ウィルソンの予言「結弦は五輪の金メダルを、2回取れる」 

昨日は、ジュニアグランプリシリーズの第一戦、男子シングルと女子シングルのSPがありましたね。
男子SP一位は、クリケットのゴゴレフくん。女子SP一位は、エテリ組のシェルバコワちゃんでした。

シェルバコワちゃん、2Aしか入れてないのに、3Aを綺麗に跳んだゴゴレフくんとTESがあまり変わらないという(44.56と43.40)。2A、両手タノ3F、両手タノ3Lz-3Lo(しかも後半!)のジャンプ構成もすごいですが、一番印象に残ったのは、氷をすくって宙に放り投げる振付。エテリ組は、もう「春よ、来い」もチェック済みですか?(笑)


さて・・・先日、ウィルソンのインタビュー記事についてとりあげましたが、追加したいことを思いだしたので。

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この本は、ソチ五輪シーズンのガイドブックで、朝日新聞社からでています。1年に一度でる朝日のガイドブックは、毎年微妙でパスしてるのですが(笑)、この号だけは気に入って買いました。結弦くんのページは8ページほどですが、お写真も記事もとてもよかったので。そこで、ウィルソンがこんなことを言っていました。当時、とても印象に残った言葉です。

「実はジャンプより、振り付けをしっかりこなすことのほうが、エネルギーを必要とする」という振付師のデヴィッド・ウィルソンは、「去年、結弦は振付の多くをはしょった。骨のような、何も残っていない状態だった」と手厳しい。インフルエンザを患い、ひざや足首を痛めた後の世界選手権の演技は、キム・ヨナ(韓国)やパトリック・チャン(カナダ)ら世界トップの選手の振り付けを手がけるウィルソンにとっては、不満なものだったのだろう。

「簡単なプログラムはやりたくない。ジャンプやスピンをやるつつ、息切れしないようにし、省略しないようにすることが目標だ」とウィルソン。「それができれば」という条件付きで、羽生にこんな期待をかけた。
「結弦は今回、五輪王者になれる。そして、次も狙える。五輪の金メダルを、2回取れる可能性がある」



結弦は今回、五輪王者になれる。
そして、次も狙える。
五輪の金メダルを、2回取れる可能性がある


ソチ五輪前のウィルソンの予言は完全に当たったわけです(笑) すごく嬉しい言葉だけど、当時は「ウィルソン、パトリックの振付もしてるのに、そんなこと言っちゃっていいのかしら?」と、ちょっと驚いたものでした。しかし、今にして思えば、このウィルソンの予言の陰には、結弦くんの「手助けして下さい。覚悟はできています。オリンピックチャンピオンになるためなら、死ぬ気で何でもやります。2018年まで待てません。今なりたいんです」という、ウィルソン宛の手紙があったわけで。2016年頃のインタでも、その手紙のことに触れながら、「激しい子だよ」とウィルソンは言っていました。

確かに当時のパトリックは強かった。ワールド三連覇で絶対王者と言われていた。でも、かつて町田さんが言ってたように、結弦くんは「自分がネズミで相手がライオンであったとしても怯まず向かっていく」性格。五輪チャンピオンになれるポテンシャルは十分にある。それならば、「絶対獲る」という執念こそ、五輪チャンピオンになるには何よりも必要なものだと、ウィルソンはわかっていたのでしょう。そして、結弦くんは若い。その執念を持続できるなら、今回のみならず、次の五輪も金メダルを狙えると思ったのでしょうね。

ウィルソンから、この言葉を引き出したのは、日本のメディアでは、私が知る限りでは朝日だけでした。朝日、この記事に関しては、グッジョブだと思います。


ウィルソンにロミジュリを振付してもらってる映像です。今見ると、懐かしいです。ツイよりお借りします。



2013-2014オフィシャルガイドブック1

2013-2014オフィシャルガイドブック2

2013-2014オフィシャルガイドブックより。18歳当時のこの透明感よ・・・(そして、5年たっても透明感はそのままという奇跡)。


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テーマ : フィギュアスケート - ジャンル : スポーツ

2018/08/24 10:40 | クリケット・恩師COMMENT(4)TRACKBACK(0)  TOP

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