メドベのエテリ組離脱から思うこと ~やはり、ゆづとハビは特別だった 

メドベージェワのエテリとの師弟関係解消と移籍の話題が、日本の大手メディアでも取り上げられはじめてますね。

メドベージェワがコーチ変更か 羽生と同門の可能性も(20180505 朝日新聞)

 平昌五輪フィギュアスケート女子で銀メダルを獲得したエフゲニア・メドベージェワ(ロシア)が、エテリ・トゥトベリゼコーチとの師弟関係を解消すると、タス通信が4日、伝えた。ロシアの他のメディアによると、新しいコーチの候補の一人に、五輪2連覇を達成した羽生結弦(ANA)を指導するブライアン・オーサー氏の名前が挙がっている。

 同通信によると、メドベージェワが所属するモスクワのクラブ「サンボ70」の関係者が明らかにしたという。クラブでの練習は続けるという。

 メドベージェワは8歳の頃からトゥトベリゼ氏に師事。2015年にシニアデビューし、世界選手権2連覇、グランプリファイナル2連覇など、世界トップを走り続けている。

 平昌五輪で金メダルを獲得した15歳のアリーナ・ザギトワ(ロシア)も同コーチに師事し、競い合ってきた。さらに同コーチの下では、3月の世界ジュニア選手権で女子初となる2種類の4回転ジャンプに成功した13歳のアレクサンドラ・トルソワ(ロシア)ら、有力な若手も育っている。



メドベージェワ、“引退”の可能性に現地メディアが言及「将来は霧に覆われている」(20180506 THE ANSWER)

コーチと決別、新天地など様々な憶測を呼ぶ中で現地メディアが“今後”に言及

 フィギュアスケート平昌五輪銀メダルのエフゲニア・メドベージェワ(ロシア)が現在指導を受けるエテリ・トゥトベリーゼ氏のもとを離れることが、現地メディアの報道により明らかになった。また新たなコーチとして羽生結弦(ANA)と同じ、ブライアン・オーサー氏の名前が浮上している。

 ロシアでは続々とこの驚きのニュースが報じられているが、ロシアのスポーツ専門メディア「スポルトエクスプレス」はメドベージェワが、スポーツ界からも去る可能性を伝えている。

「メドベージェワはコーチのもとを去った、そしてスポーツ界からも?」

 こう見出しをつけて特集している。同メディアはメドベージェワが所属する、スポーツ学校「サンボ70」のディレクター・レナト・ライシェフ氏への取材を敢行し、同氏がメドベージェワとトゥトベリーゼ氏の間に意見の相違があったことを明かしたと伝えている。

「トゥトベリーゼ氏とメドベージェワの2人以外が、話し合いの内容をいつか知りえるかは疑わしい。ただ話の内容が過去についてではなく、未来についての話だったということだけは推測できる。同氏は将来に関して不安になることはない、彼女には指導する選手がいるからだ。だがメドベージェワの将来は霧に覆われている。この霧から彼女がどこへ抜け出すかは占うことしかできない」

 記事では、この師弟関係解消により将来が不透明になるのはメドベージェワだとしている。メドベージェワが今後、プログラムをより複雑化させたいと語ったことに言及。そのうえで、「トゥトベリーゼがプログラムの複雑化は慢性的なケガに結びつくと言ったかもしれない」と推測している。

「そして同様に彼女にこう説明したかもしれない、(ケガが続くと)今までの多くの偉業にもかかわらず、メドベージェワは特別な地位をトゥトベリーゼ氏のグループで得られそうにないということを。そうだとすればメドベージェワがコーチ関係の解消を表明したことも驚くべきことではない」

今後の選択肢は海外へ移籍してトップ戦線に残るか、“引退”かの2択?

 記事では、メドベージェワがこの先に2つの選択肢(現役続行かキャリアを終わらせるか)があるとしている。

「これに関して『終わらせる』という言葉がこの場合はそのまま文字通りの意味を持たないということを理解しなければならない」

 ロシアに残りほかのコーチに師事するなら、現役としてのキャリアは終わりを迎えるだろうとしている。

「静かにレドニコーヴイ・ピリーオド(フィギュア界の重鎮であるタチアナ・タラソワ氏らがジャッジを務めるロシアのTVで有名な素人参加型のフィギュアスケート番組。4月初旬にメドベージェワは初めてこの番組の司会に挑戦している)に出演してもいいし、今の流行を表現するアイスショーに参加したりしてそういった人生に浸ってもいい。ただ、推測するにメドベージェワがロシアにとどまりつつ、今自分の肩にのしかかっているすべてのものを投げだすことができるとも思えない」

 記事では、世界のトップ戦線に残るには海外へ移ることが最適だとしている。環境の変化が精神状態に良い影響をもたらし、たとえ海外に移住してもロシア代表の座を争うことは可能だとも言及している。

「そしてもうひとつ大事な要素がある。トゥトベリーゼでもブライアン・オーサーでもどのコーチがメドベージェワのコーチになったとしても、彼女は理解せずにはいられないだろう、自由な人生には重いプレッシャーはない、そしてそれがなければ勝利はないということを」

 現状ではオーサー氏が拠点を置くカナダ・トロントの「クリケットクラブ」への移籍が有力とみられているが、まだ正式発表はなされていない。同メディアはロシアに残った場合には、“ゆるやかな引退”へ向かうだろうとしている。18歳のメドベージェワが下した決断。その行方に大きな注目が集まっている。



ボーヤンがクリケット移籍か?という情報が流れたときもそれなりに話題にはなったけど、やっぱり今回のメドヴェージェワの方がはるかに反響が大きい。五輪では銀に甘んじたとはいえ、そこはワールド二連覇。絶対女王の貫録ですね。

オリンピックチャンネルさんも、ツィッターで、2度も取り上げています。





メドベが加わったら「DREAM TEAM?」と、オリンピックチャンネルさんは、クリケ移籍を期待してる感じです(笑)


一人のコーチのもとで、トップ選手が二人競うということの難しさ・・・ソチ五輪後は、メドベの台頭とともに、リプニツカヤがエテリの元を去り、今度はザギトワの台頭で、メドベが去る。ヤグディンも、このメドベのエテリ組離脱の件で、こんなことを言っていますね。





ヤグディンも、プルシェンコとともに、ミーシンに師事していましたが、メドベと同じ18歳くらいのときに、ミーシンのもとを離れ、タラソワにコーチを変えています。同門のザギトワと競い合っているメドベの気持ちを、一番よく理解できるのだと思います。

しかし・・・そう考えると、結弦くんとハビとの関係は、かなり奇跡的というか、運命的なものだったのがわかります。お互いとも、相手がいなければ、自分もここまで成長できなかったという、リスペクトと感謝を忘れず、ときには勝ったり負けたりしつつも、6年間、いいリンクメイトの関係を保持し続けることができた。オーサーの手腕があったとしても、トレイシーがいうとおり「二人がナイスガイだから」だったとしても、本当に結弦くんとハビの相性がよかったんだなあとしか思えません。




NBCがUPしてくれた動画、ツイよりお借りします。本当に素敵な関係です。
あの羽生結弦をこれだけ泣かせられるの、ハビ、あんただけだよ。本当に罪な男だわ(笑)


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テーマ : フィギュアスケート - ジャンル : スポーツ

2018/05/06 15:10 | その他(2017-2018)COMMENT(8)TRACKBACK(0)  TOP

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