オーサー「スケートで競うことが結弦の血に流れている」&読売新聞の号外が神! 

国民栄誉賞授与式の後、復興庁で特別感謝状の贈呈式もありました。

羽生選手に特別感謝状=復興庁、被災地に希望と元気(20180702 時事通信)

 復興庁は2日、平昌冬季五輪で連覇し、この日国民栄誉賞が授与されたフィギュアスケート男子の羽生結弦選手(23)=ANA=に特別感謝状を贈呈した。

 吉野正芳復興相は「被災地の方々に夢と希望とそして元気を与えてくれた」とたたえると、羽生選手は「復興の力と言っていただけるのは、僕を応援してくれるたくさんの方々の力があったからだと、心から日々感謝している」と笑顔を見せた。

 仙台市出身の羽生選手は「自分の結果やスケートが復興の力になるようにさらに努力を続けて、自分を高めていきたい」と語った。東日本大震災の被災3県の特産品である岩手の「紫根染名刺入れ」、宮城の「玉虫塗ボールペン」、福島の「会津桐の宝石箱」も贈呈された。
 


羽生、仙台愛たっぷりで賞!国民栄誉賞表彰式に「仙台平」のはかま姿/フィギュア(20180703 サンスポ)

 今年2月の平昌五輪フィギュアスケート男子で、66年ぶりの五輪2連覇を成し遂げた羽生結弦(23)=ANA=は2日、首相官邸で行われた国民栄誉賞表彰式に出席した。人間国宝の甲田綏郎(よしお)さん(89)から贈られた故郷仙台の伝統織物の紋付きはかま姿で臨み、安倍晋三首相(63)から表彰状と盾が贈られた。受賞者の希望も込められる恒例の記念品は辞退した。

 金屏風(びょうぶ)の前で、安倍首相から表彰状と盾を受け取った。個人としては最年少、スケート界で初めて国民栄誉賞を受賞した23歳の羽生は、言葉を選びながら万感の思いを口にした。

 「自分だけで取れるものではない。(歴史を)切り開いてくださった方々がたくさんいて、代表として頂いた。これからも国民栄誉賞の名に恥じないスケートをしていくことが大事」

 仙台市出身の羽生は人間国宝の甲田綏郎さんから贈られた故郷伝統の織物「仙台平」のはかま姿で晴れ舞台に登場した。

 安倍首相 「どんな格好をしても似合いますね」

 羽生 「自分らしさもあってもいいかなと。スケーターとして羽生結弦としてここにいられたらと思いました」

 記念撮影など約5分間の最後には、握手を交わして、祝福を受けた。

 羽生は受賞者の希望も込められる恒例の記念品については辞退した。「皆さまとともに取れた賞。僕個人の気持ちはあまり出したくない」と理由を説明した。4歳でスケートを始め、2011年に仙台市のリンクでの練習中に東日本大震災に遭い、避難所生活を経験した。「賞をもらったことで(被災者が)少しでも希望を抱けるきっかけや皆さまの心が一つになる存在になりたい」と語った。

 痛めた右足首の状態も良くなっている。グランプリ(GP)・シリーズは11月に第3戦のフィンランド大会、第5戦のロシア杯に出場し、12月の全日本選手権に備える予定。4年後の北京五輪については「特に考えていません」と慎重だったが、世界初の4回転半ジャンプの成功に意欲を燃やす。「(4回転半ジャンプ成功など)達成したいことはいろいろまだある」と新シーズンへ気持ちを新たにした。

安倍晋三首相
「国民の期待が高い。さらに頑張っていただきたい」

★人間国宝の甲田綏郎さんから贈られる

 はかまは江戸時代から続く絹織物「精好仙台平」の技術保持者として人間国宝に認定された仙台市の甲田綏郎さん(89)から贈られた。羽生家の家紋が入っており、羽生は「伊達藩の藩主の方々が使っていたこともあって非常に素晴らしいもの。本当に快適に身に着けさせてもらっている」と話した。

 テレビで流れた昼のニュースで授与式の様子を見た甲田さんは「羽生選手は仙台を代表し、震災復興にも尽力しているため、式には立派な装いで臨んでほしかった」と喜んだ。

 「仙台平」は100万円以上する高価なものもある。



結弦くんが「仙台平」の羽織袴で授与式に臨んだことで、「仙台平」に注目が集まり、問い合わせが殺到してるそうです。

結弦くんは、仙台観光ポスターのモデルになったときも、仙台平の羽織袴を身につけていました。そのときに初めて「仙台平」という名品が存在することを知って、小物などを買い求めた羽生ファンも多かったと思います。結弦くんほど有能な広報マンは他にいないでしょう(笑) かくいう私も、結弦くんのポスターをきっかけに仙台平の札入れを購入したものでした。柄は、結弦くんがポスターで着ていた袴と同じものです。

仙台平札入れ


今日の日経の記事です。悪名高い原さんにわりにはいい記事かと思います。

フィギュア変えた勝負師 羽生選手に国民栄誉賞 (20180703 日経新聞)

 2月の平昌冬季五輪で66年ぶりにフィギュアスケート男子を連覇した羽生結弦(ANA)が2日、27人・団体目の国民栄誉賞受賞者となった。23歳での受賞は個人では最年少で、冬季スポーツでは初めてだ。(原真子)

 「すべてを征服したいって思うんだよね。野球に関してだけは」。国民栄誉賞第1号、世界の本塁打王の王貞治さんから聞いたことがある。一番になった喜びすら譲りたくないから、そのための労は惜しまない。

 このギラギラした欲こそアスリートの本能で、その勝負にかける姿は美しい。フィギュアスケートで、それをはっきり見せたのが羽生だろう。練習仲間のハビエル・フェルナンデス(スペイン、平昌五輪銅メダリスト)が語るように「結弦はいつも一番でいたい人」。これこそが66年ぶりの偉業を成し遂げた原動力だ。

