるプーさんのキーチェーンを財布につけているという彼女は、なぜ異国の地まで足を運んだかに関して、「なぜなら、ここが彼の母国だからよ。なんで彼があんなにも完璧な人間になったのか、その理由が分かるかもしれない」と話したという。
また記事では、神戸の「弓弦羽神社」を多くのファンが訪れていることにも触れている。
「ファンたちは電車に乗って、神戸の神社に祈願のため参拝に訪れている。なぜなら、この神社の名前は、ユヅルハ神社と言い、ハニュウの名前を彷彿とさせるからだ。ファンが彼への思いを絵馬に書くための場所として、人気の地となった。数百の絵馬が神社にはある」
なかでも、中国出身の18歳学生は、羽生の存在が困難を感じる瞬間に支えになってきたと語ったという。
「彼は私を導く光なの」
66年ぶりの連覇が懸かる平昌のリンクで復活を遂げ、最高の笑顔が輝くことを日本のみならず、世界中のファンが願っている。
中国のゆづファンはとても熱心です。ある意味、けっこう人目を気にする人が多い日本のゆづファンより純粋なのじゃないかと思うときがあります。ゆづ砂漠のときでさえ、P&Gだ、ファイテンだ、東京西川だ、ロッテだ、写真展だと、なんだかんだ潤いをもらえる日本のファンは、海外ファンと比べてとても恵まれてる。にも拘わらず、日本人に負けない熱量で、結弦くんを応援してくれる海外ファンには、本当に頭が下がります。
なぜなら、ここが彼の母国だからよ。なんで彼があんなにも完璧な人間になったのか、その理由が分かるかもしれない・・・一般的には反日といわれる中国のファンに、ここまで言わせる羽生結弦。彼は、日本人のイメージアップにとても貢献している。国際親善大使に任命したい(笑)
彼は私を導く光なの・・・結弦くんが心の支え、希望の光になっているのは、もう日本人だけじゃないのよね。「導く光」・・・結弦くん、あなたはもう教祖になれるレベルだわ(笑)
さて、NYタイムズでも紹介された弓弦羽神社と、晴明神社の「宮司さんが語った羽生結弦」の記事もありました。
羽生の“聖地”晴明神社・弓弦羽神社、宮司が激白「身も心も晴明さんになりきっている」 (20180105 ZAKZAK)
右足首の故障で最終選考会の全日本選手権(昨年12月=東京都調布市)を欠場したものの、2014年ソチ五輪金メダルなど抜群の実績から今年2月の平昌冬季五輪代表に選出された男子フィギュアスケートの羽生結弦(23)=ANA。“ぶっつけ本番”で臨む五輪での奇跡の復活を願い、京都市の晴明神社(せいめいじんじゃ)など羽生ゆかりのスポットには、日本国内はもちろん台湾、中国、欧州など世界中からファンが殺到。絵馬を奉納するなど、熱いパワーが集結している。(飯田絵美)
羽生は昨年11月9日、「NHK杯」(大阪)の公式練習中に右足関節外側靱帯(じんたい)損傷の大けがを負い、全日本選手権を欠場。
「今後は一日も早くベストな状態で練習に専念できるよう、頑張りたいと思います」とコメントを発表したが、不安は拭えない。男子フィギュアのシングルで66年ぶりとなる五輪連覇に“黄信号”がともる中、世界中のファンが祈りをささげる場所がある。そのひとつが晴明神社だ。
2015年7月2日、フリーで平安時代の陰陽師(おんみょうじ)の安倍晴明(あべのせいめい)をテーマにした「SEIMEI」を演じるにあたって、羽生が初参拝。「僕が踊っていいのか恐れ多いのですが、どうぞお許しください」と神妙な面持ちで祈った。
山口琢也宮司(57)は「歴史的なことはご存じない、スポーツのみをやる方なのだろうと想像していましたが、お会いしてみると、御祭神の安倍晴明公について本当によく勉強をされていて、時代背景についてもご存じでした」と明かす。事前に独学で安倍晴明について学んでいた羽生に驚いたという。
さらに、真摯に銅像や掛け軸を見学する姿に、「謙虚に学ぶ姿勢からは、私自身も学ぶものがありました。『表層だけをなぞるのではない。その奥からしっかり押さえる』ことを、若い羽生選手から教えていただきました」と絶賛。
その後、羽生の「SEIMEI」を見た同宮司は、「まるで、神としての晴明公が羽生選手に降りてくるようなイメージ。すっかり身も心も晴明さんになりきっている、そんな印象を受けました。あの表情には鬼気迫るものがありました」と太鼓判を押した。
羽生は参拝した際、同神社にある樹齢推定300年のご神木の楠(くすのき)から霊気を感じ取ったようで、その楠に3度も抱きつき生命のパワーを受け取ったという。
平昌五輪に臨む今季、2シーズンぶりにフリーに「SEIMEI」を選んだ。昨年6月4日、その決意を伝えるため同神社を再訪。「『日頃の持てる力を、100%発揮できますように』とお祈りいたしました。それができれば、後で付いてくる結果は、すべて羽生選手のものやと思います。ここから念を送りたいです」と同宮司はエールを送った。
一方、神戸市の弓弦羽(ゆづるは)神社も“聖地”のひとつだ。ジュニア時代に名称にちなんでファンからお守りや絵馬を贈られたのを機に、2010年11月に初めて参拝。それ以来、東日本大震災後の11年7月と15年7月にも再訪。昨年6月にも祈願と絵馬奉納を行い、羽生の母の由美さんが同神社のお守り「勝守」を複数買い求めたという。
澤田政泰宮司(63)は「羽生選手のファンが数多くいらっしゃいます。奉納された絵馬の7割は、羽生選手に関連する内容です」と明かす。実際、羽生自身が奉納した絵馬の周りには、ファンの絵馬が山盛りだった。
両神社では、世界中のファンが羽生のために祈りをささげている。平昌五輪まであと1カ月。完全復活を祈る声が、1994年12月生まれで“年男”を迎えた羽生の原動力になる。
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2018/01/06 10:30 | 羽生結弦ゆかりの地 | COMMENT(2) | TRACKBACK(0) TOP