羽生結弦に良い風を送る人は良い風が還る法則 ~萬斎さん、東京五輪の統括就任!

野村萬斎さんが、五輪、パラ両方4つの式典を統括する責任者に任命されました。

東京五輪・野村萬斎統括就任で開閉会式に「陰陽師」「ゴジラ」熱望の声(20180730 デイリースポーツ)

 2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会は30日、五輪・パラリンピックの開閉会式の制作体制が発表され、狂言師の野村萬斎が五輪、パラ両方4つの式典を統括する責任者(リーダー)となるチーフ・エグゼクティブ・クリエーティブ・ディレクター(チーフECD)に就任した。

 狂言師としてのみならず、俳優としても幅広く活躍する野村萬斎の統括責任者就任にネット上は歓迎ムードで盛り上がった。俳優の和田正人は「萬斎さん!!これは東京五輪&パラの開会式、閉会式が楽しみだ。文句なしの人選!!」と興奮気味にツイート。

 また、野村の主演映画「陰陽師」にちなんで陰陽師の登場を熱望する声も多く上がり、「式典で陰陽師やってくれませんかね」「日本の陰陽師の力を世界にアピールや」といった声も。

 フィギュアスケートの羽生結弦がフリーの演目「SEIMEI」で映画「陰陽師」の曲を使ったことから「羽生結弦くんとも縁があるし、オリンピックに無縁じゃない」「『俄然・羽生結弦による、陰陽師の聖火点灯』に期待が高まる」と早くも羽生の登場を予想するつぶやきもあった。

 野村が映画「シン・ゴジラ」でシン・ゴジラ役を演じたことから「野村萬斎は陰陽師~ゴジラまで幅広くできるからな」「陰陽師とゴジラが出てくるのか!」「野村萬斎が総合演出だからゴジラ出そう」など、「ゴジラ」の開閉会式への登場を熱望する声もみられた。

 野村はチーフECD「今回、このような大役を担うことは大変光栄であり、身の引き締まる思いです。東京2020大会に向けて、8人をはじめとする才能結集させ、機知に富んだ式典にするため尽力していく所存です」とコメントを発表している。



東京五輪・パラ 聖火はギリシャから被災地・宮城県へ(20180730 NHKニュース)

2020年東京オリンピック・パラリンピックの組織委員会は聖火リレーの聖火について、ギリシャで採火式を行ったあと、まずは被災地の宮城県東松島市に運んでくる計画を明らかにしました。
組織委員会は被災地での大会への機運を盛り上げたいとして、大会の重要事項を決める理事会を福島県にある「Jヴィレッジ」で初めて開催し、福島県の内堀知事や宮城・岩手両県の副知事らと意見を交わしました。

会議の冒頭で組織委員会の森会長は「復興五輪として東北を応援しようという点は大会招致以来の源流だ」と述べ、2020年の3月26日に福島県を出発する聖火リレーの聖火について、ギリシャで採火式を行ったあと、まずは被災地の宮城県東松島市にある航空自衛隊の基地に運んでくる計画を明らかにしました。

このあとの会見で森会長は、採火式の時期について、東日本大震災から9年となる3月11日に行いたいという意向を示し、聖火はリレーに先立って宮城、福島、岩手の3県で「復興の火」として各県で2日間ずつ展示する方針だということです。



萬斎さんが東京五輪の式典を統括する責任者に・・・すごい抜擢ですよね。

羽生結弦に良い風を送る人には、良い風が還ってくる

ここにも一人、良い風が還ってきた人が・・・。萬斎さん、おめでとうございます。

萬斎さん演出の現代能「『陰陽師 安倍晴明』~晴明 隠された謎…~」が、9月6・7日に東京・新宿文化センター 大ホールで上演されます。

その合同取材会で、萬斎さんは、2018平昌冬季オリンピック大会で連覇を成し遂げた結弦くんが、安倍晴明を演じる「SEIMEI」をフリープログラムで披露したことに触れ、「私が映画で晴明を演じたのもずいぶん前。自分と晴明というキャラクターとの距離感を模索していたので、あえて避けていたところもあります。羽生選手が『SEIMEI』をやり始めたのも、『映画版を観て触発された』とおっしゃってくださって。彼に私の“安倍晴明イズム”をお伝えし、彼が晴明を演じたことで、私も呪縛から抜け出せたと思います」と結弦くんとのエピソードを語られました。

このように結弦くんとの因縁浅からぬ萬斎さんが、東京五輪で統括責任者に抜擢され、さらに、聖火がギリシャから結弦くんの故郷・宮城県へ運ばれる・・・とても運命的なものを感じます。と同時に、東京五輪において、結弦くんが何らかの役目を担うことがますます現実味を帯びてきたような気がします。

ところで、阿部奈々美、安倍晴明、安倍晋三・・・結弦くんの人生における大きなターニングポイントに、なぜかいつも「あべ」さんが関わってるのは面白いなと、国民栄誉賞授与のとき思いました。結弦くんに良い風を送った安倍さんも、総裁選連続3選成し遂げるんじゃないかな。


