羽生結弦、周囲も語るその“効率の良さ”&五輪後に明かした胸中

最近評判の悪いAERA.dotのネット記事ですが、今回のは後藤さんなので大丈夫です。
それにしても、同日に後藤さんの記事2本とは。
最近、中京ローカルアナの「仙台に逆襲」とかいうわけわからん地元びいきの引き倒し記事や、元アエラ女性記者の気持ちの悪い羽生サゲ記事で、すっかり羽生ファンの評判を落としているAERA.dot。
AERA関係者の中では、一番常識派で、羽生ファンからも比較的評判のよい後藤記者で汚名挽回のつもりかしら。もう、アエラのフィギュア記事はずっと後藤さんでいいよ・・・。


羽生結弦、周囲も語るその“効率の良さ” スポーツの新しい流れ生み出す(20180719 AERA)

 平昌五輪で2連覇を成し遂げた羽生結弦。彼にまた一つ勲章が加わった。国民栄誉賞──。その存在が国民に大きな影響を与えたことの証しだ。感動や勇気だけではない、その練習スタイルも社会にメッセージを投げかける。

*  *  *
「みなさんの思いがこの背中を押して下さった」

「ここまで切り開いて下さった方々がたくさんいらっしゃる中で、環境に恵まれながらいただいた賞だと思う」

 7月2日に国民栄誉賞を受賞した羽生結弦の言葉には、ファンや関係者に支えてもらったことに対する感謝や敬意がたくさん込められていた。

 受賞が決まった時の気持ちを聞かれた際は、「みなさまの力が、みなさまに還元されているんだなって思えた」「みなさまの力が僕に注がれて、その力がみなさまに巡っていくためには、期待に応えなくてはいけない」と話すなど、10回以上も「みなさま」と口にした。「たくさんの方々」という表現も使い、何度も何度も、周囲に対する心からの感謝を言い表そうとしていた。

 多くの人が、直接的に間接的に羽生に関わり、支えてきた。どうやって感謝の気持ちを言葉にするのかを、羽生はたくさん考えてきたのだろう。

 ただ、スポーツは、社会に支えられる側になるだけではない。国民栄誉賞は、国民に深い感動と勇気、社会に明るい夢と希望を与えた者に贈られるものだ。スポーツやスポーツ選手が、社会を支える側になることもできる。

 羽生は、その競技への取り組みや言動を通じて、社会に大きなインパクトを与えられる存在だ。東日本大震災による被災と、平昌五輪直前の大きなけがという困難を乗り越えて、フィギュアスケート男子で66年ぶりとなる五輪連覇という世界的偉業を達成し、私たちに感動を与えてくれた。

 そんな有名な物語に埋没してしまったが、社会にいい影響を与えることができる羽生の物語は他にもある。その一つは、練習時間の短さだ。

 カナダ・トロントに拠点を移したシーズンの2013年1月、「(日本にいた)昨シーズンの練習は45分とかでした。(トロントでの練習は)ぜいたくな感じですね。それぐらいやったのって、日本ではあまりなくて」と語っている。16年12月、フランスであったグランプリ(GP)ファイナル後には、「練習時間は人よりもすごく少ないと、自分でも自負している」と語った。小学生時代の羽生を指導した都築章一郎コーチも、「あの子は効率的なスケーター。他の子と比べたら3分の1くらいの練習量だ」と話す。

 羽生のスケート人生は、けがや病気との闘いだった。ぜんそく持ちで薬が手放せず、14年ソチ五輪後も発作が出ることがあった。食が細く、風邪を引きやすい。両足首、股関節、左ひざだけでなく、背中や首も痛めたことがある。

 けがや病気を避けるために、羽生は練習時間を短くした。週に4日か、多くても5日。氷上練習は2時間程度だ。日本の他の選手が、週6や7日、1日に4時間前後も滑るのと比べると短い。

 その分を「研究」で補った。成功するジャンプに共通する体の動きなどを「最大公約数」と呼び、ノートに書き留めてきた。

「どこがだめだったのか、どこが良くて跳べたのか。そこをどんどん突き詰めて、自分の理論を確立させる。絶対見つけなきゃいけないポイントみたいなものが見つかってくる」

 と羽生は語った。平昌五輪前は、右足首を捻挫して約2カ月間休み、本番までの練習期間は1カ月ちょっとというなかで金メダル。一定期間、休んだとしても、短い期間で休養前の感覚を取り戻せるのは、短い練習時間でいいパフォーマンスをするための取り組みをしてきたからだろう。

 日本のスポーツは、長時間練習を美徳としてきた。スポーツの世界だけではない。何か一つのことに長い時間を費やすことを、日本人は尊ぶ。

 長時間の努力が良い成果をもたらすことは、もちろんあるが、負の側面も語られる。日本の長時間労働は、悪い面の一つだろう。社会が、滅私奉公できる人材を求め、部活のようなスポーツも、そんな社会が求める人材を生産していた側面がある。

しかし現代は、短い時間で大きな成果を上げる効率の良さや、他と違う価値を生み出すことが求められるようになってきた。部活動でも、練習時間を短くしたうえで成績も求める選手やチームが出始めている。

