マツコ・デラックスの「バイキング」での見解と「スッキリ」の神特集について

結弦くんの国民栄誉賞授与について、「バイキング」でのマツコさんの発言が物議を醸していますね。
私は、この回の「バイキング」見ていませんが、ネット記事にもなってるので、だいたいの内容は把握できました。

「政治利用が過ぎてないか」マツコ・デラックスが国民栄誉賞授与に苦言(20180305 ライブドアニュース)

5日放送の「バイキング」(フジテレビ系)で、マツコ・デラックスが国民栄誉賞について苦言を呈した。

羽生結弦は2014年のソチオリンピックに続き、今年2月に開催した平昌(ピョンチャン)オリンピックでも金メダルを獲得。男子シングルの世界では、実に66年ぶりとなるオリンピック連覇を成し遂げた。この快挙に対し、安倍晋三首相は、羽生に対する栄誉賞授与を検討するよう指示したという。

スタジオでは、MCの坂上忍がこの件について出演者に意見を求めた。すると、マツコは「羽生くんがもらうもらわないに関しては全く関係ない話よ」「それはおめでたい話だけど」と前置きした上で話し始める。「私が若かった頃に比べると、ちょっと国民栄誉賞の価値は下がったかな、というのはすごく感じる」と本音を吐露したのだ。

マツコは続けて、「(歌手の)美空ひばりさんだって、お亡くなりになってからじゃないともらえなかったんだよ?」と、かつての栄誉賞授与の基準の厳しさを挙げつつ、「これをこんなに連発してしまって。特に、安倍さんは(羽生が)大好きだからあげるの?」「ちょっと(栄誉賞の)価値を下げちゃってない?」と疑問を口にしたのだ。この指摘には坂上も「多分、マツコみたいに思ってる人多いと思うんですよ」と、その見解に賛同している。

その後、スポーツコンサルタントの春日良一氏が、「選手の栄誉というよりも、その選手の栄誉を政府がいただくみたいな感じでいっちゃってるから、それはちょっと問題かな」と、政府が羽生の快挙を利用するかのような構図を問題視していた。

マツコもその話に乗っかり、羽生に祝電を入れた安倍首相のところにもカメラが張り付いていたことを振り返りつつ、「根回し」が事前に済んでいたことを指摘。「国民栄誉賞だけじゃなくて、スポーツの政治利用がちょっと過ぎてはないかなとは感じるよね」と、苦言を呈していた。



羽生ファンから、マツコさんに対する失望の声が多く聞こえます。
でも、よく考えてみれば、「バイキング」はフジテレビです。
そして、フジは、「羽生結弦の国民栄誉賞授与」反対キャンペーンを張っている局です。

マツコさんは、毒舌&ご意見番キャラで売れっ子のタレントですが、本当に「局の求めるものを無視して、言いたい放題に発言する」人であれば、ここまでテレビ局から重宝されるはずがありません。局の求めるものに敏感で、忖度できるからこそ、ここまで売れっ子であるわけです。「ガッカリした」と言ってる方は、マツコさんを買いかぶりすぎていただけだと思います。

そして、もうひとつ。マツコさんが、伊藤みどりさんと浅田真央さんのファンであることを忘れてはいけないでしょう(別に、マツコさんをマオタ認定してるわけではありませんが)。
マツコさんは、「フィギュアスケート史上最高のプログラムは、浅田真央の”鐘”」だと断言されています。これは3~4年前の発言のようですから、その後変わっているかもしれませんが(たぶん、変わってないような気がします)。

もし、伊藤みどりさんや浅田真央さんに国民栄誉賞を授与されたとしたら・・・マツコさんは同じように「国民栄誉賞の価値は下がった」とか「連発しすぎ」だとか、おっしゃったでしょうか? おそらく、おっしゃらなかったと思います。たとえ、アスリートとしての実績が結弦くんよりはるかに劣っていたとしても・・・です。ただ、こんな私情ダダ漏れの「ドヤ意見」に惑わされる一般視聴者も中にはいるので、テレビのもつ印象操作というのは本当に怖いなと思います。

確かに、結弦くんの授与で、安倍内閣では7人目となりますが、安倍さんは在任期間が突出して長いので、日数で割れば、それほど多すぎるともいえないのです。



なお、国民栄誉賞については、2000年10月30日に授与された高橋尚子さんから、2009年1月1月23日の遠藤実さんまで、8年以上授与者がいませんでいした。小泉内閣(2001年4月26日~2006年9月26日)のときに国民栄誉賞を授与された人が一人もいなかったのが大きかったと思います。たぶん、小泉さんは、国民栄誉賞に興味がまったくなかったのでしょう。このあたりが、「国民栄誉賞はそのときの内閣の気分次第」とか「運が大きい」とか言われる所以かもしれませんが。

このツィートに同意です。結局、自分の”推し”に、結弦くんみたいになってほしいのに、現実はそうじゃないから、ストレスをためまくって、八つ当たりしているのでしょうね。哀れな人達です。



結弦くんは、五輪連覇や国民栄誉賞や国民的人気・・・それらによって、自分の発言力やフィールドが大きくなることを知っている。それらを利用して、これから復興のために役立てようとしているの。アンチは、震災を人気とりに利用してるというけど、まったく逆なのよ・・・。でも、アンチには理解できないでしょう。人間としての次元が違いすぎて。


さて・・・フジテレビとまったく正反対の番組作りをしてくれて、羽生ファンから株上昇中なのが日テレの「スッキリ」です。


20180308スッキリ
画像はツィッターよりお借りしました。


結弦くんが、被災者の一人として、これまで被災地に多くの寄付をしてくれたことを、けっこう尺をとって紹介してくれています。動画をUPしてくださっています。
→ https://youtu.be/_8Ds7YZWT6Q

私は、この回の「スッキリ」を見落としていたのでありがたい。
日テレは、やっぱり、他局より結弦くんに寄り添った番組作りをしてくれますね。


<追記>

ひとつ追加しときます。結弦くんの国民栄誉賞授与の反対意見として、「若すぎる」という意見がありますが、結弦くんは、ソチ五輪の金メダルで、紫綬褒章を受章されました。当時19歳。このときも、紫綬褒章としては、史上最年少の受章だったのですよ。以下、参考記事です。

ソースはこちら http://www.news24.jp/articles/2014/04/28/07250099.html

春の褒章発表 羽生結弦さんらに紫綬褒章(2014年4月28日 日テレニュース)

スポーツや芸術などで功績のあった人に贈られる春の褒章が決まり、ソチ五輪のフィギュアスケートで金メダルを獲得した羽生結弦さんや、俳優の宮本信子さん、歌舞伎俳優の坂東玉三郎さんらが紫綬褒章を受章。19歳の羽生さんは今回、最年少の受章者となった。

 スポーツや芸術などの分野で功績のあった人に贈られる春の褒章が決まった。ソチオリンピックのフィギュアスケートで金メダルを獲得した羽生結弦さん(19)が、紫綬(しじゅ)褒章を受章した。羽生さんは今回、最年少の受章者となった。

 羽生さん「これからさらに頑張っていって、さらなる好成績を残せるように、頑張っていかなきゃいけないなというふうに思っています」



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テーマ : フィギュアスケート - ジャンル : スポーツ

2018/03/09 10:25 | テレビ番組・コラム(2017-2018)COMMENT(17)TRACKBACK(0)  TOP

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