ところで、昨日、名古屋開催の「羽生結弦展」が終了しました。



横浜も7万人以上は集まるだろうから、羽生結弦展合計で50万人いきそうですね!
一見、仙台は地元なのに少なそうに見えるけど、元々の人口が少ないのと、会期が6日間しかなかったのも原因かと。

4月11日の東京・日本橋高島屋を皮切りに、大阪、京都、新潟、仙台、名古屋と、これまで6ヶ所開催されました。残りは横浜のみ。もうすぐ終わってしまうのかと思うと、少し寂しいですね。

開催場所をみると、全7ヶ所のうち、関東・関西が4ヶ所と、地域的に偏ってます。でも、主催者の読売さんが不公平なことをしてるわけではないらしいです。ツイ情報ですが、読売新聞社の呼びかけに百貨店が応じる形らしく、中国四国九州地方の百貨店は手を挙げなかったのだとか。手を挙げなかったところは入場無料がネックだったのかもしれません。要は、「羽生結弦展」が集客力のある企画で百貨店側にもメリットが大きいと判断をしたか否か・・・なのでしょうね。もしかしたら、この盛り上がりをみて「しまった!」と後悔してる百貨店もあるかもしれませんが・・・。


ということで、FaOIや長野は別にして、羽生結弦オンリーイベントに集まった人の数は・・・

CWW→ 27000人
羽生結弦展(名古屋までの合計)→ 43万人
仙台パレード→ 10万8000人

合計→ 56万5000人



オリンピックチャンネルさんは、結弦くんが大好きです。
結弦くんをテーマにすると、イイネの数が他の選手と桁が違ってくるしね。
オリンピックチャンネルさんのゆづハビ友情編、これはいいですね(笑)




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2018/07/31 17:30 | その他(2018-2019)COMMENT(6)TRACKBACK(0)  TOP

羽生結弦の隙のなさに脱帽!~日本記者クラブ会報より

ちょっと亀な話題ですが・・・興味深い内容だったので。日本記者クラブ会報から。

結弦くんの日本記者クラブ会見、会見落ちもいたというくらい、鳥肌がたつような完璧さでした。
結弦くんが賢いのは知っていたけれど、「ここまでとは・・・」と空恐ろしくなるほどでした。
23歳の青年の中に、酸いも甘いも知り尽くした壮年の男性が入っているような錯覚すら覚えました。
もともと地頭がいいとはいえ、なにがここまで彼を急速に大人にしてしまったのか。
私が彼を応援しはじめてからの6年。彼にとってのその年月の濃さをあらためて突き付けられたような想いでした。

その日本記者クラブの会見に出席した記者さんのレポートです。いちいち頷くことばかりです。
結弦くんの聡明さに、会場全体が支配されていた様子がよくわかります。
たぶん、この記者さんも会見落ちしてると思います(笑)


羽生結弦 完璧! 隙のなさに脱帽(20180310 日本記者クラブ会報)

 いい会見だった。約8年、企画委員として主にスポーツ関係のクラブの会見に関わったが、これほど完璧な登壇者は見たことがない。玉石混淆の質問の全てを拾い、堂々、当意即妙の受け答えで宝石のごとくに光らせた。

 会場を俯瞰していた事務局スタッフによると、満場の記者、OBらは羽生の一言一言に一斉に顔を上下に動かし、うなずいていたという。スタンドの観客を自らの世界に引き込む氷上の演技、そのままである。

 司会は海千山千のNHK、島田敏男氏。顔も体も幅は半分しかない羽生が大きく見えたのは、その存在感ゆえだろう。座っているだけでオーラを感じたのは、おそらく長嶋茂雄さん以来である。しかもこちらは、語彙に破綻がない。

 あまりの隙のなさに、「怖いくらい」「地に足のついた妖精」の感想も聞いた。フリー演目の陰陽師に照らせば、リンクを降りても魔物のごとく、だったかもしれない。

 例えば演技後、リンクに大量に投げ込まれた、プーさんのぬいぐるみの行方を問われると、「森に帰りました」と会場の笑いを誘う。「すごく好きな言葉で、一番のファンタジー」と続けながら、これで終わらない。「リアルに言えば、大金払って現地まで来てくださり、高いチケットを入手していただいている。そうしたお金が飛んでいる。経済が回っているなら、それで十分です」

 「夢」を語ってよどみない人生論。感謝の心から入る日本人としての誇り。今後挑戦する4回転半や5回転ジャンプには、「もし羽生結弦が跳ぶなら、確実に表現の一部として跳ぶ。それが僕のスタイルですから」と揺るぎない競技観。世界の第一人者としての孤独と、その克服。とてもここには書ききれず、いち早い全文の起こしを事務局に願う。

 質問が事前に提示されたとして、回答原稿を準備しろといわれても、こうは書けない。脱帽である。

 そして4年後の北京五輪については「もし出るなら、絶対に勝ちたいと思っています」と言い切った。

 会場には、中国大使館からパンダのぬいぐるみも届いたのだという。「北京もよろしく」ということだろう。ここで心配になったのは、再びプーさんの行方である。中国では、プーさんが習近平国家主席と似ているとして風刺に使われ、画像が統制対象となっている。2022年は習体制2期目の終盤にあたる。羽生ファンの象徴であるプーさんは、北京に受け入れられるだろうか。

