羽生選手、WS1位で平昌五輪へ&「S☆1」鈴木さんのゆづ技術解説
2013年10月8日に更新されたその日からずっと、現在まで結弦くんは世界ランキング(WS)1位の座を一度も譲り渡していません。
昨日、四大陸選手権の男子シングルの競技会が終わり、ボーヤンが優勝しました。
結弦くんは、世界ランキング1位のまま、平昌五輪に臨むことになりました。
ソチシーズン序盤、2013年10月8日の世界ランクと、平昌オリンピック直前の四大陸を終えた今日の最新世界ランク。怪我あり病気あり手術あり、今期は2試合のみの出場。上位メンバーも大きく変わったこの4年間で羽生さんは一度たりともトップの座を譲らなかった。積み上げてきたものの大きさを改めて実感 pic.twitter.com/t6GfkwDGrt
— 会長 (@caitefoo_hy) 2018年1月27日
今シーズン、ポイントに関わる試合は、オータムクラシックとロステレの2試合のみ。
正直、この四大陸でランキングを抜かされることを覚悟していました。
実力者でも、1シーズンでも休養すると、ガクンとランキングが落ちます。結弦くんは休養じゃないけど、NHK杯とファイナルで与えられたであろうポイントがまるまるゼロになってしまったのは、ランキング的に痛いなと思っていました。
でも、1位を守った。その差は24ポイント。ランキングの1位2位の差は大きな問題ではないとわかっていても、やはり嬉しい。4年以上守り続けた1位の座を落とさずに、ここ一番の大舞台に臨める。これは、ボーヤンに礼をいうべきなのか(笑)
2年連続ワールド銅メダリストになっているボーヤンが、五輪のメダル候補として、マスコミに完全にスルーされてるのが不思議でした。結弦くんが一番評価し、刺激を受けているのは、誰でもない、ボーヤンなんですよね。ボーヤンはスロースターターで、シーズン前半はパッとしないんだけど、後半にはきっちり合わせてくる。だからこその2年連続のワールドメダル。ここでまた、マスコミの見る目の無さが露呈してしまった感じがします。怪我明けなのに300点超え。PBの303.58に迫る得点での優勝。見事でした。
昨晩の2つのニュース番組で、結弦くんがとりあげられていました。
「Going!」と「S☆1」です。「S☆1」の方が評判がいいようです。
私も両方録画したのを、今朝みましたが、同意です。「Going!」はイマイチでした。
「Going!」は先日放送された「絶対に勝ってやる!」の映像を使いまわして、それにプラス、海外記者がオーサーから聞いた言葉をちょこっと紹介してるだけでした(この海外記者の話はネットがソースで、ゆづファンなら知ってる人も多い)。結弦くんが可愛く卵かけご飯を食べてるシーンが入ってたりしたので、他選手のいらない部分だけカットして、一応残してますが。
「S☆1」は鈴木明子さんをゲストに、結弦くんがいかにトータルパッケージで、技術的にすごいことをしてるかを、自ら実演しながら説明してくれたので、とてもわかりやすかったです。カウンターからの3Aがすごいのは知っていたけど、「SEIMEI」の最後のスピンに入る前のトラベリングキャメルがどれだけ難しいか知らなかったので、鈴木さんの解説はとてもためになりました。まとめると・・・。
<鈴木さん実演解説>
羽生選手はジャンプだけじゃない、トータルパッケージの選手。
「さりげなくやりすぎて、難しさがなかなか伝わらない」が、実はメチャクチャ難しいことをしてる
金へ2つの武器として、この2つを例にあげておられました。
①ジャンプに入る動作
羽生選手は、3Aを入れる前にカウンターというターンを入れている。
(カウンター:ターン技の一つ。片足で身体を反転させる)
通常の3Aは右足で滑って、左足に軸足を入れ替えてジャンプする。
ジャンプを跳ぶときは、軸足を替えたときに、力をためる。でないとジャンプを跳べない。
しかし、羽生選手の3Aは、軸足(左)を替えずにターンしてジャンプする。
同じ軸足でターンした直後にジャンプすると、身体がブレ、力がためにくい。
しかし、それをうまくコントロールして跳んでいる。これはスケート技術がないとできない。
これでトリプルアクセルとか、すごい(笑)
②スピンの入り方
遠心力のコントロールがすごい。軸足を変えずにスピンへ入ることができる。
ほとんどの選手は足を入れ換えてスピンに入る。その時の力の移動を利用してスピードを加えてる。
羽生選手は、(足の入れ替えで)力を利用できないので遠心力をコントロールしている。片足のまま遠心力を利用してスピードを加えることができる。そして、この難しい入り方でも、回転スピードも速く、ポジションも美しいので、大きな加点につながっている。
他にもあるのでしょうけど、わかりやすい例として、この2つをあげておられました。
実際、今でも、あのカウンターからの3Aを跳べる選手は結弦くんだけ。
もう、ビールマンスピンみたいに、ゆづるアクセルと名前を冠してもいいレベル。
2014年関ジャニの仕分けに出演していた織田さんが、同じように、結弦くんの3Aがいかに難しいか、実演して説明してくれていました。懐かしい映像ですね。ツイよりお借りします。
昨晩のS☆1あっこちゃん解説を踏まえ、懐かしの2014年11月関ジャニの仕分け∞Sp織田さんによるカウンター3A熱血解説を😊
— gokuri@LotRink🍀 (@gurikonoomake1) 2018年1月28日
(スマホ撮り) pic.twitter.com/d874xcvKpW


テレビガイド2冊買いました。
私、普段はテレビガイドは「月刊スカパー」しか買わないんですが。
デジタルテレビガイド:表紙+折込ピンナップ(SEIMEI)+特集3ページ
テレビガイド:2014-2018羽生結弦BOOK(平昌五輪みどころガイド付き)
テレビガイドで表紙になったのは「デジタルテレビガイド」が初めてかな。
でも、羽生特集そのものは「テレビガイド」の方がよかった。紙質もいいし。
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2018/01/28 15:15 | テレビ番組・コラム(2017-2018) | COMMENT(2) | TRACKBACK(0) TOP