羽生結弦は『レジリエンス』がある人だ ~羽生選手の被災地への想い

昨日、英国王室のロイヤルウェディングがありました。沿道に12万人が集まったとか。
結弦くんの凱旋パレードは約11万人・・・ほとんど変わらないじゃん(笑)
しかも、あちらは英国の首都。結弦くん凱旋パレードは仙台。
結弦くんのも、東京でやったら、ロイヤルウェディングを超えてたような気がする(笑)


さて・・・では、東北スポーツの記事から。

羽生、ゆづれない仙台への思い 挑むクワッドアクセル/東北スポーツ(20180518 サンスポ)

 平昌五輪のフィギュアスケート男子で66年ぶりの連覇を飾った羽生結弦(23)=ANA=は、競技を通じて故郷・仙台の更なる発展を願う。杜の都の同じリンクで育った2006年トリノ五輪女王の荒川静香さん(36)らの支えもあって成長した絶対王者は、郷土愛を胸に秘め、前人未到のクワッドアクセル(4回転半ジャンプ)に挑戦する。

 世界に名声を博そうとも、故郷への思いは色あせない。地元・仙台に対する羽生の感情があふれ出たのは、杜の都で平昌五輪からの凱旋(がいせん)パレードを行った4月末のことだ。

 「僕が仙台でスケートを続けられたのは、荒川さんがトリノ(五輪)で優勝して、リンクへの補助金や支援をしてくれたから。僕がそういう存在になれたらいい」

 女子の第一人者、荒川静香さんも拠点としたアイスリンク仙台で、幼少期に研鑽(けんさん)を積んだ。一時は経営難で閉鎖に追い込まれながら、環境改善を求めた荒川さんの呼びかけで県や市から補助金が集まり再建したリンク。2012年に拠点をカナダ・トロントに移すまで、羽生は故郷の支えで世界に羽ばたく足がかりを築いた。

 多くのスポンサーを抱え、かねて寄付金を送るなどして地元への感謝を形にしてきた。リンクで練習中に東日本大震災で被災した経験がある。五輪連覇をはじめ、世界で残し続ける結果がみちのくの灯火となるが、絶対王者は演技の進化でも希望を与える覚悟を持つ。

 前人未到のクワッドアクセル成功が新たな目標と明言する。けがを抱えた右足首の治療期間を終え、段階を踏んでジャンプ練習の強度を上げている。「(自分の活躍で)市や県を含めてスポーツが発展する機会になればいい」。自身のため、地元のため、挑戦心を貫く。 (鈴木智紘)



段階を踏んでジャンプ練習の強度を上げている・・・どこまでジャンプ練習が進んでるのか、心配半分・期待半分。あまり無理してほしくないけど、CWWで「次はジャンプ跳んでるからな!」って言ってたから、3回転くらいは跳びそうな気がする(笑)


結弦くんが、平昌五輪金メダルで獲得した報奨金1000万円は、宮城県と仙台市に寄付されましたが、仙台市から寄付の公表があったようです。

2018仙台市への寄付

ひときわ目をひく、結弦くんの500万円! もちろん金額の多寡の問題じゃないけど、23歳の若さでやっぱりすごいな~と思ってしまうのです。でも、結弦くんの被災地への心遣いは、金銭的なものだけじゃないという、こんな心温まるエピソードも。

ソースはこちら http://www3.schoolweb.ne.jp/weblog/index.php?id=0710104


羽生結弦さんから応援メッセージが届いています(20180518 伊達市立小国小学校)

 先日、東北大学名誉教授;野池 達也様より、本校に、オリンピック男子フィギュアスケートで2連覇した羽生 結弦選手の直筆メッセージ入りパネル写真をいただきました。

 東北建設局(現(株)バスク)に勤務されていた羽生選手のお祖父様が、河川調査等で放射線の研究に携わっていた野池様と懇意にされていること。そして、野池様が立ち上げた「再生可能エネルギー推進協会」に小国地区在住の大沼 豊様が参加していた縁で、羽生選手と本校がつながりました。

 羽生選手が、仙台での凱旋パレード後、実家を訪れ、お祖父様より小国小学校の話を聞いたところ、東日本大震災に係る原発事故で被災した本校のためにぜひ協力させてほしいと、パネルにサインとメッセージを書いてくれたとのことです。

 20日の運動会でお披露目したいと思います。


2018小国小学校


小国小学校は、福島県の小学校なんですね。結弦くんのメッセージ、子供達もうれしいでしょうね。
結弦くんの復興支援と何気に結びついたのが、武田鉄矢さんのこんな発言です。



この中で、特にこの部分が目をひきました。

もう一つ「レジリエンス」を巻き起こす条件がある。それがね、「利他行動」だそうです。「利他行動」ってのは自分のためでなく、他者のために行動する、それが無いとダメなんだそうで。(中略) そういうことがね、あなたの中の「レジリエンス」「復元力」「再生力」を強くする手段だという風に言われておりましてですね。

自分のためだけでなく、被災地のために、自分を支えてくれている人達のために、応援してくれてるファンのために・・・そういう想いが、結弦くんの「レジリエンス」に繋がっているのは確かでしょうね。まあ、神様も意地悪で、五輪3ヶ月前に大怪我をさせて、なかなか怪我が改善せず、「もうダメか」と周囲にも思わせておきながら、本当にギリギリのギリギリ、五輪間際に間に合わせてくる(笑) でも、それができるのも、結弦くんの「レジリエンス」ゆえなのでしょう。


よろしければポチっとお願いします♪

人気ブログランキングへ

関連記事

テーマ : フィギュアスケート - ジャンル : スポーツ

2018/05/20 10:00 | 羽生結弦ゆかりの地COMMENT(8)TRACKBACK(0)  TOP

 | BLOG TOP |