企画委員 産経新聞社特別記者   別府 育郎



数々の会見を経験した、海千山千のスポーツ記者をして「これほど完璧な登壇者は見たことがない」「質問が事前に提示されたとして、回答原稿を準備しろといわれても、こうは書けない。脱帽である」といわせてしまう羽生結弦。しかも、彼の場合、たぶん事前に質問は提示されていなかったはず。本当に、彼の頭の中の構造はどうなっているのでしょうか(笑)


世間知ある社会派の一面も(20180310 日本記者クラブ会報)

 会見前の控室で羽生選手と雑談。「以前からニュースに関心があり、よく見ています。五輪関連で北朝鮮について聞かれた時は問題の重さが分かるので返答に困りました」と国際問題への関心を披露した。

 会見では仙台のパレードの期待を聞かれると、大きな声で「仙台におカネを落としてください!」と意外な回答。「パレードには費用がかかり、特別な支援があることを知っているからです」

 追いかけまわすメディアにウンザリかと思ったら、「幸いにも10歳ごろからインタビューを受けてきたおかげで、自分の思考を整理したり、新しい言葉も覚えた。そうやって自分を作ってきたし、作られてきた」と、記者がグッとくる自己分析も。

 「浮世離れした優等生的王子サマ」の先入観があっただけに、世間知ある社会派の一面を知り驚いた。

 エレベーターの中で「お酒は飲むんですか?」とそっと聞いてみた。「体質的に飲めないんです。でも、まったく必要ないです」ときっぱり。なぜかこちらは自らを恥じて、小さくうなずくしかなかった。

専務理事  土生 修一



専務理事さんの文を読んでいると、結弦くんって、本当にオッサン転がしというか、爺転がしだよなあと思います(笑)


記者さんというのは、わりとアスリートをバカにしてるとこあるんです。自分たちよりもずっと年収が高くても、はるかに女性にモテても(笑)、「あちらは筋肉脳。自分たちは賢い」というプライドをもっている。その記者さんたちが、結弦くんの聡明さに平伏したのです。「脱帽」とまで言わせた。記者さん達が、アスリートに対してもっている唯一のプライドまで根こそぎもっていってしまった(笑) こんなアスリート、本当にもうでてこないでしょうね。

日本記者クラブの会報なので、内輪向けのもの。誰に忖度する必要もありません。だからこそ、記者さんの本音がストレートにでているのだと感じました。それにつけても、昨日紹介したブログ記事の内容と比較をすると、あまりの差に眩暈がしそうです。

練習に酒の匂いをさせてでてくるアスリートと、酒は「まったく必要ない」と言い切るアスリート。

酒をまったく飲むなとはいいません。私もお酒はけっこう好きです。
でも、飲んでいいときと悪いときがある。有名人なら、一般人よりさらに節度が必要です。
お酒は飲むものであって、飲まれるものじゃない。それがアスリートならなおさら。

平昌五輪で優勝が決まった後、フジテレビの五輪キャスターだった”彼”が宇野選手とは対談したのに、結弦くんを呼ばなかったことについて、あれこれと憶測を呼びました。結弦くんが避ける必要はないので、結弦くんにコンプレックスの塊になっている”彼”が嫌がったのだろうと、私は思っています。でも、もし二人が対談したら・・・あまりにも”頭脳”の差が歴然としてしまうので、フジテレビが忖度したのかもしれない・・・と、最近はそういう気持ちも、少しでてきています(笑)


もうご存知かもしれませんが、一応リンクおいておきます。

会報PDF版
file:///C:/Users/MIYUKI/Desktop/803a822c-8a75-41b2-b2e4-59e037ffd780.pdf

会見詳細PDF版 
https://s3-us-west-2.amazonaws.com/jnpc-prd-public-oregon/files/2018/03/f19a03da-bb6f-44af-abc0-f4900a705839.pdf

会見動画
https://youtu.be/fRMNpYVJDMw


20180227-005


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2018/07/30 11:05 | テレビ番組・コラム(2018-2019)COMMENT(8)TRACKBACK(0)  TOP

カナダで「YUZUビール」絶賛発売中! ほかいろいろ情報

ヘビーな記事が2日続いたので、今日は軽めに。
以前、オーサーがインスタにあげていましたが、皆さん、このビール飲んでみたいですよね~。


羽生結弦、海外で「ユヅビール」登場が話題 オーサー氏は実物公開「興奮している」(20180728 THE ANSWER)

オーサー氏の甥が勤めるメーカーが限定発売、海外メディアも特集

平昌五輪のフィギュアスケート男子で66年ぶりの連覇を達成した羽生結弦(ANA)。海外にも熱狂的なファンを持ち、その影響力は日本のみならず、波及していることは有名だが、この夏、カナダで期間限定「羽生ビール」が登場。指導するブライアン・オーサー氏が実物を自身のインスタグラムで公開し、さらには海外メディアもスポットライトを当てている。


