羽生選手「氷上練習再開」について思うこと
まず、「氷上練習再開」についてのニュース記事をいくつか追加。
羽生、平昌で金へ再始動 1月上旬から氷上練習(20180117 中日スポーツ)
右足首のけがで昨年11月のグランプリシリーズ第4戦NHK杯(大阪)、12月の全日本選手権(東京・調布)を欠場し、2月の平昌五輪にぶっつけ本番で臨むフィギュアスケート男子世界王者の羽生結弦(23)=ANA=が、約1週間前の今月上旬から練習拠点のカナダ・トロントで氷上練習を再開した。日本スケート連盟の小林芳子フィギュア強化部長(62)が16日、明らかにした。
小林強化部長によると、15日までに羽生陣営と連絡を取って最近の状態を確認。「本人が努力し、気持ちを切らさなかったことでここまで来られた」と話した。12月下旬の時点でスケート靴を履き、氷の感触を確かめ始めていたが、年が変わり、五輪開幕まであと1カ月というタイミングで本格練習へ歩を進めた。
同強化部長は「本人を焦らせたくないので、練習内容は控えさせていただきたい」と、ジャンプの難易度など詳細は明らかにしなかったが、「集中力のある選手なので平昌までしっかり調整してほしい」と期待。また、「すごく明るい話をした」と言い、前向きな話題もあったようだ。
羽生は、今月11日に東京都内であった表彰式を欠席した代わり、ビデオ映像で「平昌五輪に向け強い気持ちを持って日々過ごしています。これからも努力を重ね、自身を超え続けたいと思います」と前向きにコメント。66年ぶりの連覇が懸かる男子のショートプログラム(SP)は2月16日だが、険しい「ビクトリーロード」をどう切り開いていくか、その実力が試される。
羽生結弦14年劇的復活再び!1週間前から本格練習(20180117 日刊スポーツ)
2月の平昌五輪(ピョンチャンオリンピック)で右足首のけがから復活を目指すフィギュアスケート男子の羽生結弦(23=ANA)が、約1週間前から氷上での本格的な練習を再開した。16日、日本スケート連盟の小林芳子フィギュア強化部長が明らかにした。回復具合など詳細は伏せられたが、66年ぶりの連覇を狙う五輪に向けて1歩前進だ。同連盟の橋本聖子会長も、全面サポートを約束した。
―(他紙と重なる内容のため中略)―
昨年11月9日に右足関節外側靱帯(じんたい)損傷のけがを負って以来、2カ月練習から遠ざかった。残り3週間で演技が出来る状態に戻れるか。ここで生きてくるのが経験だ。羽生はこれまで何度も持ち前の集中力と気力でけがを乗り越えてきた。14年11月のグランプリ(GP)シリーズ中国杯の練習で他選手とぶつかり、頭部裂傷などで2~3週間安静と診断されたが、8日後に氷上練習を再開、20日後のNHK杯に出場した。同12月のGPファイナルでは圧勝で2連覇。その年末には腹部の手術を受け、15年1月には歩けないほどの右足首捻挫を負ったが、約1カ月後の世界選手権では銀メダルを獲得した。11日に発表した「平昌五輪に向け、強い気持ちを持って日々過ごしています。これからも努力を重ね、自身を超え続けたいと思います」の言葉通り、勝利を信じて調整を続ける。
そんな羽生に対し、日本連盟の橋本会長も「さらに最高のパフォーマンスができるようにサポートしていかないと」と全面サポートを約束した。羽生結弦の復活へ、少しずつ光が差してきた。【高場泉穂】
羽生、五輪連覇へ急ピッチ!1週間前から氷上練習再開/フィギュア(20180117 サンスポ)
右足首の負傷からの復帰を目指し、平昌五輪のフィギュアスケート男子で66年ぶりの連覇を狙う羽生結弦(23)=ANA=が約1週間前に練習を再開したことが16日、明らかになった。羽生サイドと連絡を取った日本スケート連盟の小林芳子強化部長(62)が、理事会後に明かした。負傷から2カ月ぶりの氷上練習再開。五輪での完全復活へ、期待は膨らむ。
刻一刻と迫る平昌五輪の開幕。連覇を狙う羽生が、負傷からの復帰ロードを一歩進んだ。
理事会後に取材に応じた小林強化部長は、羽生の現状について「1週間ほど前から練習を始めた」と明かした。前日15日に羽生の家族と連絡を取り、拠点を置くカナダ・トロントでの状態を把握したという。ただ、詳細な練習内容については「伏せさせていただきたい」と公表を避けた。
羽生は昨年12月下旬の時点では氷に乗って感触を確かめた程度だった。同11月9日のNHK杯の公式練習で転倒し、右足首の靱帯(じんたい)を損傷。腱と骨に炎症が見つかり回復が長引いていたが、約2カ月離れていた氷上練習に戻った。
一般的にフィギュアスケートで負傷明けの選手は、単純に氷上で滑る段階から負傷箇所の状態を探る。1976年インスブルック五輪代表で評論家の佐野稔氏(62)は「仮にジャンプを跳び始めているなら、(平昌五輪へ)心配はいらないだろう」とした上で、「練習を再開して1週間では4回転ジャンプまでは無理だろうが、3回転くらいなら跳んでいてもおかしくない」とみる。(後略)