 氷の上での練習が短い点は、世間の評価や物差しにとらわれない羽生なりの取り組みだと言える。研究や工夫をすることで、時間の短さを補うことができるという、日本のスポーツや社会の新しい流れを、羽生は体現した。(文中敬称略)(朝日新聞オピニオン編集部・後藤太輔)

※AERA 2018年7月23日号より抜粋



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羽生結弦「いろんなことをしゃべるほど嫌われるし…」五輪後に明かした胸中(20180719 AERA)

 五輪2連覇を果たしたフィギュアスケートの羽生結弦が、国民栄誉賞を授与された。受賞後の言葉からは、23歳の青年の並々ならぬ覚悟が感じられた。

 羽生は国民栄誉賞の表彰式後にこう語った。

「これからも私生活含めて、常にいろんなことに気を使って、後ろ指をさされないような生き方をしていきたい。この国民栄誉賞というすばらしい名に恥じないようなスケートをしていく」

「期待に応えられるだけの努力、技術、芸術を持っていなくてはいけないと強く思っている」

 元プロ野球選手の福本豊は、1983年に通算盗塁の当時の大リーグ記録938を超えて「世界記録」をつくった際に国民栄誉賞受賞を打診されたが、辞退した。後に、

「素行に自信がなかった。マージャンにパチンコ。酒も飲む、たばこも吸う。『立ち小便もできなくなる』と言うたのもほんまです」

 と語った。この賞を受けたからには、常に立派でなくてはならないという重圧があるかもしれないが、まだ23歳の羽生には、若者らしい自由な発想で、失敗を恐れないでやりたいと思うことをやってほしい。

 平昌五輪で金メダルを獲得した翌日の会見で、

「嫌われたくないって思うし、いろんなことをしゃべるほど嫌われるし、書かれるし、うそみたいな記事も出てくるんだろうなって思います」

 と漏らしたことも気になる。最近では、プライベートな時間や空間にいても、写真を撮られてしまうことを気に病んでいるとも聞く。

 時の人であり、注目される羽生を商品として消費しようとする動きがあるのは、ある程度は仕方がないのかもしれない。ただ、アスリートの価値の本質は、目標を掲げて挑戦し、失敗しても工夫や準備を続けてまた再挑戦をする、その姿勢や心構えだ。イメージや、人気と売れること自体が大切なタレントとは、少し違う。羽生が、イメージばかりを気にせず、自分らしさを押し殺さないようにいられる環境であれば、と願う。(文中敬称略)(朝日新聞オピニオン編集部・後藤太輔)

※AERA 2018年7月23日号より抜粋



最近では、プライベートな時間や空間にいても、写真を撮られてしまうことを気に病んでいるとも聞く・・・そういえば、ツィッター情報ですが、ファンタジーオンアイスでも、出待ちのファンやカメラをもった怪しげなおじさん達が出入口で待ち構えていて、結弦くんは、他のスケーターとは別行動。他のスケーターは、皆バスに乗り込んだけど、結弦くんだけ一人で乗用車へ。それも、建物から出て乗車するときまで、黒い暗幕が張られて、写真を撮られないようにしていたと。

結弦くんは、トロントでは知らない人がいないくらいすごくセキュリティがしっかりしたアパートメントに住んでいるそうで、一応トロントでは「仙台ルール」みたいなものがあって、みかけてもほおっておいてくれると。中には、クリケットに通うためのバスに、時間を合わせて乗ってくるようなストーカーっぽいファンもいたようですが、それでも日本の窮屈さに比べれば、比ではないでしょう。

いろいろありますが、結弦くんがトロントに帰ったときくとホッとする一番の理由は、日本でいるよりは、精神的に楽だろうなと思うから。結弦くんは、五輪二連覇のために、「たくさんの幸せを捨ててきた」と言ってました。友達と食事するとか遊ぶとか、もうそういうレベルの話じゃなくて、「一人でコンビニにフラリと入る」とか「明石焼を食べに店に入る」とか「他のスケーターと一緒のバスに乗れる」とか、有名になればなるほど、名声を手に入れれば入れるほど、捨てなければならない幸せのレベルがどんどん下がっていってるような気がします。後藤さんは「イメージや、人気と売れること自体が大切なタレントとは、少し違う」と書かれていますが、ジャニーズクラスのアイドルでも、コンビニには自由に行ってるし、電車にも乗っている。そう考えると、想像を絶する窮屈さですよね。

今はトロントで、来るシーズンに向けて、しっかりいい練習ができてることと思います。8月の公開練習が楽しみです。どんなプログラムが用意されているのでしょうか。


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今、ツィッターで少し話題になってます。海外の人が作ったコラ画像みたいなんですが、出来の良さにびっくり。オーサーを囲む6人の弟子の国籍が全員違うというのもすごいです。でも、やはりチームクリケットに、ボ-ヤンはいませんね・・・。


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テーマ : フィギュアスケート - ジャンル : スポーツ

2018/07/19 17:30 | テレビ番組・コラム(2018-2019)COMMENT(15)TRACKBACK(0)  TOP

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