20180217-244


 なんともレアな「ユヅビール」に脚光を浴びせているのは、IOCが運営する五輪専門サイト「オリンピックチャンネル」だ。
「ユヅル・ハニュウは“氷のプリンス”として知られるが、この夏は様々な方法で氷上に向かわせられることになる」とした上で「というのも、ビール会社が現五輪王者にあやかった『Yuzuに釘付け(All Eyes on Yuzu)』と名付けたクラフトビールを作ったからだ」と紹介している。

 さらに「カナダのオンタリオにあるムスコカ・ブルワリーで作られたそのビールは柑橘系の“ユズ・ペール・エール”だという」とも記し、ユヅとゆずをかけた味わいになったと伝えている。いったい、なぜカナダで「ユヅビール」が作られたのか。それは指導するオーサー氏の甥が製造メーカーに勤めているからだった。

 記事では、オーサー氏が自身のインスタグラムで掲載した実物の写真も紹介している。黒いラベルに「ALL EYES ON yuzu」とデザインされ、黄色いゆずの絵柄も記されている。オーサー氏は「ムスコカ・ブルワリーで働く私の甥のアダム・メルニックが夏の新フレーバーに興奮している…私もだ! 170ケース限定」とつづっていた。

「Yuzuに釘付け」というネーミングからして、なんともユーモアにあふれている。ファンなら一度は手にしてみたい1缶だろう。




170ケースなどと言わず、もっと量産して日本に輸出すれば、バカ売れすると思います・・・。


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さて・・・最後に、ブログの記事を紹介します。

今シーズン、某男子スケーターが現役復帰されました。ニースワールドからのゆづファンである私にとって、”彼”の復帰には複雑な想いがあります。そんな私の中でわだかまっていたモヤモヤをみごとに文章化してくださったブログがありました。私がずっと感じていたことを代弁してくださっています。「いいね」を連打したいほどです。大喜利なら座布団10枚差し上げたでしょう。

ブログ主様は、昔は”彼”の演技が好きだったそうです。けれど、あるときから疑問をもち始めた。”彼”のアスリートとして、社会人としての姿勢に。

私は、アスリートとしてや、社会人としてはもちろん、人間としてどうよ・・・と感じることも多々ありました。その分、ブログ主様は、私よりはまだ優しいかもしれません。 

”彼”は自分に自信がない人。だから、常に周囲が甘やかして、途中で嫌になって逃げ出さないように、自信をもたせ続けなければならなかった。それを私はずっと感じていました。ブログ主様は、記事の中で「もう甘やかすのはやめてください」と言っておられます。私もそう思います。”彼”は、羽生結弦のように「何でもできる」人じゃない。そろそろ「自分ができる」ことを地道に「努力して」やっていくべきなのです。でも、最近の復帰騒動をみるにつけ、まだ当分は迷走が続くのだろうなという気がしています。

では、興味のある方はこちらからどうぞ。記事のタイトルは「決別」です。
→ https://gamp.ameblo.jp/shinibuki-blog/entry-12389665580.html?__twitter_impression=true


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2018/07/29 16:50 | その他(2018-2019)COMMENT(10)TRACKBACK(0)  TOP

デニステン選手の死を巡る(ゆづファン的に)不愉快な記事について考えてみる その2

今日、朝日カルチャーの田中さんの「特別編」の追加講座の募集がありましたが、今回も見事に撃沈でした(笑) 砂漠期なのでなおさらかもしれないけど、それにしてもすごいわ・・・。こりゃ、ちょっと会場のキャパを考えてくれない限り、大阪の朝日カルチャーでは、田中さんの講座は、今後受講できなさそう(汗)

さて・・・昨日、田村さんの記事について、ゆづファンとしての不満点をあげてみました。
今度は、ボストン事件当時、田村さんがどういうコラムを書いていたのか、振り返ってみます。
同じくNumber Webから。ボストン事件だけでほぼひとつの記事になっていました。


羽生結弦が見せた桁違いの強さ――。世界選手権SPで見せた驚異のメンタル。(20160331 Number Web)

 日本時間の3月31日、マサチューセッツ州ボストンで開催された世界選手権の男子SPでは、ソチ五輪王者、羽生結弦がその強さを改めて世界に見せつけることになった。

 ショパンのメロディにのって冒頭の4サルコウ、4トウループ+3トウループのコンビネーション、そして得意の3アクセルをきれいに降りて、力のこもった完ぺきな演技だった。110.56という点が出ると、会場は割れるような歓声につつまれた。

公式練習で大声をあげた羽生結弦。

 演技直後にミックスゾーンの記者たちの前に現れた羽生は、屈託のない笑顔を見せてこう言った。
「もう気持ちよく滑りました。精神状態は皆さん見てわかったように、ちょっとぐちゃぐちゃでしたけど……」

 羽生の言う「ぐちゃぐちゃ」の理由は、もちろんその日の昼間の公式練習での出来事を指しているのに違いなかった。

 サブリンクで行われていた練習中、音楽に合わせてランスルーをしていた羽生のステップの筋道の中央でスピンをしていたデニス・テンに、大声で「それはねえだろう! お前!」と日本語で叫ぶという、異例の出来事があったのだ。羽生はその後、得意のアクセルで転倒。悔しそうに壁を手で叩いた。