 常に上を目指す姿は、男子フィギュアも変えた。かつては「ルールの中でどう自己表現するか」により重きを置く人が多かったと思う。採点競技は審判によって傾向が変わり、自分でどうにもできない部分が多いからかもしれない。

 一方、羽生は自己表現に加えて勝つことを明確に意識し、「ルールの中でどう戦うか」という視点を前面に出した。折しもシニアに上がった2010年、4回転ジャンプに挑戦しやすくなるよう、基礎点が上がり、回転不足の減点幅が小さくなるルール変更がなされた。新しいルールの浸透とともに、羽生はジャンプの質を上げていった。

 他の選手も上に行くには、難度の高いジャンプに挑むしかない。各選手が試合で様々なジャンプを試し、互いの力量を見極め、シーズンで一番大きい大会に臨む。かつてないほど男子フィギュアはスリリングな競技になった。特に羽生が勝利にかける気迫は、一打逆転の場面で打順が回ってきた4番打者のようで、観客をゾクゾクさせるオーラがある。それは高い演技構成点にも反映された。

 今季は再びルールが改正され、ジャンプの基礎点が下がった一方、ミスした際の減点幅は上がり、4回転を跳ぶリスクが上がった。「もともと難しいジャンプを跳ぶタイプじゃない。スピンも表現も(重視して)全部でプログラムを作るタイプ」と1年以上も前に話していた羽生。再び変わったルールの下でどう戦うか。新たなスタンダードをつくるのも彼なのだろう。

■オーサー氏「歩み止めず、未知の領域」

 フィギュアスケートの五輪王者が現役を続けることはまれだ。続けるにしても休養をとる。しかし、結弦はソチ五輪後も歩みを止めなかった。そんな選手は見たことがなく、それ以降はコーチの僕にも未知の領域で手探りだった。

 6年前に初めて会った時の結弦は目立ちたがりで夢あふれる、スケートを愛する少年。僕はほかの選手同様、結弦に練習スケジュールを指示し、基本的な訓練を徹底させた。

 しかし、時とともに選手、そしてコーチとの関係も変わる。ハビエル・フェルナンデスは今も常に、僕らに(演技の)方向性や練習でアドバイスを求める。一方、結弦は自分の考えがあり、全てを自分でコントロールしたい。あれこれ指図する必要がないタイプだ。

 昨秋、足首をケガした時も、経過報告は随時受けたけれど、メンタルトレーニング、治療は彼の責任でやっていた。でも、ケガした直後、僕は一つだけ言った。「世界最高得点での優勝は無理でも、五輪の連覇を目標にするなら間に合う。夏の時点で五輪に出られる状態まで仕上がっていたから、短期間で戦える状態に戻るよ」と。それが結弦に希望を与えたと思う。いつもは出遅れると、埋め合わせようとしゃかりきになる結弦が、周囲の意見を聞き、ゆっくりと段階を踏んでいた。

 彼を通じて、選手にはいろいろなタイプがいると、改めて学んでいる。コーチの仕事は、選手たちがやりたいことができるツール、スケートの基礎を与えることだって。それを使って、選手に個性を羽ばたかせてもらえればいい。

 この6年で結弦には環境の変化もあった。ソチ後、急激にスター、僕には理解も及ばないようなレベルのスターになった。多くの人、ファンの人生に影響を与えているし、不可能な期待もたくさんかけられる。

 そんなスターの立場を結弦は理解し、責任も自覚している。神様が、「スターという地位との付き合い方」という才能も与えたんだと思う。

 プレッシャーは相当だろう。練習拠点のトロントでの結弦は常に「オン」の状態だ。まず第一に「素晴らしいスケーター」でなければいけないのだ。練習一色で、(日本より人目のないカナダでも)誰かと遊ぶこともほとんどないし、あまり人と関わらない。

 6月、神戸でのアイスショーのリハーサルで、昔のように、他のスケーターとはしゃぐ姿を見てうれしかった。「楽しい時間を過ごしているんだな」と。今、結弦にそんな時間はほとんどないから。

 疲れもあるだろうに、3月末には現役続行を正式に告げてきた。驚いたけれど、予感はあった。彼は勝つことが好き。スケートで競うことが彼の血に流れている。それが羽生結弦という人なんだ。



確かに結弦くんは特異な五輪金メダリストです。プルさんでさえ、トリノで五輪金をとった以降、ワールドには一度も出場していません。ヨーロッパ選手権とナショナルとGPシリーズのロシア杯くらい。出る試合を絞っています。テサモエも、ソチ五輪で銀をとったあと2シーズン休養してますね。怪我や病気で出場不可にならない限り、あらゆる試合を出場し続けているのは結弦くんぐらいでしょう。結弦くんは、「なぜ試合に出続けるのか?」という記者の質問に、以前こう答えていました。「それは、僕が現役だから」と。現役である以上、彼にとってはごく当たり前のことなのです。


各紙の国民栄誉賞の記事を比較すると、一般紙では読売、スポーツ紙ではスポニチとスポーツ報知がダントツにGOODです。カラーで扱っているのは、あとはデイリースポーツくらいでしょうか(ただし関西版です。関東版はまた違うようです)。東京の有名な落語家さんの訃報と重なったこともあり、一面で扱っているスポーツ紙は関西ではありませんでした。
あと「神」なのは、読売さんの「号外」です。さすが官邸御用達の読売(笑) 販売店さんでいただきました。


20180702読売号外1

20180702読売号外2

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テーマ : フィギュアスケート - ジャンル : スポーツ

2018/07/03 15:25 | その他(2017-2018)COMMENT(4)TRACKBACK(0)  TOP

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