羽生サイドと連絡を取った・・・別情報によれば、結弦くん本人ではなく、結弦くんのお母さまからの連絡だったようです。そして、小林さんは、お母さまと「すごく明るい話をした」と。
どうやら、結弦くんの超負けず嫌いはお父さまから、あの超ポジティブ思考は、お母さまから受け継いだもののようなんですね。
週刊女性自身 2018年 1/2・1/9合併号 [雑誌]の「シリーズ人間 羽生結弦 『不可能の文字はない!』」の中にこんなくだりがありました。野口美恵さんの話です。
彼の超ポジティブ思考の背景にあるのは、精神的支柱である母・由美さんの存在だ。
「アクシデントが続いた14~15シーズンを振り返ったとき、『すべてのマイナス要素をプラスに考えて、次はこうしたらいいなということを常に考えてきた。それは両親からもらったこの性格のおかげだな』と、語っていました」
そのインタビューには、母・由美さんも同席していた。
「私が『お母さん、プラス思考だものね』というと、隣にいた由美さんが苦笑いをしていましたね。由美さんはひと言でいうと、精神的に強い人。どんなハプニングがあってもめげない人です」
今の状況は「すべてのマイナス要素をプラスに考えて、次はこうしたらいいなということを常に考えてきた」14~15シーズンと同じ。
両親からもらったメンタルの強さで、「最高の羽生結弦」として復活するために、結弦くんは今、頭脳も肉体もフル回転させているはずです。
小林さんが「練習内容は控えさせていただきたい」というのは当たり前で、戦略が大事な五輪前に、手の内をライバルにさらけ出すバカがどこにいるでしょう。
どんなハプニングがあってもめげない人・・・結弦くんがお母さまの子供で本当によかったです(笑)
練習を再開して1週間では4回転ジャンプまでは無理だろうが、3回転くらいなら跳んでいてもおかしくない・・・これは居酒屋さんの言ってることなので、あまりアテにはなりませんが(笑)、宮原さんが10月からジャンプ練習を始めて、スケアメであれだけ戻したのを見たとき、宮原さんの復調もさることながら、怪我療養中だった結弦くんにとっても、これは朗報ではないかと思ったものでした。
宮原さんは、とても好きなスケーターですが、正直、ジャンプの能力は(安定はしているけれど)それほど高い選手ではないと思います。それでも、あの短い期間で、それもジャンプの練習量が通常よりずっと制限されていた中で、あれだけ戻すことができたのです。宮原さんは、怪我療養中も落ち込むことはなかったそうです。前向きであることで道は開けるんですね。
結弦くんは、ジャンプの才能には比類ないものがあります。そう考えれば、普通の選手より、はるかに短い期間で、感覚を戻すことができるはずです。もし気がかりがあるとすれば、体力面でしょうか。
織田さんも、昨年「普通の選手なら4回転を戻すのに1ヶ月かかるけど、羽生選手は3日で戻せる」と言っていました。居酒屋さんより、結弦くんをよく知ってる織田さんの言葉だけに、とても頼もしく感じたものでした。また、オーサーも、「結弦は本格的に練習すると、あっという間にピークになる」みたいなことを、以前言っていたように思います。
また、村上さんも、オーサーと同じような見解です。
村上佳菜子さん 同い年羽生の氷上練習再開に「短期間でもしっかり合わせられる印象がある」 (20180117 スポニチ)
プロフィギュアスケーターの村上佳菜子さん(23)が17日、フィギュアスケート男子の平昌五輪代表・羽生結弦(23=ANA)が約1週間前に氷上練習を再開したことについて、「安心しました」と笑顔をみせた。
羽生とは同い年。「ぶっつけ本番になることが大丈夫か、とよく言われてますが、一緒にやってきた私としては、あまりそこは心配していません。短期間でもしっかり合わせられる印象がある」と語り、「無理をしないで様子をみながら(本番に調子を)合わせていって」とエールを送った。
この日は大阪市内で、スペシャルサポーターに就任したダンスエンターテインメント舞台「バーン・ザ・フロア」(東京公演=5月17〜21日・東急シアターオーブ、大阪公演=5月25日〜28日・フェスティバルホール)の取材会に参加した。
幸い、メインディッシュ(結弦くん本人)には会えなくても、サイドデッシュ(書籍、スポンサー系、ドキュメンタリーなど)は、平昌まで十分あります。それで小腹を満たしながら(笑)、メインディッシュの登場を心待ちにしようではありませんか。
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2018/01/18 09:00 | 平昌オリンピック | COMMENT(5) | TRACKBACK(0) TOP