テンによって繰り返し中断された演技。

 練習中に、選手たちが接触しそうになったり、実際にぶつかってしまったりということはたまに起きることだ。だが通常の場合は、双方に非がある、お互い様ということで穏やかに収まってきた。

 だが、羽生が感情的になったのには理由があった。

 その前日も羽生の音楽がかかっている最中に、2度ほどテンの不注意によって練習を中断され、終わってから注意を促す言葉を交わしたのだという。

 公式練習では音楽のかかっている選手が優先とされているが、かといって他の選手は止まって見ている訳ではない。音楽に合わせて滑っていたスケーターが、ほかの選手に道筋に入ってこられてジャンプを途中で諦める、という程度のことは珍しいことではない。だが何度も繰り返されたテンの無神経さに、羽生はブチ切れてしまったのだ。

羽生が怒りを露わにした理由とは。

「あれは多分故意だとは思うんですけれどね……」と羽生は少し言葉を捜した。ビデオで見直して、変だと思っていたのだという。

 羽生は昨シーズン、中国杯の6分間練習の最中に衝突事故で大怪我をしただけに、彼自身は以前にも増して周りに注意を払っているように見える。

 そんな羽生だけに、自分だったなら他の選手に対して決してやらないであろうことをされたという思いが、怒りになって表れたのに違いない。

 だがテンは、本当に故意で羽生の練習を妨害したのだろうか。

困惑の表情を見せたテン。

「確かに前日、(羽生と)このリンクはちょっと狭いよねという会話は交わしました」とSP演技後にミックスゾーンに現れたテンはそう語った。

「でも正直に言うと、そんなにギリギリの危ないところではなかったと思うんです。以前にスケートアメリカで、(町田)タツキとぶつかりそうになって、あの時は本当に申し訳ないことをしてしまったと反省した。でも今回は、そこまでの状況ではなかったと自分では思っているのですけれど……」と戸惑ったように口にしたテン。羽生に怒鳴られて驚いたかと言うと、ためらいながらこう答えた。

「正直に言うと、ちょっと。でもみんな緊張していますから、人によって反応の仕方が色々あるのでしょう。誰も怪我しなくて良かったです」と言葉を結んだ。

たまに出てくる「故意の妨害」論。

 今回に限らず、ある選手が故意に練習の妨害をした、という議論はたまに出てくる。

 1992年アルベールビル五輪では、女子のSP(当時はオリジナルプログラム)の当日の公式練習で、フランスのスリヤ・ボナリーが伊藤みどりのすぐ近くで競技では禁じられているバックフリップを着氷し、明らかに伊藤の精神を乱すためにやったのだと批難されたことがあった。伊藤みどりはその日の本番で転倒をして4位になり、フリーで盛り返したが銀メダルに終わった。

 だがボナリーがそのとき何を考えていたのか、それは神様と本人にしかわからないことである。何となく調子にのって、あたりかまわず得意技ですっきりと練習を終えたくなっただけかもしれない(それでも伊藤が大迷惑をこうむったことに変わりはないのだが)。

 今回のテンにしても、単にちょっと無神経なうっかり者なのか、妨害の意志があったのか……最終的には本人にしかわからない。筆者がこれまで何度も直接取材をした印象では、テンはそのような策謀にたけているしたたかなタイプの選手には思えなかった。

逆境をモチベーションに変えた羽生の強さ。

 だがはっきりしていることは1つある。この不快な一件さえ、モチベーションに変えてしまった羽生の強さはやはり尋常ではないということだ。

「今日は緊張しましたが、いつもより緊張の質がちょっと違って、自分の中で心の中でぐちゃぐちゃしていたというのはありましたが、それも踏まえてこの一番大きな舞台、世界選手権でこの演技ができたのは良かったかと思います」

 会見で中央に座りながら、あの演技直後の凄まじいばかりの迫力とは打って変わり、ニコニコと笑顔を見せた羽生。

 やはり底知れない強さを秘めた桁違いのアスリートである、と改めて思い知らされた。



読めばわかりますが、最初は、結弦くんに寄り添っているように見せかけながら、「だがテンは、本当に故意で羽生の練習を妨害したのだろうか」と疑問をなげかけ、テン選手側のいい分を挟みつつ、「単にちょっと無神経なうっかり者なのか、妨害の意志があったのか……最終的には本人にしかわからない」と前置きしながら、「筆者がこれまで何度も直接取材をした印象では、テンはそのような策謀にたけているしたたかなタイプの選手には思えなかった」とテン選手をかばい、あたかも結弦くんが神経質すぎるかのような印象操作をしています。今回は、さらにヘイトメールのことまでもちだして、若くして亡くなったテン選手への同情をひいているように見えました。

当時の日本のマスコミは、どっちにつくという感じでもなく、状況を面白がっているように見えましたが、特にテン選手寄りに見えたのが、田村さんのコラムでした。反対に、はっきりと「練習妨害」について言及してくれたのが、宇都宮直子さんのコラムでした。

