日テレ「絶対に勝ってやる!」の感想

皆さんすでに御覧になってるかと思いますが、日本テレビで「絶対に勝ってやる! 羽生結弦 自分への挑戦」が放送されました。うっかり見落とした方のために、再放送予定です。

再放送 1月21日(日) 11:00~ BS日テレ

変な煽りもなく、落ち着いたナレーション。
結弦くんの挑戦の歴史が綴られた良番組だったと思います。
これも、everyなどを通じての、日本テレビとの良好な関係があるからこそでしょう。

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オリンピックは2度目ですが、初めて臨む気持ちでいます。
2連覇へのプレッシャーもありますし、誰よりも自分自身が一番期待しています。

私が怪我をしている間に、たくさんの方がメッセージをくれました。

そのたくさんの思いと、自分の中でずっと抱えてきた思いを重ねて、
一生懸命、全力で、最高の『羽生結弦』になれるように努力していきます。



番組について、私などがどうこう言うより、フモフモ編集長が素敵なコラムを書いてくださっているので、そちらを読んでください(他力本願) 
→ http://blog.livedoor.jp/vitaminw/archives/53265867.html

フモフモ編集長のコラムのこの部分に特に共感しました。

ちょうど同じ日、別の番組では体操の内村航平さんを追いかけていました。内村さんは怪我もあって世界選手権の連覇が途切れたあとのシーズンです。しかし、内村さんは戻ってくるだけでなく、さらに高みを「相変わらず」目指していました。

自分を「体操クソ馬鹿野郎」と呼び、「引くぐらい体操のことを考えている」とする内村さんは、自分のいない世界選手権を戦ったライバルをしっかりと分析していました。今のルールではDスコア(難度)以上にEスコア(出来栄え)が重要であることを理解したうえで、自分はH難度の新技に挑んでいました。内村さんが目指したものは「難しいことを精度高くやる、そして勝つ」という美学。「美しい体操」です。

世界の頂点に立ち、人類の先頭に立ったふたりは、期せずして同じようなものを目指して、歩みをつづけていました。より高みへ。ただ勝ち負けするのではなく、すべてを押し上げていくような挑戦。みなが踊り場にいるときに階段を作り、できあがった階段を後ろから駆けてくるライバルを次の踊り場で迎え討つ。そうやって競技は、ジャンルは、発展していくのだとでも言うように。

内村さんは「あのケガは今となってはプラスになっている」にこやかに語り、「逆襲とかリベンジではなくお待たせって感じですかね」と今季に意欲を燃やして締めくくりました。きっとこれは「一番」が通る道なのでしょう。他人が期待するもの、自分自身が期待するもの、それにしっかりと応えてこそ「一番」の選手。「お待たせ」と言えるような形で、帰ってきてほしい。



内村さんが目指したものは「難しいことを精度高くやる、そして勝つ」という美学・・・結弦くんと内村さん、トップオブトップの2人はとても似ているのです。超一流のアスリートには共通点が多い。そういえば、伊調馨さんも、全く同じ、求道者タイプのアスリート。伊調さんと結弦くんの共通点について記事にしたことがあります。 → 羽生結弦選手 「成功の遺伝子」にみる伊調馨選手との共通点

結弦くんがどれほど究極の理想の演技を目指しても、他の選手と、PCSもGOEもそれほど差がつかないのが現実です。ジャッジシステムが崩壊している。今は、クワドを跳ぶ前にステップを入れる要件をみたしていなくても、それなりのGOEがつく。完璧な踏切をしていなくても、見逃してもらえることも多い。それでいいなら、結弦くんのクワドはもっと成功率が上がるでしょう。とことん音楽との調和にこだわっても、つなぎが薄く音楽がBGM状態でも、PCSの差はそれほどあるわけではない。でも、それでも、あくまでも自分の「スケート美学」にこだわる。守りに入っても勝てるのはわかっていても、そういう楽な道を選ばない。あえて挑戦する道を歩んでいる。それが、トップオブトップである自分の使命だという信念があるからです。

あのケガは今となってはプラスになっている・・・結弦くんも、怪我をするたびに大きくなっていった人。羽生結弦は転んでもタダでは起きない。五輪前にこれだけの怪我をしても、今だに金メダルの最有力候補であるのは、メディアもファンも、「逆境のときこそ底力をみせる羽生結弦」の姿を何度も目撃してきたからにほかなりません。


そして、この番組の中では、こんな新発見も。
イメージ的に、結弦くんは「お父さん」と呼んでいるのだろうと多くのファンが思っていたでしょう。実は「パパ」と呼んでいたらしい件。

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<感想>の下のところ、「パパにおととい怒れて、3Aをあまりパンクしないようにしたら」って書いてある。
パパ・・・結弦くんがパパ!!
キャーッと萌え萌えしたファンも多いのではないでしょうか(笑)
このノートは中学生くらいときのものなので、23歳になった今もそう呼んでいるかどうかはわからないけど、中学生の結弦くんの素顔をかいま見れる貴重な映像でした。


そして、もうひとつ。ゆづファンのリサーチ力のすごさがここに(笑)
結弦くんの愛用のペンケースのブランドが判明?



 ← アマゾンサイトへ。

アマゾンのサイトで仕様が詳しくわかります。
ペンケースとしては少し高いけど、使いやすそう。

また、このペンケースが突然売れ出したりするのかしら。
吉田カバンさんは「なにがあったの???」とびっくりするでしょうね(笑)


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テーマ : フィギュアスケート - ジャンル : スポーツ

2018/01/15 10:55 | テレビ番組・コラム(2017-2018)COMMENT(2)TRACKBACK(0)  TOP

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