宇都宮さんは、雑誌「SPUR」のスケートコラム「スケートは人生だ!」の2016年6月号と7月号の2回にわたって、ボストンワールドの結弦くんの状態について書いてくれました。とても良いコラムで、当時の結弦くんの辛い状況が詳細に書かれています。フィギュア雑誌でなく、ファッション誌の片隅に掲載されたコラムなのがもったいないほどでした。その中で、ボストン事件についても書かれた部分がありました。

SPUR 2016年7月号 「スケートは人生だ!」連載第5回より、ボストン事件の部分だけ抜粋します。


ボストン。魔の1日を振り返る

”選手を守るためにも、正規サイズのリンクは必要だ”

今回の世界選手権には「残念だった」ことがまだある。氷の質が悪かったのもそうだし、リンクが狭かったのもそうだ。ボストンのリンクはノースアメリカンサイズといわれるアイスホッケー用のリンクで、国際スケート連盟の規定より幅が4メートル狭かった。そこへ4回転を数種類跳ぶ世界のトップ選手が揃うのである。4回転を跳ぶにはそれなりの助走が必要になる。練習時の狭さは、想像に難くない。

「幅の狭いリンクでは衝突の危険も増します。選手を守るためにも、正規サイズは必要だと思います。世界選手権終了後、羽生が練習時に集中を欠いていたという指摘がありましたが、それは間違いです。羽生が周囲を気にしないはずがない。中国で選手と衝突してケガを負って以来、あの人は人一倍注意を払っています」(城田氏談)

ボストンでは、進路妨害の問題が実際に起きた。羽生には気の毒な状況だったと思う。私見だが、おそらくこの問題はリンクの幅だけでは解決しない。長く、長くこの競技を見てきて、(故意であるか否かは別にして、男女を問わず)進路妨害を「ある」と感じる。

国際スケート連盟は、もうそろそろバランスの取れた策を講じるべきだ。少なくとも、選手間の「暗黙の了解」にいつまでも甘えるべきではない。

批判はしない。でも、声をあげる。問題提起する。



婉曲な書き方ながら、スケート界に「進路妨害がある」とはっきり書いてくれたのは宇都宮さんくらいだったかも。長く、長くフィギュアをみてきた宇都宮さんが「ある」と感じているのなら、田村さんも感じていたはず。1度や2度なら「たまたま」と偶然を主張できることでも、回数が重なれば「故意」だと言われても仕方がない。

「故意」にもいろいろあります。まず思い浮かぶのは「やってやれ」とはっきり意識してなされる「故意」。それとは別に、「未必の故意」というものがあります。「行為者が、罪となる事実の発生を積極的に意図したり希望したりしたわけではないまま、その行為からその事実が起こるかも知れないと思いながら、そうなっても仕方がないと、あえてその危険をおかして行為する心理状態」というもの。

まあ、最大限にテン選手を擁護するとしても、この「未必の故意」の心理状態はあったと考えます。言えるのは「悪意」というのは、本人がはっきり意識している場合だけではない。意識下に潜んでいる場合もあるということ。「未必の故意」・・・これはなかなか曲者です。やってることは同じなのだけど、本人的には「故意」ほどの罪悪感がない。「そんなつもりではなかった」という言い訳もしやすいのです。

私は、田村さんのように「うっかりなのか、故意なのかは神のみぞ知る」とは思っていません。私は、あの進路妨害は、意識した「故意」だと思っています。百歩譲ったとしても「故意なのか、未必の故意なのかは神のみぞ知る」というところがせいぜいです。どっちにしても「故意」には違いありませんし、やってることは同じですが。

テンはそのような策謀にたけているしたたかなタイプの選手には思えなかった・・・これも、私のテン選手の印象とは違います。ソチ五輪の後、韓国開催の五輪をにらんで、突然テン選手が「自分のルーツが韓国である」ことを主張しだしたり、キム・ヨナの事務所に入ったりしたときは、「あれ、けっこう策略家でしたたかなのね」と思ったものでした。テン選手のピークは2013~2015年あたりで、それ以後は選手としてはあきらかにピークアウトしていました。でも、平昌五輪の「金」に野望をもっていたのは確かだと思います。ただ「真・四回転時代」に、彼がついていけなくなっただけです。

人というのは多かれ少なかれ裏表があります。田村さんの言葉に嘘はないのかもしれない。でも、田村さんに向けた顔だけがテン選手のすべてではないはず。それは、生きていれば、誰しも覚えがあることではないでしょうか。

「死者に鞭打つこと」が本意なのではありません。ただ、ベテランのライターが、結弦くんに対して間違った印象操作をするような記事をあげたのであれば、それに対する反論はすべきだと思いました。結弦くんの名誉に関わることですから。

ボストン事件に関しては、もしまとまったら、続きを後日に書くかもしれません。まだまとまってないのと、楽しくない記事は疲れるので(笑)、少し時間をおくと思いますが。


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2018/07/28 16:50 | テレビ番組・コラム(2018-2019)COMMENT(18)TRACKBACK(0)  TOP

デニステン選手の死を巡る(ゆづファン的に)不愉快な記事について考えてみる

今日、田中さんの8月10日の講座の受付がありましたが、9時半になっても一向に繋がらず、結局繋がる前に終わっていました。朝日カルチャ―さんは、田中さんの講座に関しては、隣にあるフェスティバルホールを会場にすることを検討されてはいかがでしょうか?(笑)

さて・・・デニステン選手が19日に非業の死をとげられました。その後数日間、ネット上では、ブログ、SNS、掲示板などで、追悼合戦やら、羽生アンチの暗躍やら、それに対する羽生ファンの応戦という図式も見うけられました。亡くなられてから10日が過ぎ、そういう喧噪も少し落ち着いてきたので、その間に考えたことや感じたことを少し語りたいと思います。

今日のテーマは、「亡くなられた直後に配信された記事の中で、不快に思ったこと」です。
おもに、日刊スポーツとNumber Webの記事について考えてみます。


ソチ銅デニス・テンさん暴漢に襲われ死亡 25歳(20180719 日刊スポーツ)

 フィギュアスケート男子で14年ソチオリンピック(五輪)銅メダルのデニス・テンさん(25)が19日、強盗に襲われて刺殺された。カザフスタンの国際ニュース通信社「カズインフォルム」をはじめ、複数メディアが報じた。

 「カズインフォルム」は、カザフスタンの保健・社会開発省関係者が一部の報道を認めたと報じた。広報のイエナル・アキムクロフ氏は「不幸なことに、彼は我々とともには、もういられません」と声明を発表した。同氏は、テンが死亡したことについて会見を開くと明らかにしたという。

 テンさんは16年3月30日、フィギュアスケート世界選手権の公式練習中に、同大会で2年連続の銀メダルを獲得した羽生結弦(ANA)の曲をかけた練習中にリンク中央でスピンを続け、羽生とぶつかりかけた。

 その場で羽生は「それはねえだろ、お前」と激怒。羽生はその後「彼自身苦しさもあっただろうし、もちろん僕にもあった。この試合で和解したいと思っていたので、握手しましたし、お互い気をつけようと話しました」と話し、仲直りするなど日本人フィギュアスケーターにとっても印象深い選手だった。



デニステン選手は、オリンピック銅メダルだけでなく、ワールドメダルも2013年と2015年、二度獲得している選手です。2015年には四大陸のタイトルもとっています。そういった実績でなく、ボストンの練習妨害事件をもちだして「日本人フィギュアスケーターにとっても印象深い選手だった」とは・・・。それは、テン選手に対しても失礼ではありませんか? 彼はカザフスタンの英雄だったし、もっと他にも書くことはあるだろうに。これほどアスリートに対する敬意のない人がスポーツ記者をしているのですね。それにしても、日刊スポーツ、結弦くんを貶める目的のためなら、故人まで利用するのでしょうか。本当に腐ってますね。


あと、この記事も、カチーン!ときたゆづファンが多かったのではないでしょうか。Number Webに掲載された田村さんのコラムです。まだ読んでない方もいるかもしれませんが、アクセス増やさない方がいいので、リンクは貼りません。長いので、結弦くんと関係ある部分だけ抜粋します。

25歳での急逝にフィギュア界が衝撃。カザフの星、デニス・テンの思い出。(2080720 Number Web)

羽生結弦の逆鱗に触れたこと。

 だが日本の一般のファンにとって、テンの名前が一躍有名になったのは、残念ながら良いニュースを通してではなかった。

 2016年ボストン世界選手権の公式練習中、テンが繰り返し羽生結弦の進路に侵入して妨害したことが報道されたのだ。

 当時テンは怪我から回復したばかり。一方羽生も故障を抱えて、どちらも体力的にも精神的にも極度に追い込まれ、余裕のない状況であった。

 公式練習の羽生の曲かけの最中に、羽生のステップシークエンスの進路の真ん中でスピンをしていたことで、テンは激怒した羽生に怒鳴りつけられる、という事態が起きると、一部の暴走したファンからテンのソーシャルメディアに嫌がらせの書き込みが殺到するという騒ぎとなった。

羽生は感情的になったことを謝罪し和解。

 この一件の翌日、一夜にしてげっそりとやつれ、まるで半分の大きさに縮んでしまったかのようなテンとプレスルームで行きあった。
「全ての日本人が、嫌がらせの書き込みをするような人間ではないことをわかって欲しい」と謝罪すると、テンは「大丈夫だよ」と弱々しいながらも笑顔を見せた。

 このとき一緒にいたテンの母親が、私ともう1人の日本人ライターに「一緒に写真を撮らせてもらえないか」と頼んできて、快諾した。あの日のテン親子は、全ての日本人を敵に回してしまったような思いを抱えていたのだろう。

 大会中に羽生は、感情的になったことを謝罪し2人は和解。

 だが一部の日本のファンの間では、テンに対するネガティブな印象が残ってしまったことは否めない。彼の妨害が故意だったのかどうか、真実を知っているのは今となっては神仏のみだ。当時激怒したファンたちも、どうか許してあげて欲しいと思う。



どうか許してあげて欲しいと思う・・・田村さんは、テン選手の代理人か母親のつもりなのでしょうか。田村さんが許しを乞うような事柄ではありません。また、「彼の妨害が故意だったのかどうか、真実を知っているのは今となっては神仏のみだ」というのなら、故意の可能性があったと、田村さん自身が認めているようなもの。本来なら追悼記事なのだから、故人の名誉のために「故意に妨害するような人ではない」と書きたいところでしょう。でも、長年フィギュアスケートを見てきている田村さんだからこそ、スケート界の闇もよく知っている。「ありえないことではない」とわかっているのです。

妨害行為はあってはならないことです。それは、上海での衝突事故をみてもわかるように、選手生命、いや生命そのものに関わる危険行為だからです。だからもし、”それ”が故意ならば、「亡くなったから許してあげて」とかいう問題ではない。「それはそれ、これはこれ」です。もちろん真相は闇の中ですが、私は、中国ファンがあげてくれた検証動画と、人一番敏感で気遣いのある「羽生結弦」をして「故意だったと思う」といわしめるほどのことが実際にあった・・・という事実を信じるだけ。私は「妨害行為はあった」と、今でも思っています。

また、ボストン事件のときの、「一部の暴走したファンからテンのソーシャルメディアに嫌がらせの書き込みが殺到するという騒ぎとなった」とわざわざ持ちだすところに、田村氏の羽生ファンへのネガティブな感情を感じるのは私だけでしょうか。

ソーシャルメディアへの書きこみに「なりすまし」が多いのは常識です。書き込んだ人達が本当に羽生ファンだと、それも日本人ファンだという証拠がどこにあるのでしょう? 当時、羽生ファンブロガーさんは、ボストン事件については示し合わせたようにほとんどがスルー。反対に、「羽生くんが神経質すぎたのでは」と、テン選手を擁護するブロガーさんまでいるほどでした。うちのブログは中国ファンの検証動画をあげましたが、そういうブログはとても少なかった。ファンブロガーなのに、なぜ結弦くんを守ろうとしないのか・・・と、羽生ファンの大人しさにむしろもどかしさを感じたほどでした。実際、今回だって、テン選手がなくなったとたん、ファンブロガーさんの間ではテン選手への追悼合戦だったじゃないですか。

羽生結弦と羽生ファンの印象を落とすためには何でもする一派が存在するのは悲しいことです。それも日本に。田村さんも、フィギュア界にどっぷり身をおいて、そういう存在をまったく知らないはずがない。なのに、こういう記事を書くのですね。だから、そういう一派と同類だと思われてるのですよ。

田村さん著書の「挑戦者たち 男子フィギュアスケート平昌五輪を超えて」を図書館で借りて読んで、「ボランティアで通訳しておられて大変ね~」と、ちょっと好意的になりかけたけど、売るためにか、著書では結弦くんに好意的なふりをしたとしても、こういうときに本音がポロリとでてしまうのか・・・と少しがっかりしました。日経の原氏とか日刊スポーツの高場氏とか、新聞社の記者は少々やらかしても守られてるけど、フリーのライターは立場が弱い。あまりやらかすと、青嶋氏みたいに表舞台から干されることもある。田村さんはそのあたりが青嶋氏より賢いだけで、やはり油断のできないライターさんなのだとあらためて痛感しました。日刊スポーツの記事同様、田村さんのコラムは、結弦くんだけでなく、テン選手に対しても失礼だと思います。田村さんにかわりに許しを乞われても、テン選手は全然嬉しくないでしょう。

最後に・・・私が一番カチン!ときたのはこの部分です。
大会中に羽生は、感情的になったことを謝罪し2人は和解・・・和解はしたのは事実ですが、結弦くんが「謝罪」したという事実は聞いたことがありません。これでは、日本スケート連盟がカザフ側に謝罪もしてないのに、「日本のスケ連からカザフスタンに謝罪があった」というフェイクニュースを流したカザフスタン政府と同じじゃないですか。

他にも変な記事(女性自身とか)がありましたが、とりあげる価値もない糞記事なのでスルーします。結弦くん・・・というより、羽生ファンを貶めるような内容の記事でした。結弦くんを下げようにも、本人が立派すぎて下げようがないので、かわりに羽生ファン下げが横行してきてますね。田村さんの記事も、そのひとつ(田村さんの記事は羽生下げもセットになってるけど)。

田村さん、羽生ファンなんかよりもっともっと、はるかに悪辣で卑劣な一派をよくご存じでしょう? 羽生ファンのことはあーだこーだ書くのに、そのことには、今も昔もまったく触れないのですね・・・。


7月23日付けのスポルーティバに、折山さんのコラムがあがっています。
こちらの方はボストン事件には触れていません。故人に敬意を表し、功績を振り返るのみ。
本当に故人に敬意があれば、これが正しい追悼記事だと思います。

追悼デニス・テン。冷静で美しい滑りを見せてくれたカザフスタンの英雄
https://sportiva.shueisha.co.jp/clm/othersports/figure/2018/07/23/post_18/


まだこの記事は続く予定ですが、長くなってきたので、今日はこのへんで。


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テーマ : フィギュアスケート - ジャンル : スポーツ

2018/07/27 15:15 | テレビ番組・コラム(2018-2019)COMMENT(21)TRACKBACK(0)  TOP

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